【完結】眠れぬ異界の少年、祓魔師の愛に微睡む

丑三とき

文字の大きさ
41 / 176
東の祓魔師と側仕えの少年

41.※番う①※

しおりを挟む

お風呂場からそのままフレイヤさんに運ばれて、月の光が柔らかく射す寝台にゆっくりと降ろされた。


お揃いの襦袢が肌に擦れる。そんな甘い刺激にさえも心が高ぶる。

仰向けに寝かされ、フレイヤさんの大きな身体が覆い被さって来る。

「ハルオミ、少し震えている」

「嬉しいのと、恥ずかしいのと、少しだけ不安なのとドキドキしてるのがごっちゃになってるみたい」

フレイヤさんの指が唇を撫でた。

「……口付けをしてもいいかい?」

低い声が耳の中で渦巻いてじんじんする。

「うん」

初めての体験に、拳をぎゅっと握って身構える。
するとフレイヤさんは僕の拳をその大きな手で解き、指を絡ませた。

近づいて来る呼吸に目を閉じる。

ゆっくり訪れる柔らかい温もり。僕の唇が、愛しい人の唇に触れている。包み込まれているような、心臓を撫でられているような、なんとも言い表せない優しい気持ち。この息苦しさも愛おしい。

「、っはぁ」

「ハルオミ、ここで息をして」

鼻の頭を人差し指でそろっとつつかれる。僕の体は、そんな何でもない感触でさえも愛撫と捉え反応してしまう。

「……うん」

返事に返事をするように、もう一度触れてきた唇は、僕の唇をそっとんだ後、優しくこじ開ける。

彼の肌から跳ね返って来る自分の呼吸が、少しずつ荒くなっていくのが分かる。

フレイヤさんの舌が熱い。
暴力的な熱で口内を侵される。僕の舌をからめ取り、上顎をなぞる。触れられるたびに体の中心に熱が集まる。

「、んぅ、はぁ、っはぁ、」

口の中がぐちゃぐちゃだ。
フレイヤさんの熱がもっと欲しくて、彼にしがみつく。

いつのまにか震えはおさまっていた。

フレイヤさんは唇を離して、僕の唇の端を拭った。熱い。僕の顔が熱いのか、フレイヤさんの手が熱いのか分からない。

次第に下の方に降りてきた手は襦袢をはだけさせ、胸元に滑り込む。やっぱり熱い。どっちも熱い。

「……ぁっ、ん」

不意の刺激にビクッと体が反応した。熱い指が胸の突起を撫でたらしい。

「っはぁ、……ぁぁっ」

どうしてだろう。イザベラやパネースさんに触られた時となんか違う。襲ってくる波が、あの時の何倍にも膨れ上がっている。

「ハルオミ、ここが気持ちいいのかい?」

「んぅっ…! だめ、フレイヤ、っさん……」

だめと言っても感じているのは明らかだった。なぜなら下腹部の布が押し上げられて、おまけに湿っているからだ。

フレイヤさんは胸の下まで僕の襦袢をはだけさせて本格的に刺激を与え始めた。

フレイヤさんの顔が胸元に訪れるだけで、その期待だけで蜜が垂れ流しになる。

「ぁぁあっ、んっ、はぁ」

「見てハルオミ、小さな突起がぷっくり膨らんできた。気持ちいいね」

「ぁぁ……っもう、」

そんな恥ずかしいこと言わないでよ。

抗議の声は快感に吸い込まれていった。

「ぁぁあっ、ん、んぁぁ、ぁっ」

「ここだけで達てしまいそうだ」

それはない、絶対に無い。そんなこと、人体構造的にあり得な…

「んんんぁぁっ!、はぁ、やぁぁっ!!……はぁ、はぁ、……なん、で……」

あり得ない。そう言おうとした瞬間に、フレイヤさんはゆるく歯を立てた。その強い刺激に体の熱がおかしいほど渦巻いた。

「出ちゃ、……った…」

「っ、可愛い、ハルオミ……ハルオミは、少し強いのが好きなんだね」

彼の言葉に、ゾクゾクと肩が震える。なんだこの感覚。欲しい。フレイヤさんにもっと触って欲しい。

自分の中の秘められた欲求がむき出しになる。

フレイヤさんは僕の襦袢の袂を広げて、呆気なく放ってしまった白濁を露わにする。ツー、と糸を引いているのがいやに官能的だった。

「はずか、しい、」

小さく呟いた後、頭を撫でられる。いつもの感触が心地いい。

「では、全て片付けてしまおうか」

フレイヤさんは一度僕に口付けてから、体を下の方に移動させる。

「ぁぁあっ!だめ、それ……だめフレイヤ、さっ…ぁぁあ」

彼の口の中でぐちゃぐちゃになる僕の昂り。
熱い。熱くてたまらない。おへそに垂れた精液まで全て口の中に収めてしまったフレイヤさん。

——ゴクン

「……っ、だめ、出して? 汚いから」

彼の頬に両手を添えて抗議する。

「もう飲んでしまったから出せない。それにハルオミのものならなんだって綺麗だよ」

「……フレイっ、あぁあ、っ、」

陰茎への刺激を続けるフレイヤさん。
先端を舌でこじ開けるようにつつかれたり、深く咥えられたり、裏筋を下から上まで舐められたり、様々な刺激で脳が混乱する。

「ぁぁあ、あ、っん、んぁぁあっ」

先っぽの方を咥えられたままじゅぶじゅぶと吸われれば、腰が浮いてガクガク震え出した。

「ハルオミ、可愛いね」

「んぁ、しゃべりな、がら……ぁぁあ、だめ、んぅ……ぁぁあっ、!」

「出したばかりなのに、ん、チュ、もうこんなに溢れている」

「はぁっ、ぁあっ」

舌先で鈴口を責められると、とぷとぷ体液が溢れ出るのが分かる。溢れたそばからフレイヤさんの口に吸い込まれていく。

「んんっ、ぁあっ、ぁっ」

「君からとてもいやらしい匂いがする。たまらない」

フレイヤさんに貪り食われているような感覚に陥る。このままじゃ全部食べられてしまう。

「ぁぁあっ、だ、め……フレイヤさん、ぼくも……」

「ん? どうしたハルオミ?」

「んぅ、あぁ、僕、も……フレイヤさんの…、したい……」

「……ハルオミ……いいのかい?」

「うん、フレイヤさんのこと、きもちよくしたい……」

フレイヤさんは、無理をしてはいけないよ、と言って体勢を変えてくれた。無理どころか、さっきから大きいのが襦袢越しに当たっていてもう我慢できないのだ。それに、フレイヤさんの匂いがとっても強くて早く触れたくてたまらない。
しおりを挟む
感想 17

あなたにおすすめの小説

2度目の異世界移転。あの時の少年がいい歳になっていて殺気立って睨んでくるんだけど。

ありま氷炎
BL
高校一年の時、道路陥没の事故に巻き込まれ、三日間記憶がない。 異世界転移した記憶はあるんだけど、夢だと思っていた。 二年後、どうやら異世界転移してしまったらしい。 しかもこれは二度目で、あれは夢ではなかったようだった。 再会した少年はすっかりいい歳になっていて、殺気立って睨んでくるんだけど。

【完結】ここで会ったが、十年目。

N2O
BL
帝国の第二皇子×不思議な力を持つ一族の長の息子(治癒術特化) 我が道を突き進む攻めに、ぶん回される受けのはなし。 (追記5/14 : お互いぶん回してますね。) Special thanks illustration by おのつく 様 X(旧Twitter) @__oc_t ※ご都合主義です。あしからず。 ※素人作品です。ゆっくりと、温かな目でご覧ください。 ※◎は視点が変わります。

拾った異世界の子どもがどタイプ男子に育つなんて聞いてない。

おまめ
BL
召喚に巻き込まれ異世界から来た少年、ハルを成り行きで引き取ることになった男、ソラ。立派に親代わりを務めようとしていたのに、一緒に暮らしていくうちに少年がどタイプ男子になっちゃって困ってます。 ✻✻✻ 2026/01/10 『1.出会い』を分割し、後半部分を『2.引き取ります。』として公開しました。

劣等アルファは最強王子から逃げられない

BL
リュシアン・ティレルはアルファだが、オメガのフェロモンに気持ち悪くなる欠陥品のアルファ。そのことを周囲に隠しながら生活しているため、異母弟のオメガであるライモントに手ひどい態度をとってしまい、世間からの評判は悪い。 ある日、気分の悪さに逃げ込んだ先で、ひとりの王子につかまる・・・という話です。

イケメンダブルセンターとアンチ>ファンな平凡な俺

ユッキー
BL
アイドルグループ【オーバーウェルミング】は圧倒的な歌唱力の深山影月、圧倒的なパフォーマンス力の漣陽太、そして圧倒的な平凡力な俺間桐真緒の3人で結成されている。  大人気の二人と違いアンチしかいない俺だが、メンバーからもファンからも愛される日が果たしてくるのか!?

中年冒険者、年下美青年騎士に番認定されたことで全てを告白するはめになったこと

mayo
BL
王宮騎士(24)×Cランク冒険者(36) 低ランク冒険者であるカイは18年前この世界にやって来た異邦人だ。 諸々あって、現在は雑用専門冒険者として貧乏ながら穏やかな生活を送っている。 冒険者ランクがDからCにあがり、隣国の公女様が街にやってきた日、突然現れた美青年騎士に声をかけられて、攫われた。 その後、カイを〝番〟だと主張する美青年騎士のせいで今まで何をしていたのかを文官の前で語ることを強要される。 語らなければ罪に問われると言われ、カイは渋々語ることにしたのだった、生まれてから36年間の出来事を。

【完結】気が付いたらマッチョなblゲーの主人公になっていた件

白井のわ
BL
雄っぱいが大好きな俺は、気が付いたら大好きなblゲーの主人公になっていた。 最初から好感度MAXのマッチョな攻略対象達に迫られて正直心臓がもちそうもない。 いつも俺を第一に考えてくれる幼なじみ、優しいイケオジの先生、憧れの先輩、皆とのイチャイチャハーレムエンドを目指す俺の学園生活が今始まる。

妖精です、囲われてます

うあゆ
BL
僕は妖精 森で気ままに暮らしていました。 ふと気づいたら人間に囲まれてました。 でもこの人間のそばはとても心地いいし、森に帰るタイミング見つからないなぁ、なんて思いながらダラダラ暮らしてます。 __________ 妖精の前だけはドロ甘の冷徹公爵×引きこもり妖精 なんやかんやお互い幸せに暮らします。

処理中です...