REALITYのあれこれ

伊藤穂乃花

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変わってしまうのはリスナーさん側も同じ

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「配信者さん、変わっちゃったなぁ」という話を聞くことがあると思いますぅ。

「最初の頃は行くだけで喜んでくれたのに」
「ちょっとしたギフトでも喜んでくれたのになぁ」

 でも、実は“変わってしまった”になるのは、リスナーさん側もそうなのですぅ。

「最初の頃は、なんでも笑ってくれたり、どの歌も好き~いつでも褒めてくれたのに」
「なんか定期的に枠をやれとか、うるさくなったなぁ……」

 配信者さん側もそう思っていたりするかもなのです~。
 あれこれうるさくなったなぁとか、めんどくさくなったなぁとか。

 もちろん、リスナーさんと言っても同じ配信者であったりするから、ガチイベに入賞する気ならこうしないと……と同じ配信者目線で言う時もあるかもしれません。

 でも、配信者さん側からしたら「保護者面して」「マネージャー面して」など、昔のただ聞いていてくれた時より面倒な人間になったなぁとリスナーさんのことを感じることもあると思うのですぅ。

 私はリスナー側の人間なので、反省も込めて色々思うのですが、他にも友達面とか、リスナーとしての立場を越えてきてウザいとか、配信者さん側にもいろいろ“リスナーが変わってしまった”感じることがあると思います~。

 時には相談を受けたりもあるかもしれませんが、うまくやってるリスナーさんの場合は、質問されたこれにしか答えないとか、これには口を出さないと決めていたりします~。

 中には実際の成否よりも、配信者さんが望んでるほうを答えて背中を押す感じにしてるというリスナーさんもいます。

 時には「いやいや、この人数で、このイベント走れるわけないじゃん」と思うようなこともあって、それを配信者さんのために言うほうがいいと思うときもあるかもしれませんが、それを言うことで喜ぶか、こちらをどう思うかを天秤にかけるという考え方を聞いて、なるほどなーと思ったこともありました。

 REALITYの難しいところで、配信者同士でもあったり、友達でもあったりが、配信者さんとリスナーさんで起こるため、そういった意味で関係性の変化もあって、感情の変化も起きたりします~。

 他のリスナーさんがいるのに、ディスコでの話や別ゲームで遊んだ話、リアルでの話など“枠主と自分しかわからない話をみんなの前でし始める”などの独占欲行動をし始めて、配信者さんを困らせるということもありますぅ。

 今はサポーターバッジ特典で通話とかもあったりなので、そういう投げたコイン分での差が出て、さらにそれを見せつけるようになるなどのことがあるかもしれません~。

(最初は優しく応援してくれる人だったのなぁ。なんかサポーターレベル5毎月とかで、それでの特典の話を絡めてわざわざ枠で話して他のリスナーにマウント取るし、こっちにもなんか態度が大きくなってきたし……)

 そんな感じで「リスナーさん、変わっちゃったなぁ」なこともあると思うのですぅ。

 もちろんこれは配信に限りません~。
 例えば有名なバンドとかにだってあります。

「あのバンド、ドラマ主題歌とか歌うようになって一般受けする歌詞書くようになっちゃったよな~」
「歌みた出して欲しいのか、簡単なコードばかりになって、初期の曲の雰囲気がなくなったわ」

 そういうことを配信者さんも有名どころに言うことがあると思います~。

 でも、この時、自分が「変わったなぁ」ということはあっても、配信者さんである自分が言われる側になるという意識はあまりないかもしれません。
 それがリスナーさん側でも起きているのですぅ。

 『大事にされていないなと思った時の回避方法』の時、話のメインがリスナーさん側→配信者さん側になった感じがありますが「大事にされていない」と配信者さん側が思うことも多々あると思うのですぅ。

 下ネタが多い上に止めてもまたまたぁ笑うだけでどんどん枠の雰囲気を悪くしていくとか、コメントが枠主を貶めるコメントばかりで尊敬を感じない、リスナーの弄りのひどさにおとなしいリスナーが来なくなってるのに辞めてくれないなどなど。

「昔はこんなこと無かったのに……」なこともあると思いますぅ。

 万物流転。
 変わっていくのは配信者さんだけでなく、リスナーさん側もなのですぅ。
 気づいてないだけで、リスナーさん側も態度や言葉が変わっていっているのです。
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