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2話 タイトル画面は切り替わった
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学園は全寮制ということもあり、私たちは入学式の1日前に学園へと到着。
王都の外から来る学生の多くは1日~2日前には入寮手続きを済ませているの。
実家よりほんの少しだけ手狭な、といっても風呂トイレ、簡易キッチンが完備された部屋。
前世に比べたら申し分ない広さのその部屋で、エリーナと共に荷ほどきを行います。
長旅の疲れがあるけれど、こういったものは後に回すともっと面倒。
ぶーぶー言いながらも荷ほどきを進めます。
全て終える頃には日がとっぷりと暮れていました。
嫌でも明日からゲームのシナリオが始まってしまう。
馬車の中で決意したものの、結構な不安に苛まれながら就寝しましたの。
「王都の居心地はどうだ、悪役令嬢」
「最悪ですわ」
あぁ、これぞ正真正銘の悪夢ですわ。
先ほどまでは、どことも知れぬ澄んだ空気の森の中をただただ歩く夢でしたのに。
突如そこに現れたのは自称神。
最初に現れたときと同じく不遜な態度で、こちらを見る麗人。
まさしく神々しいと言うにふさわしい見目でございますが、私にとっては悪魔のようなその笑み。
令嬢にあるまじき行為ですが今ここで殴り飛ばしたいですわ。
「随分と嫌われたものだな。まぁそう言うな、どうせ残り僅かな令嬢暮らしだ。楽しめよ」
「その件についてですけれども」
「なんだ、申してみろ」
「なんで無理にでも悪役令嬢を作らねばなりませんの?」
「いやな、折角乙女ゲームを模した世界を作ったからには悪役令嬢を登場させねばつまらんだろう」
なんなのその理由!理不尽過ぎるじゃない!
そもそもなぜ私が選ばれたというの?本当にイライラしますわ。
「神とは得てしてそういうものだ」
「本当にむかつきますわね」
「神に向かってそんな口を利くのはお前ぐらいぞカルファ」
「12年もの歳月を無駄にされたら誰だって恨みますわよ」
本当に、本当に手を尽くした12年でしたのに!
「悪役令嬢などいなくても面白い恋愛ゲームもあるはずですわ」
「そうか?だがそれでは私好みではない話になってしまう」
「そうでしょうか?きっとお好きなお話になりますわよ」
「しかし脚本は極力変えたくない!」
さては自称神、原作厨でございますわね。
「ですが私が婚約者ではない時点で、すでに話は変わっておりましてよ?」
「そうなのだよ。本当になんてことをしてくれたんだカルファ……ちゃんと働け悪役令嬢」
「人選ミスをなすりつけないでくださいませ」
「残念なことにな、何もしていないーーだけしかカルファになれなかったのだ。否、何もしていないからこそーーが選ばれた」
そこで目が覚めてしまった。最後一部聞き取れませんでしたわね。
あれは、前世の私の名前だったのでしょうか。
何もしていないからこそ選ばれた、その一言が気になって仕方がありません。
朝食を終え、身支度をエリーナに整えてもらうその間まで、ひたすら考えておりました。ですが「何もしていない」がどういう意味なのかは全くわかりませんでした。
ひとまずは今日を乗り切らねば。
ゲームの悪役令嬢カルファはポニーテールに真っ赤なドレス。
どちらかというと快活な印象のスタイルだったけど、そこは崩しておきたかった。
ドレスはもちろん持って来ませんでしたわ。いえ、持って来なかったはずなのに今朝方クローゼットを開けたらあったそうで。エリーナが不思議な顔をしていたわ。
そんなドレスは着ずに、スカートの裾を少し長めに誂えた制服を身に纏います。レースの付け袖と襟元にビシューを少々。制服を着る場合はカスタムをするのが貴族の嗜みらしいのだけど、私はモブでいたいので控えめに。
髪型はエリーナにお願いしてリボンを編み込んだサイドテールに。
自称神のお眼鏡に叶う見た目だったのか、見た目はそこまで気にしない神なのか。
ひとまずゲーム上の見た目とは異なる印象にできましたわ。
そして!更に!夜会を欠席し続けた私の病弱設定を裏付けるような見た目!
エリーナ本当にありがとう。お父様に昇給の進言をしておきますわ。
侍女に感謝しながら校舎へと向かうと人集りができておりました。
そのほとんどがご令嬢。服装は似通っておりますが、貴族のご令嬢方は靴や小物の質が異なる上に、制服にアレンジを加えております。商人のご子息、ご令嬢方は制服のアレンジはないものの、小物を全て商会の品で揃えている方が多いけれど、流石に少ないみたいね。身分が一目見て分かるということは、不要な争いを避けるのに大きな役割を果たしておりますわ。貴族、商人、平民お互いの身を守る術と言っても過言ではございません。
「見て!第二王子殿下よ!」
「素敵ね~!ベルビット様とオウフロア様も素敵だわ」
「第二王子殿下は婚約者がまだお決まりでないとか」
「私にもチャンスはあるかしら?」
なるほどこれはあれですわね、最初のイベントが始まる直前というやつですわね。
入り口前に群がるご令嬢達の視線の先にはメインキャラクターとなる三人がいた。
ゲーム通りであれば、そこには第二王子殿下の隣には真っ赤なドレスを纏った私の姿があって然るべきでしょうけれど、生憎私はここにおりますの。
「後ろからエッグノッグ様もいらしてるわ!」
「あら、お声をかけられてる方がいるわ」
「羨ましいですわね~。そういえばエッグノッグ商会の新作の手袋、見ました?」
「えぇ、レースがとっても可愛らしくて」
「大きい商会ながらどれも品質が素晴らしいあたり、流石ですわよね」
わかる。私もお父様が入学祝いにと買い与えてくださいましたもの。
可愛さに飛び跳ねておりましたけど、後からエッグノッグ商会の品と知ってとても落ち込みましたわ。
エッグノッグ様は最初のイベント、画面にはいなかったはずだけど後ろでご令嬢たちとお話ししてらしたのね。
周りのモブ達に溶け込みつつ胸中で相槌を打っていると、小さな悲鳴と人が倒れるような音。
「きゃっ!」
甲高い声のする方を見ますと、第二王子殿下の行く手を阻むように大変可愛らしい女の子が転んでおりました。
服装からするに平民でございますわね。ふわふわのピンクブラウンの髪の毛に、アイスブルーの瞳には怯えを宿していて。観衆たちのざわめきは、本日の晴れた空には似合わない、灰色に渦巻くような感情を宿しておりました。
まぁそうですわよね。平民が王族の通りを塞ぐなどあってはなりませんもの。
ただ、私は確信いたしました。彼女がヒロインのモカ嬢であることを。
「大丈夫かい?」
そんな周囲をよそに優しげな笑顔を湛えた第二王子殿下は手を差し伸べました。
あぁこれはまさしく最初のイベントだわ!
美形の笑みに観衆はただため息を吐くばかり。私も皆のポーズを真似ておきましょう。
躊躇いながらも震える手で、そっと第二王子殿下の手を取る彼女。
その表情は明らかにホッとしておりました。
ゲームではヒロインの表情が見れなかったので、私今とても満足しておりますわ!
ゲーム上では一体どうやったらあんなところに飛び出してくるのか不思議だったけれど、
貴族令嬢方の押し合いに負けるという形でモカ嬢が飛び出してきていたのね……
こうして私は最初のイベントをモブとして迎えることができたのです。
まずは一勝。こうやって地道にモブとしての地位を築くのでございます。
そして、ゆくゆくは領地生活を満喫。楽しみになってきましたわ!
王都の外から来る学生の多くは1日~2日前には入寮手続きを済ませているの。
実家よりほんの少しだけ手狭な、といっても風呂トイレ、簡易キッチンが完備された部屋。
前世に比べたら申し分ない広さのその部屋で、エリーナと共に荷ほどきを行います。
長旅の疲れがあるけれど、こういったものは後に回すともっと面倒。
ぶーぶー言いながらも荷ほどきを進めます。
全て終える頃には日がとっぷりと暮れていました。
嫌でも明日からゲームのシナリオが始まってしまう。
馬車の中で決意したものの、結構な不安に苛まれながら就寝しましたの。
「王都の居心地はどうだ、悪役令嬢」
「最悪ですわ」
あぁ、これぞ正真正銘の悪夢ですわ。
先ほどまでは、どことも知れぬ澄んだ空気の森の中をただただ歩く夢でしたのに。
突如そこに現れたのは自称神。
最初に現れたときと同じく不遜な態度で、こちらを見る麗人。
まさしく神々しいと言うにふさわしい見目でございますが、私にとっては悪魔のようなその笑み。
令嬢にあるまじき行為ですが今ここで殴り飛ばしたいですわ。
「随分と嫌われたものだな。まぁそう言うな、どうせ残り僅かな令嬢暮らしだ。楽しめよ」
「その件についてですけれども」
「なんだ、申してみろ」
「なんで無理にでも悪役令嬢を作らねばなりませんの?」
「いやな、折角乙女ゲームを模した世界を作ったからには悪役令嬢を登場させねばつまらんだろう」
なんなのその理由!理不尽過ぎるじゃない!
そもそもなぜ私が選ばれたというの?本当にイライラしますわ。
「神とは得てしてそういうものだ」
「本当にむかつきますわね」
「神に向かってそんな口を利くのはお前ぐらいぞカルファ」
「12年もの歳月を無駄にされたら誰だって恨みますわよ」
本当に、本当に手を尽くした12年でしたのに!
「悪役令嬢などいなくても面白い恋愛ゲームもあるはずですわ」
「そうか?だがそれでは私好みではない話になってしまう」
「そうでしょうか?きっとお好きなお話になりますわよ」
「しかし脚本は極力変えたくない!」
さては自称神、原作厨でございますわね。
「ですが私が婚約者ではない時点で、すでに話は変わっておりましてよ?」
「そうなのだよ。本当になんてことをしてくれたんだカルファ……ちゃんと働け悪役令嬢」
「人選ミスをなすりつけないでくださいませ」
「残念なことにな、何もしていないーーだけしかカルファになれなかったのだ。否、何もしていないからこそーーが選ばれた」
そこで目が覚めてしまった。最後一部聞き取れませんでしたわね。
あれは、前世の私の名前だったのでしょうか。
何もしていないからこそ選ばれた、その一言が気になって仕方がありません。
朝食を終え、身支度をエリーナに整えてもらうその間まで、ひたすら考えておりました。ですが「何もしていない」がどういう意味なのかは全くわかりませんでした。
ひとまずは今日を乗り切らねば。
ゲームの悪役令嬢カルファはポニーテールに真っ赤なドレス。
どちらかというと快活な印象のスタイルだったけど、そこは崩しておきたかった。
ドレスはもちろん持って来ませんでしたわ。いえ、持って来なかったはずなのに今朝方クローゼットを開けたらあったそうで。エリーナが不思議な顔をしていたわ。
そんなドレスは着ずに、スカートの裾を少し長めに誂えた制服を身に纏います。レースの付け袖と襟元にビシューを少々。制服を着る場合はカスタムをするのが貴族の嗜みらしいのだけど、私はモブでいたいので控えめに。
髪型はエリーナにお願いしてリボンを編み込んだサイドテールに。
自称神のお眼鏡に叶う見た目だったのか、見た目はそこまで気にしない神なのか。
ひとまずゲーム上の見た目とは異なる印象にできましたわ。
そして!更に!夜会を欠席し続けた私の病弱設定を裏付けるような見た目!
エリーナ本当にありがとう。お父様に昇給の進言をしておきますわ。
侍女に感謝しながら校舎へと向かうと人集りができておりました。
そのほとんどがご令嬢。服装は似通っておりますが、貴族のご令嬢方は靴や小物の質が異なる上に、制服にアレンジを加えております。商人のご子息、ご令嬢方は制服のアレンジはないものの、小物を全て商会の品で揃えている方が多いけれど、流石に少ないみたいね。身分が一目見て分かるということは、不要な争いを避けるのに大きな役割を果たしておりますわ。貴族、商人、平民お互いの身を守る術と言っても過言ではございません。
「見て!第二王子殿下よ!」
「素敵ね~!ベルビット様とオウフロア様も素敵だわ」
「第二王子殿下は婚約者がまだお決まりでないとか」
「私にもチャンスはあるかしら?」
なるほどこれはあれですわね、最初のイベントが始まる直前というやつですわね。
入り口前に群がるご令嬢達の視線の先にはメインキャラクターとなる三人がいた。
ゲーム通りであれば、そこには第二王子殿下の隣には真っ赤なドレスを纏った私の姿があって然るべきでしょうけれど、生憎私はここにおりますの。
「後ろからエッグノッグ様もいらしてるわ!」
「あら、お声をかけられてる方がいるわ」
「羨ましいですわね~。そういえばエッグノッグ商会の新作の手袋、見ました?」
「えぇ、レースがとっても可愛らしくて」
「大きい商会ながらどれも品質が素晴らしいあたり、流石ですわよね」
わかる。私もお父様が入学祝いにと買い与えてくださいましたもの。
可愛さに飛び跳ねておりましたけど、後からエッグノッグ商会の品と知ってとても落ち込みましたわ。
エッグノッグ様は最初のイベント、画面にはいなかったはずだけど後ろでご令嬢たちとお話ししてらしたのね。
周りのモブ達に溶け込みつつ胸中で相槌を打っていると、小さな悲鳴と人が倒れるような音。
「きゃっ!」
甲高い声のする方を見ますと、第二王子殿下の行く手を阻むように大変可愛らしい女の子が転んでおりました。
服装からするに平民でございますわね。ふわふわのピンクブラウンの髪の毛に、アイスブルーの瞳には怯えを宿していて。観衆たちのざわめきは、本日の晴れた空には似合わない、灰色に渦巻くような感情を宿しておりました。
まぁそうですわよね。平民が王族の通りを塞ぐなどあってはなりませんもの。
ただ、私は確信いたしました。彼女がヒロインのモカ嬢であることを。
「大丈夫かい?」
そんな周囲をよそに優しげな笑顔を湛えた第二王子殿下は手を差し伸べました。
あぁこれはまさしく最初のイベントだわ!
美形の笑みに観衆はただため息を吐くばかり。私も皆のポーズを真似ておきましょう。
躊躇いながらも震える手で、そっと第二王子殿下の手を取る彼女。
その表情は明らかにホッとしておりました。
ゲームではヒロインの表情が見れなかったので、私今とても満足しておりますわ!
ゲーム上では一体どうやったらあんなところに飛び出してくるのか不思議だったけれど、
貴族令嬢方の押し合いに負けるという形でモカ嬢が飛び出してきていたのね……
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