REALITYのあれこれ

人間関係の揉め事の時、話してる人が全部の手札を見せているかはわからない話

　刑事裁判において、弁護士は被告人にとって不利な事実を掴んだとしても、それを検察や裁判所に開示することはありません。

　これは被告人の利益のためですぅ。

　同じように人間関係の揉め事において、必ずしも「すべてのことを話している」とは限りません～。

　もちろん周りの人だったりすると、それぞれが知ってること、知らないことに違いがあったりもしますし、また『当人の中でこうだと思っている事実』が違うということもあります。

　ただ、意図的に隠している場合もありますぅ。

　例えば「相手がこんなに暴言がひどかったの！」と相手のDMだけ見せる人がいます。

　それじゃ、本人側に「何を言ったの？送ったほうを見せて」というと「それはいいじゃん」みたいに言う人は、実は相手の暴言以上にひどいことを先に言ってて、それで相手が怒って返した暴言だったということがあったりですぅ。

　恋愛っぽい関係でもそうですねぇ。
「リアルまで追いかけられて困ってるの」と言ってる人が、実は先に「リアルで会いたい」熱心に誘っていたということがあったりするときもあります～。

　配信関係の事件などでもそうですぅ。

　「私のお店に来て」誘ったりして、配信者側がリアルでの接触を持ちかけたりもあったりです。

　配信越しでなく、直接お金をもらったほうが、配信アプリに取られる分が少ないとか、リアルのお店の成績が上がるとかありますからね……。
　
　借金をさせるまでのひどいことはなくても、後になって「ストーカーだって言ってたんだけど……実はお金が絡んでたことを後から知った。だから必死に追ってたんだ」となったりなこともありますぅ。

　夜の世界で「トップになったら辞めるから。辞めたら、この店で稼いだお金で、ふたりでカフェを開いて結婚しよう。その時には俺が全部の金を出すから、今年は俺がトップになる応援をして欲しい」と女の子に言って何十万何百万と貢がせておいて、数カ月したら、結婚とかお金の約束とかを全部なかったことにして、どこかに消えてしまって。

　女の子が運命の恋だとまだ信じて探していても、周りには「ひどい粘着ストーカーなんだよ。勝手に付き合っていたとか思い込んでさ。お前は俺のこと信じてくれるだろ？」と言って、元々の自分の言動を伏せて、被害者のふりをして、新たな犠牲者を誘導する……みたいなことが配信の世界でもあったりするのです。

　中にはお付き合いや会うことを断られたはらいせに、自分が追いかけ回していたのに、逆に相手のことを「ガチ恋で困った、配信ってことをわきまえて欲しい」と自分が被害者であるアピールする人もいたりですぅ。

　リスナーのほうが立場が弱く、配信者のほうが強い場合が多いですが、REALITYの場合は両方が配信者のこともありますし、ファングループのリスナー同士ということもあります。

　そして、そのどの関係においても『話してる人が全部の手札を見せているわけではない』可能性が高いと踏んでおいたほうがいいですぅ。

　中には自己正当化のために「そんな重い意味で言ったんじゃない」「あっちが勝手に勘違いしただけ」など言うこともあるため、言ってる人の話に一貫性があるかなど、チェックが必要ですぅ。

　後になってポロポロと事実が出てきてしまうなんてこともありますからねぇ。

　また、昔、ネトゲをしていた時に、メールやXのポストを捏造する人も見たことがあります～。

　『全部の手札を見せていない』だけでなく『偽の手札を滑り込ませる』人もいるのですぅ。
　逆にそういうことがあるのを知っていて、自分が送った本当のメールを「あれは相手が勝手に作ったもの。私はそんなこと送ってもない」とごまかす人もいます～。

　話を聞いた上でどの話を信じるか、あるいはどれにも関わらないことにするか、それは本人の決断次第ですが、『全部の手札を見せていないかもしれない』は頭の隅に置いて話を聞くのもいいかもしれません～。