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子は鎹
196 分断
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この世界だって殺人は犯罪になる。
だから冤罪であれ、容疑者のヘラクレスが拘束されているのだ。
流石にやり過ぎになる前に誰かが止めると思うけど……。
まぁ、常識人であるララとミューが残っているんだから大丈夫か。
目的地である研究所までは三分の一を切った。
このまま順調にいけば、ほとんど傷無しでたどりつけるだろう。
ドオン!!__
不意にすさまじい轟音が鳴り響いたと同時に地面が揺れた。
「おわわ!?」
「な、なんですの!?海底火山の噴火!?」
「ここ陸!」
突然の揺れに目を白黒させていると、また轟音がなった。
「ま、まただ……」
「んだよ、これ……」
「……だんだん、近付いてきてませんかあ?」
レーピオが爆弾を投下した瞬間、一斉のさっきよりも早いスピードで走る。
轟音の正体がなんだか知りもしないが、絶対に言えることがひとつだけある。
黒服関連でこういうことがあるときは、何があってもろくなことにならないのだ。
黒いワイバーンしかり、ローシュテールしかり、寝返った例の軍人しかり、本当にろくでもない代物しか出てこないのだ。
私達が走れども、走る速度を上げれども、音が迫ってくる速度に叶うことはなく、とうとう少し後ろの建物が破壊された。
土ぼこりがたつなか、そこから現れたのはライオンや蛇等の、いろんな生き物が混ざっているだろうキメラだった。
「キメラー!!」
「走れ!!」
よくよく見れば、このキメラ、目が逝ってしまっている。
なんならヨダレがダラダラと口からたれて、こっちの世界に来たばっかりの時にあった暴走状態のシマシマベアーを彷彿とさせるものだった。
ま、まさか……。
あの時のように強欲の薬を打ち込まれているんじゃ……。
「……このままじゃ追い付かれるか」
皇さんが立ち止まる。
「悪いけど、もう一度別れようか」
そういって面をつけて、剣を抜いた。
面をつけるのは皇さんの自己魔法が関係してるときいたが、何件もの家を壊して長距離を走れるようなキメラ相手に大丈夫なのだろうか?
「僕も残りますう。篠野部くんのこと、お願いしますねえ」
「頼むぞ」
キメラ相手に残ったのは皇さんとベイノット、そしてレーピオだった。
「多分、どっちかの薬打たれてるから気を付けて!」
返事は帰ってくるが、誰も振り替えることはなかった。
後ろから聞こえてくる獣の咆哮を無視して走る。
治癒魔法が得意なレーピオがいるし、ヘルスティーナ先生の自己魔法と同じような力が使える皇さんもいるし、強いベイノットもいるから、きっと大丈夫だ。
走って、走って、走って、何度も邪魔されながらも目的地に向かって走っていると視界がひらけた。
あと少し、あと少しで目的地につく。
目的地である研究所はもう数メートル先だ。
あとちょっと……!
ガシャン!__
研究所まであと少しだと言うのに、研究所にはいるのを阻むために黒服達が現れた。
「くっそ!」
「こんなに妨害してくるってことは、アジトなのはあってそうだ、な!」
ビーグル先輩が黒服の攻撃を弾き返す。
「チッ!……メイメア、永華、先いけ!」
「早く!」
ビーグル先輩と柴くんが私達に先にいくように催促する。
仕方がない、ここは二人に任せて研究所のなかに進まないと……。
「行こう!」
「えぇ!」
流石に敵地で二人だけになるのは心細いものがあるが、わがままいってる場合ではない。
ビーグル先輩と柴くんが敵を引き付けておいてくれるおかげで易々と研究所の内部に続く扉にたどりついたが、流石に鍵がかかっているようで押しても引いても扉は開かない。
「くっそ!こんな時に……」
「魔法で吹き飛ばしますわ。少し下がってて」
「うん」
私が下がるとメメは傀儡魔法で人形を操って、薄くはあるものの鉄でできた扉を吹き飛ばした。
虎がモチーフになっている人形だとはいえ、デフォルメされているし、もふもふしていて柔らかそうなのに魔法の効果で薄い鉄扉を吹き飛ばしているんだから魔法ってすごい。
なんか光景的に緊張感がかける気もするけど……。
扉の先を覗き込んでみるも、先に黒服がいる気配はない。
刀を抜き身にして持っている都合上、私が先にはいることになった。
メメの服に引っ掻けたなんてことになったらたまったものじゃない。
「さて、鬼が出るか蛇が出るか……」
十中八九、鬼が出るだろうけどね。
「キャッ!」
先に進もうとしたとき、後ろからにメメの悲鳴が聞こえた。
何事かと思って振り替えれば、そこには倒れ付している黒服とメメの操る人形と戦っている黒服がいた。
「後ろからくるとは、卑怯ですわね」
「メメ!」
「一人にするのは心配ですけれど、これではそちらへ行けませんわね。しのくん__カルくん、連れて帰ってきてくださいまし」
いくら攻撃をしのいでも次から次に黒服たちはメメに襲いかかっていくし、私が先に進むのを阻止しようとしているようで私に向かってくる黒服をメメの人形が相手取る。
「早く!」
「……わかった!」
確かにあの状態じゃ、向けてこっちにくることも難しいだろう。
刀を強く握り混んで、研究所の中を走っていく。
中に入ってみればわかることだが、冬休みごろから使われていないわりに随分と綺麗な状態をたもってる。
それは研究所だからなのか、それとも黒服達のアジトで人の出入りがあるから自然と埃がたまることがなくなっているのか……。
「はぁ……」
“なるべく一人にはなるな”とは言われていたけれど、結局こうなってしまったか。
……もしかして、分断されたのかな?
なるべく息を殺して先に進む。
アジトとするならば地下の可能性が大きいと思うんだけど……。
とりあえず、地図を見たらわかるかな?
地図……階段の付近にありそう。
音を立てないように、黒服と遭遇しないように進んでいると黒服二人組が歩いているのを発見した。
やっぱり、ここがアジトなんだな。
ローシュテールも正常な判断ができなかったとはいえ、よくもご禁制の薬作ってるやつらに場所提供するものだ。
ふと気になって、その二人が来た方向を見てみると変にポコンと突き出た、部屋へ通じる扉もなにもない袋小路の、物置スペースになっている廊下があった。
「……見るか」
なんとなく、それこそ勘と言えようものが働いて物置スペースになっている袋小路の廊下を探ってみることにした。
人が来ていないのを確認して、物が積まれているスペースへと行って、それっぽいものがないか見てみる。
うーむ、特になにもない……?
荷物に隠れてるかもしれないけど、どかして探すには量が多いな……。
しかたない、もの燃やす匂いでばれるかもしれないけど、マッチ燃やして煙で地下や隠し部屋がないか探すか。
バレたらぶん殴って縛って適当な部屋に放り込んどこう、うん。
「さてさて……」
マッチをすって火をつける。
煙がふわりと流れ、袋小路の奥。
突き当たりの壁の方へと流れていき、一見すると普通の壁に見える場所に流れて消えていった。
煙が消えていった辺りを鞘に戻した刀の頭の部分で叩いてみると音が響いた。
「ネレーオさん時の思い出して持ってきててよかった……」
マッチの火を吹き消す。
私は今日の早朝、ネレーオさん救出のためにダンジョンに言ったときのことを思い出していた。
アジトなんて隠すものなんだからダンジョンの隠し部屋のようになっているのでは?
そんなことを考え、マッチを購入したのだ。
「さて、見つけたは良いものの、どうやって入ろうかな……」
目には見えないレベルの隙間があるのはわかったけど、問題はここから先に進む方法だ。
だから冤罪であれ、容疑者のヘラクレスが拘束されているのだ。
流石にやり過ぎになる前に誰かが止めると思うけど……。
まぁ、常識人であるララとミューが残っているんだから大丈夫か。
目的地である研究所までは三分の一を切った。
このまま順調にいけば、ほとんど傷無しでたどりつけるだろう。
ドオン!!__
不意にすさまじい轟音が鳴り響いたと同時に地面が揺れた。
「おわわ!?」
「な、なんですの!?海底火山の噴火!?」
「ここ陸!」
突然の揺れに目を白黒させていると、また轟音がなった。
「ま、まただ……」
「んだよ、これ……」
「……だんだん、近付いてきてませんかあ?」
レーピオが爆弾を投下した瞬間、一斉のさっきよりも早いスピードで走る。
轟音の正体がなんだか知りもしないが、絶対に言えることがひとつだけある。
黒服関連でこういうことがあるときは、何があってもろくなことにならないのだ。
黒いワイバーンしかり、ローシュテールしかり、寝返った例の軍人しかり、本当にろくでもない代物しか出てこないのだ。
私達が走れども、走る速度を上げれども、音が迫ってくる速度に叶うことはなく、とうとう少し後ろの建物が破壊された。
土ぼこりがたつなか、そこから現れたのはライオンや蛇等の、いろんな生き物が混ざっているだろうキメラだった。
「キメラー!!」
「走れ!!」
よくよく見れば、このキメラ、目が逝ってしまっている。
なんならヨダレがダラダラと口からたれて、こっちの世界に来たばっかりの時にあった暴走状態のシマシマベアーを彷彿とさせるものだった。
ま、まさか……。
あの時のように強欲の薬を打ち込まれているんじゃ……。
「……このままじゃ追い付かれるか」
皇さんが立ち止まる。
「悪いけど、もう一度別れようか」
そういって面をつけて、剣を抜いた。
面をつけるのは皇さんの自己魔法が関係してるときいたが、何件もの家を壊して長距離を走れるようなキメラ相手に大丈夫なのだろうか?
「僕も残りますう。篠野部くんのこと、お願いしますねえ」
「頼むぞ」
キメラ相手に残ったのは皇さんとベイノット、そしてレーピオだった。
「多分、どっちかの薬打たれてるから気を付けて!」
返事は帰ってくるが、誰も振り替えることはなかった。
後ろから聞こえてくる獣の咆哮を無視して走る。
治癒魔法が得意なレーピオがいるし、ヘルスティーナ先生の自己魔法と同じような力が使える皇さんもいるし、強いベイノットもいるから、きっと大丈夫だ。
走って、走って、走って、何度も邪魔されながらも目的地に向かって走っていると視界がひらけた。
あと少し、あと少しで目的地につく。
目的地である研究所はもう数メートル先だ。
あとちょっと……!
ガシャン!__
研究所まであと少しだと言うのに、研究所にはいるのを阻むために黒服達が現れた。
「くっそ!」
「こんなに妨害してくるってことは、アジトなのはあってそうだ、な!」
ビーグル先輩が黒服の攻撃を弾き返す。
「チッ!……メイメア、永華、先いけ!」
「早く!」
ビーグル先輩と柴くんが私達に先にいくように催促する。
仕方がない、ここは二人に任せて研究所のなかに進まないと……。
「行こう!」
「えぇ!」
流石に敵地で二人だけになるのは心細いものがあるが、わがままいってる場合ではない。
ビーグル先輩と柴くんが敵を引き付けておいてくれるおかげで易々と研究所の内部に続く扉にたどりついたが、流石に鍵がかかっているようで押しても引いても扉は開かない。
「くっそ!こんな時に……」
「魔法で吹き飛ばしますわ。少し下がってて」
「うん」
私が下がるとメメは傀儡魔法で人形を操って、薄くはあるものの鉄でできた扉を吹き飛ばした。
虎がモチーフになっている人形だとはいえ、デフォルメされているし、もふもふしていて柔らかそうなのに魔法の効果で薄い鉄扉を吹き飛ばしているんだから魔法ってすごい。
なんか光景的に緊張感がかける気もするけど……。
扉の先を覗き込んでみるも、先に黒服がいる気配はない。
刀を抜き身にして持っている都合上、私が先にはいることになった。
メメの服に引っ掻けたなんてことになったらたまったものじゃない。
「さて、鬼が出るか蛇が出るか……」
十中八九、鬼が出るだろうけどね。
「キャッ!」
先に進もうとしたとき、後ろからにメメの悲鳴が聞こえた。
何事かと思って振り替えれば、そこには倒れ付している黒服とメメの操る人形と戦っている黒服がいた。
「後ろからくるとは、卑怯ですわね」
「メメ!」
「一人にするのは心配ですけれど、これではそちらへ行けませんわね。しのくん__カルくん、連れて帰ってきてくださいまし」
いくら攻撃をしのいでも次から次に黒服たちはメメに襲いかかっていくし、私が先に進むのを阻止しようとしているようで私に向かってくる黒服をメメの人形が相手取る。
「早く!」
「……わかった!」
確かにあの状態じゃ、向けてこっちにくることも難しいだろう。
刀を強く握り混んで、研究所の中を走っていく。
中に入ってみればわかることだが、冬休みごろから使われていないわりに随分と綺麗な状態をたもってる。
それは研究所だからなのか、それとも黒服達のアジトで人の出入りがあるから自然と埃がたまることがなくなっているのか……。
「はぁ……」
“なるべく一人にはなるな”とは言われていたけれど、結局こうなってしまったか。
……もしかして、分断されたのかな?
なるべく息を殺して先に進む。
アジトとするならば地下の可能性が大きいと思うんだけど……。
とりあえず、地図を見たらわかるかな?
地図……階段の付近にありそう。
音を立てないように、黒服と遭遇しないように進んでいると黒服二人組が歩いているのを発見した。
やっぱり、ここがアジトなんだな。
ローシュテールも正常な判断ができなかったとはいえ、よくもご禁制の薬作ってるやつらに場所提供するものだ。
ふと気になって、その二人が来た方向を見てみると変にポコンと突き出た、部屋へ通じる扉もなにもない袋小路の、物置スペースになっている廊下があった。
「……見るか」
なんとなく、それこそ勘と言えようものが働いて物置スペースになっている袋小路の廊下を探ってみることにした。
人が来ていないのを確認して、物が積まれているスペースへと行って、それっぽいものがないか見てみる。
うーむ、特になにもない……?
荷物に隠れてるかもしれないけど、どかして探すには量が多いな……。
しかたない、もの燃やす匂いでばれるかもしれないけど、マッチ燃やして煙で地下や隠し部屋がないか探すか。
バレたらぶん殴って縛って適当な部屋に放り込んどこう、うん。
「さてさて……」
マッチをすって火をつける。
煙がふわりと流れ、袋小路の奥。
突き当たりの壁の方へと流れていき、一見すると普通の壁に見える場所に流れて消えていった。
煙が消えていった辺りを鞘に戻した刀の頭の部分で叩いてみると音が響いた。
「ネレーオさん時の思い出して持ってきててよかった……」
マッチの火を吹き消す。
私は今日の早朝、ネレーオさん救出のためにダンジョンに言ったときのことを思い出していた。
アジトなんて隠すものなんだからダンジョンの隠し部屋のようになっているのでは?
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