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第3章
閑話①
しおりを挟む私が次に目を覚ましたのは…懐かしい部屋のベッドだった。
そう、ここは私の両親であったヒナン国の王と王妃がまだ王位につく前に暮らしていた屋敷。父が国王になってからは、たまにこの屋敷に宿泊して家族で休暇を過ごした…植物の塀で囲まれた一面白く塗られた屋敷です。
私は誰もいない部屋を見回し、ベットから降りて部屋を出た。
懐かしい廊下には幼い頃に付けた傷があり、懐かしいのと…家族に二度と会えない寂しさで…やるせない思いに…苛む。。
「マナ…」
通路に現れたハグルにマナは抱きつき…思わず泣きじゃくる。
「ハグル様、もう私には家族が…もう…昔には…」
「マナ。あなたには私がいる…故郷の復興はあなたの思い出をよみがえらせてしまったのだね…きっとヒナン国の王たちもあなたの活躍に喜んでいるのではないか?」
「そう思いますか?」
「うん。」
ハグルは大きな両手で私の顔を覆い、涙をぬぐった。
マナの顔にハグルの顔が接近しハグルの息がマナの髪を揺らし、マナが見上げると…ハグルのざらついた舌がマナをなめあげた。何度も。何度も。
「あっぷ!ふふっ。」
マナに笑顔が戻り、ハグルはまるで主に甘える大きな獣のようになめ続けた。
===閑話②へ続く
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