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第二章「嫉妬の荒魂」
第15話 三人での家路
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「あはは……ごめん。迷惑かけちゃったね」
「ほんとうだよー。御琴ちんが溺れるなんてびっくり」
放課後になって海斗と美波は保健室を訪れていた。ベッドに寝たまま、御琴はばつの悪い顔を浮かべる。
「でも、カイくんが早く気づいてくれてよかった」
「そうだね。海斗、ありがと」
「あ、ああ……」
幸い、引き上げるのが早かったお陰で御琴は少し水を飲んだ程度で済んだ。それもミサキがすぐに海斗に知らせ、救助に向かえたからだ。だが――。
『……』
海斗は居心地の悪さを感じていた。正確にはミサキから伝わって来た感情なのだが、御琴を救助してからは彼女は全く何もしゃべろうとしなかった。
当然かもしれない。憑依した相手の体を乗っ取り、本人の意志に関係なく動かす。そんな得体の知れない力を発揮して操った相手にどう言葉をかければいいのか。
「ダメだよ御琴ちん。そんな体で部活なんて!」
美波の悲鳴に近い声で海斗は我に返る。見れば御琴がベッドから起き上がろうとしていた。
「おい、部活に行く気なのかよ」
「だって……」
「そうだ。今日は休め八重垣」
カーテンを開け、黒ジャージの体育教師が顔をのぞかせた。海斗の母親の咲耶だ。彼女は水泳部の顧問でもあるので御琴は気まずそうにうつむいた。
「……咲耶おばさん」
「伊薙先生だ。ここは学校だぞ。けじめはつけろ」
「はーい」
「あれ? 母さんだってあの時、『御琴ちゃん』って言ってなかったか?」
「黙れ海斗。お前だけ保健体育のレポート書かせるぞ。性教育限定で」
「ひでえ。横暴だ!」
「当たり前だ。長い間、こんないい子が二人も一緒にいるんだ。間違いが起きないように正しい知識を息子に与えておくのは教育者としても親としても当然の義務だ」
正しい意見のように聞こえるが、その実めちゃくちゃだ。海斗は本当にこの母親が教育者なのかと思いたくなるが、これでも彼女は教師としての評判はすこぶる良かったりする。また、このやり取りもいつもの伊薙家の光景なので見慣れた美波と御琴は苦笑いを浮かべていた。
そして咲耶は海斗を押しのけ、御琴と視線を合わせて話し始める。
「八重垣、お前が焦る気持ちはわかる。だけどな、何も食わんで水泳をやろうとするな」
「……っ!」
御琴が気まずそうに視線を逸らす。咲耶は「やっぱりか」と眉をひそめる。
「水泳選手は消費カロリーが段違いなのはわかっているだろ。そんなガス欠の状態で泳ごうとしていたのか」
「……今日は朝が忙しかったから、ついサプリメントだけで」
「……サプリメントは栄養補助食品だ。足りない分を補うためのものだぞ。まずはちゃんと食べてからだ。ほら、購買でパンを買ってきてやったから食え」
「でも、パンの代金……」
「子供が細かいことを気にするな」
恐る恐る御琴が咲耶からパンを受け取る。その有無を言わせない視線に渋々口をつけた。
「別に土曜日の記録会に出るなとは言ってない。万全の状態で挑むためにも今日は休んで体調を整えろと言っているんだ」
「……はい」
「明日?」
「そう。明日は今年最初の記録会なんだよ。タイムにこだわるあまり体調管理で無茶をする奴が毎年出るんだが……今年は八重垣か」
「……すいません」
「親御さんもお前に気を使ってご飯を作ってくれているんだ。ちゃんと食べて来い」
「……はい」
その答えに咲耶は深く頷き、ふっと優しい目になる。教師としてではなく、一人の親としての目だ。そして海斗に目を向けて言う。
「海斗、御琴ちゃんを送ってやれ」
「ああ、わかった」
「あ、私も行きます。今日は料理部もお休みなので」
「悪いね美波ちゃん。今の御琴ちゃんじゃ海斗がオオカミになったら抵抗できないから」
「ならねえよ!」
「……いや、むしろなった方がいいのか?」
「本当に親かあんた!?」
くっくっくと咲耶が笑いを漏らす。海斗とのやり取りがとても楽しそうだと、美波は少し羨ましそうな目でその光景を見ていた。
「ほら、もう帰れ。これ以上ウダウダ言うならレポートを小説風に書くように限定するぞ」
「出すことは前提かよ!?」
「大丈夫。青少年の抑圧された性欲を余すことなく書けばいい。父さんと一緒に評定をつけてやる」
「なんの辱めだよそれは!?」
これ以上この場にいては何を言われるかわからない。海斗は美波と御琴を連れ、保健室を出ていく。
「さて、私も部活へ行きますか……しかし、こうも連続して事件が起こるとはね」
先日校内で起きた集団失神事件。結局原因は不明のままだ。誰にも健康被害が出ていないのが不幸中の幸いだが、まだしばらく調査は続きそうだった。
そこに御琴の事故だ。相次ぐ事件事故に生徒たちの間でもわずかながら動揺が見えている。
「……あいつらにいい思い出を作らせてやりたいんだけどね」
先の事件では美波が、今回は御琴が。自分の知り合いが二人も巻き込まれている。しかもどちらの事件でも自分の息子が救護に関わっている。
これは偶然なのか、咲耶には結論は出せない。養護教諭に挨拶をして咲耶は保健室を後にするのだった。
◇ ◇ ◇
家路についた三人は、夕陽の照らす街中を歩いていた。
「なんか久しぶりだねー、三人で帰るの」
「いつもは全員バラバラだからな」
美波は料理部。御琴は水泳部。海斗は無所属と全員放課後の行動が違う。文科系と運動系でも帰る時間は違うし、学校祭が近づいてからは美波の帰る時間も不定期だ。海斗がどちらかと一緒に帰ることはあっても三人同時は珍しい。
「でも、みんな大げさだよ。たった一日ご飯抜いただけだよ?」
「朝も倒れそうになったくせに何言ってるんだよ」
「あはは……それ言われちゃ反論できないや」
「無茶は禁物だよ御琴ちん。カイくんのお母さんも言ってたけど、何か焦ってたの?」
御琴は少し言うのを躊躇う。それでもうつむきがちに、自分の足から伸びる影を眺めながら言った。
「……負けたくない後輩がいてね」
「ライバルってやつか?」
「向こうはそう思ってないかもしれないけどね……ほら、中学の時に一緒だったまどかちゃんだよ」
「ああ、水泳部の後輩の」
「うちの高校に入ってたんだねー」
懐かしい名前だった。中学校の時、御琴と同じ水泳部に所属していた一学年下の後輩だ。海斗や美波とは委員会で一緒だったことがある。
と、そこで海斗がある事実に気付く。彼は彼女を普段名字で呼んでいたので気付くのが早かった。
「そう言えば、後輩のまどかって……確か名字が」
「『三木』だね」
「それがどうかした?」
「いや……何でもない」
海斗は額に手をやる。これ以上名前に「み」が付く人物はいないと思っていたが、名字に「み」のつく人物が知人に一人だけいた事を思い出した。
三木まどか――また現れた「み」のつく人物に頭痛がしそうだった。
「あたしが引退してから実力をつけたみたいでね。去年、あたしの中学記録もまどかちゃんが破っちゃった」
「ほえー、凄いね」
「でも先輩として、芦原高校のホープとして負けるわけにはいかないのよ」
拳を握りしめて御琴が言う。その横顔からは強い決意が見て取れた。
「ねえ、御琴ちん。記録会って応援に行っていいの?」
「いいと思うよ。今年はあたしの記録更新が注目されているし、新聞記者も見に来るって聞いてるから」
「それじゃ、一緒に応援に行こうぜ美波」
「もちろんなのです!」
「頑張れよ御琴。応援してるからな」
「もち! あたしを誰だと思ってるの。芦原高校のマグロよ!」
「……止まったら死ぬのか」
「……とうとう『ウオ』がつかなくなったね」
とは言え、御琴がやっといつもの調子に戻ったことに海斗も美波も安堵する。
「そうだ。記録会が終わったら御琴ちんのために食事会しようよ」
「いいな。俺たちで何か作ろうぜ。精がつきそうな奴を」
「えー、海斗が言うとなんかやらしー」
「なんでだよ!?」
いつものやり取りで御琴が噴き出す。続いて美波、海斗と笑い始める。
「あー笑った。あ、そろそろこの辺でいいよ」
「家まで送るよ、御琴ちん?」
「いいのいいの。すぐそこだし、これ以上一緒にいたら話し込んじゃって二人の帰るのが遅くなるよ」
「そっか。それじゃまた明日な」
「うん、また明日」
「ばいばーい」
御琴は手を振って二人を見送る。二人で並んで歩く姿は御琴にとっても大切な幼馴染が仲睦まじい、喜ばしい光景だ。
そんな気持ちのいい気分のまま御琴が家に向かって足を向けたその時だった。
「――っ!?」
突如湧き上がった嘔吐感に、御琴はすぐに口を押えて家に駆けこむ。そしてトイレに入ると胃の中にあるものをすべて吐き出した。
「ごめん……咲耶おばさん……ごめんなさい」
口の中に残る苦い味と喉の奥を焼くような感覚。せっかくもらった好意を無にした罪悪感が御琴の中で渦巻く。狭いトイレの中で、御琴は膝を抱え、声を押し殺して涙を流す。
「絶対に負けない……負けたくない。まどかにだけは、絶対に」
そして、そう絞り出すように御琴はつぶやくのだった。
「ほんとうだよー。御琴ちんが溺れるなんてびっくり」
放課後になって海斗と美波は保健室を訪れていた。ベッドに寝たまま、御琴はばつの悪い顔を浮かべる。
「でも、カイくんが早く気づいてくれてよかった」
「そうだね。海斗、ありがと」
「あ、ああ……」
幸い、引き上げるのが早かったお陰で御琴は少し水を飲んだ程度で済んだ。それもミサキがすぐに海斗に知らせ、救助に向かえたからだ。だが――。
『……』
海斗は居心地の悪さを感じていた。正確にはミサキから伝わって来た感情なのだが、御琴を救助してからは彼女は全く何もしゃべろうとしなかった。
当然かもしれない。憑依した相手の体を乗っ取り、本人の意志に関係なく動かす。そんな得体の知れない力を発揮して操った相手にどう言葉をかければいいのか。
「ダメだよ御琴ちん。そんな体で部活なんて!」
美波の悲鳴に近い声で海斗は我に返る。見れば御琴がベッドから起き上がろうとしていた。
「おい、部活に行く気なのかよ」
「だって……」
「そうだ。今日は休め八重垣」
カーテンを開け、黒ジャージの体育教師が顔をのぞかせた。海斗の母親の咲耶だ。彼女は水泳部の顧問でもあるので御琴は気まずそうにうつむいた。
「……咲耶おばさん」
「伊薙先生だ。ここは学校だぞ。けじめはつけろ」
「はーい」
「あれ? 母さんだってあの時、『御琴ちゃん』って言ってなかったか?」
「黙れ海斗。お前だけ保健体育のレポート書かせるぞ。性教育限定で」
「ひでえ。横暴だ!」
「当たり前だ。長い間、こんないい子が二人も一緒にいるんだ。間違いが起きないように正しい知識を息子に与えておくのは教育者としても親としても当然の義務だ」
正しい意見のように聞こえるが、その実めちゃくちゃだ。海斗は本当にこの母親が教育者なのかと思いたくなるが、これでも彼女は教師としての評判はすこぶる良かったりする。また、このやり取りもいつもの伊薙家の光景なので見慣れた美波と御琴は苦笑いを浮かべていた。
そして咲耶は海斗を押しのけ、御琴と視線を合わせて話し始める。
「八重垣、お前が焦る気持ちはわかる。だけどな、何も食わんで水泳をやろうとするな」
「……っ!」
御琴が気まずそうに視線を逸らす。咲耶は「やっぱりか」と眉をひそめる。
「水泳選手は消費カロリーが段違いなのはわかっているだろ。そんなガス欠の状態で泳ごうとしていたのか」
「……今日は朝が忙しかったから、ついサプリメントだけで」
「……サプリメントは栄養補助食品だ。足りない分を補うためのものだぞ。まずはちゃんと食べてからだ。ほら、購買でパンを買ってきてやったから食え」
「でも、パンの代金……」
「子供が細かいことを気にするな」
恐る恐る御琴が咲耶からパンを受け取る。その有無を言わせない視線に渋々口をつけた。
「別に土曜日の記録会に出るなとは言ってない。万全の状態で挑むためにも今日は休んで体調を整えろと言っているんだ」
「……はい」
「明日?」
「そう。明日は今年最初の記録会なんだよ。タイムにこだわるあまり体調管理で無茶をする奴が毎年出るんだが……今年は八重垣か」
「……すいません」
「親御さんもお前に気を使ってご飯を作ってくれているんだ。ちゃんと食べて来い」
「……はい」
その答えに咲耶は深く頷き、ふっと優しい目になる。教師としてではなく、一人の親としての目だ。そして海斗に目を向けて言う。
「海斗、御琴ちゃんを送ってやれ」
「ああ、わかった」
「あ、私も行きます。今日は料理部もお休みなので」
「悪いね美波ちゃん。今の御琴ちゃんじゃ海斗がオオカミになったら抵抗できないから」
「ならねえよ!」
「……いや、むしろなった方がいいのか?」
「本当に親かあんた!?」
くっくっくと咲耶が笑いを漏らす。海斗とのやり取りがとても楽しそうだと、美波は少し羨ましそうな目でその光景を見ていた。
「ほら、もう帰れ。これ以上ウダウダ言うならレポートを小説風に書くように限定するぞ」
「出すことは前提かよ!?」
「大丈夫。青少年の抑圧された性欲を余すことなく書けばいい。父さんと一緒に評定をつけてやる」
「なんの辱めだよそれは!?」
これ以上この場にいては何を言われるかわからない。海斗は美波と御琴を連れ、保健室を出ていく。
「さて、私も部活へ行きますか……しかし、こうも連続して事件が起こるとはね」
先日校内で起きた集団失神事件。結局原因は不明のままだ。誰にも健康被害が出ていないのが不幸中の幸いだが、まだしばらく調査は続きそうだった。
そこに御琴の事故だ。相次ぐ事件事故に生徒たちの間でもわずかながら動揺が見えている。
「……あいつらにいい思い出を作らせてやりたいんだけどね」
先の事件では美波が、今回は御琴が。自分の知り合いが二人も巻き込まれている。しかもどちらの事件でも自分の息子が救護に関わっている。
これは偶然なのか、咲耶には結論は出せない。養護教諭に挨拶をして咲耶は保健室を後にするのだった。
◇ ◇ ◇
家路についた三人は、夕陽の照らす街中を歩いていた。
「なんか久しぶりだねー、三人で帰るの」
「いつもは全員バラバラだからな」
美波は料理部。御琴は水泳部。海斗は無所属と全員放課後の行動が違う。文科系と運動系でも帰る時間は違うし、学校祭が近づいてからは美波の帰る時間も不定期だ。海斗がどちらかと一緒に帰ることはあっても三人同時は珍しい。
「でも、みんな大げさだよ。たった一日ご飯抜いただけだよ?」
「朝も倒れそうになったくせに何言ってるんだよ」
「あはは……それ言われちゃ反論できないや」
「無茶は禁物だよ御琴ちん。カイくんのお母さんも言ってたけど、何か焦ってたの?」
御琴は少し言うのを躊躇う。それでもうつむきがちに、自分の足から伸びる影を眺めながら言った。
「……負けたくない後輩がいてね」
「ライバルってやつか?」
「向こうはそう思ってないかもしれないけどね……ほら、中学の時に一緒だったまどかちゃんだよ」
「ああ、水泳部の後輩の」
「うちの高校に入ってたんだねー」
懐かしい名前だった。中学校の時、御琴と同じ水泳部に所属していた一学年下の後輩だ。海斗や美波とは委員会で一緒だったことがある。
と、そこで海斗がある事実に気付く。彼は彼女を普段名字で呼んでいたので気付くのが早かった。
「そう言えば、後輩のまどかって……確か名字が」
「『三木』だね」
「それがどうかした?」
「いや……何でもない」
海斗は額に手をやる。これ以上名前に「み」が付く人物はいないと思っていたが、名字に「み」のつく人物が知人に一人だけいた事を思い出した。
三木まどか――また現れた「み」のつく人物に頭痛がしそうだった。
「あたしが引退してから実力をつけたみたいでね。去年、あたしの中学記録もまどかちゃんが破っちゃった」
「ほえー、凄いね」
「でも先輩として、芦原高校のホープとして負けるわけにはいかないのよ」
拳を握りしめて御琴が言う。その横顔からは強い決意が見て取れた。
「ねえ、御琴ちん。記録会って応援に行っていいの?」
「いいと思うよ。今年はあたしの記録更新が注目されているし、新聞記者も見に来るって聞いてるから」
「それじゃ、一緒に応援に行こうぜ美波」
「もちろんなのです!」
「頑張れよ御琴。応援してるからな」
「もち! あたしを誰だと思ってるの。芦原高校のマグロよ!」
「……止まったら死ぬのか」
「……とうとう『ウオ』がつかなくなったね」
とは言え、御琴がやっといつもの調子に戻ったことに海斗も美波も安堵する。
「そうだ。記録会が終わったら御琴ちんのために食事会しようよ」
「いいな。俺たちで何か作ろうぜ。精がつきそうな奴を」
「えー、海斗が言うとなんかやらしー」
「なんでだよ!?」
いつものやり取りで御琴が噴き出す。続いて美波、海斗と笑い始める。
「あー笑った。あ、そろそろこの辺でいいよ」
「家まで送るよ、御琴ちん?」
「いいのいいの。すぐそこだし、これ以上一緒にいたら話し込んじゃって二人の帰るのが遅くなるよ」
「そっか。それじゃまた明日な」
「うん、また明日」
「ばいばーい」
御琴は手を振って二人を見送る。二人で並んで歩く姿は御琴にとっても大切な幼馴染が仲睦まじい、喜ばしい光景だ。
そんな気持ちのいい気分のまま御琴が家に向かって足を向けたその時だった。
「――っ!?」
突如湧き上がった嘔吐感に、御琴はすぐに口を押えて家に駆けこむ。そしてトイレに入ると胃の中にあるものをすべて吐き出した。
「ごめん……咲耶おばさん……ごめんなさい」
口の中に残る苦い味と喉の奥を焼くような感覚。せっかくもらった好意を無にした罪悪感が御琴の中で渦巻く。狭いトイレの中で、御琴は膝を抱え、声を押し殺して涙を流す。
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