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第1章 始まり編
第1話 悪夢
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「・・・授・・・け・・・よう・・・。」
「こ・・・力・・・を・・・授け・・・よう。」
「この力をお前に授けよう・・・。」
飛び起きるといつも通り事務所のソファーの上だった。どうやら、また、同じ悪夢を見ていたようだ。毎日という頻度ではないが時々、この悪夢を見る。その悪夢では、誰かが遠くから少しづつブツブツ言いながら近づいてきて、最後は目の前でボソッと呟く。そして、いつもそこで目が覚める。悪夢の中はいつも暗い廊下のようなところで、どこか見覚えのあるようなないような場所なのだ。そして、その何者か分からない人物ははっきりとは見えないが、少し申し訳なさそうな表情をしている。この悪夢は三年前くらいから見るようになった。三年前といえば、僕が初めて幽霊を祓った年だ。僕は小さい時から幽霊が見える体質だった。たまたま、公園で幽霊を見つけて、その幽霊がブランコに乗っていた女の子を襲おうとしていたので、殴りかかってみたところ、何故か幽霊を祓う事に成功した。僕はなぜ、自分が幽霊を祓えたのか、必死に調べた。その結果、僕は蒼天術という術が使えることが判明した。この世には善良な幽霊とそうでない幽霊が存在する。僕は、今、十六歳だが、訳あって善良じゃない幽霊を祓う、幽霊祓いをやっている。僕にとって幽霊を祓うことは僕と同じ境遇に立つ人を少しでも減らすためでもある。僕の両親は幽霊に殺された。だから、同じ思いをする人を少しでも減らしたい。そう、この物語は、僕、青山優牙が幽霊祓いとして、仲間たちと善良ではない幽霊たちに立ち向かっていくお話である。この悪夢はそんな物語の序章にしかすぎなかったのだった・・・・・・。
「こ・・・力・・・を・・・授け・・・よう。」
「この力をお前に授けよう・・・。」
飛び起きるといつも通り事務所のソファーの上だった。どうやら、また、同じ悪夢を見ていたようだ。毎日という頻度ではないが時々、この悪夢を見る。その悪夢では、誰かが遠くから少しづつブツブツ言いながら近づいてきて、最後は目の前でボソッと呟く。そして、いつもそこで目が覚める。悪夢の中はいつも暗い廊下のようなところで、どこか見覚えのあるようなないような場所なのだ。そして、その何者か分からない人物ははっきりとは見えないが、少し申し訳なさそうな表情をしている。この悪夢は三年前くらいから見るようになった。三年前といえば、僕が初めて幽霊を祓った年だ。僕は小さい時から幽霊が見える体質だった。たまたま、公園で幽霊を見つけて、その幽霊がブランコに乗っていた女の子を襲おうとしていたので、殴りかかってみたところ、何故か幽霊を祓う事に成功した。僕はなぜ、自分が幽霊を祓えたのか、必死に調べた。その結果、僕は蒼天術という術が使えることが判明した。この世には善良な幽霊とそうでない幽霊が存在する。僕は、今、十六歳だが、訳あって善良じゃない幽霊を祓う、幽霊祓いをやっている。僕にとって幽霊を祓うことは僕と同じ境遇に立つ人を少しでも減らすためでもある。僕の両親は幽霊に殺された。だから、同じ思いをする人を少しでも減らしたい。そう、この物語は、僕、青山優牙が幽霊祓いとして、仲間たちと善良ではない幽霊たちに立ち向かっていくお話である。この悪夢はそんな物語の序章にしかすぎなかったのだった・・・・・・。
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