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旅路
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セイレイン大王の腕の中で疾風のごとく走る馬で移動するというのは、どう考えたって居心地がいいという訳には行きません。
アルカはがくがくと揺れる馬のせいで舌を噛まないように細心の注意をはらいながら、大王に向かって提案しました。
「あの。大王様。私ひとりでついていくことができますわ」
「ふん。そんなことを言って逃げるつもりか。諦めるんだな。お前ごときが、わが軍の駿馬のスピードについてこれる訳もあるまいに」
アルカは顔色ひとつ変えずに、小さく呼びかけました。
「フゥ。お願いね」
その声にこたえるように小さく指輪がきらめくと、たちまち緑の大きな犬が空に現れました。
精霊獣ですから馬がおびえることもなく、フゥは空を滑るように駆け抜けるながら、アルカに合図をおくります。
「アルカ。おいで」
アルカの身体は風にとらわれてするりと王の腕をぬけでると。、フゥの背中におさまりました。
「陛下。風の精霊獣は陛下の駿馬よりも早く移動致しますわ」
アルカの爽やかな声は大王ご自慢の騎士団に響き渡り、それに気が付いた騎士たちは口々に讃嘆しました。
「おぉ。あれが精霊姫の力か? さすがに神子姫と言われるだけのことはある。見事なものだ」
セイレイン王は面白くもなさそうに吐き捨てました。
「ついてこれるなら構わぬ。逃げればアカツキ皇国が滅ぶことを忘れるな!」
「ねぇ、アルカ。もうあんな偉そうな奴。やっつけちゃおうぜ。僕なら竜巻を起こして騎士団ごと吹っ飛ばしてやれるよ」
フゥが腹に据えかねたように口をとがらせます。
大事なアルカを邪険にされて、よほど怒っているのでしょう。
「おバカさんね。フゥは。精霊は人の営みに干渉することはしない。それが竜と精霊と人族との約束事でしょう。フゥは人間の恐ろしさを知らないのよ。竜も精霊も人族より力があるかもしれないけれど、人族は竜や精霊を敵だと認識したら滅ぼすことができるのよ」
竜の強大な力も精霊の神秘の力も持たない人間ですが、竜も精霊も持たない残酷さがあります。
忍耐深さがあります。
そして人族として団体で行動できる強みも持っているのです。
何世代にもわたって延々と竜や精霊を、1匹に凝らず殺しつくす執拗な忍耐強さをもっているのが人族なのでした。
竜も精霊もひとときの怒りに身を任せることはあっても、種族として団結することもなければ、いつまでも恨みを持つこともありません。
どこまでも自由で気ままな生き物ですから、人間と敵対することになれば長い年月のうちには滅ばされることになるでしょう。
精霊の誓いを持ち出されればフゥもそれ以上言うことはできませんでした。
気に入らないとばかりに、ザァーと突風を吹かせるにとどめて、あとは素直に騎士団の上空を飛んでいきます。
「これはいったいどうしたことなの」
騎士団の頭上を飛んでいたアルカが思わず息を呑みました。
本来ならば今の季節ならば小麦畑は黄金色に輝いている筈です。
そうして森には豊かな緑が広がっているのがアルカの知る光景です。
だというのに畑は朽ち果てており、森もの木々は枯れ果てて赤茶色の大地が広がっているのです。
「酷いわ。どうして……」
「それこそがそこにいる精霊の仕業ではないのかな。アカツキ皇国滅ぼした後、植物は枯れ果て木の皮まで食べつくしたせいで森まで荒れ果てたのだ」
セイレインの王が憎々し気にアルカに向かってほえたてました。
「いいえ。精霊は悪事を働くことはありません。きっとここにいた精霊たちがどこかに行ってしまったので、精霊の加護がうせているのでしょう。陛下。少し時間を頂きますわ」
そういうとアルカはヒィとスィも呼び出すと、魔法を練り上げていきます。
「自由なる風の王、守り手たる火の王、命の源たる水の王の名にかけて、母なる大地の精霊、豊穣を司る緑の精霊に請い希います。不毛の大地に復活の魔法を! 我は精霊の巫女なり。大地よ目覚めよ!」
アルカの身体から火の赤、水の青、そして緑の光がたちのぼり、それがゆるやかに融合して大地へと降り注いでいきます。
魔法を見るのは初めてではない筈のセイレイン王とその騎士団もあまりの神秘に息を呑んでしまいました。
アルカが大地に降り注いだ光は嬉しそうに大地に飛び込んでいくと、やがてむくむくと枯れ果てていた大地は、その本来の姿を取り戻しました。
大王の眼前に懐かしい黄金の小麦畑と、豊かな森が広がっていきます。
そしてその魔法は次々に連鎖していくらしく、いつの間にか遥彼方へまで続いていくのでした。
「奇跡だ。奇跡の神子姫だ」
「聖なる姫さま!」
「豊穣の女神よ」
セイレイン王の臣下たちは、ことごとく下馬すると大地にひざまずいてアルカに頭を下げてしまいました。
さすがのセイレイン王もそれを止めようとはしませんでした。
「なるほど。これが神子の持つ力なのか。この神子を擁するがゆえにアカツキ皇国は不可侵の聖なる皇国と言われていた訳だ。まいったなぁ。ただの伝承、まやかし、そう思ったのが間違いだったか。しかしその神子は今やセイレインの手の内にあるわけだ」
「よくやった精霊姫よ。国に戻ればアカツキ皇国よりもずっと立派な神殿を建ててやろう。皆の者、これより神秘の姫がセイレイン王国の守り主となる。さぁ凱旋だ!」
大王がそう宣言すると、騎士団はウォーと勝どきをあげ、その大音声は大地を揺るがすほどです。
しかしアルカは何も聞こえませんでした。
魔力を使い過ぎて気を失っていたからです。
ぐったりと気を失ってしまったアルカに気がついたセイレイン王は、初めて優しい顔を見せました。
「馬鹿な奴だ。自分の身内を皆殺しした奴を救うとはなぁ。そこの精霊ども。その娘、しっかり守ってついてこい」
大王が高らかにそう言って、またも馬を走らせます。
「ついてこいだって。僕らはあいつの家来じぁないぞ」
「そうは言っても、アルカを守ることが出来るのは僕たちだけだし、このまま迷いの森に帰ってはきっと人族に干渉したことになってしまうだろう」
「しかたないね。あいつも神殿を建てると言ってたし、すくなくともアルカの身の安全は保障されるだろう。とにかくついて行くしかないね」
精霊たちは文句を言いつつも、おとなしくアルカを守ってセイレイン大王の頭上をふよふよと飛んでいくのでした。
「うーん。ここはどこ?」
「お気がつかれましたか、巫女姫さま。ここは王宮の庭園の中にある離宮でございます。大王様は大急ぎで神殿を建立いたしておりますが、出来上がるまではせめて自然の多いこの離宮で心安らかにお過ごしいただくようにとのことでございます」
「そうかぁ。じゃぁここは王宮って訳ではないのね」
「はい。精霊姫さま。この離宮は姫さまに下賜されましたから姫様のものでございます。模様替えなどのご希望をを承って改装させていただきますから、どうぞなんでも仰ってくださいね」
「いや。いいんだけどね。私はいわばアカツキ皇国の捕虜みたいなもんじゃないの? 随分と待遇が良すぎる気がするんだけど……」
「捕虜だなんて! 一体だれがそのようなことを! 姫様はこの国の守護姫さまでいらっしゃいます。姫様がひとたびセイレイン王国に足を踏み入れられて以降、枯れ果てた大地がみるみる蘇り、気候も温暖になりました。国民すべてが姫様に感謝しているのですのよ」
あぁそうか、とアルカは思いました。
ここに来る途中で大地の嘆きがあまりにも酷いので、復活の魔法をかけたのでした。
アルカの魔法はいつだって人に優しさを与えるものです。
とにかく妾にされるようなことはなさそうだとわかって、アルカは安堵しました。
ほんの少し前までなら、いずれ政略結婚をすると諦めていたアルカでしたが、今はナイトのお嫁さんになるという希望があります。
ナイトが絶対に助けに来てくれる。
そう信じているアルカにとってこの厚遇は自分の身を守るためには良い事に思えました。
「それじゃぁこれからお世話になります。アルカと呼んでくださいね」
主であるアルカから先に丁寧に挨拶されて侍女は慌てました。
「失礼しました。アルカ姫さま。私はアルカさま付きとなりましたシャロンと申します。父がこの国の宰相をしております関係で白羽の矢がたったのでございます」
「まぁ。ではシャロンさまはお姫さまですのね」
どうやらケイと同じお役目で、いわばアルカのお目付け役なのでしょう。
「姫だなんて。父はアルフォンゾ侯爵でございます。私はその次女でまだ結婚も決まらぬので行儀見習いに王宮に志願しましたところ、この大命を拝しました」
シャロンはとても素直で人を疑わない気性のようです。
年齢もアルカと同じということで、彼女を付けたのでしょう。
アルカは巫女らしく勘も良いので、アルカの側付きには無害な人物を置いたようです。
本当のお目付け役は侍女に紛れ込んでいるのだろうとアルカは思いました。
まぁおいおいわかってくるでしょう。
もしもシャロンが本当の意味でお目付け役だとしたら、それはそれで大したものです。
アルカはしっかりと気を引き締めました。
いずれこの国を抜け出すつもりであり、その時にはアカツキ皇国に攻め入ることもできないようにしておく必要があるアルカにとっては、あくまでもここは敵地です。
「そうなのシャロン。よろしくね」
アルカはいかにも無邪気そうな笑顔をみせました。
アルカはがくがくと揺れる馬のせいで舌を噛まないように細心の注意をはらいながら、大王に向かって提案しました。
「あの。大王様。私ひとりでついていくことができますわ」
「ふん。そんなことを言って逃げるつもりか。諦めるんだな。お前ごときが、わが軍の駿馬のスピードについてこれる訳もあるまいに」
アルカは顔色ひとつ変えずに、小さく呼びかけました。
「フゥ。お願いね」
その声にこたえるように小さく指輪がきらめくと、たちまち緑の大きな犬が空に現れました。
精霊獣ですから馬がおびえることもなく、フゥは空を滑るように駆け抜けるながら、アルカに合図をおくります。
「アルカ。おいで」
アルカの身体は風にとらわれてするりと王の腕をぬけでると。、フゥの背中におさまりました。
「陛下。風の精霊獣は陛下の駿馬よりも早く移動致しますわ」
アルカの爽やかな声は大王ご自慢の騎士団に響き渡り、それに気が付いた騎士たちは口々に讃嘆しました。
「おぉ。あれが精霊姫の力か? さすがに神子姫と言われるだけのことはある。見事なものだ」
セイレイン王は面白くもなさそうに吐き捨てました。
「ついてこれるなら構わぬ。逃げればアカツキ皇国が滅ぶことを忘れるな!」
「ねぇ、アルカ。もうあんな偉そうな奴。やっつけちゃおうぜ。僕なら竜巻を起こして騎士団ごと吹っ飛ばしてやれるよ」
フゥが腹に据えかねたように口をとがらせます。
大事なアルカを邪険にされて、よほど怒っているのでしょう。
「おバカさんね。フゥは。精霊は人の営みに干渉することはしない。それが竜と精霊と人族との約束事でしょう。フゥは人間の恐ろしさを知らないのよ。竜も精霊も人族より力があるかもしれないけれど、人族は竜や精霊を敵だと認識したら滅ぼすことができるのよ」
竜の強大な力も精霊の神秘の力も持たない人間ですが、竜も精霊も持たない残酷さがあります。
忍耐深さがあります。
そして人族として団体で行動できる強みも持っているのです。
何世代にもわたって延々と竜や精霊を、1匹に凝らず殺しつくす執拗な忍耐強さをもっているのが人族なのでした。
竜も精霊もひとときの怒りに身を任せることはあっても、種族として団結することもなければ、いつまでも恨みを持つこともありません。
どこまでも自由で気ままな生き物ですから、人間と敵対することになれば長い年月のうちには滅ばされることになるでしょう。
精霊の誓いを持ち出されればフゥもそれ以上言うことはできませんでした。
気に入らないとばかりに、ザァーと突風を吹かせるにとどめて、あとは素直に騎士団の上空を飛んでいきます。
「これはいったいどうしたことなの」
騎士団の頭上を飛んでいたアルカが思わず息を呑みました。
本来ならば今の季節ならば小麦畑は黄金色に輝いている筈です。
そうして森には豊かな緑が広がっているのがアルカの知る光景です。
だというのに畑は朽ち果てており、森もの木々は枯れ果てて赤茶色の大地が広がっているのです。
「酷いわ。どうして……」
「それこそがそこにいる精霊の仕業ではないのかな。アカツキ皇国滅ぼした後、植物は枯れ果て木の皮まで食べつくしたせいで森まで荒れ果てたのだ」
セイレインの王が憎々し気にアルカに向かってほえたてました。
「いいえ。精霊は悪事を働くことはありません。きっとここにいた精霊たちがどこかに行ってしまったので、精霊の加護がうせているのでしょう。陛下。少し時間を頂きますわ」
そういうとアルカはヒィとスィも呼び出すと、魔法を練り上げていきます。
「自由なる風の王、守り手たる火の王、命の源たる水の王の名にかけて、母なる大地の精霊、豊穣を司る緑の精霊に請い希います。不毛の大地に復活の魔法を! 我は精霊の巫女なり。大地よ目覚めよ!」
アルカの身体から火の赤、水の青、そして緑の光がたちのぼり、それがゆるやかに融合して大地へと降り注いでいきます。
魔法を見るのは初めてではない筈のセイレイン王とその騎士団もあまりの神秘に息を呑んでしまいました。
アルカが大地に降り注いだ光は嬉しそうに大地に飛び込んでいくと、やがてむくむくと枯れ果てていた大地は、その本来の姿を取り戻しました。
大王の眼前に懐かしい黄金の小麦畑と、豊かな森が広がっていきます。
そしてその魔法は次々に連鎖していくらしく、いつの間にか遥彼方へまで続いていくのでした。
「奇跡だ。奇跡の神子姫だ」
「聖なる姫さま!」
「豊穣の女神よ」
セイレイン王の臣下たちは、ことごとく下馬すると大地にひざまずいてアルカに頭を下げてしまいました。
さすがのセイレイン王もそれを止めようとはしませんでした。
「なるほど。これが神子の持つ力なのか。この神子を擁するがゆえにアカツキ皇国は不可侵の聖なる皇国と言われていた訳だ。まいったなぁ。ただの伝承、まやかし、そう思ったのが間違いだったか。しかしその神子は今やセイレインの手の内にあるわけだ」
「よくやった精霊姫よ。国に戻ればアカツキ皇国よりもずっと立派な神殿を建ててやろう。皆の者、これより神秘の姫がセイレイン王国の守り主となる。さぁ凱旋だ!」
大王がそう宣言すると、騎士団はウォーと勝どきをあげ、その大音声は大地を揺るがすほどです。
しかしアルカは何も聞こえませんでした。
魔力を使い過ぎて気を失っていたからです。
ぐったりと気を失ってしまったアルカに気がついたセイレイン王は、初めて優しい顔を見せました。
「馬鹿な奴だ。自分の身内を皆殺しした奴を救うとはなぁ。そこの精霊ども。その娘、しっかり守ってついてこい」
大王が高らかにそう言って、またも馬を走らせます。
「ついてこいだって。僕らはあいつの家来じぁないぞ」
「そうは言っても、アルカを守ることが出来るのは僕たちだけだし、このまま迷いの森に帰ってはきっと人族に干渉したことになってしまうだろう」
「しかたないね。あいつも神殿を建てると言ってたし、すくなくともアルカの身の安全は保障されるだろう。とにかくついて行くしかないね」
精霊たちは文句を言いつつも、おとなしくアルカを守ってセイレイン大王の頭上をふよふよと飛んでいくのでした。
「うーん。ここはどこ?」
「お気がつかれましたか、巫女姫さま。ここは王宮の庭園の中にある離宮でございます。大王様は大急ぎで神殿を建立いたしておりますが、出来上がるまではせめて自然の多いこの離宮で心安らかにお過ごしいただくようにとのことでございます」
「そうかぁ。じゃぁここは王宮って訳ではないのね」
「はい。精霊姫さま。この離宮は姫さまに下賜されましたから姫様のものでございます。模様替えなどのご希望をを承って改装させていただきますから、どうぞなんでも仰ってくださいね」
「いや。いいんだけどね。私はいわばアカツキ皇国の捕虜みたいなもんじゃないの? 随分と待遇が良すぎる気がするんだけど……」
「捕虜だなんて! 一体だれがそのようなことを! 姫様はこの国の守護姫さまでいらっしゃいます。姫様がひとたびセイレイン王国に足を踏み入れられて以降、枯れ果てた大地がみるみる蘇り、気候も温暖になりました。国民すべてが姫様に感謝しているのですのよ」
あぁそうか、とアルカは思いました。
ここに来る途中で大地の嘆きがあまりにも酷いので、復活の魔法をかけたのでした。
アルカの魔法はいつだって人に優しさを与えるものです。
とにかく妾にされるようなことはなさそうだとわかって、アルカは安堵しました。
ほんの少し前までなら、いずれ政略結婚をすると諦めていたアルカでしたが、今はナイトのお嫁さんになるという希望があります。
ナイトが絶対に助けに来てくれる。
そう信じているアルカにとってこの厚遇は自分の身を守るためには良い事に思えました。
「それじゃぁこれからお世話になります。アルカと呼んでくださいね」
主であるアルカから先に丁寧に挨拶されて侍女は慌てました。
「失礼しました。アルカ姫さま。私はアルカさま付きとなりましたシャロンと申します。父がこの国の宰相をしております関係で白羽の矢がたったのでございます」
「まぁ。ではシャロンさまはお姫さまですのね」
どうやらケイと同じお役目で、いわばアルカのお目付け役なのでしょう。
「姫だなんて。父はアルフォンゾ侯爵でございます。私はその次女でまだ結婚も決まらぬので行儀見習いに王宮に志願しましたところ、この大命を拝しました」
シャロンはとても素直で人を疑わない気性のようです。
年齢もアルカと同じということで、彼女を付けたのでしょう。
アルカは巫女らしく勘も良いので、アルカの側付きには無害な人物を置いたようです。
本当のお目付け役は侍女に紛れ込んでいるのだろうとアルカは思いました。
まぁおいおいわかってくるでしょう。
もしもシャロンが本当の意味でお目付け役だとしたら、それはそれで大したものです。
アルカはしっかりと気を引き締めました。
いずれこの国を抜け出すつもりであり、その時にはアカツキ皇国に攻め入ることもできないようにしておく必要があるアルカにとっては、あくまでもここは敵地です。
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