全ては、皆んなの為に、、、そして、彼女を好きになる

霜月麗華

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戦い編(下)

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俺達は先程の指令室の様な場所に移動した。
「敵は?」
「1体だけです」
「迎撃ね」
遥は言った。映像には人間の様で、人間ではない生命体が居た。
「なんだ、あれ」
「奴らが作った兵器、WE体!」
遥はそう言い、指揮を始めた。
「楽徒、WE体って何体いるんだ?」
「わがんね。あれは、15体目かな?」
「、、、マジで?」
俺は映像を見返した。その時、WE体の目が光った。
「ッ!」
「総員、直撃に注意!」

ズドォン

基地に何かが直撃した。
「なんだ?」
「レーザー攻撃って、いくらなんでも、、、」
俺は映像を見た。生きている。
「アレの準備!」
「アレって何?遥」
「ミサイル」
「は?」
「発射!」
基地から3本のミサイルが飛んだ。ミサイルは全て、WE体に命中した。衝撃のせいで、映像が途切れてしまった。
「いよっしゃあ!」
遥は喜んでいた。
「映像、写します」
映像が復活した。そこには、ミサイルに耐えたWE体が居た。
「なんで!ミサイルは全て、直撃だったはずなのに!」
「もしかしたら、再生速度が速いのかもな」
俺は遥に言った。
「肉片になるまで、叩く?」
「て言う事だと思うぞ、ていうか遥、お前の能力でなんとかできるんじゃ?」
「無理なのよ。私の能力は、奪われたのよ、小傘縁に、、、」
俺は映像を再度見た。
「そんな、、、」
WE体は基地に向かって、前進した。
「なぁ。俺って能力、使えんのか?」
「、、、もしかしたら、神の力が使えるかも!」
「、、、試してみるか!10年ぶりか、、、発動してくれよ」
俺は能力を発動した。すると、、、
「えぇ?!」
WE体の真下からレーザーが出たのだ。WE体はレーザーで身体が融解し、殲滅した。
「一瞬で、、、」
正直俺は、ビビった。この能力に。
「、、、自分ビビってない?鉄次」
「あぁ、」
俺は映像を、絶望した目で見ていた。
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