魔法少女 is living dead Magical girl is living dead

霜月麗華

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#004. Magical girl who also accepts love

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 川に到着するまで、バギーではずっと沈黙を貫いていた。川の目の前に着くと、彼は口を開き、
「反対側、行くか?」
「行かない。都心部は人が多い」
「ゾンビが多いってか…」
彼はそう云い、河川敷の道路を進んだ。
「風が気持ちいいな?」
「そう…ね…」
赤谷が心配だった。
 3キロ程進むと、道路の真ん中にボーッと突っ立っている人が居た。良く見ると、学生。学生の横にバギーを止めて、
「君、どうした?」
「……反対側渡る」
私は、
「やめた方が良いよ」
「やめない。行く…」
その子はそう云い、川に突っ込んで行った。
「あー、駄目か」
「仕方ないね、行こう」
彼はバギーのエンジンをかけて、発進した。
 かなりの時間が経ち、日が沈んで行く。
「何処かの家に入るか?」
「そうだね…」
私は近くにあった、大きな家を指差した。
「行くか」
彼は家の駐車場に止めて、家の鍵を、バギーにあった針金で開けた。
「開いたよ」
私達は家に入った。
 中には誰も居なく、電気も付いていなかった。
「疲れた…風呂何処?」
「多分、其処じゃないかな?」
彼は扉に指差した。私はその扉を開けて、中を確認した。脱衣所だった。
「風呂だ…」
「俺、寝室捜す」
彼はそう云い、2階へ上がって行った。私は、
「風呂入るね」
「良いよ」
私は脱衣所に入り、服を脱いで風呂場に入った。
「広…ホテルか何か?」
大浴場だった。風呂のお湯は既に張ってあった。私は髪を洗い、シャンプーにリンス。そしてお湯に浸かった。
「ふわぁー、極楽極楽」
私の1つ1つの動きで胸が揺れ、湯が波打つ。
「良い所だなー」
私は風呂から上がり、脱衣所にあった、女性用のパジャマを着て、脱衣所を後にした。
「莧寺?」
私は彼を捜した。
 すると彼は広い寝室に居た。
「入って来たら?」
「あ、うん…」
 彼は頰を紅く染めて、さっさと風呂場へ…
 20分すると彼が出てきて、寝室に来た。
「莧寺?どうしたの?顔紅いよ?」
「な、何でもない…」
私は大きなベッドに座って、
「寝よ?」
「まだ寝ない。座る」
彼は座って、頭を抱えた。
「ねぇ、どうしたの?怒ってる?」
「違う、何か…」
私は彼にくっ付いた。
「何だよ?」
「2人だけかなって…」
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私は彼を宥めた。
「やめろ…」
「何でよ?」
「…………つ…………」
「アハハ!何それ!」
私は笑った。それで、
「やめてよ…」
私は彼の口に…
「…え?」
私はニコッと笑って、
「…好き」
彼は私の行動に驚いて、右手で口を押さえて、
「え?」
としか云っていなかった。
「シヨっか?」
「…いやだよ」
彼は断って、
「今度にしてくれ…」
彼はそう云い、寝た。
「楽しくなーい」
私はそう云い、寝た。
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