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恐るべき執着心
96 告発内容
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さらに話を聞いてみれば他にも色々とやばい噂があるらしい。
「人を誘拐して食べてる食人鬼とか?」
「夜な夜な人を生きたまま解体してるかと……」
「わざと告発させて無罪突きつけて報復怖がってンの見て楽しんでるとかとか言うのもあったなァ」
「禁忌の魔法に手を出していると言う話もいいたことがあるぞ」
出るわ出るわ、悪評の数々。
これよくある免罪展開では?なんて思いはどこかに吹き飛びそうな勢いだった。
なるほど、これが“怪しすぎて逆に怪しくないって地点はとうに通り越してる”か。納得だ。
「それに告発の内容もばらついてンだわ。俺がしってんのは虐待ウンヌカンヌってやつと変な薬に手を出してたって試験管みたいなの持ってきたやつ。途中で紛失してる見てぇだけど」
「私、地下室で人のお肉を解体してるところ見たといった話を聞きましたわ」
「何かしらの魔法をかけられた、という話は私のところにも来たな」
「相手のところに犯罪組織の名前が書かれた契約書が出てきたって言う話もあるね。確か、名前はSDSだとか、カトラスだとか、詳しいことはわからないけどね。このときは捜索、大変なことになったって話だよ」
告発内容も大概だった。
ていうかSDSって確かカトラスと同じでわからないことだらけの犯罪者集団なんだったんだっけ。
ただ、カトラスと違って特徴もなにもないから半ばほとんどの人達が都市伝説だって思ってるやつ。
カトラスの話がさらに脚色されて出てきた噂話だって話も聞いた記憶がある。
カトラスはわかるとして架空の犯罪組織の名前があったら告発なんてするか?
仮に告発して人が怖がってそうしたってンなら家宅捜索的なことはされないんじゃ……。
……あぁ、そうか。ポーズって言うのもあるんだろうけど、“皮”が先にできて“中身”があとからついてきてたら大変だものな。
「まぁ、そんな感じの怪しすぎる家だから皆関わろうとしないんだ。ローレスが当主から手紙を渡されたこと、気になるけど関わらない方がいいよ」
……見捨てろって意味にもとれちゃうな。
「睨まないでよ……。わかるよ。君はお人好しで、あの六人、特にカルタ君とやらに執着してるのは知ってるから気にかけてブレイブ家能古とを聞いてきたんだろうけど、今回は本当にやめた方がいい」
睨んでる自覚なかった……。
「はぁ、いつか大物を相手にしそうだとか言ったが、早くねえか?」
「あの人身売買組織もなかなかの大物だと思いますけれどね」
もらいたい情報はもらった。
そのあと少ししゃべって解散することになったのだが、マッドサイエンティストが私を研究したいと駄々をこねた。
スーパーでお菓子を買って欲しいと駄々をこねる子供レベルの駄々をこねた。
それだけならばマッドサイエンティストが何か言ってるな~、で住むのだが、その右手には医療用であろうメスが握られていたことが怖かった。
怯える私と、私の前にたって今にも魔法を発動させそうなナーズビアを見て、マッドサイエンティストの所業に頭を抱えていたカリヤ先輩はビーグル先輩にマッドサイエンティストを捕まえておくように言って、私達二人に退出を促した。
ありがたくカリヤ先輩の提案に乗らせてもらうことにしてナーズビアと一緒にマッドサイエンティストの研究室をあとにした。
多分、今頃カリヤ先輩にお説教されてるだろうな。あのマッドサイエンティスト……。
メス両手に持ったまま「君のこと研究させて」と駄々をこねられるのがどれ程怖いか……。
もしもの時はぶん殴ってでも逃げよう……。
「ねえ」
ナーズビアと共に廊下を歩いていると、ふと声をかけられた。
「ん?どうしたの?」
「怖くないの?」
唐突な質問に首をかしげる。
怖いくないの?怖いくわくないって一体なんのことだろうか?
「いや、ブレイブ家のことだよ。君だって情報を集めてるのを見るに何かあったら関わるき満々でしょ?あの人身売買事件の時みたいに簡単にいかないかもしれないんだよ?」
「まぁ、否定はしないけど……。怖いか怖くないかって言うんなら……正直、不確定要素があるしなあ」
「いやいや、おかしいでしょ。不確定要素があっても怖くない?」
「怖くないよ?」
そうやって答えるとナーズビアは絶句した。
「だって、大事な人が死ぬ方が怖いもん」
「……」
私にはブレイブ家よりも怖いものがある。
怖いというか、トラウマというか……。あれと比べればブレイブ家の方がましだと感じてしまうんだ。
私の答えを聞いたナーズビアは何も言わないけど、おかしいって思われても仕方ないかもしれない。
たかだか数ヶ月、それでも仲良くて大事でなくしたくないって思ってるからこうしてる。
「……自分にはそれ、わかんないな」
「わからない方がいいかもしれないよ」
「え?それどういう意味?」
「経験したことって、人生に関わってくるからね」
思い出したくなくて、ナーズビアの問いにはぐらかした答えを言った。
ナーズビアははぐらかしたことをわかったのか、ため息をはいて、それ以上聞くことはなかった。
沈黙がいやで別の話題を出す
「そういえば、ナーズビアって私のことお気に入りだって言ってたよね?」
「言ったけど、流石に今回は手を貸せないと思うよ?」
「そういう話じゃないよ。なんでお気に入りなのかなって」
私の問いに、またナーズビアは黙ってしまった。
聞かない方がよかったかな?でも何か気に入られそうなことした覚えがないし、世話になってて、それなりに仲がよくても貴族にお気に入り認定されてるのは少し怖い。
価値観の違いとかあるから余計にね。私、家に帰りたいし。
「……最初は変わったやつだな~って思ってたんだけど、サボりしからないで休めって言ったとき、かな?」
「え、あれで?」
確か、体育の授業中のことだったはずだ。
だいぶんはじめの方から気に入られてたのか。
「うん。まあ、色々あるんだよ」
「きになる……」
「言わないからね?」
おっと、ジト目で睨まれてしまった。
これ以上聞くと怒られてしまそうだからやめておこう。
「永華ってずれてるよね」
「聞きあきたよ、それ」
異世界からやってきたせいか、ズレているとか世間知らずだと言われることが増えた。
まあ、本当に認識がずれてるし知らないことばっかだから反論のしようがないんだけどね。
「いや、そういう意味じゃないんだけどな……。ま、いっか。それよりもさ、今度なにか料理作ってくれない?材料費とか自分が出すからさ」
「いきなりだね。別にいいけど、どうしたの?」
「人の手料理って食べたことないんだなよね。それに永華の故郷のごはん美味しいって聞いてさ」
冬休み中、豚汁とか作って欲しがってる人にあげてたから知ってるのかな?
「いいよ。今度買い物に行こう」
「やったー!」
さっきまでの険しい雰囲気とは違う、和気あいあいとした会話だ。
誰もさっきまでしていた話の内容なんてわからないだろう。
二人は、そのあと少し話したところで量に戻ることにした二人は別れることになる。
寮に帰る道すがら、永華があることに気がつく。
糸の在庫が少なくなっているのだ。
決闘のあと再戦した際に負けてしまったことにより火が付き、最近は打倒カリヤをかかげ何度も挑んでいるのだが扱っているものが糸だからこそ火に弱いことや風で切ってしまえばいいことという弱点に気がついてしまっていた。
それが原因で負けること数十回、なにか糸の変わりになるものがないかと探しているがいいものはない。
見つからないから糸を使っている。それがなくなりかけなのである。
購買で買えばいいやと普段なら思うんだろうが購買にないものを買わねばならないので町に如何なけらばならない。
「同文在庫切れでものがこないとか誰が予想できるよ……」
欲しい薬草が在庫切れで当分は入荷しないのだという。
そんな状態の永華は明日の放課後、町に行くことにする。
危険な目にあうとも知らずに。
「人を誘拐して食べてる食人鬼とか?」
「夜な夜な人を生きたまま解体してるかと……」
「わざと告発させて無罪突きつけて報復怖がってンの見て楽しんでるとかとか言うのもあったなァ」
「禁忌の魔法に手を出していると言う話もいいたことがあるぞ」
出るわ出るわ、悪評の数々。
これよくある免罪展開では?なんて思いはどこかに吹き飛びそうな勢いだった。
なるほど、これが“怪しすぎて逆に怪しくないって地点はとうに通り越してる”か。納得だ。
「それに告発の内容もばらついてンだわ。俺がしってんのは虐待ウンヌカンヌってやつと変な薬に手を出してたって試験管みたいなの持ってきたやつ。途中で紛失してる見てぇだけど」
「私、地下室で人のお肉を解体してるところ見たといった話を聞きましたわ」
「何かしらの魔法をかけられた、という話は私のところにも来たな」
「相手のところに犯罪組織の名前が書かれた契約書が出てきたって言う話もあるね。確か、名前はSDSだとか、カトラスだとか、詳しいことはわからないけどね。このときは捜索、大変なことになったって話だよ」
告発内容も大概だった。
ていうかSDSって確かカトラスと同じでわからないことだらけの犯罪者集団なんだったんだっけ。
ただ、カトラスと違って特徴もなにもないから半ばほとんどの人達が都市伝説だって思ってるやつ。
カトラスの話がさらに脚色されて出てきた噂話だって話も聞いた記憶がある。
カトラスはわかるとして架空の犯罪組織の名前があったら告発なんてするか?
仮に告発して人が怖がってそうしたってンなら家宅捜索的なことはされないんじゃ……。
……あぁ、そうか。ポーズって言うのもあるんだろうけど、“皮”が先にできて“中身”があとからついてきてたら大変だものな。
「まぁ、そんな感じの怪しすぎる家だから皆関わろうとしないんだ。ローレスが当主から手紙を渡されたこと、気になるけど関わらない方がいいよ」
……見捨てろって意味にもとれちゃうな。
「睨まないでよ……。わかるよ。君はお人好しで、あの六人、特にカルタ君とやらに執着してるのは知ってるから気にかけてブレイブ家能古とを聞いてきたんだろうけど、今回は本当にやめた方がいい」
睨んでる自覚なかった……。
「はぁ、いつか大物を相手にしそうだとか言ったが、早くねえか?」
「あの人身売買組織もなかなかの大物だと思いますけれどね」
もらいたい情報はもらった。
そのあと少ししゃべって解散することになったのだが、マッドサイエンティストが私を研究したいと駄々をこねた。
スーパーでお菓子を買って欲しいと駄々をこねる子供レベルの駄々をこねた。
それだけならばマッドサイエンティストが何か言ってるな~、で住むのだが、その右手には医療用であろうメスが握られていたことが怖かった。
怯える私と、私の前にたって今にも魔法を発動させそうなナーズビアを見て、マッドサイエンティストの所業に頭を抱えていたカリヤ先輩はビーグル先輩にマッドサイエンティストを捕まえておくように言って、私達二人に退出を促した。
ありがたくカリヤ先輩の提案に乗らせてもらうことにしてナーズビアと一緒にマッドサイエンティストの研究室をあとにした。
多分、今頃カリヤ先輩にお説教されてるだろうな。あのマッドサイエンティスト……。
メス両手に持ったまま「君のこと研究させて」と駄々をこねられるのがどれ程怖いか……。
もしもの時はぶん殴ってでも逃げよう……。
「ねえ」
ナーズビアと共に廊下を歩いていると、ふと声をかけられた。
「ん?どうしたの?」
「怖くないの?」
唐突な質問に首をかしげる。
怖いくないの?怖いくわくないって一体なんのことだろうか?
「いや、ブレイブ家のことだよ。君だって情報を集めてるのを見るに何かあったら関わるき満々でしょ?あの人身売買事件の時みたいに簡単にいかないかもしれないんだよ?」
「まぁ、否定はしないけど……。怖いか怖くないかって言うんなら……正直、不確定要素があるしなあ」
「いやいや、おかしいでしょ。不確定要素があっても怖くない?」
「怖くないよ?」
そうやって答えるとナーズビアは絶句した。
「だって、大事な人が死ぬ方が怖いもん」
「……」
私にはブレイブ家よりも怖いものがある。
怖いというか、トラウマというか……。あれと比べればブレイブ家の方がましだと感じてしまうんだ。
私の答えを聞いたナーズビアは何も言わないけど、おかしいって思われても仕方ないかもしれない。
たかだか数ヶ月、それでも仲良くて大事でなくしたくないって思ってるからこうしてる。
「……自分にはそれ、わかんないな」
「わからない方がいいかもしれないよ」
「え?それどういう意味?」
「経験したことって、人生に関わってくるからね」
思い出したくなくて、ナーズビアの問いにはぐらかした答えを言った。
ナーズビアははぐらかしたことをわかったのか、ため息をはいて、それ以上聞くことはなかった。
沈黙がいやで別の話題を出す
「そういえば、ナーズビアって私のことお気に入りだって言ってたよね?」
「言ったけど、流石に今回は手を貸せないと思うよ?」
「そういう話じゃないよ。なんでお気に入りなのかなって」
私の問いに、またナーズビアは黙ってしまった。
聞かない方がよかったかな?でも何か気に入られそうなことした覚えがないし、世話になってて、それなりに仲がよくても貴族にお気に入り認定されてるのは少し怖い。
価値観の違いとかあるから余計にね。私、家に帰りたいし。
「……最初は変わったやつだな~って思ってたんだけど、サボりしからないで休めって言ったとき、かな?」
「え、あれで?」
確か、体育の授業中のことだったはずだ。
だいぶんはじめの方から気に入られてたのか。
「うん。まあ、色々あるんだよ」
「きになる……」
「言わないからね?」
おっと、ジト目で睨まれてしまった。
これ以上聞くと怒られてしまそうだからやめておこう。
「永華ってずれてるよね」
「聞きあきたよ、それ」
異世界からやってきたせいか、ズレているとか世間知らずだと言われることが増えた。
まあ、本当に認識がずれてるし知らないことばっかだから反論のしようがないんだけどね。
「いや、そういう意味じゃないんだけどな……。ま、いっか。それよりもさ、今度なにか料理作ってくれない?材料費とか自分が出すからさ」
「いきなりだね。別にいいけど、どうしたの?」
「人の手料理って食べたことないんだなよね。それに永華の故郷のごはん美味しいって聞いてさ」
冬休み中、豚汁とか作って欲しがってる人にあげてたから知ってるのかな?
「いいよ。今度買い物に行こう」
「やったー!」
さっきまでの険しい雰囲気とは違う、和気あいあいとした会話だ。
誰もさっきまでしていた話の内容なんてわからないだろう。
二人は、そのあと少し話したところで量に戻ることにした二人は別れることになる。
寮に帰る道すがら、永華があることに気がつく。
糸の在庫が少なくなっているのだ。
決闘のあと再戦した際に負けてしまったことにより火が付き、最近は打倒カリヤをかかげ何度も挑んでいるのだが扱っているものが糸だからこそ火に弱いことや風で切ってしまえばいいことという弱点に気がついてしまっていた。
それが原因で負けること数十回、なにか糸の変わりになるものがないかと探しているがいいものはない。
見つからないから糸を使っている。それがなくなりかけなのである。
購買で買えばいいやと普段なら思うんだろうが購買にないものを買わねばならないので町に如何なけらばならない。
「同文在庫切れでものがこないとか誰が予想できるよ……」
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