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第22話 タマミとの再会
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麻衣が挿入されてあえいでいる姿が、頭の中で何度も再生される。
最高のおかずだ。
だが、トラブルがなければ、自分が彼女の初体験相手になっていたはずだ……。
そのことを思い出すと、途端に萎えてしまう。
今は何も考えないようにしたいと思い、ゲーム世界に入った。
まだチャンスはある。
協会に行ってきちんと検査をして、童貞だということが証明されれば、もう一度ビガロ達のミッションに参加できるはずだ。
そうすれば、処女の巫女と……。
そう思いながら、街の中心に向かって歩いていると、ミッションに向かうパーティとすれ違った。
「あっ」
そのパーティの巫女はマイだった。
隣を歩いている勇者と思われる男にも見覚えがある。
この間、麻衣とプロレスを観に行った時に出ていた、若手のレスラーだ。
この二人がミッションに行くということは、この後二人は……。
ということは、この後、現実世界でも麻衣があの若手レスラーに抱かれるということでは……。
半分諦めながら、うらやましそうに麻衣達の後ろ姿を見送るしかなかった。
パーティが視界から消えると、ハッと我に返って歩き出した。
協会の建物に行き、協会公認の検査機関で検査を受けた。
検査結果は、「非童貞」だった。
もし、実際に挿入をしたことがなかったとしても、今の検査薬や検査基準では「童貞」と認定することはできないということだった。
これで、童貞ミッションに参加する道は断たれた。
協会の建物から出たところで、偶然、タマミと再会した。
タマミは再会を喜んでいたが、協会で再検査したがダメだったことを伝えると悲しそうな顔をした。
だが、もし童貞と認定されたとしても、もう処女ではないタマミと一緒にミッションに参加することはできない。
タマミはもう処女ではないのだ。
タマミの顔を見ながら、あの男二人に入れられてあえいでいる珠美の姿を思い出して興奮してしまった。(なんでこんな時にまで、そんなことを考えてしまうんだ……)
タマミとするためには、勇者になるしかない。
「はやく、勇者になって、タマミをパーティに呼んで下さいね」
と笑顔を向けてくれた。
本当に心から可愛いと思える子だ。
あの子とできたらどんなによかったことか……。
そのタマミと現実世界で再会したのは、それから数日後のことだった。
残された道は課金しかないと思い、ファミレスでアルバイトを始めた。
家の近くや、学校の近くだと知り合いが来そうで嫌なので、通学途中の駅で下車したところの店にした。
バイトを初めて3日目。
「今日から新しい子が入ったから。みんなよろしくね」
と店長から紹介されたのは、ゲームの中のタマミそっくりの女の子だった。
「桜井珠美です、よろしくお願いします」
3日しか違わないが、珠美は「先輩」「先輩」と慕ってついてきた。
145cmしかない身長で、童顔なので、中学生かヘタをすれば小学生にも間違えられる。
店の制服を着ているからいいが、私服だと客の子供にしか見えない。
「なんだ、桜井、お前もここでバイト始めたのか」
バイトリーダーの宮本さんが桜井さんに声をかけた。
「宮本君のバイト先ってここだったんだ。よろしくね」
(!?)
たしか、宮本さんは高校2年生だ。
その先輩にため口なんて……。
もしかして、そういうキャラなのか?
と不思議な目で見ていると、宮本さんが気づいたらしく、
「あいつ高校の同級生なんだ」
「えーっ?!」
ということは、あの桜井さんも高校2年生? 先輩ということ? 年上ということ?
桜井さんに直接聞くと、
「そうですよ。私、高校2年生です。でも、バイトとしては後輩なので、先輩と呼ばせてもらいます」
とにっこり笑った。
あのロリ顔で年上だったなんて……。
最高のおかずだ。
だが、トラブルがなければ、自分が彼女の初体験相手になっていたはずだ……。
そのことを思い出すと、途端に萎えてしまう。
今は何も考えないようにしたいと思い、ゲーム世界に入った。
まだチャンスはある。
協会に行ってきちんと検査をして、童貞だということが証明されれば、もう一度ビガロ達のミッションに参加できるはずだ。
そうすれば、処女の巫女と……。
そう思いながら、街の中心に向かって歩いていると、ミッションに向かうパーティとすれ違った。
「あっ」
そのパーティの巫女はマイだった。
隣を歩いている勇者と思われる男にも見覚えがある。
この間、麻衣とプロレスを観に行った時に出ていた、若手のレスラーだ。
この二人がミッションに行くということは、この後二人は……。
ということは、この後、現実世界でも麻衣があの若手レスラーに抱かれるということでは……。
半分諦めながら、うらやましそうに麻衣達の後ろ姿を見送るしかなかった。
パーティが視界から消えると、ハッと我に返って歩き出した。
協会の建物に行き、協会公認の検査機関で検査を受けた。
検査結果は、「非童貞」だった。
もし、実際に挿入をしたことがなかったとしても、今の検査薬や検査基準では「童貞」と認定することはできないということだった。
これで、童貞ミッションに参加する道は断たれた。
協会の建物から出たところで、偶然、タマミと再会した。
タマミは再会を喜んでいたが、協会で再検査したがダメだったことを伝えると悲しそうな顔をした。
だが、もし童貞と認定されたとしても、もう処女ではないタマミと一緒にミッションに参加することはできない。
タマミはもう処女ではないのだ。
タマミの顔を見ながら、あの男二人に入れられてあえいでいる珠美の姿を思い出して興奮してしまった。(なんでこんな時にまで、そんなことを考えてしまうんだ……)
タマミとするためには、勇者になるしかない。
「はやく、勇者になって、タマミをパーティに呼んで下さいね」
と笑顔を向けてくれた。
本当に心から可愛いと思える子だ。
あの子とできたらどんなによかったことか……。
そのタマミと現実世界で再会したのは、それから数日後のことだった。
残された道は課金しかないと思い、ファミレスでアルバイトを始めた。
家の近くや、学校の近くだと知り合いが来そうで嫌なので、通学途中の駅で下車したところの店にした。
バイトを初めて3日目。
「今日から新しい子が入ったから。みんなよろしくね」
と店長から紹介されたのは、ゲームの中のタマミそっくりの女の子だった。
「桜井珠美です、よろしくお願いします」
3日しか違わないが、珠美は「先輩」「先輩」と慕ってついてきた。
145cmしかない身長で、童顔なので、中学生かヘタをすれば小学生にも間違えられる。
店の制服を着ているからいいが、私服だと客の子供にしか見えない。
「なんだ、桜井、お前もここでバイト始めたのか」
バイトリーダーの宮本さんが桜井さんに声をかけた。
「宮本君のバイト先ってここだったんだ。よろしくね」
(!?)
たしか、宮本さんは高校2年生だ。
その先輩にため口なんて……。
もしかして、そういうキャラなのか?
と不思議な目で見ていると、宮本さんが気づいたらしく、
「あいつ高校の同級生なんだ」
「えーっ?!」
ということは、あの桜井さんも高校2年生? 先輩ということ? 年上ということ?
桜井さんに直接聞くと、
「そうですよ。私、高校2年生です。でも、バイトとしては後輩なので、先輩と呼ばせてもらいます」
とにっこり笑った。
あのロリ顔で年上だったなんて……。
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