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第53話 お国騒動と深窓の令嬢の恋2
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数時間前、マールはドリュス侯爵家にソーマ草を届け、当主であるケイニッヒ・ドリュスへこう告げていた。
「侯爵、これを。ソーマ草だ。……おっと、私は頼まれただけだ。そしてこれを託した者も報酬など期待していない。……何よりご息女、メリナエード嬢に早くこのソーマ草を」
「マールデルダ殿……恩に着る。この礼は必ず」
すっかり心労から衰弱し、かつての面影をなくしていた涙ぐむケイニッヒ侯爵。
マールは優しさを込めた瞳で静かに侯爵に告げる。
「礼など不要だ。早く行くといい。……彼女の回復こそ最大の報酬よ……この薬草をもたらした…我が弟の願いでもあるのだからな」
「っ!?なっ?!……まさかザイドレイトが?………ああっ、我が娘は……確かな目をしていたのだな……ありがとう」
40年前、メリナエードの許嫁であったザイドレイト。
彼は突然何も告げずに我が娘の前から姿を消していた。
あの時のメリナエードの落胆ぶり……
未だケイニッヒは許していなかった。
だが……
メリナエードは許嫁の解消に首を縦に振らなかった。
彼を信じると。
そのいじらしさに、ケイニッヒはさらに怒りを増していたのだが……
「…マールデルダ殿……ザイドレイトは……ザイは今もなお……独り身なのだろうか」
「無論だ。あいつはずっとメリナ嬢の事を想っている。だから武者修行の旅に出たのだ。おっと、これ以上我が言う事は無粋。後はメリナ嬢にでも判断させればよかろう。……人の恋路にケチをつけようものなら馬に蹴られるのでな。ではな」
瞬時に消えるマール。
侯爵は一人、深々と最大級の礼をとった。
「ふふっ。なるほど……メリナに真意を問うとしよう」
※※※※※
侯爵は早速薬師を呼び、ソーマ草を愛する娘に処方した。
神レベルのソーマ草は伊達ではなかった。
見る見るうちに青白かった愛娘の顔に朱がさし始める。
その様子にケイニッヒは妻であるディリスと抱き合い、涙していた。
メリナエードは命の危機を乗り越えたのだ。
※※※※※
メリナエードの寝室。
ゆっくりと彼女の目が開き始めた。
「お姫様?ご気分はいかがかな?」
「……マール……さま?……はっ、ザイは?彼は?……いない…のね…」
彼女メリナエードは朦朧とする意識の中確かに聞いていた。
父であるケイニッヒの言葉を。
『メリナ、この薬、ザイドレイトが探し出してくれたらしい。彼はいまだ独身。そして今でもお前を想っている。……早く良くなってくれ……お前が回復したら、ちゃんと話をしよう』
彼女の瞳から美しい涙が零れ落ちる。
信じていた。
彼女はずっとザイドレイト、ドレイクの事を愛していた。
40年という長い年月。
いくら長寿の種族とはいえただ待つにはあまりにも長い年月だった。
でも彼女はマールからもたらされる定期的なドレイクの報告に希望を見出し、遂に今までその純潔を守り切っていた。
貴族の息女として数多くあったお茶会や夜会など必要最低限以外はすべて断り、そして『深窓の令嬢』という皮肉じみた陰口をたたかれながらも……
「ふっ、純愛というのはかくも美しいものだ。…(ゴクリ)……我が弟ながら………大層なモノを盗んでいたとはな」
「?……いいえ、マール様、彼は、ザイは何も盗んでなどおりませんよ?」
「いいえ……『奴はとんでもないものを盗みました。……あなたの心です』」
(キタ――――――コレっ!!!!!)
マールは興奮する心を悟られぬように内心大きなガッツポーズをしていた。
かつて師匠(アルディ)から教えられた名台詞。
ついに実現する時が来た。
「っ!?……はうっ♡………」
可愛らしく顔を染め微笑むメリナエード嬢。
(ナイスリアクションだ!!メリナ嬢。ふふっ、さすが師匠。すべてお見通しとは……不詳一番弟子、ついに、ついにっ!!……成し遂げましたっ!!!)
「ふっ、奴の住所だ。とりあえず手紙など書いてみるがいい。君はまだ安静が必要だろう?」
「ありがとう、マール様……あなたは私たちのキューピッドね」
「そんなに可愛らしいものではないがな。……だが君とザイ、幸せになると嬉しいのは事実だ。さあ、もう遅い。……良い夢を」
「はい。おやすみなさい」
興奮冷めやらぬマール。
彼は達成感を感じつつ、彼女の部屋を後にした。
※※※※※
そして始まるメリナからの熱烈なラブレター攻撃。
もちろん人知れず届けていたのはマールだ。
マールの斜め上の対応を知らないドレイクは意味が分からない。
実はかつて彼が『潮時ではある』と言っていたのはリーディル騎兵隊からの嫌がらせだけではなく。
メリナから送られてくるラブレターの内容が、回数を重ねるごとに過激になっていく事も大きな要因だった。
もちろんギルド本部に来た理由はゲームマスター美緒に興味をひかれたことが一番の理由であることに間違いはないのだが。
手紙の内容は――最初ただお礼だけだった。
『助けてくれてありがとう。あなたの旅路に幸多からんことを』
とまあ、いわゆる普通の内容で、どうやらドレイクがソーマ草を見つけたことがばれてしまったようでくすぐったくもあったが。
ともかくひと段落といった内容だった。
むしろ何も言わずに飛び出し、彼女に迷惑をかけた少しばかりの謝罪だと、ドレイクは前向きにとらえていた。
だが、それはその後定期的に送られてくる手紙が3回を数えた時――
内容が激変する。
『いつまで待たせるのかしら?もう私78歳よ?おばあちゃんになってしまうわ。愛する貴方に会いたい』
ドレイクは顔をひきつらせた。
※※※※※
彼ら魔族は通常300年は生きる。
今80代前後の彼らの見た目は20代から30代程度だ。
基本魔族の婚姻は100歳くらいまでに行うのが通例だった。
見た目通り、女性が問題なく子孫を残せるのがそのくらいまでだからだ。
確かにドレイク、いやザイドレイトとメリナエードは親同士の合意により許嫁だった。
3男とはいえ6大貴族。
彼自身は劣等感を募らせていたが、彼の二人の兄が異常なだけで実はかなり優秀で将来有望だったのだ。
侯爵家とは言えメリナエードの家格は一段低く、申し分ない相手だとドリュス侯爵家は思っていた。
しかし突然の家出。
これにはドリュス侯爵のみならず、彼の父であるギアナニール侯爵も頭を抱えてしまう。
「父上。心配は無用だ『かわいい子には旅をさせろ』そういう事だ。なーに、我が魔眼にかかればザイの所在など朝飯前。直に知らせよう。もちろんメリナ嬢にもな」
「う、うむ。……確かにお前なら簡単であろうな…たとえこの世の果てでも」
「うむ問題ないぞ父上。我に任せるとよい……『真実はいつも一つ』である。はーはっはっは」
やっぱり不安な侯爵であった。
ともかく定期的にもたらされるマールの情報により、許嫁の契約は保持されたまま40年が過ぎていた。
※※※※※
執務室は静寂に包まれる。
ドレイクのため息が響き渡った。
「……えっ?もしかしてドレイクがデイブスに居たのもお店やっていたのも……全部バレていたってこと?」
「……情けねえがそうらしい。俺もつい先日兄貴に言われた。『ふん、あれで隠れたつもりか?我が魔眼からはたとえ誰であれ逃げられぬ。『魔王からは逃げられない』のだからな。はーはっはっはっ……』……俺は目の前が真っ白になったよ。……てっきり国では俺はもう死人扱いされていると思っていたからな」
がっくりと肩を落とすドレイク。
さすがはマール。
相変わらず発言が痛すぎるけど……優秀だわ。
「えっ?じゃあじゃあ……もしかして……許嫁の件って?……」
リンネがなぜかわくわくした表情でドレイクに問いかける。
苦虫をかみつぶしたような表情でため息交じりにつぶやくドレイク。
「継続中らしい。……もっとも俺はいまさらそんな気はねえが……大体俺はあれから一度も国には行ってねえんだ。いくら長寿な種族とはいえ…おかしいと思わねえか?」
「もしかして…」
「そうだ。俺の事は逐一報告されていたらしい。そして身を固めていない事も。メリナは勘違いしてるんだ。あいつは今でも俺があいつのことを――(まあ、間違っちゃいねえが)……でも40年だぞ?なんであいつ、結婚してねえんだ?」
「……純愛?」
「勘弁してくれ」
うーん。
確かにね。
でも。
「ドレイク、一度ちゃんと会ってお話したら?はっきりさせた方が良いんじゃない?……私、貴方が居なくなると…困るし」
「っ!?なっ?!!」
突然顔を赤らめるドレイク。
あー、そういう事じゃないんだけど……まあ、うん。
「コホン。とにかく今のあなたは私にとっても重要な人なの。情報の有用性は貴方が一番わかっているでしょ?」
「……ふう。そうだな。……美緒、休暇もらえるか?けじめつけてくる」
「うん。……ねえ、一緒に行ってもいいかな」
「?!…気になることでもあるのか?」
「まあ、ね。私の転移なら時間も短縮できるし……転送ゲート、ザナンテスなかったよね?それにミリナの事とか?……って、話途中じゃない。まずは知らないと判断できないよ?確かマールがミリナと二人でダンジョン攻略したのよね」
「ああ、すまん。確かに話がそれていたな。一応俺は諜報のジョブを持っている。行っちゃいねえがアンテナは張ってある。だからこれは間違いない事なんだが……」
まだまだ話は続く。
アルディはソファーに深く沈み込み、既に舟をこぎ始めていた。
あんたのせいでもあるっていうのに。
まったく。
「侯爵、これを。ソーマ草だ。……おっと、私は頼まれただけだ。そしてこれを託した者も報酬など期待していない。……何よりご息女、メリナエード嬢に早くこのソーマ草を」
「マールデルダ殿……恩に着る。この礼は必ず」
すっかり心労から衰弱し、かつての面影をなくしていた涙ぐむケイニッヒ侯爵。
マールは優しさを込めた瞳で静かに侯爵に告げる。
「礼など不要だ。早く行くといい。……彼女の回復こそ最大の報酬よ……この薬草をもたらした…我が弟の願いでもあるのだからな」
「っ!?なっ?!……まさかザイドレイトが?………ああっ、我が娘は……確かな目をしていたのだな……ありがとう」
40年前、メリナエードの許嫁であったザイドレイト。
彼は突然何も告げずに我が娘の前から姿を消していた。
あの時のメリナエードの落胆ぶり……
未だケイニッヒは許していなかった。
だが……
メリナエードは許嫁の解消に首を縦に振らなかった。
彼を信じると。
そのいじらしさに、ケイニッヒはさらに怒りを増していたのだが……
「…マールデルダ殿……ザイドレイトは……ザイは今もなお……独り身なのだろうか」
「無論だ。あいつはずっとメリナ嬢の事を想っている。だから武者修行の旅に出たのだ。おっと、これ以上我が言う事は無粋。後はメリナ嬢にでも判断させればよかろう。……人の恋路にケチをつけようものなら馬に蹴られるのでな。ではな」
瞬時に消えるマール。
侯爵は一人、深々と最大級の礼をとった。
「ふふっ。なるほど……メリナに真意を問うとしよう」
※※※※※
侯爵は早速薬師を呼び、ソーマ草を愛する娘に処方した。
神レベルのソーマ草は伊達ではなかった。
見る見るうちに青白かった愛娘の顔に朱がさし始める。
その様子にケイニッヒは妻であるディリスと抱き合い、涙していた。
メリナエードは命の危機を乗り越えたのだ。
※※※※※
メリナエードの寝室。
ゆっくりと彼女の目が開き始めた。
「お姫様?ご気分はいかがかな?」
「……マール……さま?……はっ、ザイは?彼は?……いない…のね…」
彼女メリナエードは朦朧とする意識の中確かに聞いていた。
父であるケイニッヒの言葉を。
『メリナ、この薬、ザイドレイトが探し出してくれたらしい。彼はいまだ独身。そして今でもお前を想っている。……早く良くなってくれ……お前が回復したら、ちゃんと話をしよう』
彼女の瞳から美しい涙が零れ落ちる。
信じていた。
彼女はずっとザイドレイト、ドレイクの事を愛していた。
40年という長い年月。
いくら長寿の種族とはいえただ待つにはあまりにも長い年月だった。
でも彼女はマールからもたらされる定期的なドレイクの報告に希望を見出し、遂に今までその純潔を守り切っていた。
貴族の息女として数多くあったお茶会や夜会など必要最低限以外はすべて断り、そして『深窓の令嬢』という皮肉じみた陰口をたたかれながらも……
「ふっ、純愛というのはかくも美しいものだ。…(ゴクリ)……我が弟ながら………大層なモノを盗んでいたとはな」
「?……いいえ、マール様、彼は、ザイは何も盗んでなどおりませんよ?」
「いいえ……『奴はとんでもないものを盗みました。……あなたの心です』」
(キタ――――――コレっ!!!!!)
マールは興奮する心を悟られぬように内心大きなガッツポーズをしていた。
かつて師匠(アルディ)から教えられた名台詞。
ついに実現する時が来た。
「っ!?……はうっ♡………」
可愛らしく顔を染め微笑むメリナエード嬢。
(ナイスリアクションだ!!メリナ嬢。ふふっ、さすが師匠。すべてお見通しとは……不詳一番弟子、ついに、ついにっ!!……成し遂げましたっ!!!)
「ふっ、奴の住所だ。とりあえず手紙など書いてみるがいい。君はまだ安静が必要だろう?」
「ありがとう、マール様……あなたは私たちのキューピッドね」
「そんなに可愛らしいものではないがな。……だが君とザイ、幸せになると嬉しいのは事実だ。さあ、もう遅い。……良い夢を」
「はい。おやすみなさい」
興奮冷めやらぬマール。
彼は達成感を感じつつ、彼女の部屋を後にした。
※※※※※
そして始まるメリナからの熱烈なラブレター攻撃。
もちろん人知れず届けていたのはマールだ。
マールの斜め上の対応を知らないドレイクは意味が分からない。
実はかつて彼が『潮時ではある』と言っていたのはリーディル騎兵隊からの嫌がらせだけではなく。
メリナから送られてくるラブレターの内容が、回数を重ねるごとに過激になっていく事も大きな要因だった。
もちろんギルド本部に来た理由はゲームマスター美緒に興味をひかれたことが一番の理由であることに間違いはないのだが。
手紙の内容は――最初ただお礼だけだった。
『助けてくれてありがとう。あなたの旅路に幸多からんことを』
とまあ、いわゆる普通の内容で、どうやらドレイクがソーマ草を見つけたことがばれてしまったようでくすぐったくもあったが。
ともかくひと段落といった内容だった。
むしろ何も言わずに飛び出し、彼女に迷惑をかけた少しばかりの謝罪だと、ドレイクは前向きにとらえていた。
だが、それはその後定期的に送られてくる手紙が3回を数えた時――
内容が激変する。
『いつまで待たせるのかしら?もう私78歳よ?おばあちゃんになってしまうわ。愛する貴方に会いたい』
ドレイクは顔をひきつらせた。
※※※※※
彼ら魔族は通常300年は生きる。
今80代前後の彼らの見た目は20代から30代程度だ。
基本魔族の婚姻は100歳くらいまでに行うのが通例だった。
見た目通り、女性が問題なく子孫を残せるのがそのくらいまでだからだ。
確かにドレイク、いやザイドレイトとメリナエードは親同士の合意により許嫁だった。
3男とはいえ6大貴族。
彼自身は劣等感を募らせていたが、彼の二人の兄が異常なだけで実はかなり優秀で将来有望だったのだ。
侯爵家とは言えメリナエードの家格は一段低く、申し分ない相手だとドリュス侯爵家は思っていた。
しかし突然の家出。
これにはドリュス侯爵のみならず、彼の父であるギアナニール侯爵も頭を抱えてしまう。
「父上。心配は無用だ『かわいい子には旅をさせろ』そういう事だ。なーに、我が魔眼にかかればザイの所在など朝飯前。直に知らせよう。もちろんメリナ嬢にもな」
「う、うむ。……確かにお前なら簡単であろうな…たとえこの世の果てでも」
「うむ問題ないぞ父上。我に任せるとよい……『真実はいつも一つ』である。はーはっはっは」
やっぱり不安な侯爵であった。
ともかく定期的にもたらされるマールの情報により、許嫁の契約は保持されたまま40年が過ぎていた。
※※※※※
執務室は静寂に包まれる。
ドレイクのため息が響き渡った。
「……えっ?もしかしてドレイクがデイブスに居たのもお店やっていたのも……全部バレていたってこと?」
「……情けねえがそうらしい。俺もつい先日兄貴に言われた。『ふん、あれで隠れたつもりか?我が魔眼からはたとえ誰であれ逃げられぬ。『魔王からは逃げられない』のだからな。はーはっはっはっ……』……俺は目の前が真っ白になったよ。……てっきり国では俺はもう死人扱いされていると思っていたからな」
がっくりと肩を落とすドレイク。
さすがはマール。
相変わらず発言が痛すぎるけど……優秀だわ。
「えっ?じゃあじゃあ……もしかして……許嫁の件って?……」
リンネがなぜかわくわくした表情でドレイクに問いかける。
苦虫をかみつぶしたような表情でため息交じりにつぶやくドレイク。
「継続中らしい。……もっとも俺はいまさらそんな気はねえが……大体俺はあれから一度も国には行ってねえんだ。いくら長寿な種族とはいえ…おかしいと思わねえか?」
「もしかして…」
「そうだ。俺の事は逐一報告されていたらしい。そして身を固めていない事も。メリナは勘違いしてるんだ。あいつは今でも俺があいつのことを――(まあ、間違っちゃいねえが)……でも40年だぞ?なんであいつ、結婚してねえんだ?」
「……純愛?」
「勘弁してくれ」
うーん。
確かにね。
でも。
「ドレイク、一度ちゃんと会ってお話したら?はっきりさせた方が良いんじゃない?……私、貴方が居なくなると…困るし」
「っ!?なっ?!!」
突然顔を赤らめるドレイク。
あー、そういう事じゃないんだけど……まあ、うん。
「コホン。とにかく今のあなたは私にとっても重要な人なの。情報の有用性は貴方が一番わかっているでしょ?」
「……ふう。そうだな。……美緒、休暇もらえるか?けじめつけてくる」
「うん。……ねえ、一緒に行ってもいいかな」
「?!…気になることでもあるのか?」
「まあ、ね。私の転移なら時間も短縮できるし……転送ゲート、ザナンテスなかったよね?それにミリナの事とか?……って、話途中じゃない。まずは知らないと判断できないよ?確かマールがミリナと二人でダンジョン攻略したのよね」
「ああ、すまん。確かに話がそれていたな。一応俺は諜報のジョブを持っている。行っちゃいねえがアンテナは張ってある。だからこれは間違いない事なんだが……」
まだまだ話は続く。
アルディはソファーに深く沈み込み、既に舟をこぎ始めていた。
あんたのせいでもあるっていうのに。
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追記:2025/09/20
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