帰郷-僕が人間不信になるまで-

ないき

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抱いている殺意

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俺は

高校生の時とかは彼女がいて
友達がいて
充実していた

でも卒業から数年
そんな記憶はおぼろげだ

俺は今ホストをしている
人に騙された
それを簡単に
仕方ないと片付けられるほど大人ではないからだ
お店の名前は言えないが
一応そこそこ有名だ

俺には人間不信と共に
人を騙す、裏切ることに抵抗がなくなったからだ

例えばよく物語でよくある

信じていれば良いことはあるとか言う言葉

そんなん嘘だ

本当の世界とは

裏切りの連続

空想の中では
信じた結果最後仲直りなんて展開になるが

現実は信用とは死に直結する
 
俺の中で信用が良いものというものは
だいたい人を騙したり裏切ったものが

ターゲットを安心させるために言うものだ

昔やっていたあるドラマで
騙しあいのゲーム

最後はみんなを信用することで
ゲームクリアするというものがあった

だがこれも結局信用することによって
メリットが少なからずあるからできることだ

この世界の関係に友情など存在しない
環境や、立場、嫉妬や、金銭
そんなもので友情だと思っていたものは
簡単に殺意などにかわる
そんな
実体験をこれからはなす

俺は卒業後友達に裏切られた
理由は上京したのが気にくわないということだ
その時の出来事は今でも思い出す

それは卒業後
久しぶりに友人数人と俺で集まった
お酒を飲み近況を語り合った

その後ボーリング場で事件は起きた
俺は背後から
ボーリングの玉で殴られた
頭から血がでて
意識は朦朧とする

しかしその場に救急車などを呼んでくれるものはいなかった

回りから笑い声が聞こえる

俺は嵌められたのだった
そのあと俺は自分で救急車と警察官を呼んだ

病院では脳にまでダメージいっていて
手足に痺れが残る可能性があるといわれた

診断が終わると
警察官がはいってきた

俺は事の顛末と訴えたいと言ったが
それを聞いた警察官は相手の名前を聞き

そのあと警察官は衝撃的な言葉を発する



「君死ななかった訳だし一応友人だったわけでしょ

だったら許してあげてよ
とりあえず受理はしないから冷静になって考えて」

あとからわかった話だが、その警察官は友人の従兄弟だった

俺は結局この日警察官に何もしてもらえなかった

一週間後
俺は警察までいって相談した

そこでいわれたのは
「少し日にちがたっているから証拠がないと受理できない
それに友人なら許してあげなよ」

あり得ないと思った

それから証拠集めのためボーリング場にいって
監視カメラについて相談した

しかしいわれたのは
そんな事件がこんな田舎で広まったら
お店は潰れてしまうから見せられない

泣き寝入りするしかなかった

俺はこの日友人を失った

学生時代
俺はクラスの中心にいた
柔道部に入部し
その部活の仲間とは中学から一緒で
一生の友人だと思っていた

しかし殴った友人こそ
柔道部で一緒だったやつだった

実行した理由は
あとから警察官からきいた

警察官は受理はしなかったが
その場の状況や理由を相手から聞いていた

その理由は
学生時代柔道部で
一人だけかわいい彼女がいて
いつもみんなの中心
俺は嫌いだった

だから、みんなが上京して、彼女もいて、
向こうで幸せにしていて、地元を捨てたお前のことが気にくわない
そう言っていたからみんなと作戦を立てた

俺はこれを後からきき
本気で殺意がわいた

俺の友人達は
ただ上京をした俺が気にくわないだけだった

だが
友人達の中には上京しようとして
就職や学校から落ちたものが何人かいた

ただの逆恨みで殺されかけたのだ

俺はこの話を聞いて以降そいつらとはあっていない


この世界は理不尽だ
例えばオタク
例えば才能のあるもの
例えば変わり者

自分達と少しでも環境や性質が違う人を
排除しようとする

こんな経験は
どこにでもありふれているが

自分の中で
人間不信になるには充分な事件だった

それともうひとつ思ったのが
田舎という閉鎖的空間
そんな世間とはずれているのが
常識と思っている
ある意味可哀想な人物により
こんなことが起こってしまったと思うと
哀れにおもう

俺は今でも時々そのときの傷が疼く
だが、たぶん一生の付き合いとなるだろう

おれの抱いた殺意と共に

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