どん底から頂点を目指しました

ゆめ

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ステホサプス殲滅

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「まずは、と」
 飛行魔法で軽く移動し、さっき見つけた場所で止まる。
 その場所でも真ん中、中心部に立ち、結界を作る。
 魔法というものは本当に便利なものでーいや、ほんと何でもできるね。魔力が尽きなければの話だが…
 とにかく探知魔法と連用して結界をはる。
 全てのステホサプスが結界内に入ったことを確認するとゆっくり縮めてく。
 だがよく考えたら抵抗なくおとなしく集まらないよなぁ、と思ったところで結界の所々で何かがぶつかる感覚がする。
 結界には感覚魔法も組み込まれているため大体どこでなにが起こってるか見えずとも分かる。
 ステホサプスたちが見えない壁に気がついて突進しているのだ。
 このままではなにも強化していない結界は壊れてしまう。そしたらまた最初からだ。
 以外にこの結界、デカすぎて1個作るのも少し疲れる。もう1回など作りたくなどない!
 俺は焦って縮める速度を早めていく。
 急に速度が上がって自らの身体を押す壁に動揺したのだろう。ステホサプス達はバランスを崩し転倒。そのまま起きようとするがバランスが取れず転倒したまま押されていく。
 そして数分後、見事に俺の周りには気持ち悪い量のステホサプスが集まっていた。
「わっは、怒ってるー」
 俺の仕業だと分かったステホサプス達は怒りを隠さず突進してくる。
 牛が赤い布を目指して走ってくるアレを思い出す。
「よっ、と」
 軽く交わし、空中へと逃げる。
「えーっと、後は…」
 天井に俺が通れる位の穴を開け、外に出る。
 もちろんステホサプス達に飛行能力はないので地面で俺をにらんでいる。
 結界の外に出た俺は新たな魔法を発動させる。
 爆発魔法。
 これで俺が連用して使っている魔法は4つ。あー…疲れる。
「ま、いいや、もう終わるし」
 そして俺は結界内で爆発を起こし、無事80体ものステホサプスを片付けることに成功した。
「あぁー…眠…」

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