騎士のお嬢は竜ビトの溺愛に戸惑う

yu-kie

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第2章・求愛

13.

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 大がかりな遠征であり…援軍。

 ナクシスの第2騎士団とエイト国の竜騎士団は威嚇の意味で向かう。

 だが確実に剣を交えることだろう。

 エイト国の竜ビトは竜になり、兜と胴体を護る防具を身に付けクアーズ国の空を舞う。

 戦争最中のクアーズ国の軍とディスナ帝国の軍。人数が圧倒的にディスナが勝り、援軍で来たナクシスの第2騎士団も結局戦いの最中に巻き込まれた。

 …機械など帝国の文明は発達しており…大砲が竜騎士団を狙い発砲。

 たまを避けた竜たちは風圧で動きが怯む。

 1ヶ月続く戦いは…クアーズの優勢には程遠く、疲労もたまり…不利になりつつあった。

 そんなとき…援軍の追加部隊がナクシス国より駆けつけてきた。

 ナクシスの志願騎士と…ハミン国の騎士たちだった。

 ナクシス国の獅子の旗を掲げる騎士団と、ハミン国の兎の旗を掲げる騎士団。

その中心に…白い鎧に身を包む少女がいた。

 馬にまたがり馬と呼吸を合わせリズムよく弾むようにかけてくる。

 彼女たちは明らかに緊迫した空気を…崩していった。

 何故なら皆、楽しそうに笑っていた。

 「応援に参りました!」

 追加部隊は戦い最中のナクシス国の部隊をかき分け前へ前へと突き進んだ。

 「うてー!!」

 ディスナ帝国の軍が発砲し、それは起きた。

「はじめー!!」

先陣をきる少女は白銀の髪のルル。ハミン国の騎士たちが剣を振り上げれば、突然無数の兎が現れ…玉にぶつかり玉は勢いをなくし兎は綿になり玉を覆った。

「ポフン!」

 綿の中で玉は空しく音をたて爆発。使用済みとなった、玉が落下し…コロンとむなしく転がった。

 次々に発砲される玉は空しく転がり…

「前しーん!!」

 少女の合図でまたがる馬が獅子に変身。

 「「ウオオオー!!」」

 ルルと先陣を切る10人の騎士の馬が獅子になり、ディスナ帝国の軍に襲いかかる。

 敵の馬は獅子に怯み馬にまたがる主の指示に従わなくなり、主を振り落として逃げていった。

 ディスナ帝国の形勢が逆転。

ルルはただ走り回り、あるときはシュンと剣を抜き相手の喉元に剣を突きつけ…身を乗り出すようにして…

「がうっ!」

その一言でルルが獅子になる幻覚を見る。

「ひっ、ぅうわあ~!!」

 ディスナ帝国の軍の兵たちは陣を崩し逃げ惑う。

 ルルは笑いながら同じことを続けた。

 ディスナ帝国の陣を乱せば、ナクシス国の騎士と…エイト国の竜騎士、クアーズの兵たちは優勢になった。

 そして形勢は逆転。

 一ヶ月かけ…

 クアーズの国は平和を取り戻した。

 
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