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恐るべき執着心
116 仕掛け発動
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“いろはにほへと”と縦に並べて、一から七の番号をふる。そのまま七文字ずつ並べていったら横に七列できて、こっちも一から七の番号をふる。
そうすると“11”なら“い”になる、“23”なら“ぬ”になる。という風に横の数字が最初、縦の数字がその次と言う感じで当てはめていく。
手紙に書いているのが“54 33 11 54 53 14 31 13 33 11 32。 46 17 62 33 57 24。13 67 31 13 54 33 11 54 53 45 51 67 63 。27 47 37 11 14 57 62 63 27 11 24。”だから……。
えっと“ふれいふけによはれた。おとされている。はしよはふれいふけのやしき。かくないにてさきかいる。”……。
読みやすく、濁点を着けると“ブレイブ家に呼ばれた。脅されている。場所はブレイブ家の屋敷。学内に手先がいる。”!?
「ぉぅ……」
嘘でしょ……。よりにもよってブレイブ家?
暗号を解いて出てきた文は衝撃的なものだった。思わず、か細い声が漏れ出てしまう。
「永華?どうしたんだよ」
「もしかして何が書いているのか、わかったんですかあ?」
「あ、うん……。その、分かったには、分かったんだけど……」
えっと、一先ずはザベル先生に知らせるべきだろう。
学内に手先がいると言う情報があっているのなら、不用意な発言は避けるべきだから、前に内緒話をしたときみたいに人避けや防音魔法をかけてもらわなくては。
二人への説明はあとに__いや、ザベル先生と同じタイミングで話すとしよう。安全性的な意味で二人への説明を別でやるとやばい。
具体的に言うとだ。
私は学生の身分で魔法を使いだして一年と少し、戦闘なら経験がある分、自信もある。それに多少はどうにかなるだろうと思っている。
だが防音魔法や人避けの魔法なんかは戦闘の際に使う魔法ほど自信はない。こういう隠密行動に分類されるような魔法が、今ブレイブ家にいるだろう篠野部のほうが得意だ。
成績が悪いと言うわけではないが、上級生に魔法を無効化されないか?そう聞かれれば否定はできない。
備えあれば患いなし。
よし、ザベル先生のところにいってから話そう。
心配そうに、こちらを見てくる二人にザベル先生のところにいってから話したいと告げれば了承してくれた。むしろその方がいいだろうと。
それでザベル先生のところに赴く。
職員室にいけばザベル先生がいて、少しでいいから人目につかないところで話したいと言えば察してくれたのか、あっさり了承してくれた。
場所と魔法での色々を整えてもらって、篠野部の残していった私宛の手紙のことを説明すると頭を抱えてしまった。
さもありなん。
「普段から冷静で、隠密行動に適正が高い篠野部くんだったのが幸いと考えるべきなんだろうか……」
魔法が使えれば、自己魔法で透明になって出てくるって言うパターンもあり得るだろう。
まあ、脅しのこともあるし、自己魔法を使うのは最終手段にしてそうだけどね。
「大問題になりそうなレーピオやメメじゃねえ辺り、相手を選んでんじゃねえかって思うんだが……」
「実際、選んでいるんでしょうね」
先生曰く、ローレスと仲の良い者達のなかで感情的になりやすく、それ故に扱いやすい一面もあるだろうが、どこかで冷静さを残している。それに魔法を封じられても得意の物理を使って脱出してしまう可能性がある。
ベイノットも同じ、それに加え魔導警察を目指していることを考えると事件関係の知恵があるだろうから脱出してしまう可能性がある。
ララさんとミューさんは貴族二人ほどの問題にはならないだろうが、家族が騒ぎ立てるのは目に見えてるし、そうなっても圧で握り潰すのは二人の保護者の立場上は無理。
貴族の二人組は言うまでもなく論外。いくらブレイブ家でも罰則は免れないし、下手したらお取り潰しになりかねない。
なら、今回狙われた篠野部は?
物理が強いわけでも、そもそも戦闘が得意なわけでもない。頭がよく、理性的で合理的な判断を下せる。後ろ楯はなし。自己魔法は扱えるものの、魔法を封じてしまえばいい。
自分がどんな立場で、自分の振る舞いが周りに影響を与えるか。それをよく理解している。
戦闘以外なら普段から冷静で、感情に振り回されることもない人物なら、高確率で手元に自らくるし、早々反抗しようともしないだろう。
まあ、篠野部はあれでいて容赦ないところがあるから隙みて脱出して、ブレイブ家の悪事の証拠をもってトンズラとか計画してそうだけど。
あ、でも一回がダメだったら諦めそうでもある。
それか大人しくしておくかも?
何かあったら盛大に暴れそうだけどね。
「置き手紙だけで明確な証拠はないから軍も警察も頼れないですね。今回も、自力でどうにかする他ないでしょう」
「やっぱりっすか?」
「仕方がないよ。軍も、警察も、証拠のない話しには付き合わない」
「ですねえ。だから泣き寝入り、なんで話が多いんですからあ」
仕方のないところではあるが嫌な話だ。
さて、これからどうするか。
きっと、ブレイブ家の当主、ローシュテール・ブレイブは篠野部を使ってローレス達に何かするつもりなんだろう。
ロンテ・ブレイブの事件も、もしかしたらローシュテールが何かしら手引きしたのかもしれない。何て思っている。
なにかしら、無理矢理にでもブレイブ家にいく用事を作らなくてはならない。
一先ず、これから標的になるかもしれない私以外の三人を呼んで、今後の作戦会議をすることになった。
「レイス親子の件はブレイブ家がやった、が結論でいいだろ?」
ベイノットの言葉に肯定を返す。
「ブレイブ家に、どちらかが捕まっているとみても言いですかねえ」
レーピオの言葉に肯定を返す。
「ローレス親子もその可能性が高いと」
ララの言葉に肯定を返したあ。
「そもそもパーティーでの襲撃も、あの人たちがなにかやった可能性があるわね」
ミューの言葉に肯定を返す。
「永華さんの襲撃の件も、同じかもしれませんね」
ザベル先生の言葉に肯定を返す。
「海ならスピードだして泳げるんですかね……」
メメの言葉に肯定__ではなく、驚きを返す。
考える。
欲深いと言われども、篠野部もレイス親子も、どっちも取り返したい。
どうしたらいい?
考えて、考えて、陸の貴族のことならレーピオに聞いてみようと思ってレーピオに質問してみることにした。
「ねえ、レーピオ。貴族の屋敷に侵入するときってどこからが多いのかな?」
「う~ん、うちで侵入者騒ぎなんてあまり起きてませんからなとんもお……。あるとするなら使用人として雇われる、ですかねえ?」
「それするにしたって私たちは顔われてるから無理か」
「ですねえ。あとはあ……あぁ、使えそうなのがありますよお」
レーピオから聞かされた話は私たちでも貸しやコネを使えば十分、実行可能だった。
「それをするとして、頼る相手は信用できるんですか?」
「裏切れないでしょうね。裏切れば、信頼回復なんてできませんし、私たちには貸しがありますからね。私も、篠野部ほどではないですけど透明になれる魔法は使えますし」
「……何となくどこかわかりました」
先生は察したらしい。
罪状は脅迫罪、もしかしたら監禁もしているかもしれないから、そこら辺の罪も追加されるかもしれない。
それから話を進め、どうするかを決めた。
「本当にするんですね?」
ザベル先生の言葉に、皆が是と返す。
一度解散して準備が整い次第、すぐに動くことになった。
すぐに動く理由だが、学内に手先がいることや、ブレイブ家の噂から察するに時間がないかもしれないことを考えると数日と時間をかけるわけにはいかないと思ったからだ。
篠野部には“あまり首を突っ込むな”と言われていたが、ここまでされたら“なにもしない”はできない。
ザベル先生は他の信頼できる教師に連絡をいれることや、根回しのため付いてはこれないらしい。
私たちがブレイブ家の屋敷にいくまで、あと二時間。
そうすると“11”なら“い”になる、“23”なら“ぬ”になる。という風に横の数字が最初、縦の数字がその次と言う感じで当てはめていく。
手紙に書いているのが“54 33 11 54 53 14 31 13 33 11 32。 46 17 62 33 57 24。13 67 31 13 54 33 11 54 53 45 51 67 63 。27 47 37 11 14 57 62 63 27 11 24。”だから……。
えっと“ふれいふけによはれた。おとされている。はしよはふれいふけのやしき。かくないにてさきかいる。”……。
読みやすく、濁点を着けると“ブレイブ家に呼ばれた。脅されている。場所はブレイブ家の屋敷。学内に手先がいる。”!?
「ぉぅ……」
嘘でしょ……。よりにもよってブレイブ家?
暗号を解いて出てきた文は衝撃的なものだった。思わず、か細い声が漏れ出てしまう。
「永華?どうしたんだよ」
「もしかして何が書いているのか、わかったんですかあ?」
「あ、うん……。その、分かったには、分かったんだけど……」
えっと、一先ずはザベル先生に知らせるべきだろう。
学内に手先がいると言う情報があっているのなら、不用意な発言は避けるべきだから、前に内緒話をしたときみたいに人避けや防音魔法をかけてもらわなくては。
二人への説明はあとに__いや、ザベル先生と同じタイミングで話すとしよう。安全性的な意味で二人への説明を別でやるとやばい。
具体的に言うとだ。
私は学生の身分で魔法を使いだして一年と少し、戦闘なら経験がある分、自信もある。それに多少はどうにかなるだろうと思っている。
だが防音魔法や人避けの魔法なんかは戦闘の際に使う魔法ほど自信はない。こういう隠密行動に分類されるような魔法が、今ブレイブ家にいるだろう篠野部のほうが得意だ。
成績が悪いと言うわけではないが、上級生に魔法を無効化されないか?そう聞かれれば否定はできない。
備えあれば患いなし。
よし、ザベル先生のところにいってから話そう。
心配そうに、こちらを見てくる二人にザベル先生のところにいってから話したいと告げれば了承してくれた。むしろその方がいいだろうと。
それでザベル先生のところに赴く。
職員室にいけばザベル先生がいて、少しでいいから人目につかないところで話したいと言えば察してくれたのか、あっさり了承してくれた。
場所と魔法での色々を整えてもらって、篠野部の残していった私宛の手紙のことを説明すると頭を抱えてしまった。
さもありなん。
「普段から冷静で、隠密行動に適正が高い篠野部くんだったのが幸いと考えるべきなんだろうか……」
魔法が使えれば、自己魔法で透明になって出てくるって言うパターンもあり得るだろう。
まあ、脅しのこともあるし、自己魔法を使うのは最終手段にしてそうだけどね。
「大問題になりそうなレーピオやメメじゃねえ辺り、相手を選んでんじゃねえかって思うんだが……」
「実際、選んでいるんでしょうね」
先生曰く、ローレスと仲の良い者達のなかで感情的になりやすく、それ故に扱いやすい一面もあるだろうが、どこかで冷静さを残している。それに魔法を封じられても得意の物理を使って脱出してしまう可能性がある。
ベイノットも同じ、それに加え魔導警察を目指していることを考えると事件関係の知恵があるだろうから脱出してしまう可能性がある。
ララさんとミューさんは貴族二人ほどの問題にはならないだろうが、家族が騒ぎ立てるのは目に見えてるし、そうなっても圧で握り潰すのは二人の保護者の立場上は無理。
貴族の二人組は言うまでもなく論外。いくらブレイブ家でも罰則は免れないし、下手したらお取り潰しになりかねない。
なら、今回狙われた篠野部は?
物理が強いわけでも、そもそも戦闘が得意なわけでもない。頭がよく、理性的で合理的な判断を下せる。後ろ楯はなし。自己魔法は扱えるものの、魔法を封じてしまえばいい。
自分がどんな立場で、自分の振る舞いが周りに影響を与えるか。それをよく理解している。
戦闘以外なら普段から冷静で、感情に振り回されることもない人物なら、高確率で手元に自らくるし、早々反抗しようともしないだろう。
まあ、篠野部はあれでいて容赦ないところがあるから隙みて脱出して、ブレイブ家の悪事の証拠をもってトンズラとか計画してそうだけど。
あ、でも一回がダメだったら諦めそうでもある。
それか大人しくしておくかも?
何かあったら盛大に暴れそうだけどね。
「置き手紙だけで明確な証拠はないから軍も警察も頼れないですね。今回も、自力でどうにかする他ないでしょう」
「やっぱりっすか?」
「仕方がないよ。軍も、警察も、証拠のない話しには付き合わない」
「ですねえ。だから泣き寝入り、なんで話が多いんですからあ」
仕方のないところではあるが嫌な話だ。
さて、これからどうするか。
きっと、ブレイブ家の当主、ローシュテール・ブレイブは篠野部を使ってローレス達に何かするつもりなんだろう。
ロンテ・ブレイブの事件も、もしかしたらローシュテールが何かしら手引きしたのかもしれない。何て思っている。
なにかしら、無理矢理にでもブレイブ家にいく用事を作らなくてはならない。
一先ず、これから標的になるかもしれない私以外の三人を呼んで、今後の作戦会議をすることになった。
「レイス親子の件はブレイブ家がやった、が結論でいいだろ?」
ベイノットの言葉に肯定を返す。
「ブレイブ家に、どちらかが捕まっているとみても言いですかねえ」
レーピオの言葉に肯定を返す。
「ローレス親子もその可能性が高いと」
ララの言葉に肯定を返したあ。
「そもそもパーティーでの襲撃も、あの人たちがなにかやった可能性があるわね」
ミューの言葉に肯定を返す。
「永華さんの襲撃の件も、同じかもしれませんね」
ザベル先生の言葉に肯定を返す。
「海ならスピードだして泳げるんですかね……」
メメの言葉に肯定__ではなく、驚きを返す。
考える。
欲深いと言われども、篠野部もレイス親子も、どっちも取り返したい。
どうしたらいい?
考えて、考えて、陸の貴族のことならレーピオに聞いてみようと思ってレーピオに質問してみることにした。
「ねえ、レーピオ。貴族の屋敷に侵入するときってどこからが多いのかな?」
「う~ん、うちで侵入者騒ぎなんてあまり起きてませんからなとんもお……。あるとするなら使用人として雇われる、ですかねえ?」
「それするにしたって私たちは顔われてるから無理か」
「ですねえ。あとはあ……あぁ、使えそうなのがありますよお」
レーピオから聞かされた話は私たちでも貸しやコネを使えば十分、実行可能だった。
「それをするとして、頼る相手は信用できるんですか?」
「裏切れないでしょうね。裏切れば、信頼回復なんてできませんし、私たちには貸しがありますからね。私も、篠野部ほどではないですけど透明になれる魔法は使えますし」
「……何となくどこかわかりました」
先生は察したらしい。
罪状は脅迫罪、もしかしたら監禁もしているかもしれないから、そこら辺の罪も追加されるかもしれない。
それから話を進め、どうするかを決めた。
「本当にするんですね?」
ザベル先生の言葉に、皆が是と返す。
一度解散して準備が整い次第、すぐに動くことになった。
すぐに動く理由だが、学内に手先がいることや、ブレイブ家の噂から察するに時間がないかもしれないことを考えると数日と時間をかけるわけにはいかないと思ったからだ。
篠野部には“あまり首を突っ込むな”と言われていたが、ここまでされたら“なにもしない”はできない。
ザベル先生は他の信頼できる教師に連絡をいれることや、根回しのため付いてはこれないらしい。
私たちがブレイブ家の屋敷にいくまで、あと二時間。
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