6 / 116
序章
第6話 双子の姫君
しおりを挟む
ドアが開けられる。背筋をピンと伸ばして立っていたのは、グレイヘアをオールバックにまとめたニコライ執事長だった。
「わかったわ。それじゃ、ゆっくりしていって」
カロリナは椅子を引いて立ち上がった。長い髪が波打つ。
「今日も会議ですか? 忙しないことで」
「そうね。だけど、これも務めだから」
そう言うとカロリナはくるりと背を向けて扉に向かった。その少し疲れたような背中に声をかける。
「カロリーナ様にはもっと私のご指導をしていただかないと困りますゆえ、あまりご無理なさらぬよう」
カロリナはふわりとした笑顔で振り返った。
「では、覚悟しとくのね。今度ゆっくりと扱《しご》いてあげるから」
カロリナが部屋からいなくなり、手持ちぶさたになった僕は部屋を見回した。カロリナの部屋には何度か入ったことがあるが、じっくりと眺めるのは初めてかもしれない。
一応、カロリナの執事なので出入りは自由なのだが、女性の部屋に男が一人でいるのはさすがに気が引ける。ともあれ、せっかくの機会。カロリナの言葉に甘えることにしよう。
あちこちに華麗な装飾が施された城の中とは違って、ブラウン系統の壁と床に白天井と簡素な作りだ。
部屋の主《あるじ》のようにどんと中央に置かれた白いグランドピアノに、楽譜や書物を整然と並べた本棚とテーブルが狭そうに置かれている。
窓に接するテーブルから月の光でぼんやりと浮かび上がる湖と校舎が見える。僕はここから見える景色が好きだ。僕の部屋からも大きな湖畔は望めるが、校舎までは見えない。
カロリナの執事と言ってもやることはほとんどない。唯一学校でカロリナが用事がある場合には付き添っているが、それもしょっちゅうあるわけではないし、カロリナと執事長がきちっとしているので出番がないのだ。
グランドピアノの鍵盤の上に置かれた紫色の布をつまみ上げ、一音弾いてみる。ポーンと張りのある高い音が部屋に響き、くぐもるように消えていった。
カロリナは時間のあるときはよくここに座り、演奏している姿を見かける。もちろん、魔法は発動させないが、技巧を尽くした正確な演奏は、圧巻の一言だ。
僕もあれだけ弾ければ自信を持ってマリーの側にいられるのだが。いや、あそこまでじゃなくてもいい。せめてカロリナの10分の1くらいの実力があれば。
「まったく……」
ともう癖《くせ》のようになってしまったため息をつくと、楽譜が目についた。
そう言えばまだカロリナの楽譜を見たことはない。
楽譜は人によってまっさらな人もいれば、技術的なコメントや注意点、はては落書きまでいろいろ書き込む人もあり、その人の音楽への取り組み方がわかるバロメーターみたいなものらしい。
適当に楽譜を取り出してペラペラと捲《めく》ってみると、さすがに時計の針のように正確と称されるカロリナらしく演奏の注意点やコメントだけでなく感情や作曲家の思いまでびっしりと書き込んでいた。
「ん?」
楽譜の間に何かが挟まっていた。見ると、鉛筆で描かれた女性のラフ画だ。
「カロリナ?」
いや、ものすごく似てはいるが、雰囲気が幾分か柔らかい。それに今よりも幼く見える。これは……。
「それはエルサ様ですな」
「!」
唐突に執事長が現れた。
「ちょっと、いきなり現れないでくださいよ!」
「すみません。つい気配を消してしまっていたもので」
さきほどとは打って変わって和やかに笑う執事長。つい気配を消す芸当ができたり、かと思ったら僕の背中にカエルを入れたりする悪戯をするなど、いまいちつかみにくい性格の持ち主だ。
「どれ、私にも見せていただいていいかな?」
執事長にラフ画を手渡すと、なだらかな眉がさらに丸くなった。
「お懐かしい。この方はエルサ・カールステッド様。カロリナ様の双子の妹君じゃ」
「どうりでよく似ていると思いました。でも、こっちのエルサ様の方が表情が穏やかな気がします」
執事長は本当におかしそうに笑った。
「エルサ様は優しい方じゃったから」
その言い方に違和感を覚えた。過去形ということは今はもういないのか。
「エルサ様はかつての戦争の際、不意に出ていかれたのだ。今はどこで何をしているやら」
「何やら複雑な事情がありそうですね」
「そうじゃな」
執事長はそっとその絵を楽譜に戻した。
「なんでもないふうを装ってはいるが、一番心を痛めているのはカロリナ様なのじゃ」
それは要するに今見たことをカロリナには伝えるなと言うこと。そして、要らぬ詮索をするなということでもある。
僕は「はい」とだけ返事をして、楽譜を本棚に戻した。
「では、私はこれで失礼するとしようかの。まあ、あれだ。いろいろ大変だと思うが、私は執事としての君は評価している。カロリナ様も最近はつとに楽しそうじゃしな」
「楽しそうなのはきっと、いじめがいがある執事を見つけたからじゃないですかね。でも、ともあれありがとうございます」
「ほっほっほ、まだまだ若いの」
「? 執事長、それはどういう──」
「なんでもない。ただの戯言じゃよ」
そう言って、踵を返してゆったりとした歩調で部屋を出ていこうとする執事長は扉の前ではたと止まった。
「……そう言えば。マリー様がお話できなくなったのもエルサ様がいなくなった頃じゃったような気がするのぉ」
「なんですって? そうすると、もしかして──」
マリーの喋れない原因は過去に?
カロリナの部屋を出て自室に戻る。本当は学生寮にいるエドと話をしたかったが、さすがに今夜は遅すぎた。
防音用の重い扉を開けると、ベッドに体を投げ出した。洗い立ての石鹸の香りが鼻孔を刺激し少しだけ疲れを癒してくれる。
やっぱり、どんな部屋でも自室は落ち着く。
元々中程度の客室である僕の部屋は一人で過ごすにはもったいないくらい広く、誰かわからないお偉いさんの人物画がいくつも飾られた真っ赤な壁に、目に鮮やかな深紅のテーブル、イス、そしてシャンデリアととてもリラックスできるようなつくりではなかった。
さすがに絵画だけは取り外してもらったが、それ以外のものは残り、慣れるまで目がチカチカしてしょうがなかった。
暗がりの中、テーブルの上に置いたコップに入れた水で喉を潤すと、カーテンを開けた。
カロリナの部屋から見たのとはまた違う湖畔の景色が月明かりに照らされる。
水が人の心を落ち着かせるのはどこの世界においても同じらしい。
前に、ヴァイオリン奏者が湖のそばで目に見える粒の大きさの雨を降らせ虹を出現させていたが、多くの生徒がわざとその水を浴びたり、その光景をうっとりと眺めたりと楽しんでいる様子を見たことがある。
湖面は静かに揺れていた。今頃、マリーもこの景色を見ているだろうか。それとも、趣味の読書かあるいは楽器の演奏に励んでいるかもしれない。
学校に入学してから今までマリーと一緒にいて、どういう人間なのか、趣味嗜好、性格、考え方などはだいぶつかめてきていた。
知らないことといえば、さっきカロリナの部屋で偶然聞いた過去の出来事くらいだ。
マリーの過去だけではない。この城がこの国がこの世界がどんな歴史を歩んできたのか、考えてみればまだ何も知らない。
カロリナのこともマリーのこともまだ何も知らないんだ。そして、僕自身のことについても。
また、ため息が出た。その息を封じ込めるようにもう一度水を飲む。下手したら頭痛もしそうだ。
漫画とかアニメとか小説とか、普通、異世界と言えば楽しくてワクワクドキドキな大冒険が待っているんじゃないのか?
僕がやっていることと言えば、元の世界で日々仕事に追われる社会人のように頭を悩ませストレスを溜めることばかりだ。
「とはいえ、楽しいけど」
全力で何かに取り組むことなんておそらく久し振りだ。全力で悩むことも、全力で怒ることも、全力で誰かを助けようと思うことも。
そう思うとこの世界も悪くない。いや、この世界の方がいいかもしれない。
とにもかくにも、もう寝よう。明日も朝早いのだから。僕はそんなことを思いながら、そっとカーテンを閉めた。
「わかったわ。それじゃ、ゆっくりしていって」
カロリナは椅子を引いて立ち上がった。長い髪が波打つ。
「今日も会議ですか? 忙しないことで」
「そうね。だけど、これも務めだから」
そう言うとカロリナはくるりと背を向けて扉に向かった。その少し疲れたような背中に声をかける。
「カロリーナ様にはもっと私のご指導をしていただかないと困りますゆえ、あまりご無理なさらぬよう」
カロリナはふわりとした笑顔で振り返った。
「では、覚悟しとくのね。今度ゆっくりと扱《しご》いてあげるから」
カロリナが部屋からいなくなり、手持ちぶさたになった僕は部屋を見回した。カロリナの部屋には何度か入ったことがあるが、じっくりと眺めるのは初めてかもしれない。
一応、カロリナの執事なので出入りは自由なのだが、女性の部屋に男が一人でいるのはさすがに気が引ける。ともあれ、せっかくの機会。カロリナの言葉に甘えることにしよう。
あちこちに華麗な装飾が施された城の中とは違って、ブラウン系統の壁と床に白天井と簡素な作りだ。
部屋の主《あるじ》のようにどんと中央に置かれた白いグランドピアノに、楽譜や書物を整然と並べた本棚とテーブルが狭そうに置かれている。
窓に接するテーブルから月の光でぼんやりと浮かび上がる湖と校舎が見える。僕はここから見える景色が好きだ。僕の部屋からも大きな湖畔は望めるが、校舎までは見えない。
カロリナの執事と言ってもやることはほとんどない。唯一学校でカロリナが用事がある場合には付き添っているが、それもしょっちゅうあるわけではないし、カロリナと執事長がきちっとしているので出番がないのだ。
グランドピアノの鍵盤の上に置かれた紫色の布をつまみ上げ、一音弾いてみる。ポーンと張りのある高い音が部屋に響き、くぐもるように消えていった。
カロリナは時間のあるときはよくここに座り、演奏している姿を見かける。もちろん、魔法は発動させないが、技巧を尽くした正確な演奏は、圧巻の一言だ。
僕もあれだけ弾ければ自信を持ってマリーの側にいられるのだが。いや、あそこまでじゃなくてもいい。せめてカロリナの10分の1くらいの実力があれば。
「まったく……」
ともう癖《くせ》のようになってしまったため息をつくと、楽譜が目についた。
そう言えばまだカロリナの楽譜を見たことはない。
楽譜は人によってまっさらな人もいれば、技術的なコメントや注意点、はては落書きまでいろいろ書き込む人もあり、その人の音楽への取り組み方がわかるバロメーターみたいなものらしい。
適当に楽譜を取り出してペラペラと捲《めく》ってみると、さすがに時計の針のように正確と称されるカロリナらしく演奏の注意点やコメントだけでなく感情や作曲家の思いまでびっしりと書き込んでいた。
「ん?」
楽譜の間に何かが挟まっていた。見ると、鉛筆で描かれた女性のラフ画だ。
「カロリナ?」
いや、ものすごく似てはいるが、雰囲気が幾分か柔らかい。それに今よりも幼く見える。これは……。
「それはエルサ様ですな」
「!」
唐突に執事長が現れた。
「ちょっと、いきなり現れないでくださいよ!」
「すみません。つい気配を消してしまっていたもので」
さきほどとは打って変わって和やかに笑う執事長。つい気配を消す芸当ができたり、かと思ったら僕の背中にカエルを入れたりする悪戯をするなど、いまいちつかみにくい性格の持ち主だ。
「どれ、私にも見せていただいていいかな?」
執事長にラフ画を手渡すと、なだらかな眉がさらに丸くなった。
「お懐かしい。この方はエルサ・カールステッド様。カロリナ様の双子の妹君じゃ」
「どうりでよく似ていると思いました。でも、こっちのエルサ様の方が表情が穏やかな気がします」
執事長は本当におかしそうに笑った。
「エルサ様は優しい方じゃったから」
その言い方に違和感を覚えた。過去形ということは今はもういないのか。
「エルサ様はかつての戦争の際、不意に出ていかれたのだ。今はどこで何をしているやら」
「何やら複雑な事情がありそうですね」
「そうじゃな」
執事長はそっとその絵を楽譜に戻した。
「なんでもないふうを装ってはいるが、一番心を痛めているのはカロリナ様なのじゃ」
それは要するに今見たことをカロリナには伝えるなと言うこと。そして、要らぬ詮索をするなということでもある。
僕は「はい」とだけ返事をして、楽譜を本棚に戻した。
「では、私はこれで失礼するとしようかの。まあ、あれだ。いろいろ大変だと思うが、私は執事としての君は評価している。カロリナ様も最近はつとに楽しそうじゃしな」
「楽しそうなのはきっと、いじめがいがある執事を見つけたからじゃないですかね。でも、ともあれありがとうございます」
「ほっほっほ、まだまだ若いの」
「? 執事長、それはどういう──」
「なんでもない。ただの戯言じゃよ」
そう言って、踵を返してゆったりとした歩調で部屋を出ていこうとする執事長は扉の前ではたと止まった。
「……そう言えば。マリー様がお話できなくなったのもエルサ様がいなくなった頃じゃったような気がするのぉ」
「なんですって? そうすると、もしかして──」
マリーの喋れない原因は過去に?
カロリナの部屋を出て自室に戻る。本当は学生寮にいるエドと話をしたかったが、さすがに今夜は遅すぎた。
防音用の重い扉を開けると、ベッドに体を投げ出した。洗い立ての石鹸の香りが鼻孔を刺激し少しだけ疲れを癒してくれる。
やっぱり、どんな部屋でも自室は落ち着く。
元々中程度の客室である僕の部屋は一人で過ごすにはもったいないくらい広く、誰かわからないお偉いさんの人物画がいくつも飾られた真っ赤な壁に、目に鮮やかな深紅のテーブル、イス、そしてシャンデリアととてもリラックスできるようなつくりではなかった。
さすがに絵画だけは取り外してもらったが、それ以外のものは残り、慣れるまで目がチカチカしてしょうがなかった。
暗がりの中、テーブルの上に置いたコップに入れた水で喉を潤すと、カーテンを開けた。
カロリナの部屋から見たのとはまた違う湖畔の景色が月明かりに照らされる。
水が人の心を落ち着かせるのはどこの世界においても同じらしい。
前に、ヴァイオリン奏者が湖のそばで目に見える粒の大きさの雨を降らせ虹を出現させていたが、多くの生徒がわざとその水を浴びたり、その光景をうっとりと眺めたりと楽しんでいる様子を見たことがある。
湖面は静かに揺れていた。今頃、マリーもこの景色を見ているだろうか。それとも、趣味の読書かあるいは楽器の演奏に励んでいるかもしれない。
学校に入学してから今までマリーと一緒にいて、どういう人間なのか、趣味嗜好、性格、考え方などはだいぶつかめてきていた。
知らないことといえば、さっきカロリナの部屋で偶然聞いた過去の出来事くらいだ。
マリーの過去だけではない。この城がこの国がこの世界がどんな歴史を歩んできたのか、考えてみればまだ何も知らない。
カロリナのこともマリーのこともまだ何も知らないんだ。そして、僕自身のことについても。
また、ため息が出た。その息を封じ込めるようにもう一度水を飲む。下手したら頭痛もしそうだ。
漫画とかアニメとか小説とか、普通、異世界と言えば楽しくてワクワクドキドキな大冒険が待っているんじゃないのか?
僕がやっていることと言えば、元の世界で日々仕事に追われる社会人のように頭を悩ませストレスを溜めることばかりだ。
「とはいえ、楽しいけど」
全力で何かに取り組むことなんておそらく久し振りだ。全力で悩むことも、全力で怒ることも、全力で誰かを助けようと思うことも。
そう思うとこの世界も悪くない。いや、この世界の方がいいかもしれない。
とにもかくにも、もう寝よう。明日も朝早いのだから。僕はそんなことを思いながら、そっとカーテンを閉めた。
0
あなたにおすすめの小説
男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件
美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…?
最新章の第五章も夕方18時に更新予定です!
☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。
※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます!
※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。
※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!
少し冷めた村人少年の冒険記
mizuno sei
ファンタジー
辺境の村に生まれた少年トーマ。実は日本でシステムエンジニアとして働き、過労死した三十前の男の生まれ変わりだった。
トーマの家は貧しい農家で、神から授かった能力も、村の人たちからは「はずれギフト」とさげすまれるわけの分からないものだった。
優しい家族のために、自分の食い扶持を減らそうと家を出る決心をしたトーマは、唯一無二の相棒、「心の声」である〈ナビ〉とともに、未知の世界へと旅立つのであった。
男爵家の厄介者は賢者と呼ばれる
暇野無学
ファンタジー
魔法もスキルも授からなかったが、他人の魔法は俺のもの。な~んちゃって。
授けの儀で授かったのは魔法やスキルじゃなかった。神父様には読めなかったが、俺には馴染みの文字だが魔法とは違う。転移した世界は優しくない世界、殺される前に授かったものを利用して逃げ出す算段をする。魔法でないものを利用して魔法を使い熟し、やがては無敵の魔法使いになる。
【㊗️受賞!】神のミスで転生したけど、幼児化しちゃった!〜もふもふと一緒に、異世界ライフを楽しもう!〜
一ノ蔵(いちのくら)
ファンタジー
※第18回ファンタジー小説大賞にて、奨励賞を受賞しました!投票して頂いた皆様には、感謝申し上げますm(_ _)m
✩物語は、ゆっくり進みます。冒険より、日常に重きありの異世界ライフです。
【あらすじ】
神のミスにより、異世界転生が決まったミオ。調子に乗って、スキルを欲張り過ぎた結果、幼児化してしまった!
そんなハプニングがありつつも、ミオは、大好きな異世界で送る第二の人生に、希望いっぱい!
事故のお詫びに遣わされた、守護獣神のジョウとともに、ミオは異世界ライフを楽しみます!
カクヨム(吉野 ひな)にて、先行投稿しています。
ギルドの片隅で飲んだくれてるおっさん冒険者
哀上
ファンタジー
チートを貰い転生した。
何も成し遂げることなく35年……
ついに前世の年齢を超えた。
※ 第5回次世代ファンタジーカップにて“超個性的キャラクター賞”を受賞。
※この小説は他サイトにも投稿しています。
第5皇子に転生した俺は前世の医学と知識や魔法を使い世界を変える。
黒ハット
ファンタジー
前世は予防医学の専門の医者が飛行機事故で結婚したばかりの妻と亡くなり異世界の帝国の皇帝の5番目の子供に転生する。子供の生存率50%という文明の遅れた世界に転生した主人公が前世の知識と魔法を使い乱世の世界を戦いながら前世の奥さんと巡り合い世界を変えて行く。
世の中は意外と魔術で何とかなる
ものまねの実
ファンタジー
新しい人生が唐突に始まった男が一人。目覚めた場所は人のいない森の中の廃村。生きるのに精一杯で、大層な目標もない。しかしある日の出会いから物語は動き出す。
神様の土下座・謝罪もない、スキル特典もレベル制もない、転生トラックもそれほど走ってない。突然の転生に戸惑うも、前世での経験があるおかげで図太く生きられる。生きるのに『隠してたけど実は最強』も『パーティから追放されたから復讐する』とかの設定も必要ない。人はただ明日を目指して歩くだけで十分なんだ。
『王道とは歩むものではなく、その隣にある少しずれた道を歩くためのガイドにするくらいが丁度いい』
平凡な生き方をしているつもりが、結局騒ぎを起こしてしまう男の冒険譚。困ったときの魔術頼み!大丈夫、俺上手に魔術使えますから。※主人公は結構ズルをします。正々堂々がお好きな方はご注意ください。
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる