強面営業マンに恋してます。

〔３章〕変化

部署移動～化粧品売り場へ。

デパート内には華やかな場所が幾つかある。

その一つに化粧品の売り場がある。

各メーカーが競うその場所は美魔女が華やかに、お客様をもてなし、魔法をかけてく。

※私の感じたこの空間の印象である。

私の友達もそのエリアの１メーカーのブースで力を振るう。

接客の延長でお客様にそのお肌への商品のお試しができたりする。

技術のあるものはメイクを施したりもする。

その大半はメーカーから派遣されたその会社の社員が取り仕切るが、一部のメーカーは派遣しないパターンもある。色々事情があるようだが。

その場合、デパートの従業員を派遣し技術を身に付けさせてそのブースを担当してもらう。

仕組みとして…デパートの社員達が関わる場合、仕事範囲はそのブースだけに限らず、全体の売り上げを担うレジも管理をしなくてはならないのです。

春は辞令の出る季節でもあり、大半の契約社員と正社員は呼び出されることなく長い年月同じエリアを担当する。

そんななか、美女でもない平凡な私に…

化粧品部門への移動を意味する辞令がやって来たのだった。

私にやって行けるか…心配である。ハハハ。