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第3章
閑話②
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・・・・・
会議室にて…。
マナが眠る間、会議を行った。
この地の菜園の管理について…だった。そしてこの屋敷は、ハグルとマナの滞在用として提供されることとなったのだった。
そして正式に菜園の管理者にマナとハグルが決まった。二人の代役としてその直属の責任者にヒナン国の民の一人が決められた。もともと民の生き残りの中心人物である。
数日、マナが眠る間に細かなことが決まり…決まるまでの間、ハグルが毎日、朝昼晩と様子を見に来ていたのだが、この日…話がまとまり…マナの様子を見に来ると、マナは廊下に小さく丸まり泣いていた。
ハグルは胸が締め付けられる思いをした。そして思わず彼女の涙をぬぐい続けた。彼女の涙が止まるまでそれは続き…いつの間にかマナはケラケラと笑っていた。
・・・・・
二人が部屋に戻りベットで夫婦の営みをしていると、ドアを叩く音がした。
お供の獣人騎士二人だった。
「ハグル様!大変です!」
「なんだ、騒々しい。」
「キサン国の王より使者が書簡を持ってきたそうです!リリス領主が使者とこちらへ…」
マナとハグルは身なりを整え部屋を出た。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
※リリス・アイカ・パーメラたっての希望でリリス領主と呼ぶよう広めたとか…なのでハグルの部下もリリス領主と呼ぶことになった。
ーーーーーーーーーーーーーーーー
=================
かつてのヒナン国を奪いあった末に、ナギーラ国ガイナ国、弱小国のパメラ国とキサン国がこの廃墟となった国を分散しそれぞれの手中に納めていました。
現在、ハグル様の国…獣人の国である大国ナギーラ国の管理する領地をハグル様と私で治めることになり…それをきっかけにして菜園の復興のために各国が治めるかつてのヒナン国内を巡る旅をはじめて…
ガイナ国の治めるミワグルさんの領地の菜園の管理責任者になり、パメラ国の王女リリスさんが治める領地の菜園の管理者になって…このあと最後に控えるキサン国の治める領地へ向かう手配をしていました。
それが、キサンの王からの書簡が届いたそうです。
そこには、領地を手放す旨が書かれていました。
キサン国の恵の魔法から生まれた光の巨人の雄叫びが、彼らに恐怖を与えたそうです。
三国の領地を支配した、そう思われたそうです。
キサン国の治める領地がナギーラ国の領地に変わったのです。
だけどまだ…土地の復興が残っています。早く民に会いに行きたいです。民はナギーラ国の支配下になるのだと…まだ私の存在を知らないはずです。
民に希望を与えるために…私たちは残された、明け渡された地へまもなく向かいます。
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会議室にて…。
マナが眠る間、会議を行った。
この地の菜園の管理について…だった。そしてこの屋敷は、ハグルとマナの滞在用として提供されることとなったのだった。
そして正式に菜園の管理者にマナとハグルが決まった。二人の代役としてその直属の責任者にヒナン国の民の一人が決められた。もともと民の生き残りの中心人物である。
数日、マナが眠る間に細かなことが決まり…決まるまでの間、ハグルが毎日、朝昼晩と様子を見に来ていたのだが、この日…話がまとまり…マナの様子を見に来ると、マナは廊下に小さく丸まり泣いていた。
ハグルは胸が締め付けられる思いをした。そして思わず彼女の涙をぬぐい続けた。彼女の涙が止まるまでそれは続き…いつの間にかマナはケラケラと笑っていた。
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二人が部屋に戻りベットで夫婦の営みをしていると、ドアを叩く音がした。
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「ハグル様!大変です!」
「なんだ、騒々しい。」
「キサン国の王より使者が書簡を持ってきたそうです!リリス領主が使者とこちらへ…」
マナとハグルは身なりを整え部屋を出た。
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※リリス・アイカ・パーメラたっての希望でリリス領主と呼ぶよう広めたとか…なのでハグルの部下もリリス領主と呼ぶことになった。
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かつてのヒナン国を奪いあった末に、ナギーラ国ガイナ国、弱小国のパメラ国とキサン国がこの廃墟となった国を分散しそれぞれの手中に納めていました。
現在、ハグル様の国…獣人の国である大国ナギーラ国の管理する領地をハグル様と私で治めることになり…それをきっかけにして菜園の復興のために各国が治めるかつてのヒナン国内を巡る旅をはじめて…
ガイナ国の治めるミワグルさんの領地の菜園の管理責任者になり、パメラ国の王女リリスさんが治める領地の菜園の管理者になって…このあと最後に控えるキサン国の治める領地へ向かう手配をしていました。
それが、キサンの王からの書簡が届いたそうです。
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三国の領地を支配した、そう思われたそうです。
キサン国の治める領地がナギーラ国の領地に変わったのです。
だけどまだ…土地の復興が残っています。早く民に会いに行きたいです。民はナギーラ国の支配下になるのだと…まだ私の存在を知らないはずです。
民に希望を与えるために…私たちは残された、明け渡された地へまもなく向かいます。
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