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旧校舎
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狐宮学校の旧校舎は夜中に鬼火舞い踊り、昼には狐の鳴き声が響き渡る。薄暗く、あちこちがボロっちい場所だ。
本来、生徒が来るはずのない場所だが二人の生徒、巴 春と羽村 実が来ていた。その理由、それは怪談話にある“狐面のセーラー服少女”に会うためだ。
その怪異についての話をしよう。
この怪異の噂は旧校舎が使われなくなった数年後から囁かれ出したもので校内では知らぬものはいないであろう有名っぷりだ。
怪異の特徴は以下の通りだ。
__
・旧狐宮学校の制服を着ている。
・長く美しい黒と赤の髪。
・祭りなどでよくみる狐のお面をつけている。
・鬼火が現れたり、狐の鳴き声が聞こえてくる。
・願い事を一つ叶えてくれる。
・だが、怪異の“お気に召すもの”を差し出さなければ願い事をした本人の“大切なもの”を取られる。
__
とのこと。
二人が会おうとする理由、所属する部__というか団体の先輩、花水木 日向に件の怪異や不気味な写真を撮ってこいと言われたからだ。
それだけの理由で侵入しているのも、団体が学校全体からヤバイ奴ら認定されている由縁だろう。
その団体は霊冥怪団といい、“オカルト好きのバカども”か“早く帰りたい生徒”が所属する団体といわれ、所属する“オカルト好き”はヤバイやつが多いともいわれている。
旧校舎にやってきたあわれな犠牲者は羽村 実と巴 春、今年入学した一年生だ。
足音がいやに響く旧校舎の廊下、時刻は夕暮れの逢魔が時。
懐中電灯を一本、支給された二人は薄暗いなか進んでいく。実は不機嫌さを隠すことなく、春は震え怯え実についていく。
実は春を置いていく勢いで進んでいき、春はそんな実に文句をたれていた。
「ちょっと実くーん?置いていかないで欲しいんだけど?おーい。おいこら、無視するな!」
何度も呼び掛けるが無視され続け、堪忍袋の緒が切れた春は実の肩に掴みかかる。
今の春は恐怖心が怒りに変わり、苛立っていた。
「なに?巴さん。離して」
実は相変わらす不機嫌さ丸出しで顔を曇らせ、春の手を払いのけた。
「はぁ!?あんたが無視するからでしょ!なんなの!?」
春は怒りをあらわにする。
「今、僕はひどく機嫌が悪いんだ。どこかの変人のせいでね 。ったく、こっちはやらなきゃいけないことが山盛りだって言うのに、しかも締め切りが明日だし……。さっさと終わらせるよ」
「早く終わらせたいのはアタシもだよ!」
春の怒りの声に校舎の窓が揺れたが二人はお構い無しに進んでいく。
ある教室には古びた教科書、ある教室には赤黒い斑点がはいった布、資料室には埃が積もった床に浮かび上がる足跡。
怪談の舞台にされるだけあり、あちこちに不気味なものが点在していた。
春は首からかけているカメラを使い、一つ一つを写真に納めていく。
よくこんな不気味なものを記録に残そうとするものだ。
春は変なところで感心しつつ、それとは別に文句を言おうと決意した。
埃は積もった資料室からでようとした時、春の足が何者かに引っ張られてしまう。
「うわっ!?」
「ちょっ!?」
春は転けた拍子に実のズボンを掴んでしまい、実まで転び、持っていた懐中電灯が空中を舞った。
二人が転がった衝撃で埃が舞う。
春はすぐに起き上がり、後ろを確認する。
可笑しい。確かに、誰かに足を引っ張られたはすなのに……。確かに感覚があったのに、なんで誰もいない?
「う、そ……」
確かに感覚はしたのに何もいない。春は、何もないのにつまずくほどドジではないのに足を引っ掻けるような障害物すらない。
さっきまで曖昧なものだった恐怖心が明瞭な形をもって春の心を支配していく。
「嘘はこっちの台詞だ。あぁ、もう!制服が汚れた!」
実はすぐに立ち上がり制服についた埃を叩き落とす。
「だって、アタシ、足……ひっぱられて……」
声が震える。恐怖で体に力が入りづらいなか無理矢理立ち上がり、夕日の差し込む窓際まで後退する。
そんな春を実は怪訝な表彰で春を見つめ、振り返って資料室をみて顔をしかめ、ため息をついた。
実は落とした懐中電灯を拾い上げ、メガネのブリッチを押し上げる。
「何もないじゃないか。第一、そんなに怖いのがダメなんだったら花水木先輩の頼みを聞いたんだ?というか、カメラは壊れてないだろうな?弁償なんて勘弁だからな」
実はもはや敬語を使う気も起きなかったらしい、懐中電灯の動作確認をして無慈悲にカメラの心配をした。
「か、めらは大丈夫だよ。とっさに手を上げたから……。こ、怖くてもオカルトが好きな人間だって普通にいるよ?」
「なるほど、怖いもの見たさか」
「否定できない……」
実は呆れた表情でいい、春はすっかり元気をなくしていた。
「でも、足を引っ張られたのは本当……」
足を引っ張った何者かに怯えつつも、真剣な目をする春に、実はいまだ疑いの目を向ける。
「はぁ?じゃあ僕たち以外に誰かいるって言うの?いるならそれこそ噂の「狐面のセーラー服少女」だ」
「で、でもぉ……」
春の怯えたようすに実はため息をはく。
春の足に目を向けてみれば、春は恐る恐るしゃがみこんで靴下を踝までずらした。そこには、くっきりと、はっきりと、手形の痣が残っていた。
「ほら言ったぁ!」
「大人の男、か?」
手形のサイズは大きい、恐らくは実の予想通りだろう。
室内には埃が舞っているだけで何かがいる様子はない。
ゾクリと背筋に冷たい何かが走った。
「み、実くん……」
「……早く行こう。僕たちの目的は手形の犯人じゃない」
「う、うん」
「……ん、怖いなら繋げば良い」
「あ、うん。ありがとう」
「別に進めない方が嫌だし……」
震える春を見かねたのか、実は手を差し出し手を握るよう催促した。
怯えっぱなしの春は旧校舎に来たときのように強気な態度を取ることはなく、震えつつも素直に実の手を握った。
実は実であれだけ強気に言い返した手前、素直に言えないのかツンデレ染みた発言になっていた。
廊下を進んで少ししたころで校舎の中の空気がおかしくなり出した。
さっきまでは春らしい涼しい空気ただったのに、生暖かい、温い空気が辺りを漂い始めた。
「ね、ねぇ、なんかおかしくない?」
「……そう、だな。まさか、噂の少女が__」
実の言葉を遮るかのように、狐の鳴き声が旧校舎全体に響いた。
いきなりの出来事に、噂通りの出来事に驚き、二人は動くことができずに固まってしまう。
固まったままの二人の横を青白い火の玉、いわゆる鬼火が横切っていった。
春は咄嗟にカメラで鬼火を撮り、見送る。写真を撮ったのは脊髄反射だった。
シャッター音を皮切りに、春は一歩、また一歩と後退していき入ってきた昇降口へと向かう。
「ほ、本当だったのか」
「うぇ……え……な、なん、なんでぇ?」
春はもう涙がでそうだった。というか泣いていた。
丸い涙をポロポロと涙こぼしていた。
「歓迎されているのか?」
「そんなのどうでもいいよ~……」
春は動こうともしない実の腕を力一杯引っ張るが、びくともしないどころか気にもされていない。
また二人の横を冷気をまとわせた鬼火が通りすぎていった。
一つ、二つ、三つ。
だんだんと鬼火の増えていき、旧校舎のあちこちから青白い光がこぼれ出ている。
鬼火に共鳴するように狐の鳴き声は止まるどころが増えていく。
鬼火も狐の鳴き声も、旧校舎の奥に向い、奥から聞こえていた。
春はガタガタと震える。頭のなかは恐怖一色に染まり、実が手さえ握っていなければ今すぐにでも、その場から駆け出したかった。
一方の実と言えば取り憑かれたかのように旧校舎の奥に釘付けになっていた。
これは誘われているんじゃないか、そう考え出す。これは行かなければいけない、行かないとあとが怖い。
実は焦りと恐怖、歓喜が入り交じるなか自然を笑みを浮かべていた。
実を引っ張って行ことする春の手をほどいて腕をつかむ。そのまま、鬼火は向かう旧校舎の奥に進んでいく。
「え?ちょっと?み、実くん?」
実の力にズルズルと引きずられていく春はさっきまでの実と今の実が別人に見えていた。
取り憑かれているんだろうか?
もう体に力が入らない。どうしたら良い?わからない。
怖い、誰か助けて。
願っても誰かが来ることはないし、実の足が止まることもない。恐怖で張り付いた喉は音を出そうとしない。
暗い教室に鬼火の青白い光が映える。だが窓の外から光が差し込むことはなく、外にはいつの間にか夜の帳が降りている。
だが現在は四月であり、時刻は六時を過ぎた辺り。日の入りは始まっても完全に日が暮れることなんてない。
本来ならばあり得ない現象が起こっている。
夕暮れではあっても暗くなるなんてことはない。
窓の外を見た瞬間、春は悟った。
もうこれは諦めるべきだ。もう、完全に“呼んでいる何か”の掌の上なのだ。
春は進んでいく実を止めることを諦め、引きずられていくままに実について行く。
進んだ先は旧校舎の一番奥にある教室。その教室の中からは強い青白い光がこぼれ異彩を放っている。
実が教室の扉を開け、無遠慮に中に入る。
本来、生徒が来るはずのない場所だが二人の生徒、巴 春と羽村 実が来ていた。その理由、それは怪談話にある“狐面のセーラー服少女”に会うためだ。
その怪異についての話をしよう。
この怪異の噂は旧校舎が使われなくなった数年後から囁かれ出したもので校内では知らぬものはいないであろう有名っぷりだ。
怪異の特徴は以下の通りだ。
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・旧狐宮学校の制服を着ている。
・長く美しい黒と赤の髪。
・祭りなどでよくみる狐のお面をつけている。
・鬼火が現れたり、狐の鳴き声が聞こえてくる。
・願い事を一つ叶えてくれる。
・だが、怪異の“お気に召すもの”を差し出さなければ願い事をした本人の“大切なもの”を取られる。
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とのこと。
二人が会おうとする理由、所属する部__というか団体の先輩、花水木 日向に件の怪異や不気味な写真を撮ってこいと言われたからだ。
それだけの理由で侵入しているのも、団体が学校全体からヤバイ奴ら認定されている由縁だろう。
その団体は霊冥怪団といい、“オカルト好きのバカども”か“早く帰りたい生徒”が所属する団体といわれ、所属する“オカルト好き”はヤバイやつが多いともいわれている。
旧校舎にやってきたあわれな犠牲者は羽村 実と巴 春、今年入学した一年生だ。
足音がいやに響く旧校舎の廊下、時刻は夕暮れの逢魔が時。
懐中電灯を一本、支給された二人は薄暗いなか進んでいく。実は不機嫌さを隠すことなく、春は震え怯え実についていく。
実は春を置いていく勢いで進んでいき、春はそんな実に文句をたれていた。
「ちょっと実くーん?置いていかないで欲しいんだけど?おーい。おいこら、無視するな!」
何度も呼び掛けるが無視され続け、堪忍袋の緒が切れた春は実の肩に掴みかかる。
今の春は恐怖心が怒りに変わり、苛立っていた。
「なに?巴さん。離して」
実は相変わらす不機嫌さ丸出しで顔を曇らせ、春の手を払いのけた。
「はぁ!?あんたが無視するからでしょ!なんなの!?」
春は怒りをあらわにする。
「今、僕はひどく機嫌が悪いんだ。どこかの変人のせいでね 。ったく、こっちはやらなきゃいけないことが山盛りだって言うのに、しかも締め切りが明日だし……。さっさと終わらせるよ」
「早く終わらせたいのはアタシもだよ!」
春の怒りの声に校舎の窓が揺れたが二人はお構い無しに進んでいく。
ある教室には古びた教科書、ある教室には赤黒い斑点がはいった布、資料室には埃が積もった床に浮かび上がる足跡。
怪談の舞台にされるだけあり、あちこちに不気味なものが点在していた。
春は首からかけているカメラを使い、一つ一つを写真に納めていく。
よくこんな不気味なものを記録に残そうとするものだ。
春は変なところで感心しつつ、それとは別に文句を言おうと決意した。
埃は積もった資料室からでようとした時、春の足が何者かに引っ張られてしまう。
「うわっ!?」
「ちょっ!?」
春は転けた拍子に実のズボンを掴んでしまい、実まで転び、持っていた懐中電灯が空中を舞った。
二人が転がった衝撃で埃が舞う。
春はすぐに起き上がり、後ろを確認する。
可笑しい。確かに、誰かに足を引っ張られたはすなのに……。確かに感覚があったのに、なんで誰もいない?
「う、そ……」
確かに感覚はしたのに何もいない。春は、何もないのにつまずくほどドジではないのに足を引っ掻けるような障害物すらない。
さっきまで曖昧なものだった恐怖心が明瞭な形をもって春の心を支配していく。
「嘘はこっちの台詞だ。あぁ、もう!制服が汚れた!」
実はすぐに立ち上がり制服についた埃を叩き落とす。
「だって、アタシ、足……ひっぱられて……」
声が震える。恐怖で体に力が入りづらいなか無理矢理立ち上がり、夕日の差し込む窓際まで後退する。
そんな春を実は怪訝な表彰で春を見つめ、振り返って資料室をみて顔をしかめ、ため息をついた。
実は落とした懐中電灯を拾い上げ、メガネのブリッチを押し上げる。
「何もないじゃないか。第一、そんなに怖いのがダメなんだったら花水木先輩の頼みを聞いたんだ?というか、カメラは壊れてないだろうな?弁償なんて勘弁だからな」
実はもはや敬語を使う気も起きなかったらしい、懐中電灯の動作確認をして無慈悲にカメラの心配をした。
「か、めらは大丈夫だよ。とっさに手を上げたから……。こ、怖くてもオカルトが好きな人間だって普通にいるよ?」
「なるほど、怖いもの見たさか」
「否定できない……」
実は呆れた表情でいい、春はすっかり元気をなくしていた。
「でも、足を引っ張られたのは本当……」
足を引っ張った何者かに怯えつつも、真剣な目をする春に、実はいまだ疑いの目を向ける。
「はぁ?じゃあ僕たち以外に誰かいるって言うの?いるならそれこそ噂の「狐面のセーラー服少女」だ」
「で、でもぉ……」
春の怯えたようすに実はため息をはく。
春の足に目を向けてみれば、春は恐る恐るしゃがみこんで靴下を踝までずらした。そこには、くっきりと、はっきりと、手形の痣が残っていた。
「ほら言ったぁ!」
「大人の男、か?」
手形のサイズは大きい、恐らくは実の予想通りだろう。
室内には埃が舞っているだけで何かがいる様子はない。
ゾクリと背筋に冷たい何かが走った。
「み、実くん……」
「……早く行こう。僕たちの目的は手形の犯人じゃない」
「う、うん」
「……ん、怖いなら繋げば良い」
「あ、うん。ありがとう」
「別に進めない方が嫌だし……」
震える春を見かねたのか、実は手を差し出し手を握るよう催促した。
怯えっぱなしの春は旧校舎に来たときのように強気な態度を取ることはなく、震えつつも素直に実の手を握った。
実は実であれだけ強気に言い返した手前、素直に言えないのかツンデレ染みた発言になっていた。
廊下を進んで少ししたころで校舎の中の空気がおかしくなり出した。
さっきまでは春らしい涼しい空気ただったのに、生暖かい、温い空気が辺りを漂い始めた。
「ね、ねぇ、なんかおかしくない?」
「……そう、だな。まさか、噂の少女が__」
実の言葉を遮るかのように、狐の鳴き声が旧校舎全体に響いた。
いきなりの出来事に、噂通りの出来事に驚き、二人は動くことができずに固まってしまう。
固まったままの二人の横を青白い火の玉、いわゆる鬼火が横切っていった。
春は咄嗟にカメラで鬼火を撮り、見送る。写真を撮ったのは脊髄反射だった。
シャッター音を皮切りに、春は一歩、また一歩と後退していき入ってきた昇降口へと向かう。
「ほ、本当だったのか」
「うぇ……え……な、なん、なんでぇ?」
春はもう涙がでそうだった。というか泣いていた。
丸い涙をポロポロと涙こぼしていた。
「歓迎されているのか?」
「そんなのどうでもいいよ~……」
春は動こうともしない実の腕を力一杯引っ張るが、びくともしないどころか気にもされていない。
また二人の横を冷気をまとわせた鬼火が通りすぎていった。
一つ、二つ、三つ。
だんだんと鬼火の増えていき、旧校舎のあちこちから青白い光がこぼれ出ている。
鬼火に共鳴するように狐の鳴き声は止まるどころが増えていく。
鬼火も狐の鳴き声も、旧校舎の奥に向い、奥から聞こえていた。
春はガタガタと震える。頭のなかは恐怖一色に染まり、実が手さえ握っていなければ今すぐにでも、その場から駆け出したかった。
一方の実と言えば取り憑かれたかのように旧校舎の奥に釘付けになっていた。
これは誘われているんじゃないか、そう考え出す。これは行かなければいけない、行かないとあとが怖い。
実は焦りと恐怖、歓喜が入り交じるなか自然を笑みを浮かべていた。
実を引っ張って行ことする春の手をほどいて腕をつかむ。そのまま、鬼火は向かう旧校舎の奥に進んでいく。
「え?ちょっと?み、実くん?」
実の力にズルズルと引きずられていく春はさっきまでの実と今の実が別人に見えていた。
取り憑かれているんだろうか?
もう体に力が入らない。どうしたら良い?わからない。
怖い、誰か助けて。
願っても誰かが来ることはないし、実の足が止まることもない。恐怖で張り付いた喉は音を出そうとしない。
暗い教室に鬼火の青白い光が映える。だが窓の外から光が差し込むことはなく、外にはいつの間にか夜の帳が降りている。
だが現在は四月であり、時刻は六時を過ぎた辺り。日の入りは始まっても完全に日が暮れることなんてない。
本来ならばあり得ない現象が起こっている。
夕暮れではあっても暗くなるなんてことはない。
窓の外を見た瞬間、春は悟った。
もうこれは諦めるべきだ。もう、完全に“呼んでいる何か”の掌の上なのだ。
春は進んでいく実を止めることを諦め、引きずられていくままに実について行く。
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