48 / 66
第四章「渇愛の奇魂」
第47話 四つの御魂
しおりを挟む
「うう……私としたことが」
美波から引き離されてやっと目を覚ましたミサキは、それまでの自分の行動を教えられ、真っ赤になってうつむいていた。
「あはは……昨日、寝る時にくっついて来た感じはあったけど、まさかこんなことになるなんて私も思わなかった」
美波が苦笑いをしながら述べる。完璧に入った固め技をくらいながらも許す辺り、心が広いと海斗も感心していた。一方、自分でも覚えがあるのかますますミサキは小さくなっていた。
「最近思い出したことなんだけど、私って寝不足の時や疲れて寝ると近くのものに抱き着く癖があったみたい」
「なんて迷惑な……まさか、この間のあれもか」
「……弁解する気もないわ」
ただ抱き着くだけならまだいい。しかし固め技を極めて来るのは果たしてどういうことなのだろうか。先日の場合もあのままアラームで起こされなければ何をされていたのか、今更ながらに海斗は恐ろしくなってきていた。
「たぶん海斗の時は、体が戻った感覚に慣れてなくて……」
「で、今回は?」
「ここ数日、夜遅かったもんね。それで疲れてたの?」
「これを作っていたのよ」
枕元に置いてあったものをミサキは手に取り、二人に見せた。
「勾玉!?」
海斗が持っている物と比べると少し荒い作りだが、ミサキの手の中にあったのは紛れもなく、これまで彼らと深く関わってきた四つの白い勾玉だった。
「今、海斗も美波さんも邪気に耐性がないわ。だからいざという時のために作っておいたの。加工しやすい滑石を使ったから簡易なものだけど、私の霊力を込めてあるから邪気の中でも動けるくらいの働きは果たせるわ」
「四つあるのは?」
「記憶に従っただけ。どうも四つ作るのが決まり事みたいなのよ」
「うーん、なんで四つなんだろうね?」
鵺が持ち去り、怪異を引き起こしている伊薙武深の勾玉も四つ。海斗らに力を貸した岐春の勾玉も四つ。何か関係性があるのではと思う海斗と美波に、ミサキは答えを返す。
「たぶん、『一霊四魂』の考え方が元になっているんだと思う」
「一霊四魂?」
「人間の霊魂は一つの霊と四つの魂から成り立っているという考えよ。四つの魂はそれぞれ和魂、荒魂、幸魂、奇魂と呼んでいて、それらをコントロールしているのが直霊と呼ばれる霊なの」
「へー、そんな考えがあるんだ」
「それぞれの魂が機能を持っていて、どれかの機能が強くなり過ぎた時には直霊がそれを制御する力を持っているの。魂のブレーキ……良心って言えばいいかな?」
「でも、それでも制御できない場合もあるんじゃないか?」
この考え方の通りならば、直霊が暴走した魂を元に引き戻すはず。しかし、それでも人間は過ちを犯してしまう。
「直霊も全てを制御できるわけじゃないの。悪行を働くと反転してしまうのよ」
「反転……?」
「これを曲霊と呼ぶわ。制御機能が邪悪に染まることで、四魂も制御不能になって、その機能も邪悪に転ぶの。つまり、これまでの鵺の手口は意図的に直霊を曲霊に反転させて、その原因となった心の闇を使って邪気の塊……妖怪を顕現させるものってことになるわ」
「じゃあ、カイくんたちが妖怪を倒したことで、その心の闇を晴らせたってこと?」
「そうなるわね。ただ、あくまであの妖怪は心の闇を邪気で具現化したものであって、反転した人と繋がって妖怪を操る起点となっていた勾玉を破壊しない限り怪異は収まらないけど」
海斗はこれまでの戦いを思い返す。深雪の時は鎌鼬を倒した後に、御琴の時は蛟を倒す前に、美波の時は妖狐ごと勾玉を破壊していた。確かにそれぞれ破壊のタイミングは違うが、両方を処理した後に皆は正気に戻っていた。
「怪異かー。そう言えば、あの時の私って超能力みたいに火を使ってたよね」
「静宮先輩や御琴もそうだよな。使っていたのが風だったり水だったり違ってたけど」
「あれは私が海斗に憑依した時と似たようなものね。勾玉によって怪異と繋がった美波さんたちは邪気を操って一時的に超常的な力を行使できるようになったわ。今使えないのは勾玉を失って、邪気との繋がりが断たれたからよ」
「へー、それじゃ霊力を込めた勾玉があればまたあんな感じに力を使えるってこと?」
美波の指摘にミサキは一瞬押し黙った。その考えが的を射ているからだと海斗はすぐにわかった。
「理屈の上ではね……でも、はっきり言ってお勧めしないわ。素質が無かったり、勾玉との親和性が無かったり、力の扱いに慣れない人が無理に使うと命に係わるから。だからこの勾玉もお守り程度に思って」
「むー、残念。『私の秘めた力が目覚める!』って展開に憧れてたんだけど」
勾玉を手渡されながら、美波は本気で残念がっていた。海斗が怪異と戦っていたことを知った時から興味津々だっただけに、憧れていたのは本当らしい。
「ちょっと待て……『素質が無かったら』って、俺は? 散々妙な力を使ったぞ!?」
「あれは私の力を海斗を通じて行使しただけだから、直接何か影響が出ることはないと思うわ」
「本当だろうな……」
海斗は自分の体調に変化がないか疑ってしまう。今にして思えば、美波の事件の前に熱を出したのもミサキによって体の支配権が奪われたり、神威一閃を使ったことが原因に思えてしまう。
「あ、神威一閃と言えば――」
「あーっ!?」
突如美波が大声を張り上げる。同時に指し示した時計に海斗も目を向ける。
「……げ!?」
七時五十五分。朝のホームルーム開始は八時半の予定だ。ちなみに朝の騒動のお陰で海斗以外はまだ寝巻のままだったりする。
「カイくん、早く学校行かないと!」
「やばい。俺、朝食も食べてない!」
「私も食べてる場合じゃないよ!」
カバンをつかんで美波が慌てて走り出す。
「待て待て美波。その恰好のまま行く気か!」
「ほわぁっ!? そうだった、早く着替えないと!」
掛けてあった制服の下へ行き、美波がパジャマを脱ぎ始める。
「美波さん、海斗がまだいるから!」
「にゃーっ! カイくんのエッチ!」
「ちょっと待て。今のは俺が悪いのか!?」
「ツッコミ入れてる場合じゃないでしょ! いいから早く出ていきなさい、スケベ!」
「わかってるって! って言うか、スケベは余計だ!」
慌てていてパニックになっている美波の部屋から転がるように海斗は出た。閉じられたドアの向こうからはドタバタと慌ただしさが伝わってくる。
「あ、しまった。三日月」
慌てて追い出されたお陰で美波の部屋の中に三日月を置いてきてしまった。だが、そもそも持って学校に行くわけにもいかないのでどこかに保管してもらわないといけないのも確かだ。
「帰りに取りに寄らせてもらえば良いか」
家にはミサキもいるだろうし、いざとなれば彼女の力で転送できる。海斗は今日の所はここに置かせてもらおうと思うのだった。
「お待たせー!」
しばらく待っていると、美波が部屋から飛び出て来る。この短時間でどうやったのか、髪の毛もしっかりセットされており、その後ろではミサキが疲れ切った表情で手を振っていた。
「よし、急ぐぞ美波!」
「うん。きっと御琴ちんも待ち合わせ場所に――わっ!?」
階段を駆け下りる中、後ろから聞こえた小さな悲鳴に海斗は振り返った。
あまりにも急いでいたからだろうか。美波が階段から足を踏み外していた。そして、踏み止まろうと出した足も勢いがついていたために踏み外し、美波の体が前のめりに倒れていく。
「美波!」
海斗は思わず手を伸ばしていた。落ちて来る美波の体を抱き留めるが、立ち位置的に支えきることができない。バランスを崩して海斗も一緒に階段から落ちていく。
「海斗! 美波さん!」
二人が階段から転げ落ちた物凄い音が聞こえ、ミサキも部屋から飛び出した。階下を見るともつれ合ったまま二人が倒れていた。
「二人とも、大丈夫!?」
「うう……私は大丈夫」
まずは美波が声をあげた。海斗に抱えられるようにして落ちたので彼女はどこにも体を打ち付けておらず、比較的ダメージは小さかった。
「いてて……俺も、なんとか」
海斗も美波を庇って体のあちこちをぶつけていたが意識はあった。美波が上から退くと、すぐに目を開けた。
「ごめん、カイくん……」
「ああ、いいって。それよりケガ無いか?」
「うん、私は大丈夫。カイくんは?」
「大丈夫。俺もなんとも――っ!?」
体を起こそうと右手を床についた時、海斗は一瞬だけ表情を歪ませた。
「カイくん?」
「……いや、何でもない」
だがすぐに立ち上がり、海斗はカバンを拾って。美波の手を取って立ち上がらせる。
「よかった……二人に何かあったらと思ったら生きた心地がしなかったわ」
「次は気をつけろよ」
「うう……肝に銘じるのです」
安堵するミサキ。美波も慌て過ぎていたことを反省する。そんな中、海斗は痛む右手をポケットに入れたまま、二人に苦笑いを向けるのだった。
美波から引き離されてやっと目を覚ましたミサキは、それまでの自分の行動を教えられ、真っ赤になってうつむいていた。
「あはは……昨日、寝る時にくっついて来た感じはあったけど、まさかこんなことになるなんて私も思わなかった」
美波が苦笑いをしながら述べる。完璧に入った固め技をくらいながらも許す辺り、心が広いと海斗も感心していた。一方、自分でも覚えがあるのかますますミサキは小さくなっていた。
「最近思い出したことなんだけど、私って寝不足の時や疲れて寝ると近くのものに抱き着く癖があったみたい」
「なんて迷惑な……まさか、この間のあれもか」
「……弁解する気もないわ」
ただ抱き着くだけならまだいい。しかし固め技を極めて来るのは果たしてどういうことなのだろうか。先日の場合もあのままアラームで起こされなければ何をされていたのか、今更ながらに海斗は恐ろしくなってきていた。
「たぶん海斗の時は、体が戻った感覚に慣れてなくて……」
「で、今回は?」
「ここ数日、夜遅かったもんね。それで疲れてたの?」
「これを作っていたのよ」
枕元に置いてあったものをミサキは手に取り、二人に見せた。
「勾玉!?」
海斗が持っている物と比べると少し荒い作りだが、ミサキの手の中にあったのは紛れもなく、これまで彼らと深く関わってきた四つの白い勾玉だった。
「今、海斗も美波さんも邪気に耐性がないわ。だからいざという時のために作っておいたの。加工しやすい滑石を使ったから簡易なものだけど、私の霊力を込めてあるから邪気の中でも動けるくらいの働きは果たせるわ」
「四つあるのは?」
「記憶に従っただけ。どうも四つ作るのが決まり事みたいなのよ」
「うーん、なんで四つなんだろうね?」
鵺が持ち去り、怪異を引き起こしている伊薙武深の勾玉も四つ。海斗らに力を貸した岐春の勾玉も四つ。何か関係性があるのではと思う海斗と美波に、ミサキは答えを返す。
「たぶん、『一霊四魂』の考え方が元になっているんだと思う」
「一霊四魂?」
「人間の霊魂は一つの霊と四つの魂から成り立っているという考えよ。四つの魂はそれぞれ和魂、荒魂、幸魂、奇魂と呼んでいて、それらをコントロールしているのが直霊と呼ばれる霊なの」
「へー、そんな考えがあるんだ」
「それぞれの魂が機能を持っていて、どれかの機能が強くなり過ぎた時には直霊がそれを制御する力を持っているの。魂のブレーキ……良心って言えばいいかな?」
「でも、それでも制御できない場合もあるんじゃないか?」
この考え方の通りならば、直霊が暴走した魂を元に引き戻すはず。しかし、それでも人間は過ちを犯してしまう。
「直霊も全てを制御できるわけじゃないの。悪行を働くと反転してしまうのよ」
「反転……?」
「これを曲霊と呼ぶわ。制御機能が邪悪に染まることで、四魂も制御不能になって、その機能も邪悪に転ぶの。つまり、これまでの鵺の手口は意図的に直霊を曲霊に反転させて、その原因となった心の闇を使って邪気の塊……妖怪を顕現させるものってことになるわ」
「じゃあ、カイくんたちが妖怪を倒したことで、その心の闇を晴らせたってこと?」
「そうなるわね。ただ、あくまであの妖怪は心の闇を邪気で具現化したものであって、反転した人と繋がって妖怪を操る起点となっていた勾玉を破壊しない限り怪異は収まらないけど」
海斗はこれまでの戦いを思い返す。深雪の時は鎌鼬を倒した後に、御琴の時は蛟を倒す前に、美波の時は妖狐ごと勾玉を破壊していた。確かにそれぞれ破壊のタイミングは違うが、両方を処理した後に皆は正気に戻っていた。
「怪異かー。そう言えば、あの時の私って超能力みたいに火を使ってたよね」
「静宮先輩や御琴もそうだよな。使っていたのが風だったり水だったり違ってたけど」
「あれは私が海斗に憑依した時と似たようなものね。勾玉によって怪異と繋がった美波さんたちは邪気を操って一時的に超常的な力を行使できるようになったわ。今使えないのは勾玉を失って、邪気との繋がりが断たれたからよ」
「へー、それじゃ霊力を込めた勾玉があればまたあんな感じに力を使えるってこと?」
美波の指摘にミサキは一瞬押し黙った。その考えが的を射ているからだと海斗はすぐにわかった。
「理屈の上ではね……でも、はっきり言ってお勧めしないわ。素質が無かったり、勾玉との親和性が無かったり、力の扱いに慣れない人が無理に使うと命に係わるから。だからこの勾玉もお守り程度に思って」
「むー、残念。『私の秘めた力が目覚める!』って展開に憧れてたんだけど」
勾玉を手渡されながら、美波は本気で残念がっていた。海斗が怪異と戦っていたことを知った時から興味津々だっただけに、憧れていたのは本当らしい。
「ちょっと待て……『素質が無かったら』って、俺は? 散々妙な力を使ったぞ!?」
「あれは私の力を海斗を通じて行使しただけだから、直接何か影響が出ることはないと思うわ」
「本当だろうな……」
海斗は自分の体調に変化がないか疑ってしまう。今にして思えば、美波の事件の前に熱を出したのもミサキによって体の支配権が奪われたり、神威一閃を使ったことが原因に思えてしまう。
「あ、神威一閃と言えば――」
「あーっ!?」
突如美波が大声を張り上げる。同時に指し示した時計に海斗も目を向ける。
「……げ!?」
七時五十五分。朝のホームルーム開始は八時半の予定だ。ちなみに朝の騒動のお陰で海斗以外はまだ寝巻のままだったりする。
「カイくん、早く学校行かないと!」
「やばい。俺、朝食も食べてない!」
「私も食べてる場合じゃないよ!」
カバンをつかんで美波が慌てて走り出す。
「待て待て美波。その恰好のまま行く気か!」
「ほわぁっ!? そうだった、早く着替えないと!」
掛けてあった制服の下へ行き、美波がパジャマを脱ぎ始める。
「美波さん、海斗がまだいるから!」
「にゃーっ! カイくんのエッチ!」
「ちょっと待て。今のは俺が悪いのか!?」
「ツッコミ入れてる場合じゃないでしょ! いいから早く出ていきなさい、スケベ!」
「わかってるって! って言うか、スケベは余計だ!」
慌てていてパニックになっている美波の部屋から転がるように海斗は出た。閉じられたドアの向こうからはドタバタと慌ただしさが伝わってくる。
「あ、しまった。三日月」
慌てて追い出されたお陰で美波の部屋の中に三日月を置いてきてしまった。だが、そもそも持って学校に行くわけにもいかないのでどこかに保管してもらわないといけないのも確かだ。
「帰りに取りに寄らせてもらえば良いか」
家にはミサキもいるだろうし、いざとなれば彼女の力で転送できる。海斗は今日の所はここに置かせてもらおうと思うのだった。
「お待たせー!」
しばらく待っていると、美波が部屋から飛び出て来る。この短時間でどうやったのか、髪の毛もしっかりセットされており、その後ろではミサキが疲れ切った表情で手を振っていた。
「よし、急ぐぞ美波!」
「うん。きっと御琴ちんも待ち合わせ場所に――わっ!?」
階段を駆け下りる中、後ろから聞こえた小さな悲鳴に海斗は振り返った。
あまりにも急いでいたからだろうか。美波が階段から足を踏み外していた。そして、踏み止まろうと出した足も勢いがついていたために踏み外し、美波の体が前のめりに倒れていく。
「美波!」
海斗は思わず手を伸ばしていた。落ちて来る美波の体を抱き留めるが、立ち位置的に支えきることができない。バランスを崩して海斗も一緒に階段から落ちていく。
「海斗! 美波さん!」
二人が階段から転げ落ちた物凄い音が聞こえ、ミサキも部屋から飛び出した。階下を見るともつれ合ったまま二人が倒れていた。
「二人とも、大丈夫!?」
「うう……私は大丈夫」
まずは美波が声をあげた。海斗に抱えられるようにして落ちたので彼女はどこにも体を打ち付けておらず、比較的ダメージは小さかった。
「いてて……俺も、なんとか」
海斗も美波を庇って体のあちこちをぶつけていたが意識はあった。美波が上から退くと、すぐに目を開けた。
「ごめん、カイくん……」
「ああ、いいって。それよりケガ無いか?」
「うん、私は大丈夫。カイくんは?」
「大丈夫。俺もなんとも――っ!?」
体を起こそうと右手を床についた時、海斗は一瞬だけ表情を歪ませた。
「カイくん?」
「……いや、何でもない」
だがすぐに立ち上がり、海斗はカバンを拾って。美波の手を取って立ち上がらせる。
「よかった……二人に何かあったらと思ったら生きた心地がしなかったわ」
「次は気をつけろよ」
「うう……肝に銘じるのです」
安堵するミサキ。美波も慌て過ぎていたことを反省する。そんな中、海斗は痛む右手をポケットに入れたまま、二人に苦笑いを向けるのだった。
0
あなたにおすすめの小説
貧乏冒険者で底辺配信者の生きる希望もないおっさんバズる~庭のFランク(実際はSSSランク)ダンジョンで活動すること15年、最強になりました~
喰寝丸太
ファンタジー
おっさんは経済的に、そして冒険者としても底辺だった。
庭にダンジョンができたが最初のザコがスライムということでFランクダンジョン認定された。
そして18年。
おっさんの実力が白日の下に。
FランクダンジョンはSSSランクだった。
最初のザコ敵はアイアンスライム。
特徴は大量の経験値を持っていて硬い、そして逃げる。
追い詰められると不壊と言われるダンジョンの壁すら溶かす酸を出す。
そんなダンジョンでの15年の月日はおっさんを最強にさせた。
世間から隠されていた最強の化け物がいま世に出る。
お飾りの妻として嫁いだけど、不要な妻は出ていきます
菻莅❝りんり❞
ファンタジー
貴族らしい貴族の両親に、売られるように愛人を本邸に住まわせている其なりの爵位のある貴族に嫁いだ。
嫁ぎ先で私は、お飾りの妻として別棟に押し込まれ、使用人も付けてもらえず、初夜もなし。
「居なくていいなら、出ていこう」
この先結婚はできなくなるけど、このまま一生涯過ごすよりまし
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
異世界帰りの勇者、今度は現代世界でスキル、魔法を使って、無双するスローライフを送ります!?〜ついでに世界も救います!?〜
沢田美
ファンタジー
かつて“異世界”で魔王を討伐し、八年にわたる冒険を終えた青年・ユキヒロ。
数々の死線を乗り越え、勇者として讃えられた彼が帰ってきたのは、元の日本――高校卒業すらしていない、現実世界だった。
夫と息子に邪険にされたので王太子妃の座を譲ります~死に戻ってから溺愛されても今更遅い
青の雀
恋愛
夫婦喧嘩の末に置き去りにされた妻は、旦那が若い愛人とイチャついている間に盗賊に襲われ、命を落とした。
神様の温情により、10日間だけこの世に戻った妻と護衛の騎士は、その10日間の間に心残りを処分する。それは、娘の行く末と……もし、来世があるならば、今度は政略といえども夫以外の人の妻になるということ。
もう二度と夫と出会いたくない彼女は、彼女を蔑ろにしてきた息子とも縁を切ることを決意する。
生まれかわった妻は、新しい人生を強く生きることを決意。
過去世と同じ轍を踏みたくない……
【完結】小さな元大賢者の幸せ騎士団大作戦〜ひとりは寂しいからみんなで幸せ目指します〜
るあか
ファンタジー
僕はフィル・ガーネット5歳。田舎のガーネット領の領主の息子だ。
でも、ただの5歳児ではない。前世は別の世界で“大賢者”という称号を持つ大魔道士。そのまた前世は日本という島国で“独身貴族”の称号を持つ者だった。
どちらも決して不自由な生活ではなかったのだが、特に大賢者はその力が強すぎたために側に寄る者は誰もおらず、寂しく孤独死をした。
そんな僕はメイドのレベッカと近所の森を散歩中に“根無し草の鬼族のおじさん”を拾う。彼との出会いをきっかけに、ガーネット領にはなかった“騎士団”の結成を目指す事に。
家族や領民のみんなで幸せになる事を夢見て、元大賢者の5歳の僕の幸せ騎士団大作戦が幕を開ける。
【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜
旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!
HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。
跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。
「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」
最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる