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しおりを挟むルイはその人懐っこい性格により獣人の国ディスカ国をも居心地の良居場所へと変えてしまった。
宮殿内にいる間、王妃のお付きの者達に構われたり、太子の妃や、王妃とお茶をしたり。
結婚式の準備も着々と進み、ようやく当日を迎えたのだった。
*
お城の敷地内にある教会で、ルイの家族も呼び、賑やかな結婚式が執り行われた。
出し物もあり歌や踊りでお祝いした。嫉妬深いアイスは、最近人気急上昇のルイに男女問わず群がるファンを散らすのに躍起になって、ルイ以外の者をみる目は狂戦士モード。そんなアイスにルイは素敵だと誉めちぎり、アイスはふと表情を緩ませる。
式は終わり、二人は観衆に見送られて外で待つ馬車に乗り込み教会を去った。
このまま二人は2泊3日のディスカ国内へ小さな旅行に出かけた。
王妃の親にあたる、領主の屋敷に一泊して、真夜中、満月に照らされた湖では、そこに住む竜が舞を披露し屋敷の窓からそれを見つめた。
「竜は始めてみました!竜の鱗はあんなにキラキラしてるのですね!あの舞いはなんの意味があるのですか?」
「ああ、あれは雄が雌に求愛行動をしているのだよ。舞が綺麗な奴ほど、雌に受け入れられやすい。ああ、求愛が受け入れられたみたいだ。」
そうして2体の竜は湖に消えた。
アイスは竜の求愛行動をみて、火がついたよう。ルイを傷つけないよう、人間の姿になると、ルイをお姫様抱っこし、ベッドへとはこんだ。
窓が開いたままの二人のへやからは、荒い息づかいや、艶のある声がいつまでも響き、夜空に消えた。
*
行為のあと、二人はベッドで顔を向き合わせて横になり、アイスは本来の姿へと戻っていた。
「アイス様はこの行為を毎日されるおつもりですか?」
「ああ、まだまだ物足りない。だが、明け方まですればルイは体を壊してしまうから、今日もここまで。」
「ふふふ。アイス様は優しいですね。」
「君にだけだよ。嫌われたくないからね。」
「好きですアイス様。毎日したら、きっと赤ちゃんもはやくできますよね?」
「そうだな、そうありたい。」
アイスはルイの額にキスをし、ルイはアイスの差し出したふかふかな手をきゅっと握り、二人ほぼ同時に深い眠りへと入っていった。
*
1年後一人目の子が生まれ、翌年にはもう一人、最終的に3人の子供に恵まれ、アイスとルイはいつまでも、仲良く暮らしたのでした。
<おしまい>
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