REALITYのあれこれ

全員が「話せばわかる」わけではなく、理解力はそれぞれ。配信者は専門家でないこと忘れないが大事

　今回の話を書こうと思ったのは「話をすればわかると頑張ってしまう配信者さん」「相談に乗り過ぎて自分や枠が壊れてしまう配信者さん」を見かけることがあるからです～。

　話をすればわかるというのは理想としては正しいですぅ。
　私もそうありたいと思います。

　でも、実際には無理なのです。
　「キッズ」という言い方をする人がいますが、中高生でもしっかりした人はたくさんいます。

　反面、大人であっても、理解力や知識の面からコミュニケーションが難しい人もいます。
　文章を正確に読み解く『読解力』は、意外と大人になってもないものです。

　しかし、「大人ならわかるはず」「ちゃんと説明すれば通じるはず」と勘違いしがちです。
　同じスマホを持っていても、情報に辿り着く速さと、それを理解する能力、情報を生かして反映させる能力は別々なはずなのに、「ここ見ればわかるよ」と言ってしまったりです。

　これはやり方の話をしましたが、他のこと……配信についてとか、生活についてとか、仕事についてとか……いろんなことを説明しても理解できない大人もたくさんいるのです。

　こういう人は配信者だけでなく、その配信にいるリスナーの心の負担になります。

　例えば笑い話とかでなく、「REALITYに課金をしたくて、他のリスナーからお金を借りた。そしたら今になって10万返せと言ってきて困ってる」と話し出すリスナーAさんがいたとします。

　そうなれば他のリスナーは「借りたなら返さないと」になります。

　でも、Aさんは「無職だから返せない」「それより今月推しのガチイベだから、他の人に借りたい」「だけど、私がお金を借りたBさんが“Aさんは返さないから貸しちゃダメ”と言いふらしてて困ってる。どうしたらいいか教えて」と答えたりして、ますます他のリスナーを混乱させます。

　「それならまず仕事を」「お金が無いのにREALITYに課金しちゃダメだよ」「言いふらすじゃないよ注意勧告だよ」「推しのガチイベじゃなくて、お金返すの優先しないと」と他のリスナーたちはなるわけです。

　でも、Ａさんにはそれがわかりません。

（私は今、お金が借りられなくて困ってるって話をしてるのに、なんでこの人たちは、私と配信者さんの話を遮って、仕事をしろとかお金を返せなんて言うんだろう。そんな話してないのに）

　と、逆に他のリスナーさんたちを『理解力の無い人』とみなします。

　（お金を返せ言うなんて、この人たちは私に敵意を持ってる）と考える人もいます。

　こうなると、他のリスナーさんは相談を聞いてるのがキツくなって、配信を出て行ってしまいます。

「相談に乗り過ぎて自分や枠が壊れてしまう配信者さん」はこれです～。

　ずっと相談を聞いてしまって、そのリスナーの枠になってしまい、配信者の人の話を聞きたい人が去ってしまい、枠がどんどん過疎化します。

　こういう人はだいたいどこかで問題を起こし「よくブロックされる」「配信の世界でも居場所が無い」などのことを言い、優しい配信者さんは心配して、面倒を見ようとしてしまいます。

　でも、大体の結果は上記の通りですぅ。

　相談に乗った結果、感謝してくれるならいいのですが……基本的には枠を私物化して、配信が過疎になり、結果、「相談はもうやめる」というと「ひどい！」「裏切った」「信じてたのに！」と、配信者に攻撃的になる人もいます～。

　配信者はカウンセラーでも医師でもありません。
　なんなら、そういった仕事の方ですら、話の通じない方とうまくいかず、揉めてしまったり、放火されたりもあります。

　配信者は専門家ではない。
　リスナーも読解力や理解力に差があることを忘れずに、自分の枠と枠に居るリスナーさんを大事にしていってくださいですぅ。