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終章「縁の言霊」
第57話 先へ進む言葉
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海斗は校庭の隅で一人、暮れかかる街並みを眺めていた。体育館からは後夜祭の盛り上がる声が漏れ聞こえて来る。まどかの事件での影響はあったものの三日目は通常通りの一般開放が行われ、二日目のうっ憤を晴らすように芦達祭は盛り上がりを見せた。後夜祭の盛り上がりもそんな一端なのかもしれない。
だが、海斗はどうしてもその雰囲気の中にいることができなかった。色々なことが頭の中を巡り、いつしか海斗はボーっと夕陽が沈むのを眺めている。これまで何度も悪いことが起きた逢魔が時だが、その光景の美しさはどうしても嫌いになれなかった。
「カイくんみーつけた」
「……美波」
「こんなところで黄昏てたんだ」
「その『黄昏る』の使い方、間違ってるって静宮先輩が言ってたぞ」
「え、そうなの?」
「黄昏る」という使い方が間違っていると深雪に指摘されたのはもう二週間も前のことだ。その日は落雷と共にミサキが彼に憑依した日だ。
「……ミサキさんのこと、考えてた?」
「まあな」
美波が海斗の隣に座る。後夜祭の声がまだ聞こえているということは彼女も抜け出してきたのだろうか。やはり昨日のことを気にかけているらしい。
――だから……これでお別れよ、海斗。
昨日の夕方、ミサキからそう告げられた。これまで共に戦って来た海斗へ、そしてわずかな時間とは言え、家で生活を共にした美波への別れの言葉。
その理由を当然海斗らは問う。だが、彼女から教えられたことはわずかなことだけだった。
ミサキが、岐の末裔であること。
昔から岐の一族が伊薙の一族を陰ながら守り続けて来たこと。
そして、鵺と戦えるのは現在ミサキだけだと言うこと。
それだけを語り、ミサキは三日月を携えたまま姿を消した。どうして海斗に憑依したのか、伊薙家では名前すら忘れ去られた技を正しく受け継ぎ、使えたのか。そして、彼女の過去。全てがわからないままだ。
「たぶん、これ以上私たちを巻き込みたくないからあんなこと言ったんじゃないかな?」
「わかるのか?」
「わかるよ。だってカイくん、こんなケガしてもまだ戦う気だったでしょ?」
美波が海斗の右手を指す。捻挫した右手はしっかりと包帯で固定され、あまり動かさないように三角巾で吊られていた。お陰でこの日の料理部の助っ人の仕事は大半が裏方だった。
「私がミサキさんなら、これ以上カイくんに傷ついて欲しくないって思うもん」
「……無茶しすぎたのかな」
昨日の事件で海斗の右手の怪我は悪化し、靭帯がかなり傷ついてしまっていた。治るのにはかなりの時間がかかるそうだ。戦いはもちろん、右手で物を持つことも禁じられている。
「はあ……まだ、わからないことだらけだってのに」
「そう言えば、私もまだ気になってることがあるんだ」
美波が神妙な面持ちで呟いた。彼女が気になっていることと言うのであれば、海斗も無視できないものがある。
「お母さんが亡くなった時のことなんだけど」
その話は彼女にとってかなりデリケートな話題だ。敢えて口にすることを二人とも避けていたが、美波はそれをここで海斗に話す。
「……どうして、お母さんは飛び降りたんだろ」
海斗にとってもそれは長年の謎だった。家庭にも問題はなく、美波の記憶でも彼女を残して逝くことを惜しむ様子はあったが、紗那は最期まで笑顔でいたと言う。
「警察は自殺って断定したけど、私にはどうしても納得できないんだ。だって死ぬ理由なんて見つからないんだもん」
「確かに……美波と家に帰る途中に自殺するなんて普通に考えたらありえないことだもんな」
結局、その点は警察も解明できていない。恐らくは美波がそこに至るまでの一部始終を見ていたはずなのだが、その時の記憶はどうしても彼女は思い出せない。いまだその詳細は不明のままだ。
「私ね、カイくんたちを見ている内に思ったんだ。抱え込んでいても、過去にとらわれていても前に進めないって。誰かに助けを求めたり、自分から動き出すことで前に進めるようになれるんだなって」
「でも、その一歩が難しいんだよな。先輩も、御琴も、まどかも、それが言えなかったんだし」
その人の全てを受け入れて、理解してくれる人はそうはいない。大切な人でなくては言えない問題でも、大切な人だからこそ心配をかけたくないと言う気持ちも働いてしまう。
言ったお陰で関係が壊れたり、拒絶されたりする怖さもある。それは深雪の事件の日、ミサキに言われた言葉でもあった。
「うん……だからね。私、その一歩を踏み出してみようと思う」
「どういう意味だ?」
美波が海斗の手を握る。わずかにそれは震えている様に見えた。
「美波?」
海斗が見た美波の表情は不安をたたえていた。彼女の決断がどれほどの勇気が必要なのかが海斗にも伝わって来る。
「私……私ね」
「あ、ああ……」
美波の目がまっすぐに海斗を見る。そして、美波は勇気を出してその一言を言った。
「カウンセリング……受けてみようと思うんだ」
「え?」
「お母さんが死んだ時のこと、何か思い出せるかもしれないから」
美波の言葉に一瞬、海斗は頭が追い付いて来なかった。
「あー……そ、そうか。カウンセリングか! いいかもしれないな!」
誤魔化すように、あからさまに明るい調子で海斗はそう返した。彼の頭の中では直前まで別のことを意識してしまっていたからだ。
「むー? なんかカイくん、適当じゃない?」
「ソンナコトナイゾ」
ジト目で美波が海斗を責める。まさか状況的に告白の流れだと思い込んでいたとは言えない。
「でも、何でそれを俺に?」
「……やっぱり怖いから。できたら、付き添って欲しいなーって。カイくんが一緒なら心強いから」
「なるほどね……で、いつ行く気だ?」
「明日」
「早いな!?」
「善は急げなのです」
一歩を踏み出す踏ん切りがついたのは良いが、思い切りがいいのも考え物かもしれない。海斗はそう感じた。
「明日はお父さんの検査の結果も出るからね。どっちにしても病院に行くから」
「そっか、わかった。それじゃ、お見舞いついでに俺も一緒に行くよ」
「ありがと。それでこそ私の好きなカイくんなのです」
「まったく、ほんと断れない頼み方が上手いよな……」
「……」
「…………え?」
海斗は今耳にした言葉をもう一度頭の中で繰り返す。聞き捨てならない言葉を美波が発したような気がしてもう一度美波を見る。当の本人は向こうを向いて海斗に顔を見せようとしていない。
「美波」
「カイくん、時にはスルーすることも必要なのです」
「やかましい。お前、どさくさに紛れて何言った」
「ナニモイッテナイヨー」
「嘘つけ!」
「だーっしゅ!」
「待て!」
逃げようとした美波を左手一本で羽交い絞めにする。じたばたと暴れる美波の顔は横からのぞき込むと真っ赤だった。
「面と向かって好きなんて言われたの、初めてなんだぞ。こんなあっさりしたので終わりにされてたまるか! ちゃんと言え!」
「にゃー! 無理無理無理無理。もう在庫切れなのです!」
「個数制限あるのかよ!?」
「私には黙秘権があるのです! これ以上の供述は法廷で不利な証拠として用いられるのです! 弁護人の立ち合いを求める権利があるのです!」
「なんでミランダ警告風なんだよ!?」
恥ずかしさのあまりパニックになった美波が並べる言葉に海斗もツッコミを返してしまう。だが、そのお陰で海斗は重苦しい気持ちが少しだけ救われた気がした。
だが、海斗はどうしてもその雰囲気の中にいることができなかった。色々なことが頭の中を巡り、いつしか海斗はボーっと夕陽が沈むのを眺めている。これまで何度も悪いことが起きた逢魔が時だが、その光景の美しさはどうしても嫌いになれなかった。
「カイくんみーつけた」
「……美波」
「こんなところで黄昏てたんだ」
「その『黄昏る』の使い方、間違ってるって静宮先輩が言ってたぞ」
「え、そうなの?」
「黄昏る」という使い方が間違っていると深雪に指摘されたのはもう二週間も前のことだ。その日は落雷と共にミサキが彼に憑依した日だ。
「……ミサキさんのこと、考えてた?」
「まあな」
美波が海斗の隣に座る。後夜祭の声がまだ聞こえているということは彼女も抜け出してきたのだろうか。やはり昨日のことを気にかけているらしい。
――だから……これでお別れよ、海斗。
昨日の夕方、ミサキからそう告げられた。これまで共に戦って来た海斗へ、そしてわずかな時間とは言え、家で生活を共にした美波への別れの言葉。
その理由を当然海斗らは問う。だが、彼女から教えられたことはわずかなことだけだった。
ミサキが、岐の末裔であること。
昔から岐の一族が伊薙の一族を陰ながら守り続けて来たこと。
そして、鵺と戦えるのは現在ミサキだけだと言うこと。
それだけを語り、ミサキは三日月を携えたまま姿を消した。どうして海斗に憑依したのか、伊薙家では名前すら忘れ去られた技を正しく受け継ぎ、使えたのか。そして、彼女の過去。全てがわからないままだ。
「たぶん、これ以上私たちを巻き込みたくないからあんなこと言ったんじゃないかな?」
「わかるのか?」
「わかるよ。だってカイくん、こんなケガしてもまだ戦う気だったでしょ?」
美波が海斗の右手を指す。捻挫した右手はしっかりと包帯で固定され、あまり動かさないように三角巾で吊られていた。お陰でこの日の料理部の助っ人の仕事は大半が裏方だった。
「私がミサキさんなら、これ以上カイくんに傷ついて欲しくないって思うもん」
「……無茶しすぎたのかな」
昨日の事件で海斗の右手の怪我は悪化し、靭帯がかなり傷ついてしまっていた。治るのにはかなりの時間がかかるそうだ。戦いはもちろん、右手で物を持つことも禁じられている。
「はあ……まだ、わからないことだらけだってのに」
「そう言えば、私もまだ気になってることがあるんだ」
美波が神妙な面持ちで呟いた。彼女が気になっていることと言うのであれば、海斗も無視できないものがある。
「お母さんが亡くなった時のことなんだけど」
その話は彼女にとってかなりデリケートな話題だ。敢えて口にすることを二人とも避けていたが、美波はそれをここで海斗に話す。
「……どうして、お母さんは飛び降りたんだろ」
海斗にとってもそれは長年の謎だった。家庭にも問題はなく、美波の記憶でも彼女を残して逝くことを惜しむ様子はあったが、紗那は最期まで笑顔でいたと言う。
「警察は自殺って断定したけど、私にはどうしても納得できないんだ。だって死ぬ理由なんて見つからないんだもん」
「確かに……美波と家に帰る途中に自殺するなんて普通に考えたらありえないことだもんな」
結局、その点は警察も解明できていない。恐らくは美波がそこに至るまでの一部始終を見ていたはずなのだが、その時の記憶はどうしても彼女は思い出せない。いまだその詳細は不明のままだ。
「私ね、カイくんたちを見ている内に思ったんだ。抱え込んでいても、過去にとらわれていても前に進めないって。誰かに助けを求めたり、自分から動き出すことで前に進めるようになれるんだなって」
「でも、その一歩が難しいんだよな。先輩も、御琴も、まどかも、それが言えなかったんだし」
その人の全てを受け入れて、理解してくれる人はそうはいない。大切な人でなくては言えない問題でも、大切な人だからこそ心配をかけたくないと言う気持ちも働いてしまう。
言ったお陰で関係が壊れたり、拒絶されたりする怖さもある。それは深雪の事件の日、ミサキに言われた言葉でもあった。
「うん……だからね。私、その一歩を踏み出してみようと思う」
「どういう意味だ?」
美波が海斗の手を握る。わずかにそれは震えている様に見えた。
「美波?」
海斗が見た美波の表情は不安をたたえていた。彼女の決断がどれほどの勇気が必要なのかが海斗にも伝わって来る。
「私……私ね」
「あ、ああ……」
美波の目がまっすぐに海斗を見る。そして、美波は勇気を出してその一言を言った。
「カウンセリング……受けてみようと思うんだ」
「え?」
「お母さんが死んだ時のこと、何か思い出せるかもしれないから」
美波の言葉に一瞬、海斗は頭が追い付いて来なかった。
「あー……そ、そうか。カウンセリングか! いいかもしれないな!」
誤魔化すように、あからさまに明るい調子で海斗はそう返した。彼の頭の中では直前まで別のことを意識してしまっていたからだ。
「むー? なんかカイくん、適当じゃない?」
「ソンナコトナイゾ」
ジト目で美波が海斗を責める。まさか状況的に告白の流れだと思い込んでいたとは言えない。
「でも、何でそれを俺に?」
「……やっぱり怖いから。できたら、付き添って欲しいなーって。カイくんが一緒なら心強いから」
「なるほどね……で、いつ行く気だ?」
「明日」
「早いな!?」
「善は急げなのです」
一歩を踏み出す踏ん切りがついたのは良いが、思い切りがいいのも考え物かもしれない。海斗はそう感じた。
「明日はお父さんの検査の結果も出るからね。どっちにしても病院に行くから」
「そっか、わかった。それじゃ、お見舞いついでに俺も一緒に行くよ」
「ありがと。それでこそ私の好きなカイくんなのです」
「まったく、ほんと断れない頼み方が上手いよな……」
「……」
「…………え?」
海斗は今耳にした言葉をもう一度頭の中で繰り返す。聞き捨てならない言葉を美波が発したような気がしてもう一度美波を見る。当の本人は向こうを向いて海斗に顔を見せようとしていない。
「美波」
「カイくん、時にはスルーすることも必要なのです」
「やかましい。お前、どさくさに紛れて何言った」
「ナニモイッテナイヨー」
「嘘つけ!」
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逃げようとした美波を左手一本で羽交い絞めにする。じたばたと暴れる美波の顔は横からのぞき込むと真っ赤だった。
「面と向かって好きなんて言われたの、初めてなんだぞ。こんなあっさりしたので終わりにされてたまるか! ちゃんと言え!」
「にゃー! 無理無理無理無理。もう在庫切れなのです!」
「個数制限あるのかよ!?」
「私には黙秘権があるのです! これ以上の供述は法廷で不利な証拠として用いられるのです! 弁護人の立ち合いを求める権利があるのです!」
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