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50.最終回:皆のその後
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あれからしばらく経過して。
私は無事女の子を出産した。
俊則はやばいくらい顔面崩壊して泣いていたっけ。
私もあり得ないくらいの幸福感に包まれた。
絵美里とルルも大きなおなかなのに駆けつけてくれて。
まあ俊則挙動不審になるくらい二人の事も心配していたけどね。
うん。
今日は許す。
出産直前は今まで経験したことのない痛みで本当に死んじゃうかと思ったけど、赤ちゃん、ううん、俊則と考えた『ルミナ』っていう私たちの宝物を見た瞬間に全部忘れちゃった。
ルミナ…可愛い名前♡
この子は私たちの天使だ。
そしてしばらく入院していて明日退院するっていうときにレイナルドお兄様とラナお姉さま、そして長男のリオナードちゃんが3人でお見舞いに来てくれたんだけど……
吃驚しました。
俊則のあんな泣いた顔、久しぶりに見た。
だって……
※※※※※
「やあ、ロナリア。おめでとう。明日退院だそうだが。……すまないな突然」
「いえ、嬉しいですお兄様。ラナお姉様も。…リオナードちゃんもありがとうね。…ふふっ、まだ分からないか…可愛い♡」
何故か微妙な顔をするお兄様とお姉様。
突然リオナードちゃんが話し始めた。
「ああ、えっと叔母様?おめでとう。元気な可愛い赤ちゃんだね。良かったね俊則に似なくて。うん。ママ似かなこの子。すっごく可愛いね」
「「…………はあああああ!???」」
「なっ、なっ、ま、まさか……大輔?」
「ああ、俊則久しぶり。このドスケベめ。3人も孕ませやがって」
そして突然魔力に包まれ宙に浮くリオナード。
お兄様は頭を抱える。
ラナお姉さまは目を輝かせる。
「あー、なんだ。この通りどうやらリオナードは特別らしい。シュラド様、あなたの知り合いのようですね」
「うう、グスッ…うああ…大輔……ごめん……うああ…お見舞……行かなくて…あああ…転生…グスッ……したんだ……うぐ……よがっだ……あああああああああああ」
突然崩れ落ち泣き出す俊則に皆が固まってしまう。
リオナードはそんな俊則の近くへと浮いて行き、いきなり頭を叩く。
「バーカ。気にすんなよな。全く相変わらずくそまじめな奴め。良いじゃんか。もう俺もここにいる。……健康体だぞ?楽しみで仕方がないんだよ俺は」
キョトンとする俊則。
そして涙を拭いて立ち上がった。
「グスッ、ははっ、やっぱりお前はすごい奴だ。うん、わかったよ。……会えて嬉しい」
「っ!?ったく、そんな顔すんなよな。俺まだ乳幼児なんだぞ。だからこれは…グスッ…べ、別に……ヒック…嬉しいとか…うわあ……あああああーーーーーーーんんんん」
そしてラナお姉さまの胸にしがみつき泣き始めるリオナード。
皆の心に温かいものが溢れる。
「ふふっ、ああ、可愛い。私のリオ。こうしてみるとただの赤ちゃんね。よしよし、おっぱいあげようね」
後ろを向いて母乳を上げようと服を緩める。
俊則真っ赤な顔でうしろ向いて固まるし。
「あっ、うあ……そ、そのっ、か、勘違いするなよ?これはあくまで生存本の…んん♡」
「ほら、いろいろ言わない……美味しいでちゅか?」
あーリオナードちゃん真っ赤。
……でもすごく幸せそうだね。
「ふう、騒がせてしまったな。ロナリア、これで失礼するよ。…シュラド様、またゆっくり遊びに来てほしい」
「っ!?は、はい。是非伺わせていただきます」
そんな話をしていると、リオナードちゃんがすやすやと可愛らしい寝息を立て始めた。
まだ7か月だもんね。
ふふっ可愛い♡
「ああ。……ふう、リオは寝たようだな。ラナ、失礼しよう」
「はい。あなた。……ロナリア、本当におめでとう。また会いましょうね」
「ええ、ありがとうございますお姉さま」
こうして私の出産と俊則と親友の再会は果たされた。
俊則凄く嬉しそうだった。
良かったね。
でもさ……
少し妬けちゃうわね。
※※※※※
良く晴れた大公爵家の広い庭で、小さい子供たちの声が響いている。
「パパ―ねえ見てみて」
「むうーパパは今日僕と遊ぶの!!」
「だめえ、私なの!」
あれから2年が経過した。
私のルミナも2歳になり、絵美里のリカルドとルルのメリアも1歳半だ。
どうやらうちの子たちはパパの勇者の血が濃いらしく、成長が早い。
ルミナ1歳になる前に話し始めたしね。
「ははっ、喧嘩しないよ?ほら、一緒に遊ぼうか」
「「「うんっ」」」
俊則はやっぱりデロデロで、メチャクチャ甘いお父さんになっている。
子供たちはパパが大好きだ。
私はガゼボの椅子に座り、相変わらず私の世話をしてくれるルルの入れてくれた紅茶を飲み、その様子に目を細めていた。
「ロナリアお姉さま、なんか不思議ですね」
「ん?何が?」
「だって……こんなに幸せで……ちょっと怖いです」
絵美里が吹き抜ける風に帽子を押さえながらガゼボへと入ってくる。
「ルルさん、手伝いますよ?私も紅茶欲しいかな」
そして慣れた手つきで紅茶を淹れる。
「絵美里お疲れ様。ありがとう。……もう目立つんだからいいのに」
「ふふっ、舞奈さんこそ。もう来月ですね」
「うん」
実は私たち3人、また妊娠している。
私は多分来月で、絵美里はあと3か月くらいかな。
ルルはこの前4か月くらいって言われていたから、今ちょっとつわりがあって具合悪い日が多いけど、今日はとても元気だ。
因みに例の組織は今会長をアイノリア嬢が引き継いでいて、なんだか伝説級として世の百合の皆さまから羨望のまなざしを受けているらしい。
ははは、笑うしかないね。
因みにエリスも卒業して、今カイザーさんと一緒に暮らしています。
結婚はしていないけどね。
ドレスト侯爵様からミッションを課せられていて、それをクリアーするまでお預けらしいよ。
まあ、時間の問題だけどね。
二人ラブラブだし。
ドレスト侯爵家はエリスのお兄様が隣国のお姫様と結婚して継ぐようです。
まあ、侯爵様全然元気なので、しばらく後なのだろうけれど。
それから私、また新しい妹が出来ました。
お母様きっと体も若いのね。
もう43歳なのに凄いわ。
相変わらずお母様とお父様も恥ずかしいくらいにラブラブです。
※※※※※
「はあ、ルル、俺にも紅茶お願いしてもいいかな」
想いを馳せていたら私たちの旦那様が息を切らせながらガゼボへと顔を出した。
子供3人を抱えながら。
「まあ、寝ちゃったのね……3人とも可愛い♡」
「うん、いっぱい遊んだからね。はあ、本当に可愛い。天使みたいだ」
俊則が優しい目で子供たちを見る。
……むう。
「俊則……その、私も…抱っこ♡」
うう、なんか急にしてほしくなっちゃった。
俊則子供を優しく椅子に寝かせ、私を優しく包んでくれる。
「舞奈?もうお腹大きいから抱っこは怖いかな。これでいい?」
「ん♡……うん、許す♡」
俊則の優しいキス付き。
ああ、ほんと。
いつまでも慣れない。
嬉しすぎる。
俊則の服を絵美里が引っ張る。
「もう、先輩?私も……」
「あ、うん。はあ、絵美里可愛い」
優しく絵美里を抱きしめキスをする俊則。
絵美里スッゴク可愛い顔してるし……
むうっ!
「あ、あの……シュラド様?その…私も……あう♡」
まだお腹が目立たないルルを優しく抱きしめそしてキスを落とす俊則。
「ああ、ルル、可愛い。……大好きだよ」
「うあ♡……嬉しいです♡」
むううううう!!!
このたらしめ!!
…はあ。
しょうがないけどね。
だって
私の愛する俊則は。
地球の時カッコ悪かった俊則は。
絶望していたけど凄く頑張って。
努力して。
歯を食いしばって。
そして私を見続けてくれていた俊則は。
スッゴク優しいんだもん。
オムライス、本当においしかったよ。
大好きだよ。
ずっとずっと……
愛しています。
私は無事女の子を出産した。
俊則はやばいくらい顔面崩壊して泣いていたっけ。
私もあり得ないくらいの幸福感に包まれた。
絵美里とルルも大きなおなかなのに駆けつけてくれて。
まあ俊則挙動不審になるくらい二人の事も心配していたけどね。
うん。
今日は許す。
出産直前は今まで経験したことのない痛みで本当に死んじゃうかと思ったけど、赤ちゃん、ううん、俊則と考えた『ルミナ』っていう私たちの宝物を見た瞬間に全部忘れちゃった。
ルミナ…可愛い名前♡
この子は私たちの天使だ。
そしてしばらく入院していて明日退院するっていうときにレイナルドお兄様とラナお姉さま、そして長男のリオナードちゃんが3人でお見舞いに来てくれたんだけど……
吃驚しました。
俊則のあんな泣いた顔、久しぶりに見た。
だって……
※※※※※
「やあ、ロナリア。おめでとう。明日退院だそうだが。……すまないな突然」
「いえ、嬉しいですお兄様。ラナお姉様も。…リオナードちゃんもありがとうね。…ふふっ、まだ分からないか…可愛い♡」
何故か微妙な顔をするお兄様とお姉様。
突然リオナードちゃんが話し始めた。
「ああ、えっと叔母様?おめでとう。元気な可愛い赤ちゃんだね。良かったね俊則に似なくて。うん。ママ似かなこの子。すっごく可愛いね」
「「…………はあああああ!???」」
「なっ、なっ、ま、まさか……大輔?」
「ああ、俊則久しぶり。このドスケベめ。3人も孕ませやがって」
そして突然魔力に包まれ宙に浮くリオナード。
お兄様は頭を抱える。
ラナお姉さまは目を輝かせる。
「あー、なんだ。この通りどうやらリオナードは特別らしい。シュラド様、あなたの知り合いのようですね」
「うう、グスッ…うああ…大輔……ごめん……うああ…お見舞……行かなくて…あああ…転生…グスッ……したんだ……うぐ……よがっだ……あああああああああああ」
突然崩れ落ち泣き出す俊則に皆が固まってしまう。
リオナードはそんな俊則の近くへと浮いて行き、いきなり頭を叩く。
「バーカ。気にすんなよな。全く相変わらずくそまじめな奴め。良いじゃんか。もう俺もここにいる。……健康体だぞ?楽しみで仕方がないんだよ俺は」
キョトンとする俊則。
そして涙を拭いて立ち上がった。
「グスッ、ははっ、やっぱりお前はすごい奴だ。うん、わかったよ。……会えて嬉しい」
「っ!?ったく、そんな顔すんなよな。俺まだ乳幼児なんだぞ。だからこれは…グスッ…べ、別に……ヒック…嬉しいとか…うわあ……あああああーーーーーーーんんんん」
そしてラナお姉さまの胸にしがみつき泣き始めるリオナード。
皆の心に温かいものが溢れる。
「ふふっ、ああ、可愛い。私のリオ。こうしてみるとただの赤ちゃんね。よしよし、おっぱいあげようね」
後ろを向いて母乳を上げようと服を緩める。
俊則真っ赤な顔でうしろ向いて固まるし。
「あっ、うあ……そ、そのっ、か、勘違いするなよ?これはあくまで生存本の…んん♡」
「ほら、いろいろ言わない……美味しいでちゅか?」
あーリオナードちゃん真っ赤。
……でもすごく幸せそうだね。
「ふう、騒がせてしまったな。ロナリア、これで失礼するよ。…シュラド様、またゆっくり遊びに来てほしい」
「っ!?は、はい。是非伺わせていただきます」
そんな話をしていると、リオナードちゃんがすやすやと可愛らしい寝息を立て始めた。
まだ7か月だもんね。
ふふっ可愛い♡
「ああ。……ふう、リオは寝たようだな。ラナ、失礼しよう」
「はい。あなた。……ロナリア、本当におめでとう。また会いましょうね」
「ええ、ありがとうございますお姉さま」
こうして私の出産と俊則と親友の再会は果たされた。
俊則凄く嬉しそうだった。
良かったね。
でもさ……
少し妬けちゃうわね。
※※※※※
良く晴れた大公爵家の広い庭で、小さい子供たちの声が響いている。
「パパ―ねえ見てみて」
「むうーパパは今日僕と遊ぶの!!」
「だめえ、私なの!」
あれから2年が経過した。
私のルミナも2歳になり、絵美里のリカルドとルルのメリアも1歳半だ。
どうやらうちの子たちはパパの勇者の血が濃いらしく、成長が早い。
ルミナ1歳になる前に話し始めたしね。
「ははっ、喧嘩しないよ?ほら、一緒に遊ぼうか」
「「「うんっ」」」
俊則はやっぱりデロデロで、メチャクチャ甘いお父さんになっている。
子供たちはパパが大好きだ。
私はガゼボの椅子に座り、相変わらず私の世話をしてくれるルルの入れてくれた紅茶を飲み、その様子に目を細めていた。
「ロナリアお姉さま、なんか不思議ですね」
「ん?何が?」
「だって……こんなに幸せで……ちょっと怖いです」
絵美里が吹き抜ける風に帽子を押さえながらガゼボへと入ってくる。
「ルルさん、手伝いますよ?私も紅茶欲しいかな」
そして慣れた手つきで紅茶を淹れる。
「絵美里お疲れ様。ありがとう。……もう目立つんだからいいのに」
「ふふっ、舞奈さんこそ。もう来月ですね」
「うん」
実は私たち3人、また妊娠している。
私は多分来月で、絵美里はあと3か月くらいかな。
ルルはこの前4か月くらいって言われていたから、今ちょっとつわりがあって具合悪い日が多いけど、今日はとても元気だ。
因みに例の組織は今会長をアイノリア嬢が引き継いでいて、なんだか伝説級として世の百合の皆さまから羨望のまなざしを受けているらしい。
ははは、笑うしかないね。
因みにエリスも卒業して、今カイザーさんと一緒に暮らしています。
結婚はしていないけどね。
ドレスト侯爵様からミッションを課せられていて、それをクリアーするまでお預けらしいよ。
まあ、時間の問題だけどね。
二人ラブラブだし。
ドレスト侯爵家はエリスのお兄様が隣国のお姫様と結婚して継ぐようです。
まあ、侯爵様全然元気なので、しばらく後なのだろうけれど。
それから私、また新しい妹が出来ました。
お母様きっと体も若いのね。
もう43歳なのに凄いわ。
相変わらずお母様とお父様も恥ずかしいくらいにラブラブです。
※※※※※
「はあ、ルル、俺にも紅茶お願いしてもいいかな」
想いを馳せていたら私たちの旦那様が息を切らせながらガゼボへと顔を出した。
子供3人を抱えながら。
「まあ、寝ちゃったのね……3人とも可愛い♡」
「うん、いっぱい遊んだからね。はあ、本当に可愛い。天使みたいだ」
俊則が優しい目で子供たちを見る。
……むう。
「俊則……その、私も…抱っこ♡」
うう、なんか急にしてほしくなっちゃった。
俊則子供を優しく椅子に寝かせ、私を優しく包んでくれる。
「舞奈?もうお腹大きいから抱っこは怖いかな。これでいい?」
「ん♡……うん、許す♡」
俊則の優しいキス付き。
ああ、ほんと。
いつまでも慣れない。
嬉しすぎる。
俊則の服を絵美里が引っ張る。
「もう、先輩?私も……」
「あ、うん。はあ、絵美里可愛い」
優しく絵美里を抱きしめキスをする俊則。
絵美里スッゴク可愛い顔してるし……
むうっ!
「あ、あの……シュラド様?その…私も……あう♡」
まだお腹が目立たないルルを優しく抱きしめそしてキスを落とす俊則。
「ああ、ルル、可愛い。……大好きだよ」
「うあ♡……嬉しいです♡」
むううううう!!!
このたらしめ!!
…はあ。
しょうがないけどね。
だって
私の愛する俊則は。
地球の時カッコ悪かった俊則は。
絶望していたけど凄く頑張って。
努力して。
歯を食いしばって。
そして私を見続けてくれていた俊則は。
スッゴク優しいんだもん。
オムライス、本当においしかったよ。
大好きだよ。
ずっとずっと……
愛しています。
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