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「無償の愛」「見返りを求めない」と言ってる人は、実は十分に報われているから言えるのかもという話
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「無償の愛」という言い方があります~。
親が子を思う愛などによく「無償の愛」は使われますね。
でも、実際は全然無償じゃないんですよ。
子どもは親が好きですから。
「無条件で愛されるのは子どもじゃない。親のほうだ」なんて言葉があるように、子どもは育ててもらうため、生物のプログラムとして保護してくれる人を愛し、好き好きまとわりつきます。
多少、邪魔だとかウザい言われてもめげずにくっつきます。
人生の中でそんなにも自分を必要としてくれて、愛してくれるなんてことはないので、ものすごくたくさんの愛を受けてるわけです。
まぁ、その分、漏らされたり吐かれたり、眠れなかったり、体も心も折れたり削れたり、仕事もキャリアも中断されたり、子どもの残したものを食べて太ったり、自分の体を気遣う暇のなくて肌も髪も内臓も荒れてで、可愛くなかったらやってられないわ!!な事態もたくさんあって、お疲れさまな面もすごく多いわけですが……。
これが大人同士になった場合、REALITYの場合、どうなるか。
例えば、推しに対して「見返りを求めない」というのが美徳とされることがあります~。
でも、これも実際にはたくさんの見返りがあって、お金であったり、時間であったりを捧げ続けてることも多いのですぅ。
推しが自分を頼ってくれるとか。
信頼していろいろと任せてくれるとか。
推しさんのトップリスナーと言えば○ちゃんだよね!言われてたりとか。
いつも推しが「○ちゃんがいて良かった」言ってくれるとか。
歌フェスの時に来ると信じてくれてるとか。
自分の配信や企画に協力してくれるとか。
推しについてポストすると、すぐに反応してくれるとか。
みんなの前で「○くんってすごいこれがうまいんだよ」褒めてくれるとか。
自分の悩み相談に積極的に乗ってくれるとか。
そんな感じで「推しに必要とされてる自分」「大事にされてる自分」「気持ちを向けてもらってる」があるこそ、応援を続けていられたりなのですぅ。
そのため「見返り求めないで推し続けてます!」と言えたりなのですが、その自分が推してる熱量と返ってくる愛のバランスが崩れ始めた時、「無償の愛」言ってたものが崩れ始めることもあります~。
「□ちゃんが久しぶりに来てくれてうれしい! リクエストは? なんでも歌うよ!」と久々リスナーさんにウキウキの推しを見て(あれ、さっきオレがリクしたら、今日はリクを受け付ける気分じゃない言ってたの何?)となったり。
何かのときに「いつも連続でサポーターを取ってくれるみんなの名前をリットリンクに書きました!」って時に自分の名前が無くて(もしかして私って推しにとって印象が薄いのかなぁ。もう10ヶ月連続取ってるんだけど……)と、凡ミスだろうと思いつつ、ちょっとがっかりしたり。
普段あまり遊ぶことのない同じ推しを持つリスナーの△さんのところに行ったら「リスナーの枠はほぼ行かない」と自枠で話していた推しにサポーターバッジが付いてて、聞いたら「たまたまだよ~」と受け流す返答に(へぇ、たまたまなのにもう△さんのサポ連続7回目なんだ~……私の所ではサポ取ったことないのに)と違和感を感じたり。
少しずつ、自分より大事にされてる人がもっといる、自分にとっては一番大事なのに相手にとっては7、8番目か……いやもっと下かな……。
それも推しが悪いんじゃなくて、私の努力が足りないのかな、と段々と気持ちが落ちていったりしますー。
もちろん、ライバーさんにすれば、久しぶりの人が来て気分が変わろうが、リスナーさんの中に好き嫌いがあって、お気に入りのリスナーさんはサポ取るほど応援したいがあるのも、そのライバーさんの自由ですぅ。
ただ、正しい正しくないかの問題ではなく、感情の問題なので、リスナーさんが(自分より他のリスナーのほうが大事にされている)(私はそんなに必要ないのかも)と「悲しい」「辛い」思う感情を否定して「そんなはずはない」とその感情を消せと言えることでもないと思うのですぅ。
ここがでもREALITYの距離の近さの問題で、これが声優さんが推しだとしたら「私はこんなに津田健次郎さんを思ってるのに、津田さんは私の配信に来てくれないし、私を気に掛けてくれない!」とか言い出したら、だいぶおかしいと思われます。
自分と同じくリスナー欄でコメントをすることがあるという身近な存在ゆえに、起きる現象と思われますぅ。
例にあげたことも1つ1つはなんてことのないことなんですぅ。
単にミスだったり、ただ単に空き時間とその人の配信が合わなかったり。
また、人の体は1つしかありません~。
ライバーさんが人気ライバーさんになればなるほど、1:10くらいだった関係が、1:30、1:50になっていきますぅ。
前に『人気が出ると「友達との会話」から「配信」になっていく話』(https://www.alphapolis.co.jp/index.php/novel/933459308/751870255/episode/8938722)というのを書いたことがあるのですが、リスナーさんが推しが増えてもコインが増えないのと同様、ライバーさんもファンが増えたからと言って、時間も身体も増えないし、コインも増えません~。
また、ライバーさんの気配りできるキャパも増えません~。なんなら人が増えたり、人気が出て忙しくなる分、他にも雑務が増えて、疲れも溜まって、キャパがどんどん減っていくほどです。
よく言われる「推し疲れ」は、ライバーさんの人気が伸びてきた時に起こるのは、こんな流れがあるからかなあと思いますぅ。
また、月日が経つと、ライバーさんのことも、やってることも歌ってる歌も、参加しているイベントも新鮮味が無くなり、興奮を感じたりするアドレナリンが出なくなったり、後ろを振り返ったり、周りを見たり、自分自身を見たりして、いろいろ思うことがあるのかもしれません~。
ちょっと長くなったのでこのあたりで。
「無償の愛」「見返りを求めない」と言ってる人は、実は十分に報われているから言えるのかもという話でした。
親が子を思う愛などによく「無償の愛」は使われますね。
でも、実際は全然無償じゃないんですよ。
子どもは親が好きですから。
「無条件で愛されるのは子どもじゃない。親のほうだ」なんて言葉があるように、子どもは育ててもらうため、生物のプログラムとして保護してくれる人を愛し、好き好きまとわりつきます。
多少、邪魔だとかウザい言われてもめげずにくっつきます。
人生の中でそんなにも自分を必要としてくれて、愛してくれるなんてことはないので、ものすごくたくさんの愛を受けてるわけです。
まぁ、その分、漏らされたり吐かれたり、眠れなかったり、体も心も折れたり削れたり、仕事もキャリアも中断されたり、子どもの残したものを食べて太ったり、自分の体を気遣う暇のなくて肌も髪も内臓も荒れてで、可愛くなかったらやってられないわ!!な事態もたくさんあって、お疲れさまな面もすごく多いわけですが……。
これが大人同士になった場合、REALITYの場合、どうなるか。
例えば、推しに対して「見返りを求めない」というのが美徳とされることがあります~。
でも、これも実際にはたくさんの見返りがあって、お金であったり、時間であったりを捧げ続けてることも多いのですぅ。
推しが自分を頼ってくれるとか。
信頼していろいろと任せてくれるとか。
推しさんのトップリスナーと言えば○ちゃんだよね!言われてたりとか。
いつも推しが「○ちゃんがいて良かった」言ってくれるとか。
歌フェスの時に来ると信じてくれてるとか。
自分の配信や企画に協力してくれるとか。
推しについてポストすると、すぐに反応してくれるとか。
みんなの前で「○くんってすごいこれがうまいんだよ」褒めてくれるとか。
自分の悩み相談に積極的に乗ってくれるとか。
そんな感じで「推しに必要とされてる自分」「大事にされてる自分」「気持ちを向けてもらってる」があるこそ、応援を続けていられたりなのですぅ。
そのため「見返り求めないで推し続けてます!」と言えたりなのですが、その自分が推してる熱量と返ってくる愛のバランスが崩れ始めた時、「無償の愛」言ってたものが崩れ始めることもあります~。
「□ちゃんが久しぶりに来てくれてうれしい! リクエストは? なんでも歌うよ!」と久々リスナーさんにウキウキの推しを見て(あれ、さっきオレがリクしたら、今日はリクを受け付ける気分じゃない言ってたの何?)となったり。
何かのときに「いつも連続でサポーターを取ってくれるみんなの名前をリットリンクに書きました!」って時に自分の名前が無くて(もしかして私って推しにとって印象が薄いのかなぁ。もう10ヶ月連続取ってるんだけど……)と、凡ミスだろうと思いつつ、ちょっとがっかりしたり。
普段あまり遊ぶことのない同じ推しを持つリスナーの△さんのところに行ったら「リスナーの枠はほぼ行かない」と自枠で話していた推しにサポーターバッジが付いてて、聞いたら「たまたまだよ~」と受け流す返答に(へぇ、たまたまなのにもう△さんのサポ連続7回目なんだ~……私の所ではサポ取ったことないのに)と違和感を感じたり。
少しずつ、自分より大事にされてる人がもっといる、自分にとっては一番大事なのに相手にとっては7、8番目か……いやもっと下かな……。
それも推しが悪いんじゃなくて、私の努力が足りないのかな、と段々と気持ちが落ちていったりしますー。
もちろん、ライバーさんにすれば、久しぶりの人が来て気分が変わろうが、リスナーさんの中に好き嫌いがあって、お気に入りのリスナーさんはサポ取るほど応援したいがあるのも、そのライバーさんの自由ですぅ。
ただ、正しい正しくないかの問題ではなく、感情の問題なので、リスナーさんが(自分より他のリスナーのほうが大事にされている)(私はそんなに必要ないのかも)と「悲しい」「辛い」思う感情を否定して「そんなはずはない」とその感情を消せと言えることでもないと思うのですぅ。
ここがでもREALITYの距離の近さの問題で、これが声優さんが推しだとしたら「私はこんなに津田健次郎さんを思ってるのに、津田さんは私の配信に来てくれないし、私を気に掛けてくれない!」とか言い出したら、だいぶおかしいと思われます。
自分と同じくリスナー欄でコメントをすることがあるという身近な存在ゆえに、起きる現象と思われますぅ。
例にあげたことも1つ1つはなんてことのないことなんですぅ。
単にミスだったり、ただ単に空き時間とその人の配信が合わなかったり。
また、人の体は1つしかありません~。
ライバーさんが人気ライバーさんになればなるほど、1:10くらいだった関係が、1:30、1:50になっていきますぅ。
前に『人気が出ると「友達との会話」から「配信」になっていく話』(https://www.alphapolis.co.jp/index.php/novel/933459308/751870255/episode/8938722)というのを書いたことがあるのですが、リスナーさんが推しが増えてもコインが増えないのと同様、ライバーさんもファンが増えたからと言って、時間も身体も増えないし、コインも増えません~。
また、ライバーさんの気配りできるキャパも増えません~。なんなら人が増えたり、人気が出て忙しくなる分、他にも雑務が増えて、疲れも溜まって、キャパがどんどん減っていくほどです。
よく言われる「推し疲れ」は、ライバーさんの人気が伸びてきた時に起こるのは、こんな流れがあるからかなあと思いますぅ。
また、月日が経つと、ライバーさんのことも、やってることも歌ってる歌も、参加しているイベントも新鮮味が無くなり、興奮を感じたりするアドレナリンが出なくなったり、後ろを振り返ったり、周りを見たり、自分自身を見たりして、いろいろ思うことがあるのかもしれません~。
ちょっと長くなったのでこのあたりで。
「無償の愛」「見返りを求めない」と言ってる人は、実は十分に報われているから言えるのかもという話でした。
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