12 / 27
幕間 少女達の放課後
しおりを挟む
本日、辰子ちゃんはロクデナシを抱えて空を飛んで学校に来ました。理由は遅刻しそうになったからだそうです。
結果として時間には間に合いましたが、教師に危険行為だと2人揃って怒られました。そのことを気にしているのか、辰子ちゃんが割と凹んでます。由々しき事態です。
ですがポンコツと一緒に登下校する事を辰子ちゃんが望んでいる以上、今回と同じ事が再発する可能性は非常に高いと言わざるを得ません。あの駄目人間が寝坊などしなければ済む話ではありますが、まぁ無理でしょう。鈴木さんですから。
この問題を解決するために必要なことはポカをさせないことではなく、アレがやらかした後のフォローです。つまり、時間通りに登校するにはどうすればいいのか?
「安全に飛べるようにしてしまえばいいのです。Q.E.D」
「......アイちゃんってたまに俊也より頭悪くなる時があるよねー」
失敬な。自慢ではありませんが中学の成績は体育の実技以外は全て満点だったのですよ?
「あれ、アイちゃん運動も得意じゃなかったっけ?」
「基準がキュクロプスでしたから。ハンドボール投げ100mでクラス最下位とか、100m走平均4秒とか無理ですよ......」
「それは無理ゲーね……ま、私は余裕だけど!」
ハイ、ドヤ顔辰子ちゃん可愛い。抑えているつもりなのでしょうが尻尾の先っぽが嬉しそうに左右に揺れています。可愛いので腹も立ちません。辰子ちゃんにとっては事実を言っただけでしょうし。種族の違いによる身体能力の差は僻むだけ無駄です。
「でも、辰子ちゃん走るの苦手ですよね?身体構造的に」
「本気で飛んだら秒速100mとか出せるからセーフ」
何がセーフなのでしょうか。というか時速になおしたら360kmで飛べちゃうんですか。戦闘機かなんかですか。
「ますます安全策が必要ですね……」
「ハァ......それで具体的にはどうするつもりなの?こっちの世界まで連れてきてさ」
そう言ってだだっ広い草原に座っている辰子ちゃんは空を見上げました。二つの太陽が輝く空を。
「魔術世界の方が物価が安いですから。欲しい材料も手に入りやすいのでどうせなら、と思いまして」
「そんな軽い気持ちで行き来できるほど簡単な仕組みじゃないよね?渡航って複雑な手続きと高額な費用が必要だった筈だよ?」
「私の場合、母が母ですから」
私の母は空間操作に関する魔術の天才で、魔術世界と科学世界の移動手段、架け橋の管理と運営を統括しているのだが、実は個人でも転移できる。そんな母に頼んで向こうからこちらに連れてきて貰ったのだ。
「ねぇ、アイちゃん。これって職権濫用にあたるんじゃないの?」
「大丈夫ですよ、母は職務と無関係なことしかしてませんから」
国への申請無しで渡航する事は法律で禁止されている。本当なら架け橋は個人単位での使用が許される代物ではない。
「でも今の法律で禁止されているのは架け橋での移動だけなんですよねー。この国の場合他の手段での入国は制限されてないんですよ、入国税を払えばですけど」
「不法入国じゃん!?」
失敬な。法律での言及がない以上法に反してはいません。個人で空間跳躍だなんてふざけた真似が出来る魔術師なんて母を含めて世界に5人もいませんからね。
しかも現在地と跳躍する先の座標を正確に知らないとできない術らしいので、実際にできるのはあちらとこちらを頻繁に行き来している母ぐらいのものですから法律を作る際に考慮されなかったのでしょう。
「それ、法の抜け穴を悪用しているだけだよね?」
「抜け穴を作る方が悪いのです。さぁ行きますよ」
「待って待って、結局アイちゃんの言う安全策って何のことなの?」
「まだ秘密です」
「わかった、座り込みを決行するね?教えてくれるまでここから動かないもん」
こ、困りました。人間のお友達なら抱え上げて連れて行けちゃうのですが、辰子ちゃんではそうはいきません。ドラゴン族としてはともかく、私から見た辰子ちゃんは大き......いや、ふくよ......失礼、ワガママなダイナマイトボデーという奴ですからね。
「......なんだか失礼なこと考えてない?」
「イイエベツニ。わかりましたよ、お教えしましょう。私の考えた安全策とは......」
「とは?」
「飛行時に人を乗せる用の鞍を作ることです!」
「えぇっと、鞍ってお馬さんの背中についてるアレ?」
「アレです」
要は人を安全に乗せる為の機能があればいいんです。命綱でもつけておけば落下への対策になりますし、シートベルトのように体を固定する器具があれば手を滑らせて落っこちる、なんてことも防げます。
「もちろんデザインは考えますよ、鞍を着けたい女の子なんていませんから。そうですね......リュックサックと一体化した構造などいかがでしょう。両手を空けて登校できますよ?」
「いくつか質問してもいいかな?」
「えぇ、もちろん」
私の完璧プランに穴などありませんけどね!
「誰が作るの?」
「私が作ります、お裁縫は大得意ですから」
「材料はどうするの?」
「市場に出回るものの中でも安くて大きい牛革を使います。あちらでは高額ですが、こちらの牛は巨大ですからね。おそらく外側の革よりもクッションとして中に詰めるつもりの綿の方が高くつくと思います。それでも1万円もしませんけど」
「それでわざわざこっちの世界に来たんだね……じゃあ、最後」
「はい、なんなりと!」
我が理論に死角なし、どこからでもかかってくるがいいのです!
「そんな大きな物、学校にいる時はどこに置けばいいのかな?」
「......あ」
失念していました。校庭に置いたら置いたで場所を取りすぎて邪魔ですし、他における場所なんてありません。
「......背負っておくとか?」
「やっぱりアイちゃんは俊也より頭悪くなる時があるよねー」
「ウグッ」
「それに落ちなくても人を乗せて飛ぶのって危ないんだよね、バードストライクとかあって」
「ウグウグッ」
「そもそも先生に一度言われた時点でどんなに安全でも俊也は乗ってくれないと思うんだよねー」
「ウグァッ!?」
か、完敗です。グウの音もでないとはまさにこの事。流石辰子ちゃん、この私を論破するとは中々やりますね!
「ハァ......せっかく良い案だとおもったのに......私も辰子ちゃんとお空飛びたかったなぁ」
私が落胆と共にそう呟いた時でした。
「じゃあ、今日はそうする?」
「へ?」
辰子ちゃんが悪戯っぽい笑みを浮かべてそんな提案をしました。
「科学世界は建物がいっぱいでぶつからないよう高く飛ばないといけないけど、こっちなら大丈夫だし。本当なら低く飛んでも危ないんだけど、アイちゃんなら大丈夫だろうし」
「10mくらいなら落ちても平気ですからね」
そういえば人間の場合は危ないらしいですね、今日の昼休み教えてもらいました。父も母も迂回は嫌だからと崖を飛び降りるような人達でしたから......辰子ちゃんが教えてくれなかったら大変な事になってましたね。
「先生に見られることも絶対ないから大丈夫だよね、どうするアイちゃん?」
「もちろん、お願いします」
そう言って張り切って差し出された大きな手に乗せて貰った私は......後悔することになりました。
結果として時間には間に合いましたが、教師に危険行為だと2人揃って怒られました。そのことを気にしているのか、辰子ちゃんが割と凹んでます。由々しき事態です。
ですがポンコツと一緒に登下校する事を辰子ちゃんが望んでいる以上、今回と同じ事が再発する可能性は非常に高いと言わざるを得ません。あの駄目人間が寝坊などしなければ済む話ではありますが、まぁ無理でしょう。鈴木さんですから。
この問題を解決するために必要なことはポカをさせないことではなく、アレがやらかした後のフォローです。つまり、時間通りに登校するにはどうすればいいのか?
「安全に飛べるようにしてしまえばいいのです。Q.E.D」
「......アイちゃんってたまに俊也より頭悪くなる時があるよねー」
失敬な。自慢ではありませんが中学の成績は体育の実技以外は全て満点だったのですよ?
「あれ、アイちゃん運動も得意じゃなかったっけ?」
「基準がキュクロプスでしたから。ハンドボール投げ100mでクラス最下位とか、100m走平均4秒とか無理ですよ......」
「それは無理ゲーね……ま、私は余裕だけど!」
ハイ、ドヤ顔辰子ちゃん可愛い。抑えているつもりなのでしょうが尻尾の先っぽが嬉しそうに左右に揺れています。可愛いので腹も立ちません。辰子ちゃんにとっては事実を言っただけでしょうし。種族の違いによる身体能力の差は僻むだけ無駄です。
「でも、辰子ちゃん走るの苦手ですよね?身体構造的に」
「本気で飛んだら秒速100mとか出せるからセーフ」
何がセーフなのでしょうか。というか時速になおしたら360kmで飛べちゃうんですか。戦闘機かなんかですか。
「ますます安全策が必要ですね……」
「ハァ......それで具体的にはどうするつもりなの?こっちの世界まで連れてきてさ」
そう言ってだだっ広い草原に座っている辰子ちゃんは空を見上げました。二つの太陽が輝く空を。
「魔術世界の方が物価が安いですから。欲しい材料も手に入りやすいのでどうせなら、と思いまして」
「そんな軽い気持ちで行き来できるほど簡単な仕組みじゃないよね?渡航って複雑な手続きと高額な費用が必要だった筈だよ?」
「私の場合、母が母ですから」
私の母は空間操作に関する魔術の天才で、魔術世界と科学世界の移動手段、架け橋の管理と運営を統括しているのだが、実は個人でも転移できる。そんな母に頼んで向こうからこちらに連れてきて貰ったのだ。
「ねぇ、アイちゃん。これって職権濫用にあたるんじゃないの?」
「大丈夫ですよ、母は職務と無関係なことしかしてませんから」
国への申請無しで渡航する事は法律で禁止されている。本当なら架け橋は個人単位での使用が許される代物ではない。
「でも今の法律で禁止されているのは架け橋での移動だけなんですよねー。この国の場合他の手段での入国は制限されてないんですよ、入国税を払えばですけど」
「不法入国じゃん!?」
失敬な。法律での言及がない以上法に反してはいません。個人で空間跳躍だなんてふざけた真似が出来る魔術師なんて母を含めて世界に5人もいませんからね。
しかも現在地と跳躍する先の座標を正確に知らないとできない術らしいので、実際にできるのはあちらとこちらを頻繁に行き来している母ぐらいのものですから法律を作る際に考慮されなかったのでしょう。
「それ、法の抜け穴を悪用しているだけだよね?」
「抜け穴を作る方が悪いのです。さぁ行きますよ」
「待って待って、結局アイちゃんの言う安全策って何のことなの?」
「まだ秘密です」
「わかった、座り込みを決行するね?教えてくれるまでここから動かないもん」
こ、困りました。人間のお友達なら抱え上げて連れて行けちゃうのですが、辰子ちゃんではそうはいきません。ドラゴン族としてはともかく、私から見た辰子ちゃんは大き......いや、ふくよ......失礼、ワガママなダイナマイトボデーという奴ですからね。
「......なんだか失礼なこと考えてない?」
「イイエベツニ。わかりましたよ、お教えしましょう。私の考えた安全策とは......」
「とは?」
「飛行時に人を乗せる用の鞍を作ることです!」
「えぇっと、鞍ってお馬さんの背中についてるアレ?」
「アレです」
要は人を安全に乗せる為の機能があればいいんです。命綱でもつけておけば落下への対策になりますし、シートベルトのように体を固定する器具があれば手を滑らせて落っこちる、なんてことも防げます。
「もちろんデザインは考えますよ、鞍を着けたい女の子なんていませんから。そうですね......リュックサックと一体化した構造などいかがでしょう。両手を空けて登校できますよ?」
「いくつか質問してもいいかな?」
「えぇ、もちろん」
私の完璧プランに穴などありませんけどね!
「誰が作るの?」
「私が作ります、お裁縫は大得意ですから」
「材料はどうするの?」
「市場に出回るものの中でも安くて大きい牛革を使います。あちらでは高額ですが、こちらの牛は巨大ですからね。おそらく外側の革よりもクッションとして中に詰めるつもりの綿の方が高くつくと思います。それでも1万円もしませんけど」
「それでわざわざこっちの世界に来たんだね……じゃあ、最後」
「はい、なんなりと!」
我が理論に死角なし、どこからでもかかってくるがいいのです!
「そんな大きな物、学校にいる時はどこに置けばいいのかな?」
「......あ」
失念していました。校庭に置いたら置いたで場所を取りすぎて邪魔ですし、他における場所なんてありません。
「......背負っておくとか?」
「やっぱりアイちゃんは俊也より頭悪くなる時があるよねー」
「ウグッ」
「それに落ちなくても人を乗せて飛ぶのって危ないんだよね、バードストライクとかあって」
「ウグウグッ」
「そもそも先生に一度言われた時点でどんなに安全でも俊也は乗ってくれないと思うんだよねー」
「ウグァッ!?」
か、完敗です。グウの音もでないとはまさにこの事。流石辰子ちゃん、この私を論破するとは中々やりますね!
「ハァ......せっかく良い案だとおもったのに......私も辰子ちゃんとお空飛びたかったなぁ」
私が落胆と共にそう呟いた時でした。
「じゃあ、今日はそうする?」
「へ?」
辰子ちゃんが悪戯っぽい笑みを浮かべてそんな提案をしました。
「科学世界は建物がいっぱいでぶつからないよう高く飛ばないといけないけど、こっちなら大丈夫だし。本当なら低く飛んでも危ないんだけど、アイちゃんなら大丈夫だろうし」
「10mくらいなら落ちても平気ですからね」
そういえば人間の場合は危ないらしいですね、今日の昼休み教えてもらいました。父も母も迂回は嫌だからと崖を飛び降りるような人達でしたから......辰子ちゃんが教えてくれなかったら大変な事になってましたね。
「先生に見られることも絶対ないから大丈夫だよね、どうするアイちゃん?」
「もちろん、お願いします」
そう言って張り切って差し出された大きな手に乗せて貰った私は......後悔することになりました。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
私のドレスを奪った異母妹に、もう大事なものは奪わせない
文野多咲
恋愛
優月(ゆづき)が自宅屋敷に帰ると、異母妹が優月のウェディングドレスを試着していた。その日縫い上がったばかりで、優月もまだ袖を通していなかった。
使用人たちが「まるで、異母妹のためにあつらえたドレスのよう」と褒め称えており、優月の婚約者まで「異母妹の方が似合う」と褒めている。
優月が異母妹に「どうして勝手に着たの?」と訊けば「ちょっと着てみただけよ」と言う。
婚約者は「異母妹なんだから、ちょっとくらいいじゃないか」と言う。
「ちょっとじゃないわ。私はドレスを盗られたも同じよ!」と言えば、父の後妻は「悪気があったわけじゃないのに、心が狭い」と優月の頬をぶった。
優月は父親に婚約解消を願い出た。婚約者は父親が決めた相手で、優月にはもう彼を信頼できない。
父親に事情を説明すると、「大げさだなあ」と取り合わず、「優月は異母妹に嫉妬しているだけだ、婚約者には異母妹を褒めないように言っておく」と言われる。
嫉妬じゃないのに、どうしてわかってくれないの?
優月は父親をも信頼できなくなる。
婚約者は優月を手に入れるために、優月を襲おうとした。絶体絶命の優月の前に現れたのは、叔父だった。
敵に貞操を奪われて癒しの力を失うはずだった聖女ですが、なぜか前より漲っています
藤谷 要
恋愛
サルサン国の聖女たちは、隣国に征服される際に自国の王の命で殺されそうになった。ところが、侵略軍将帥のマトルヘル侯爵に助けられた。それから聖女たちは侵略国に仕えるようになったが、一か月後に筆頭聖女だったルミネラは命の恩人の侯爵へ嫁ぐように国王から命じられる。
結婚披露宴では、陛下に側妃として嫁いだ旧サルサン国王女が出席していたが、彼女は侯爵に腕を絡めて「陛下の手がつかなかったら一年後に妻にしてほしい」と頼んでいた。しかも、侯爵はその手を振り払いもしない。
聖女は愛のない交わりで神の加護を失うとされているので、当然白い結婚だと思っていたが、初夜に侯爵のメイアスから体の関係を迫られる。彼は命の恩人だったので、ルミネラはそのまま彼を受け入れた。
侯爵がかつての恋人に似ていたとはいえ、侯爵と孤児だった彼は全く別人。愛のない交わりだったので、当然力を失うと思っていたが、なぜか以前よりも力が漲っていた。
※全11話 2万字程度の話です。
私が王子との結婚式の日に、妹に毒を盛られ、公衆の面前で辱められた。でも今、私は時を戻し、運命を変えに来た。
MayonakaTsuki
恋愛
王子との結婚式の日、私は最も信頼していた人物――自分の妹――に裏切られた。毒を盛られ、公開の場で辱められ、未来の王に拒絶され、私の人生は血と侮辱の中でそこで終わったかのように思えた。しかし、死が私を迎えたとき、不可能なことが起きた――私は同じ回廊で、祭壇の前で目を覚まし、あらゆる涙、嘘、そして一撃の記憶をそのまま覚えていた。今、二度目のチャンスを得た私は、ただ一つの使命を持つ――真実を突き止め、奪われたものを取り戻し、私を破滅させた者たちにその代償を払わせる。もはや、何も以前のままではない。何も許されない。
転生したら名家の次男になりましたが、俺は汚点らしいです
NEXTブレイブ
ファンタジー
ただの人間、野上良は名家であるグリモワール家の次男に転生したが、その次男には名家の人間でありながら、汚点であるが、兄、姉、母からは愛されていたが、父親からは嫌われていた
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる