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第258話 その後のグースワースと地球の状況
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(新星歴5024年2月3日)
「おめでとうございます。元気な男の子ですよ」
ネルがついに出産した。
元気な男の子だ。
何故かグースワースの保健室に勤めるようになったフェルトの祝福の声が響いた。
髪は黒髪、瞳は翡翠のような緑色。
俺とネルの子だ。
グースワースの保健室を増設し改造した超近代的な医療ルームで、俺は生まれたばかりの子供を抱いているネルをそっと抱きしめていた。
「ネル、ありがとう。嬉しいよ。……愛している」
「はい。……ふふっ、可愛い……ノアナーク。……良い名前です」
名をノアナーク。
チート同士の子だ。
きっと強い男になるのだろう。
「「「「「「「「おめでとう」」」」」」」」
俺の可愛い彼女たち、お腹の目立つ8人がお祝いの言葉をくれた。
ルイーナとカリンは臨月だ。
ラミンデとルースミールも7か月、ノニイとエルマ、サイリスも6か月、ミュールスは5か月か。
目立たないがルミナラスとコロン、サラナも懐妊が確認されている。
ギルガンギルの塔では茜とダラスリニアが臨月、アルテミリスとアースノート、モンスレアナ、エリスラーナが7か月だ。
遂に18人全員が身ごもっていた。
※※※※※
「ふふ、これからグースワースはベビーラッシュですね。ミンムはお姉ちゃんなんだから、みんなの面倒見ようね」
グースワースの談話室ではちょうど7か月のナハムザートの娘、ミンムがミンから母乳を飲んでいるところだ。
「うー、ぼくもっ、おっぱい」
ムクの息子のレモールがその様子を見て母であるレイナークにおねだりをしていた。
「もう、あなたは1歳過ぎたでしょ?おっぱいはもう卒業なのよ?」
「うー、ほしいのっ」
微笑ましいその様子に、お腹の目立ち始めているレーランが微笑んでいた。
小さい子供の日常を見つめる妊婦のいる情景。
まさに幸せの象徴だった。
※※※※※
俺以外の状況も。
まずはレーランとガロドナ。
身ごもり現在7か月。
ロロンとガルナロー。
身ごもり現在5か月。
そしてなんとカンジーロウとリナーリア。
つい先日3か月と判明していた。
きっと子宝の神でもいるのだろう。
俺達の拠点グースワースは今から空前のベビーラッシュに突入するようだ。
そして地球では。
なんと夏樹が懐妊していた。
そして時を同じくしてフェルトもエルロの子を懐妊していることが判明していた。
※※※※※
(地球2024年2月10日)
「はい、これで取引成立ですね。……はあ、少しは学んでください。そんなもの、意味がないって知っているでしょうに」
俺は今チンピラの放った拳銃の弾を片手でつかみ、粉々にして見せたところだ。
西園寺先輩の取引先である『住山商事』の違法取引現場を押さえ、ライバル会社への土産をゲットし、無事取引を終えたところだったのだが……
どうやらまだよく知らない阿呆がいるようだ。
「ひ、ひい、ば、化け物めっ!……うああっ!!!」
「く、くたばりやがれっ」
「うわああああっ!!!」
続けざまに放たれる銃弾。
いくら本体に比べ弱いとはいえ存在値1000は伊達ではない。
因みに地球の標準的な存在値はせいぜい格闘家で100程度だ。
一般人は30~80くらいか。
チンピラ君は銃込みで120前後といったところか。
当たったところで痛くもかゆくもないが、つかみ取る方が相手に精神的ダメージを与えられるようだ。
「……気が済んだかな?大体それ違法だろうに。お前ら刑務所行くか?」
「く、くそっ、に、逃げるぞ」
そして突然なだれ込んでくる完全武装状態の特捜部の面々。
「佐山君、ありがとう。おいっ、全員確保だ!!お前らボーナスタイムだぞ、気張れよ!!」
「「「「「おう」」」」」
西園寺先輩の同級生である、唯一普段着の特捜部部長の岩下さんが俺に声をかけ、部下一同チンピラを確保していく。
ここまでが今回のオーダーだった。
俺はほっと息を吐き、目をぎらつかせながらチンピラを押さえる部下を見ている岩下さんに話しかけた。
「これで終わりで良いんですかね?」
「うん?ああ、問題ないよ。いやーしかし佐山君、君すごいね。栄人から聞いてはいたけど……何か秘密でもあるのかい?」
「ハハハ、そこはほら、企業秘密ってやつでお願いします」
「……一度手合わせ願いたいものだがな」
この岩下さん、ある武術の師範代も務めている。
地球の人間としてはあり得ない存在値で、なんと400を超えていた。
所謂化け物だ。
「さて、俺はこれで失礼しますかね。今から彼女とデートの約束をしているんですよ」
「ああ、茜ちゃんか。佐山君、彼女まだ女子高生なんだから節度あるお付き合いで頼むぞ?淫行条例とかに引っかかったら洒落にもならないからな」
「ははっ、気を付けます」
あれから俺たちはお付き合いを始めた。
栄人兄ちゃんの苦虫を噛み潰したような顔が目に浮かぶ。
ファルスーノルン星では間もなく茜の子が生まれるが、地球ではいまだ清いお付き合いをしている。
何より茜はまだ高校2年生だ。
長期の入院しか知らなかった茜だが、彼女自頭はとんでもなく良かった。
難関の進学校の編入試験、文句なしで合格を勝ち取っていた。
俺は電車に乗り込み、車窓の景色を眺める。
こんな時間に電車に乗るのは久しぶりだ。
もちろん転移は問題なく出来るがここは地球だ。
こういう移動も又乙なものだ。
なぜか茜の通う学校はかつて俺の住んでいた町に在って、俺は以前毎日利用していた駅を目指しているところだ。
見慣れたはずの車窓から移る景色がなぜか新鮮に映る。
「さんざん見たはずなのだけれどな。まあ、以前の俺にそんな余裕なかったか」
思わず独り言ちる。
やがて駅に着き俺は見慣れた駅の構内を歩いて改札を出た。
「光喜さん♡」
そこで待つ俺の可愛い茜。
こんなに寒いのに、彼女たちは生足だ。
上はしっかりコートを着込み、マフラーしているというのに。
恐るべしJK。
どうやら今日は友達もいるようだ。
「うわー、凄い、超かっこいい。いいなあ、茜」
「ま、マジでモデル並み?……ほあー、足長い、背高い、顔ちっさい。……かっこいい♡」
おう、どうやら印象は良いようだな。
悪い気はしない。
なぜか茜が俺をジト目で睨んでくるが。
ははっ、相変わらず茜は可愛い。
「もう、遅いよ光喜さん。30分遅刻。……今日はパフェで許す」
「悪いな。仕事がちょっとてばった。……お友達かい?初めまして。茜のカレシをしている佐山光喜だ。よろしく」
「「は、はい♡」」
友達、レベル高いな。
相当に可愛いのだが。
「むう、沙織もゆうなもこれでいいでしょ?私今から光喜さんとデートなんだから」
「えー、良いじゃん。トリプルデートにしようよ。……別にまだエッチとかしてないんでしょ?私たちにもチャンス欲しい」
「うん、うん。これを独り占めとか……茜ズルい」
そして俺の両腕に抱き着き胸を押し付ける女の子二人。
厚着のはずなのに腕に伝わる胸の感触がやばい。
この子たち大きいな!?
俺は思わず顔を赤らめてしまう。
「きゃー、可愛い♡……お兄さん、もしかして、純情系ですかあ♡」
「はあはあはあ♡……良い匂い♡」
「お、おい、からかわないでくれ。……あ、茜?そ、そんな顔しないで、助けてくれ」
地球でも俺はモテモテだ。
まあ客観的に見て今の俺の見た目はチートだ。
「フンだ。鼻の下のばしちゃって。………もう、二人とも離して。……私のなのっ!!」
二人を押し出し俺の腕に絡みついてくる茜。
彼女の柔らかさにますます俺は顔が赤くなってしまう。
彼女のいい匂いに俺は包まれる。
「うあ、あ、茜?そ、その、密着しすぎ……」
「う、うん。……だって……もう♡」
うるんだ瞳で俺を見上げる茜。
やばい、めっちゃキスしたい。
「ねえ、人前」
「うわー、茜大胆」
「「うぐっ」」
こうして過ぎていく俺たちの地球の生活。
ああ、本当に幸せだ。
「おめでとうございます。元気な男の子ですよ」
ネルがついに出産した。
元気な男の子だ。
何故かグースワースの保健室に勤めるようになったフェルトの祝福の声が響いた。
髪は黒髪、瞳は翡翠のような緑色。
俺とネルの子だ。
グースワースの保健室を増設し改造した超近代的な医療ルームで、俺は生まれたばかりの子供を抱いているネルをそっと抱きしめていた。
「ネル、ありがとう。嬉しいよ。……愛している」
「はい。……ふふっ、可愛い……ノアナーク。……良い名前です」
名をノアナーク。
チート同士の子だ。
きっと強い男になるのだろう。
「「「「「「「「おめでとう」」」」」」」」
俺の可愛い彼女たち、お腹の目立つ8人がお祝いの言葉をくれた。
ルイーナとカリンは臨月だ。
ラミンデとルースミールも7か月、ノニイとエルマ、サイリスも6か月、ミュールスは5か月か。
目立たないがルミナラスとコロン、サラナも懐妊が確認されている。
ギルガンギルの塔では茜とダラスリニアが臨月、アルテミリスとアースノート、モンスレアナ、エリスラーナが7か月だ。
遂に18人全員が身ごもっていた。
※※※※※
「ふふ、これからグースワースはベビーラッシュですね。ミンムはお姉ちゃんなんだから、みんなの面倒見ようね」
グースワースの談話室ではちょうど7か月のナハムザートの娘、ミンムがミンから母乳を飲んでいるところだ。
「うー、ぼくもっ、おっぱい」
ムクの息子のレモールがその様子を見て母であるレイナークにおねだりをしていた。
「もう、あなたは1歳過ぎたでしょ?おっぱいはもう卒業なのよ?」
「うー、ほしいのっ」
微笑ましいその様子に、お腹の目立ち始めているレーランが微笑んでいた。
小さい子供の日常を見つめる妊婦のいる情景。
まさに幸せの象徴だった。
※※※※※
俺以外の状況も。
まずはレーランとガロドナ。
身ごもり現在7か月。
ロロンとガルナロー。
身ごもり現在5か月。
そしてなんとカンジーロウとリナーリア。
つい先日3か月と判明していた。
きっと子宝の神でもいるのだろう。
俺達の拠点グースワースは今から空前のベビーラッシュに突入するようだ。
そして地球では。
なんと夏樹が懐妊していた。
そして時を同じくしてフェルトもエルロの子を懐妊していることが判明していた。
※※※※※
(地球2024年2月10日)
「はい、これで取引成立ですね。……はあ、少しは学んでください。そんなもの、意味がないって知っているでしょうに」
俺は今チンピラの放った拳銃の弾を片手でつかみ、粉々にして見せたところだ。
西園寺先輩の取引先である『住山商事』の違法取引現場を押さえ、ライバル会社への土産をゲットし、無事取引を終えたところだったのだが……
どうやらまだよく知らない阿呆がいるようだ。
「ひ、ひい、ば、化け物めっ!……うああっ!!!」
「く、くたばりやがれっ」
「うわああああっ!!!」
続けざまに放たれる銃弾。
いくら本体に比べ弱いとはいえ存在値1000は伊達ではない。
因みに地球の標準的な存在値はせいぜい格闘家で100程度だ。
一般人は30~80くらいか。
チンピラ君は銃込みで120前後といったところか。
当たったところで痛くもかゆくもないが、つかみ取る方が相手に精神的ダメージを与えられるようだ。
「……気が済んだかな?大体それ違法だろうに。お前ら刑務所行くか?」
「く、くそっ、に、逃げるぞ」
そして突然なだれ込んでくる完全武装状態の特捜部の面々。
「佐山君、ありがとう。おいっ、全員確保だ!!お前らボーナスタイムだぞ、気張れよ!!」
「「「「「おう」」」」」
西園寺先輩の同級生である、唯一普段着の特捜部部長の岩下さんが俺に声をかけ、部下一同チンピラを確保していく。
ここまでが今回のオーダーだった。
俺はほっと息を吐き、目をぎらつかせながらチンピラを押さえる部下を見ている岩下さんに話しかけた。
「これで終わりで良いんですかね?」
「うん?ああ、問題ないよ。いやーしかし佐山君、君すごいね。栄人から聞いてはいたけど……何か秘密でもあるのかい?」
「ハハハ、そこはほら、企業秘密ってやつでお願いします」
「……一度手合わせ願いたいものだがな」
この岩下さん、ある武術の師範代も務めている。
地球の人間としてはあり得ない存在値で、なんと400を超えていた。
所謂化け物だ。
「さて、俺はこれで失礼しますかね。今から彼女とデートの約束をしているんですよ」
「ああ、茜ちゃんか。佐山君、彼女まだ女子高生なんだから節度あるお付き合いで頼むぞ?淫行条例とかに引っかかったら洒落にもならないからな」
「ははっ、気を付けます」
あれから俺たちはお付き合いを始めた。
栄人兄ちゃんの苦虫を噛み潰したような顔が目に浮かぶ。
ファルスーノルン星では間もなく茜の子が生まれるが、地球ではいまだ清いお付き合いをしている。
何より茜はまだ高校2年生だ。
長期の入院しか知らなかった茜だが、彼女自頭はとんでもなく良かった。
難関の進学校の編入試験、文句なしで合格を勝ち取っていた。
俺は電車に乗り込み、車窓の景色を眺める。
こんな時間に電車に乗るのは久しぶりだ。
もちろん転移は問題なく出来るがここは地球だ。
こういう移動も又乙なものだ。
なぜか茜の通う学校はかつて俺の住んでいた町に在って、俺は以前毎日利用していた駅を目指しているところだ。
見慣れたはずの車窓から移る景色がなぜか新鮮に映る。
「さんざん見たはずなのだけれどな。まあ、以前の俺にそんな余裕なかったか」
思わず独り言ちる。
やがて駅に着き俺は見慣れた駅の構内を歩いて改札を出た。
「光喜さん♡」
そこで待つ俺の可愛い茜。
こんなに寒いのに、彼女たちは生足だ。
上はしっかりコートを着込み、マフラーしているというのに。
恐るべしJK。
どうやら今日は友達もいるようだ。
「うわー、凄い、超かっこいい。いいなあ、茜」
「ま、マジでモデル並み?……ほあー、足長い、背高い、顔ちっさい。……かっこいい♡」
おう、どうやら印象は良いようだな。
悪い気はしない。
なぜか茜が俺をジト目で睨んでくるが。
ははっ、相変わらず茜は可愛い。
「もう、遅いよ光喜さん。30分遅刻。……今日はパフェで許す」
「悪いな。仕事がちょっとてばった。……お友達かい?初めまして。茜のカレシをしている佐山光喜だ。よろしく」
「「は、はい♡」」
友達、レベル高いな。
相当に可愛いのだが。
「むう、沙織もゆうなもこれでいいでしょ?私今から光喜さんとデートなんだから」
「えー、良いじゃん。トリプルデートにしようよ。……別にまだエッチとかしてないんでしょ?私たちにもチャンス欲しい」
「うん、うん。これを独り占めとか……茜ズルい」
そして俺の両腕に抱き着き胸を押し付ける女の子二人。
厚着のはずなのに腕に伝わる胸の感触がやばい。
この子たち大きいな!?
俺は思わず顔を赤らめてしまう。
「きゃー、可愛い♡……お兄さん、もしかして、純情系ですかあ♡」
「はあはあはあ♡……良い匂い♡」
「お、おい、からかわないでくれ。……あ、茜?そ、そんな顔しないで、助けてくれ」
地球でも俺はモテモテだ。
まあ客観的に見て今の俺の見た目はチートだ。
「フンだ。鼻の下のばしちゃって。………もう、二人とも離して。……私のなのっ!!」
二人を押し出し俺の腕に絡みついてくる茜。
彼女の柔らかさにますます俺は顔が赤くなってしまう。
彼女のいい匂いに俺は包まれる。
「うあ、あ、茜?そ、その、密着しすぎ……」
「う、うん。……だって……もう♡」
うるんだ瞳で俺を見上げる茜。
やばい、めっちゃキスしたい。
「ねえ、人前」
「うわー、茜大胆」
「「うぐっ」」
こうして過ぎていく俺たちの地球の生活。
ああ、本当に幸せだ。
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