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2・騎士との再会
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しおりを挟む再会をした二人。しかしリュウは慣れないことばかり、テーブルを前に次第に言葉は少なくなった。みかねた宰相は席をたち、ガゼラの前にくると深々と頭を下げた。
「ガゼラ王子、孫はこの瞳と、10歳の頃より変わらぬ容姿のため、森の奥に、人目を避けるようにすんでおります。孫もお礼ができたので満足かと…本日は孫にお付き合いくださりありがとうございました。」
「王子?」
リュウは初めて聞くフレーズにまた首をかしげ、ガゼラは苦笑いした。
「リュウ、僕の名はガゼラ・ジルマ、国王の2番目の息子だよ。」
「あ…。」
リュウは席をたち、ぺこりと頭を下げた。
「リュウはいつまでここに滞在するのです?」
ガゼラの問いに、リュウは祖父の顔を見て首をかしげれば、祖父の宰相は椅子に座るリュウの頭を撫でた。
「リュウ、1週間くらいはどうだろうか?せっかくだから、邸内にゆっくりして行きなさい。」
宰相の言葉に、リュウはこくりと頷いた。
「ガゼラ王子、ありがとうございました。」
宰相は再びガゼラに頭を下げガゼラは渋々屋敷を出ることに…
宰相は心の中で謝罪をした。
(ガゼラ王子、孫は人間ではないのです!ずっと子供のままなのです!これ以上王族のあなたが孫に関わるのはよくないかと、二人を合わせることを決めたのは、国王様のご配慮の賜物。今回初めて私を頼ってくれた孫の為の事。国王様にも申し訳がたちません。孫を気にかけてくださっているのに…追い出すような真似をしてしまいすみません!)
ガゼラは屋敷をで、外で待つ馬車に乗り込み走り去った。
リュウと宰相は馬車を見送り屋敷へ戻った。
「リュウ、お前の部屋は昔、お前の母が使っていた部屋だよ、侍女に案内させよう。今日は屋敷ないを見て回るといい。」
「はい。」
リュウは満面の笑みを祖父に向ければ、祖父は微笑みリュウの頭をくしゃりと撫でた。
そして、次の日、休暇中だと言うガゼラが再び屋敷に現れた。
「リュウ殿に似合うかと…リュウ殿に会えますか?」
出迎えた執事は、客間へ案内し、リュウと引き合わせた。
「ガゼ…?どうしたのですか?」
首をかしげるリュウは祖父の用意した藍色のワンピースを身に付けて現れ、ガゼラは可愛いものを愛でる事に喜びを感じた。
「これをつけてみて、リュウなら似合うと思うんだ。」
「あのーガゼ、私は魔女ですよ?着せ替え人形扱いしないでもらえます?」
ガゼラは可愛いモノに目がないようで、リュウを飾る事を楽しんでいた。
「わかった。もうこれで終わりにする。だから、もらってくれないか?」
「…そうですか?わかりました。」
ガゼラは白い袋から白いレースのついたカチューシャを取り出しプレゼントした。
「よく似合う!」
「あ…ありがとうございます。」
満足したガゼラは帰り、リュウは困った顔をして執事に相談をした。
「ガゼは介抱していた時から、子供扱いなんです。お祖父様になんて言えばいいのか…」
「そうですか。ガゼラ王子は女性にも人気のあるお方ですが、無愛想で有名なのですよ、お嬢様と会われている王子は噂の王子とは全く違うご様子で、私にはよいことに思えます。素直に喜ばれたらよいかと。ご主人様には私からも報告しておきます。」
「ありがとう。」
初老の執事は微笑み、リュウは頭に付けたカチューシャがどんな風についているのか部屋の鏡に向かい、まじまじと見つめた。
「子供扱いは…嫌。でも…可愛いかも。」
リュウはぽそりと呟きながら、カチューシャを付けた鏡の自分に満足げに笑顔を向けた。
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