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第54話 学園の七不思議~伝説の熱血教師と迷宮~
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ルイと『魔力抱擁』をした次の日。
僕はみんなで学園へと向かっていた。
相変わらずの『女生徒の壁』を苦笑いでやり過ごし、教室へとたどり着く僕とココナ、そしてティア。
そして囲む女生徒たち。
うん。
もうこれ“デフォ”だね。
「おはようライト。モテすぎるのも大変だね」
「…おはようミャルナ。…はあ」
「おいおい、いきなりため息かい?…まあ、この状況じゃね…ご愁傷様」
「ぐうっ」
国王の発表から2日目。
まだまだこの状況、しばらく続きそうで僕は頭を抱えていた。
「ふん。貴族には責任と言うものがあるのだ。そんな顔をするな。お前はこの中で2番目に権威ある存在なのだからな」
「…おはようベイルード」
「っ!?う、うむ。…お、おはよう」
相変わらずベイルードは恥ずかしがり屋さんだ。
なんかその様子に僕は心が軽くなっていた。
「おーい、席につけ―。ホームルーム始めるぞー」
「「「はーい」」」
先生の掛け声で散っていく女生徒たち。
ようやく僕は息を吐き出していた。
一応陛下の“御達し”があり、上級生や中等部の皆さんはうちのクラスに来ることはない。
でもクラスの女子や同じ階にあるほかのクラス。
そこまでの制限はできないんだよね。
※※※※※
そんなことを考えていたせいなのか。
僕は先生に呼ばれていることに暫く気が付かなかった。
「…イト…ライト」
「っ!?は、はい」
そんな様子に優しげな表情を浮かべるウェレッタ先生。
「ハハハ。お前でもそんな顔をするんだな。コホン。なあライト、お前この後学園長先生の所に行くぞ。俺と一緒にな。…ああ、従者の方もご同行願います。…クラスの皆はしばらく自習していてくれ」
学園長先生の部屋?
あれ?
なんかやらかした?!
「おっと、心配するな。少なくともお前に原因のある話ではない。…まあ、すぐに噂になるだろうから、クラスの皆には伝えておくか」
突然先生の纏うオーラが鋭さを纏う。
思わずごくりと僕はつばを飲み込んだ。
「『伝説の熱血教師』…聞いたことのあるものは居るか?」
いわゆる“学園の七不思議”のひとつ。
入学して間もない僕らだけど、そう言う話はいつの間にか皆認識していた。
「先生、それって噂話じゃ…」
聞いていたミャルナが問いかける。
そしてざわめくクラスメイト。
中には目を輝かせている生徒もいるし?
「まあ、な。…実はな、先生の同僚でイスルダムと言う教師がいるんだが…まあ、そいつが例の『伝説の熱血教師』なんだよ」
「っ!?えっ?実在の人物なのですか?…だ、だって…きょ、教師なのにドラゴン倒したとか…死にそうな生徒のために伝説の薬草探し出したとか…本当なのですか?」
生徒たちの驚愕。
まあね。
彼の逸話は事欠かない。
何しろまさに“英雄そのもの”だからだ。
ウェレッタ先生はバツが悪そうにポリポリと髪をかいた。
「大分脚色はされているが…おおむね事実だ。奴は元々冒険者だったんだ。しかもS級」
「っ!?…S級?!!」
この世界、多くの冒険者がいる。
もちろん魔物の居る世界、軍隊とかだけでは賄いきれない。
しかし。
S級の冒険者――
確認されている今、確か片手に余る程度しかいないはずだった。
「…そのS級の元冒険者、今回僕が呼ばれたことに関係するのですね?」
「ああ。…お前色々と発明しているよな」
「え、ええ」
「実はな…イスルダムは今S級のダンジョン、『秘匿の迷宮・アスランテ』に行っているんだが…もう数か月連絡がないんだ」
『秘匿の迷宮・アスランテ』
別次元にあるとされているいかにも眉唾な迷宮。
しかも。
そのダンジョンはここ学園の中にあるとされていた。
「…えっと…それは王国や、高位冒険者の案件では?」
正直めっちゃ興味はある。
でも僕は一応頭が良いだけの優等生。
自分から積極的にかかわることは激しい違和感を皆に与えてしまう。
「まあな。だがお前らもうわさで聞いたとは思うが…実はその迷宮、学園の中にあるのだ。それに今回の事案、実は国王の思惑も絡んでいる。やすやすと外部の者、この学園に入れるわけにはいかんのだ」
言葉を切り僕に視線を向ける先生。
「…だからこそお前だ。…いくつかの発明品…俺も楽しみだ。…という訳でお前たちはしっかりと自習していてくれ――ココナ」
「は、はい」
「今からいくつかのプリントを渡す。お前ならこの内容既に分かっているだろう。皆、分からない所はココナに聞いてほしい。…頼めるか?」
「っ!?わ、分かりました。…精一杯努めます」
「ああ。期待している」
顔を上気させながらも、しっかりと頷くココナ。
うん。
やっぱりココナはめっちゃ可愛い。
※※※※※
そうして訪れた学園長先生の部屋。
新たなミッションの始まりだったんだ。
※※※※※
「…お、おはようございます」
1時間後。
異様に静まり返る教室に、寝坊し遅刻したルザーラナは恐る恐る教室のドアを開けた。
一斉に向けられる視線。
思わず肩が跳ねてしまう。
「まったく。あんた遅刻よ?…何かあったの?」
「うあ、ル、ルイちゃん…あうっ」
正直ルザーラナはこの中では当然だがお姉さんポジだ。
もちろんルイもだが。
何時もびしっとしている憧れているお姉さん。
当たり前だが色々気にして整えているし、何なら若干の“幻影魔術”だって展開している。
そんな彼女が寝坊のせいでナチュラルな姿――
つまりは普段の“自然体のルザーラナ”が制服を着ている状態。
ありていに言って場違い感が半端ない。
まるで大人が子供服を着ているような違和感。
何よりも魅力的なプロポーション。
反射的に男の子たちの視線が彼女の体に突き刺さってしまう。
既に数人は顔を真っ赤にし、挙動不審状態だ。
「っ!?ちょ、あ、あんた!!…ココナ様」
「っ!?は、はい」
「お花摘み、よろしいでしょうか?」
「は、はい。…ああ…よろしくお願いします」
色々と察したココナ。
苦笑いとともに、思わず自身のつつましいものに目を向けてしまった。
(ルザーラナさん…すごい…く、悔しくなんか、な、ないんだからねっ)
なぜかツンデレるココナ(笑)
(…自習でよかった?…あの姿、ライト様に見せたくない…)
そして零れる本音。
何しろ今夜ライトの魔力抱擁をされる女性。
ココナは自分の知らない、嫌な感情が育っていくことを実感していたんだ。
嫉妬。
でもそれは。
彼女、ココナの成長の証に他ならないのだが。
※※※※※
何はともあれルイの機転で事なきを得たルザーラナ。
しっかりと衣服を整え、幻影魔術を展開。
メチャクチャ怒られはしたものの、どうにか自習しているクラスに溶け込むことに成功していた。
(ありがと、ルイちゃん)
(貸し1つだからね。…で?何かあったの?)
(…べ、べつに…)
(…ふうん。…まあ、いいわ)
念話での会話。
当然それを理解する者はいない。
だから表面上は澄まして過ごすルイとルザーラナ。
まあいつものことだ。
そんな様子をじっとりとした瞳で見つめている男子生徒に気づかないまま。
僕はみんなで学園へと向かっていた。
相変わらずの『女生徒の壁』を苦笑いでやり過ごし、教室へとたどり着く僕とココナ、そしてティア。
そして囲む女生徒たち。
うん。
もうこれ“デフォ”だね。
「おはようライト。モテすぎるのも大変だね」
「…おはようミャルナ。…はあ」
「おいおい、いきなりため息かい?…まあ、この状況じゃね…ご愁傷様」
「ぐうっ」
国王の発表から2日目。
まだまだこの状況、しばらく続きそうで僕は頭を抱えていた。
「ふん。貴族には責任と言うものがあるのだ。そんな顔をするな。お前はこの中で2番目に権威ある存在なのだからな」
「…おはようベイルード」
「っ!?う、うむ。…お、おはよう」
相変わらずベイルードは恥ずかしがり屋さんだ。
なんかその様子に僕は心が軽くなっていた。
「おーい、席につけ―。ホームルーム始めるぞー」
「「「はーい」」」
先生の掛け声で散っていく女生徒たち。
ようやく僕は息を吐き出していた。
一応陛下の“御達し”があり、上級生や中等部の皆さんはうちのクラスに来ることはない。
でもクラスの女子や同じ階にあるほかのクラス。
そこまでの制限はできないんだよね。
※※※※※
そんなことを考えていたせいなのか。
僕は先生に呼ばれていることに暫く気が付かなかった。
「…イト…ライト」
「っ!?は、はい」
そんな様子に優しげな表情を浮かべるウェレッタ先生。
「ハハハ。お前でもそんな顔をするんだな。コホン。なあライト、お前この後学園長先生の所に行くぞ。俺と一緒にな。…ああ、従者の方もご同行願います。…クラスの皆はしばらく自習していてくれ」
学園長先生の部屋?
あれ?
なんかやらかした?!
「おっと、心配するな。少なくともお前に原因のある話ではない。…まあ、すぐに噂になるだろうから、クラスの皆には伝えておくか」
突然先生の纏うオーラが鋭さを纏う。
思わずごくりと僕はつばを飲み込んだ。
「『伝説の熱血教師』…聞いたことのあるものは居るか?」
いわゆる“学園の七不思議”のひとつ。
入学して間もない僕らだけど、そう言う話はいつの間にか皆認識していた。
「先生、それって噂話じゃ…」
聞いていたミャルナが問いかける。
そしてざわめくクラスメイト。
中には目を輝かせている生徒もいるし?
「まあ、な。…実はな、先生の同僚でイスルダムと言う教師がいるんだが…まあ、そいつが例の『伝説の熱血教師』なんだよ」
「っ!?えっ?実在の人物なのですか?…だ、だって…きょ、教師なのにドラゴン倒したとか…死にそうな生徒のために伝説の薬草探し出したとか…本当なのですか?」
生徒たちの驚愕。
まあね。
彼の逸話は事欠かない。
何しろまさに“英雄そのもの”だからだ。
ウェレッタ先生はバツが悪そうにポリポリと髪をかいた。
「大分脚色はされているが…おおむね事実だ。奴は元々冒険者だったんだ。しかもS級」
「っ!?…S級?!!」
この世界、多くの冒険者がいる。
もちろん魔物の居る世界、軍隊とかだけでは賄いきれない。
しかし。
S級の冒険者――
確認されている今、確か片手に余る程度しかいないはずだった。
「…そのS級の元冒険者、今回僕が呼ばれたことに関係するのですね?」
「ああ。…お前色々と発明しているよな」
「え、ええ」
「実はな…イスルダムは今S級のダンジョン、『秘匿の迷宮・アスランテ』に行っているんだが…もう数か月連絡がないんだ」
『秘匿の迷宮・アスランテ』
別次元にあるとされているいかにも眉唾な迷宮。
しかも。
そのダンジョンはここ学園の中にあるとされていた。
「…えっと…それは王国や、高位冒険者の案件では?」
正直めっちゃ興味はある。
でも僕は一応頭が良いだけの優等生。
自分から積極的にかかわることは激しい違和感を皆に与えてしまう。
「まあな。だがお前らもうわさで聞いたとは思うが…実はその迷宮、学園の中にあるのだ。それに今回の事案、実は国王の思惑も絡んでいる。やすやすと外部の者、この学園に入れるわけにはいかんのだ」
言葉を切り僕に視線を向ける先生。
「…だからこそお前だ。…いくつかの発明品…俺も楽しみだ。…という訳でお前たちはしっかりと自習していてくれ――ココナ」
「は、はい」
「今からいくつかのプリントを渡す。お前ならこの内容既に分かっているだろう。皆、分からない所はココナに聞いてほしい。…頼めるか?」
「っ!?わ、分かりました。…精一杯努めます」
「ああ。期待している」
顔を上気させながらも、しっかりと頷くココナ。
うん。
やっぱりココナはめっちゃ可愛い。
※※※※※
そうして訪れた学園長先生の部屋。
新たなミッションの始まりだったんだ。
※※※※※
「…お、おはようございます」
1時間後。
異様に静まり返る教室に、寝坊し遅刻したルザーラナは恐る恐る教室のドアを開けた。
一斉に向けられる視線。
思わず肩が跳ねてしまう。
「まったく。あんた遅刻よ?…何かあったの?」
「うあ、ル、ルイちゃん…あうっ」
正直ルザーラナはこの中では当然だがお姉さんポジだ。
もちろんルイもだが。
何時もびしっとしている憧れているお姉さん。
当たり前だが色々気にして整えているし、何なら若干の“幻影魔術”だって展開している。
そんな彼女が寝坊のせいでナチュラルな姿――
つまりは普段の“自然体のルザーラナ”が制服を着ている状態。
ありていに言って場違い感が半端ない。
まるで大人が子供服を着ているような違和感。
何よりも魅力的なプロポーション。
反射的に男の子たちの視線が彼女の体に突き刺さってしまう。
既に数人は顔を真っ赤にし、挙動不審状態だ。
「っ!?ちょ、あ、あんた!!…ココナ様」
「っ!?は、はい」
「お花摘み、よろしいでしょうか?」
「は、はい。…ああ…よろしくお願いします」
色々と察したココナ。
苦笑いとともに、思わず自身のつつましいものに目を向けてしまった。
(ルザーラナさん…すごい…く、悔しくなんか、な、ないんだからねっ)
なぜかツンデレるココナ(笑)
(…自習でよかった?…あの姿、ライト様に見せたくない…)
そして零れる本音。
何しろ今夜ライトの魔力抱擁をされる女性。
ココナは自分の知らない、嫌な感情が育っていくことを実感していたんだ。
嫉妬。
でもそれは。
彼女、ココナの成長の証に他ならないのだが。
※※※※※
何はともあれルイの機転で事なきを得たルザーラナ。
しっかりと衣服を整え、幻影魔術を展開。
メチャクチャ怒られはしたものの、どうにか自習しているクラスに溶け込むことに成功していた。
(ありがと、ルイちゃん)
(貸し1つだからね。…で?何かあったの?)
(…べ、べつに…)
(…ふうん。…まあ、いいわ)
念話での会話。
当然それを理解する者はいない。
だから表面上は澄まして過ごすルイとルザーラナ。
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