三歳で婚約破棄された貧乏伯爵家の三男坊そのショックで現世の記憶が蘇る

マメシバ

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アラン五歳

第44話

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大移動している獣人族達は
最果ての魔の森に向かいながら
途中に他の獣人族に
そこで一晩世話になるため
よっていた
狼獣人族の族長に猫人族のトラが代表として挨拶に来ていた
「族長殿わたしは猫人族のトラと申します」
「離れの場所でもいいので
一晩お借りしたいとお願いしに参りました」
「借地代として金貨一枚お納め下さい」
「少ないと思っています」
「いまの我々ができる金銭です」
「はいわかった」
「これは受け取ろう」
「ありがとうございます」
「君達は何処に向かっているんだい」
「はい最果ての魔の森の我らが御使いされる主が居られると最近情報が入りまして
その移動です」
「頼みたいことがあってね」
「頼みたいことですか」
「事情があってね、孤児を10人を
連れてもらいたい」
「それは叶わないと思いますか
その子達の気持ちもあります
一度逢って話しをしたいのですか」
「あい分かった!今すぐに此処に
呼ぼう」
「おーい誰か居らんか」
「はーいいま只今」
「族長お呼びですか」
「うむ!例の小童を連れて参れ」
「はい今すぐ」
パタパタと走り去る足跡
しばらくしてから
トコトコと小さい数体の足跡が聴こえた
「族長お連れしました」
「うむ入れ」
10人小狼人族が並んで座った
震えてお互い構うように
「おまえ達はこの猫人族について
新たな土地に行くか
自分で新たな土地に行くかだ」
「自分達で決めろ」
「俺たちこの人達についていく」
この中の年長さんだろう
「あいわかった」
「猫人族のトラさんにお願いしよう」
「君達がそうに決めたら
預かろう」
「いまからついてきてもらいたいけど
一晩こちらで世話になるから
君達にも世話になった人からいるだろう
から一晩話しをするがよいかもしれない」
「明日迎えにくるから
用意して待っていてほしい」
「では族長よろしくお願いします。」
「こちらこそよろしく頼むぞー」
まあいい話しになった
あの小狼人族は他の狼人族から
認めてくれなかっただろうなあ
猫族長から聞いたことがある
狼人族は認めた奴しか優しくしたり
手を差し伸べたりする
認めない奴には冷たいらしい
族長も放り出す訳にいかず
僕たちに預けるしかなかったたろう
僕たちに会うまでは
あの族長が見ていただろう
あの族長なら今後も良い関係できる
だろう
レオはそうおもいながら仲間のいる
ところに向かっていた

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