全ては、皆んなの為に、、、そして、彼女を好きになる

霜月麗華

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戦い編(下)

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「どうした?」
俺は遥に聞いた。
「兵器に乗る、パイロットを決めないといけない、、、」
「そうか、、、自分で決めろよ」
「誰をパイロットにしたらいい?」
「知るか」
俺はそう言い、16歳の少年の所に戻った。
「、、、誰でもいいか」
遥はそう言い、去って行った。


2週間後・遥

製造された兵器は、1体は金沢支部に置かれ、もう1体は東京に置かれる。
「指揮長!金沢で起動実験を行った際、兵器が急に起動、暴走し、金沢を出て何処かへ行ってしまったそうです!」
「、、、コイツ、起動実験しないとやばそうだね」
私は、兵器を見ながら言った。


起動実験日・東京本部基地・鉄次

遂に起動実験の日になった。俺は今も、パイロットが誰か知らない。


起動実験場・遥

「兵器、起動!」
私は、命令した。兵器は順調に起動したがその時、兵器が急に暴走した。
「停止!」
「できません!自動で動いていて、こちらの命令を拒絶!パイロットが兵器と融合!この兵器、」
「融合?!総員、伏せて!」
その時、大爆発を起こした。


本部・鉄次

「ロボット型WE体出現反応!」
「どうせ金沢の奴か、此処の奴だ、映像!」
俺はそう言い、映像を見た。目標は此処のものだった。
「アレの中に乗ってんの、誰だ?」
「聞いた限りでは、16歳の少年と」
「はぁ!?」
俺は叫び、命令した。
「脚を狙え」
と。だがその時、地響きが鳴った。すると、ロボット型の近くに別のロボット型が現れた。
「に、2体?!」
多分、金沢の奴だろう。金沢の奴は、此処のロボット型を見ていた。
「金沢の奴、何をする気だ?」
その時、金沢のロボット型が、此処のロボット型を襲ったのだ。
「金沢の奴、何してるんだ?!」
金沢のロボット型は、此処のロボット型を倒し、首を折り、腹を引き裂き、食い散らかし、頭を踏みつけた。
「、、、」
金沢のロボット型は、此処のロボット型の首の上で、握り拳を作っていた。
「何する気だ!やめろ!」
金沢の奴は握り拳を振り下ろし、此処の奴の首を叩き潰した。

グチャ

『うあぁぁぁぁぁぁ!』

断末魔は、ロボットのものか、少年のものか、わからなかった。
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