幽霊祓い

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第2章 天界大会編

第110話 シヴァを落とす

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牢術・牢牢白牢桜ろうじゅつ  ろうろうはくろうおう

鮫術・鮫流死酸さめじゅつ  さめりゅうしさん

黒天術・剣こくてんじゅつ  つるぎ

蒼天術・拳そうてんじゅつ  こぶし

「畳み掛けてくるか、なら、我も見せてやろう、殺拳舞武さっけんまいぶッ!!」

殺拳舞武。体術で戦う者のほとんどが使える舞。自身の攻撃力を5分間、50倍にする効果がある。これは術を使って戦う者でいう、奥義を使用している状態と一緒なのだ。元々、攻撃力の高いシヴァが殺拳舞武を使った場合、使用後の普通のパンチが即死級になる。

「優牙、避けろッ!!」

曽伍に言われて、シヴァの拳が当たるスレスレで避けた。その隙を見て、

牢術・監獄ろうじゅつ  かんごくッ」

芝型がシヴァを牢屋に閉じ込めた。

「こんなもので我を閉じ込めたつもりか?今の我には無意味だッ」

牢屋を破壊してシヴァが出てきた。

「おりゃぁぁぁぁぁッ」

曽伍が斬りかかったものの見事にその攻撃は避けられ、逆に殴り飛ばされた。

「ほぅ、剣で攻撃を防いだか・・・。当たっていれば即戦闘不能になっていたのに。まぁ、剣を破壊できた。それはそれでよしとするか。さて、次は何を見せてくれるのだ?」

「シャークのこと忘れてもらっちゃあ困るぜッ!!鮫術・奥義・鮫駆ける白々刀さめじゅつ  おうぎ  さめかけるはくはくとう

「何ッ!?」

鮫波さんがシヴァの腕を切り落とした。あとは・・・

「まだまだいけるか、曽伍」

「当たり前だ、あいつを倒そうぜ、優牙」

「いくぞッ、蒼天術・奥義・蒼天そうてじゅつ  おうぎ  そうてんッ!!」

黒天術・奥義・黒天こくてんじゅつ  おうぎ  こくてんッ!!」

「ぐわぁぁぁぁぁ・・・、見事なり・・・」

「シヴァ神、戦闘不能と認知。残り人数76人」

アナウンスが流れた。やった・・・、やったッーーー!!あとは美濃を倒して、曽伍と正々堂々と戦うだけだ。淡い希望が見えた。

ー天界大会終了まで残り1時間23分、残り人数75人ー


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