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恐るべき執着心
97 急襲
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ヒュウッと冷たい風が頬を撫でる。
着込んでなんとか寒さに耐えるものの、バイスの町よりも海に近いせいか王都はバイスの町に比べ寒い。
バイスの町でだって寒い寒いと騒いでいたのに、それ以上の寒さをお出しされても困る。
冬になってから北の方はもっと寒いんだろうなと遠い目をしたものだ。
王都の整備された道をテクテク歩いていく。
永華の腕には薬草と糸が入った紙袋があった。
頭のなかで追加で買うものはないかと考えて、紙袋のなかを確認する。
いるものは全部ある。
一つうなずいて、鞄を抱えてメルリス魔法学校を目指す。
母に教わった子守唄を口ずさみ、ゆっくりと町を観光しつつメルリス魔法学校に向かっているとふと通りに人気がないことに気がつく。
さっきまで人が普通に歩いていたのに、不思議なことがあるものだ。
不思議だと思いつつも足を進めようとした。そのやさきにある人物が目に入った。
全身黒ずくめ、でかいローブは体のラインを隠して性別はどっちかわからない。顔はフードに隠れているせいで見えない。
あからさまに不審者の出で立ちだ。
なんだ、この人。
不審に思いつつも、その人物の横を通りすぎていこうとした。
通りすぎようとした、その時、男はどこからか取り出したのか鉄パイプを持って永華に向かって大きく振りかぶった。
「っ!?」
とっさのことに状況が飲み込めず、とにかく避ける。すぐ横で鉄の塊が横切っていくのが見える。あと少し遅かったら当たっていただろう。
相変わらず、その顔が見えない。
恨みでも無意識に買ったんだろうか?
無くはないけど、恨みを買った自覚はない。
そもそもの話、ここ数ヶ月は学校の人と日之出の店主しかまともにか変わってこなかったと思う。多少の会話はしたけど、それは業務上必要だったからしたって感じのものだ。
不審者は何も喋らない。
フードの下には木彫りのお面をつけているのが見える。
顔を隠してる。その上で頭を狙っていて、体格と結婚がわかりにくい黒い服、当たれば先ず無事ではすまない鉄パイプ。一人での外出を狙ったかのようなタイミング、そして人のいない場所での犯行……。
これ、明らかに狙ってるだろう、ってタイミングだ。
隙をみて逃げようと警戒していると背後から影が射した。
振り替えると、そこには今にも剣を振り下ろそうとしている第二の襲撃者がいた。
「なっ!?」
また避ける。
今度は視界の外からの不意打ちだったせいで避けきれず、肩口を切られてしまった。
「あんた達、何なんだ!」
「……」
「……」
なにも答えてくれないが鉄パイプと剣の先端はこっちを向いている。
明らかな殺意、人身売買事件の報復か?それともカトラスか?あとあるとするならばブレイブ家?
一番可能性があるのは人身売買事件の報復だが、それにしては遅い襲撃だ。今までも私が一人になるタイミングなんて山ほどあったのに、今になって仕掛けてきのは少しおかしいように思う。
カトラスもブレイブ家も可能性は限りなく低い。
いや、この際、襲撃犯の正体なんてどうでもいい。何とかして逃げきらないと。
切られた肩口が痛いが動けなくなるほど痛いと言うことはない。これならカリヤ先輩に切られた背中の方が痛い。
抱えている紙袋の中に魔力を流し込んで買ったばかりの糸で魔方陣を編んでいく。
いつでも走れるようにだけはしておく。
先に動いたのは襲撃者達だった。
襲撃者は永華に向かって走り出す。
振り上げられた剣や鉄パイプをすんでのところで避けつつ、魔方陣が編み上がった瞬間に発動させた。
辺り一帯に濃い煙幕が広がる。
煙幕に怯む襲撃者達をおいて永華はメルリス魔法学校に向かって走り出す。
早々簡単に追い付かれないように最近覚えた道をジグザグに進んでいく。
それなりの魔力を魔方陣に注いだから結構な範囲に煙幕が広がっていた。それが幸いしたのか中々に追手は来ない。
ある程度走ったところで路地裏に入って来た道を確認する。襲撃者達は追ってきていないし、周囲から変な音はしない。
安心できるわけでもないが、一息を付く。
何かついでに買ってくるものはないかって聞いたから、外に出ることはイツメンが知っている。
だから魔法学校にたどり着けなくても、それなりの時間逃げていれば変に思ったイツメンが先生に言って探しに気くれるはずだ。
逃げるか持ちこたえる。逃げれる方がいいが、待ち伏せに誘導を考えると逃げきれても時間がかかりそうだな。
走ること、体感二十分程度。もしかしたらもっとかかっているかもしれない。
そして、すぐに走り出す。
走り出してすぐに回りに人がいないことに気がつく。これ、人の少ない路地裏に誘導されていたのかもしれない。
あのとき、私の近くに人を撒けそうで、生き残りやすそうな逃走ルートなんて今は知っている路地裏ぐらいだし。
今さら気がついても遅いか……。
誘導されていようがされていまいが目指すのはメルリス魔法学校だ。近づけば大通りが近くなり人だって多くなるはず、向こうが私だけを殺すつもりなら人混みに紛れてしまえば追撃は来ないだろう。
わざわざ人のいないところに誘導していたことを考えると人が近くにいられたら不味い、簡単に私が見つからない方がいいと思ってるっぽい。
路地裏に入ってからさらに数十分。
走っていると曲がり角から急に襲撃者が出て剣をふった。
驚きと同時に市の聞けんが眼前に迫っていた。
「うわっ!?」
何とか背をそらして避けはしたもも目の前を通っていったし、前髪が少し持っていかれてしまった。
体勢を立て直して襲撃者の横を通り抜ける。
進んでいくと鉄パイプを持った襲撃者もいた。
「うっそ、挟まれてるじゃん……」
後ろをみると剣を持った襲撃者が追い付いていた。
逃げ道は上だけ。
ジリジリと近づいてくる襲撃者達をみてタイミングを計りつつ、気を伺う。
襲撃者が飛びかかってくると同時に、煙突やランプに糸を引っ掻けて上に逃げる。
こちらを見上げ、どうにか上に上ってこようとしている。
足止めができているうちに屋根づたいに走って学校を目指していく。
さっきなんで私のいる場所がわかったの考えてみたが、手から垂れる血をみて察した。
おおかた血痕をみておってきた。そしてどこを通るか予想して待ち伏せをしていたってところだろう。
悪慈恵が働く連中だ。
屋根の上を走っていると自分以外の足音が聞こえることに気がつく。何とかして上ってきたんだろう。
来なくてもよかったのに……。
背後を経過しつつ、歩を進めていく。
屋根から屋根へと移動したところで箒と共に襲撃犯と似た見た目をした奴が目の前に降り立った。
「増えた……」
今わかった、こいつが上から見てたから待ち伏せとかできたんだ。
増えた奴はブツブツと小さな声で詠唱をしている。小さい声のせいでなんの詠唱かはわからない。
荷物を抱えなおして拳を握り混む。
後ろから来ているのもわかっているから目の前にいる魔導師に殴りかかる。
敵の魔導師に早々近づいてこないと持っていたのか驚いているようだが、狙い通り詠唱が途切れた。
詠唱が途切れたのを確認、横を通り抜け進んでいく。
屋根から屋根へと飛ぼうとしたとき、なにかが足に絡まって屋根から落ちた。
逆さまに落ちたときわかったが足に両端に重りの付いた鎖が巻き付いている。
何とか魔法ではずそうとするが焦っているせいでうまいこと行かない。
このままだと頭から地面にぶつかってしまう。
なんとか足の巻き付いた鎖ははずせたが、もうすでに遅かった。
あ、もうすぐ地面に__
ガシャン!!__
着込んでなんとか寒さに耐えるものの、バイスの町よりも海に近いせいか王都はバイスの町に比べ寒い。
バイスの町でだって寒い寒いと騒いでいたのに、それ以上の寒さをお出しされても困る。
冬になってから北の方はもっと寒いんだろうなと遠い目をしたものだ。
王都の整備された道をテクテク歩いていく。
永華の腕には薬草と糸が入った紙袋があった。
頭のなかで追加で買うものはないかと考えて、紙袋のなかを確認する。
いるものは全部ある。
一つうなずいて、鞄を抱えてメルリス魔法学校を目指す。
母に教わった子守唄を口ずさみ、ゆっくりと町を観光しつつメルリス魔法学校に向かっているとふと通りに人気がないことに気がつく。
さっきまで人が普通に歩いていたのに、不思議なことがあるものだ。
不思議だと思いつつも足を進めようとした。そのやさきにある人物が目に入った。
全身黒ずくめ、でかいローブは体のラインを隠して性別はどっちかわからない。顔はフードに隠れているせいで見えない。
あからさまに不審者の出で立ちだ。
なんだ、この人。
不審に思いつつも、その人物の横を通りすぎていこうとした。
通りすぎようとした、その時、男はどこからか取り出したのか鉄パイプを持って永華に向かって大きく振りかぶった。
「っ!?」
とっさのことに状況が飲み込めず、とにかく避ける。すぐ横で鉄の塊が横切っていくのが見える。あと少し遅かったら当たっていただろう。
相変わらず、その顔が見えない。
恨みでも無意識に買ったんだろうか?
無くはないけど、恨みを買った自覚はない。
そもそもの話、ここ数ヶ月は学校の人と日之出の店主しかまともにか変わってこなかったと思う。多少の会話はしたけど、それは業務上必要だったからしたって感じのものだ。
不審者は何も喋らない。
フードの下には木彫りのお面をつけているのが見える。
顔を隠してる。その上で頭を狙っていて、体格と結婚がわかりにくい黒い服、当たれば先ず無事ではすまない鉄パイプ。一人での外出を狙ったかのようなタイミング、そして人のいない場所での犯行……。
これ、明らかに狙ってるだろう、ってタイミングだ。
隙をみて逃げようと警戒していると背後から影が射した。
振り替えると、そこには今にも剣を振り下ろそうとしている第二の襲撃者がいた。
「なっ!?」
また避ける。
今度は視界の外からの不意打ちだったせいで避けきれず、肩口を切られてしまった。
「あんた達、何なんだ!」
「……」
「……」
なにも答えてくれないが鉄パイプと剣の先端はこっちを向いている。
明らかな殺意、人身売買事件の報復か?それともカトラスか?あとあるとするならばブレイブ家?
一番可能性があるのは人身売買事件の報復だが、それにしては遅い襲撃だ。今までも私が一人になるタイミングなんて山ほどあったのに、今になって仕掛けてきのは少しおかしいように思う。
カトラスもブレイブ家も可能性は限りなく低い。
いや、この際、襲撃犯の正体なんてどうでもいい。何とかして逃げきらないと。
切られた肩口が痛いが動けなくなるほど痛いと言うことはない。これならカリヤ先輩に切られた背中の方が痛い。
抱えている紙袋の中に魔力を流し込んで買ったばかりの糸で魔方陣を編んでいく。
いつでも走れるようにだけはしておく。
先に動いたのは襲撃者達だった。
襲撃者は永華に向かって走り出す。
振り上げられた剣や鉄パイプをすんでのところで避けつつ、魔方陣が編み上がった瞬間に発動させた。
辺り一帯に濃い煙幕が広がる。
煙幕に怯む襲撃者達をおいて永華はメルリス魔法学校に向かって走り出す。
早々簡単に追い付かれないように最近覚えた道をジグザグに進んでいく。
それなりの魔力を魔方陣に注いだから結構な範囲に煙幕が広がっていた。それが幸いしたのか中々に追手は来ない。
ある程度走ったところで路地裏に入って来た道を確認する。襲撃者達は追ってきていないし、周囲から変な音はしない。
安心できるわけでもないが、一息を付く。
何かついでに買ってくるものはないかって聞いたから、外に出ることはイツメンが知っている。
だから魔法学校にたどり着けなくても、それなりの時間逃げていれば変に思ったイツメンが先生に言って探しに気くれるはずだ。
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走ること、体感二十分程度。もしかしたらもっとかかっているかもしれない。
そして、すぐに走り出す。
走り出してすぐに回りに人がいないことに気がつく。これ、人の少ない路地裏に誘導されていたのかもしれない。
あのとき、私の近くに人を撒けそうで、生き残りやすそうな逃走ルートなんて今は知っている路地裏ぐらいだし。
今さら気がついても遅いか……。
誘導されていようがされていまいが目指すのはメルリス魔法学校だ。近づけば大通りが近くなり人だって多くなるはず、向こうが私だけを殺すつもりなら人混みに紛れてしまえば追撃は来ないだろう。
わざわざ人のいないところに誘導していたことを考えると人が近くにいられたら不味い、簡単に私が見つからない方がいいと思ってるっぽい。
路地裏に入ってからさらに数十分。
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悪慈恵が働く連中だ。
屋根の上を走っていると自分以外の足音が聞こえることに気がつく。何とかして上ってきたんだろう。
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背後を経過しつつ、歩を進めていく。
屋根から屋根へと移動したところで箒と共に襲撃犯と似た見た目をした奴が目の前に降り立った。
「増えた……」
今わかった、こいつが上から見てたから待ち伏せとかできたんだ。
増えた奴はブツブツと小さな声で詠唱をしている。小さい声のせいでなんの詠唱かはわからない。
荷物を抱えなおして拳を握り混む。
後ろから来ているのもわかっているから目の前にいる魔導師に殴りかかる。
敵の魔導師に早々近づいてこないと持っていたのか驚いているようだが、狙い通り詠唱が途切れた。
詠唱が途切れたのを確認、横を通り抜け進んでいく。
屋根から屋根へと飛ぼうとしたとき、なにかが足に絡まって屋根から落ちた。
逆さまに落ちたときわかったが足に両端に重りの付いた鎖が巻き付いている。
何とか魔法ではずそうとするが焦っているせいでうまいこと行かない。
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