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2章《旅・立》
《14》薬草摘み。
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朝が来ました。
結局…誰にも危ないからと止められることなく…僕は次の日、領地周辺に花篭を持ち、薬草を摘みに来た娘の設定で森林を歩いていた。
彼らと離れた場所に僕は歩いている。
まあ、イーダと言う女性なら、神聖なる立場の魔法使いの娘が薬草摘みにきたと思うだけかもしれない。
この際だから本気で僕は薬草を探した。
この森林は緑豊かで、色んな薬草が生えていて黙々と薬草摘みをしていて…目的を忘れかけた頃…
紫のマントの人が僕の前に現れた。
フードを深くかぶり白い長い髪が肩からのびて、フードからさらりと落ちてきていた。
『可愛いお嬢さん。』
僕はしゃがんで薬草を摘んで篭に入れ、声のする方に見上げた。
『僕はお嬢さんじゃなくてアイだよ!ちゃんと名前があります。あなたは?』
『これは失礼しました。私はイーダ。私の仲間になってくれる娘を探していたの。』
『仲間?』
『ええ、お友だちになってくれるならこの石をあげる。』
イーダが肩からかけた鞄からいくつか石をとり出し、吟味して…ひとつの石を選び僕に見せた。
綺麗なスカイブルーを思わせるキラキラと輝く石は明らかに魔石であり、妖しげな輝きが手に取るものを惹き付ける。
僕は心の中で防御の魔法を唱えて、その石に魅了されたように手に取った。
正直言えば僕は宝石に興味がないのだ。
この魔石は僕から見ればただの魔石。色の綺麗な石ころだ。
綺麗だとは思うが欲しいとは思わない。
何故なら前世の男だった頃の好みは今も変わっていないから…。
※
イーダにおいでと促され操られた振りをしてついてゆく。
篭を落とすのが味方への合図。(イーダに連れていかれる)
僕はワクワクしていた。
魔法で身を隠したにゃんこさんたち数名が気付かれないよう、僕らの後を追ったのでした。
結局…誰にも危ないからと止められることなく…僕は次の日、領地周辺に花篭を持ち、薬草を摘みに来た娘の設定で森林を歩いていた。
彼らと離れた場所に僕は歩いている。
まあ、イーダと言う女性なら、神聖なる立場の魔法使いの娘が薬草摘みにきたと思うだけかもしれない。
この際だから本気で僕は薬草を探した。
この森林は緑豊かで、色んな薬草が生えていて黙々と薬草摘みをしていて…目的を忘れかけた頃…
紫のマントの人が僕の前に現れた。
フードを深くかぶり白い長い髪が肩からのびて、フードからさらりと落ちてきていた。
『可愛いお嬢さん。』
僕はしゃがんで薬草を摘んで篭に入れ、声のする方に見上げた。
『僕はお嬢さんじゃなくてアイだよ!ちゃんと名前があります。あなたは?』
『これは失礼しました。私はイーダ。私の仲間になってくれる娘を探していたの。』
『仲間?』
『ええ、お友だちになってくれるならこの石をあげる。』
イーダが肩からかけた鞄からいくつか石をとり出し、吟味して…ひとつの石を選び僕に見せた。
綺麗なスカイブルーを思わせるキラキラと輝く石は明らかに魔石であり、妖しげな輝きが手に取るものを惹き付ける。
僕は心の中で防御の魔法を唱えて、その石に魅了されたように手に取った。
正直言えば僕は宝石に興味がないのだ。
この魔石は僕から見ればただの魔石。色の綺麗な石ころだ。
綺麗だとは思うが欲しいとは思わない。
何故なら前世の男だった頃の好みは今も変わっていないから…。
※
イーダにおいでと促され操られた振りをしてついてゆく。
篭を落とすのが味方への合図。(イーダに連れていかれる)
僕はワクワクしていた。
魔法で身を隠したにゃんこさんたち数名が気付かれないよう、僕らの後を追ったのでした。
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