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終章「縁の言霊」
第58話 最後の手がかり
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月曜日。芦達祭の振替休日となったこの日に海斗と美波は共に芦原病院へ向かった。その手には豊秋へのお見舞いの品もある。
「で、豊秋さんの退院っていつだ?」
「検査結果次第だけどねー。多分もうすぐじゃないかって思う」
「胃潰瘍だもんなあ……」
「悪いところが無ければいいんだけど」
暑い道を歩き、やっと病院に到着する。空調が効いている屋内に入ると海斗らもようやく一息つく。豊秋の病棟は三階だ。エレベーターを使って上がり、ナースステーションに顔を出して面会の旨を伝えに行く。
「こんにちはー」
「あら、神崎さん」
「お父さんのお見舞いに来ました」
「今の時間なら検査もないし、病室にいますよ」
「わかりました」
「……ところで、付き添いに来てるあっちの子は彼氏かしら?」
看護師に指摘され、一瞬で美波の顔が赤くなる。わかりやすいほどのリアクションだ。
「い、いえ。まだそう言うのじゃ……」
「あらあら。頑張ってね」
昨日告白はしたが、まだそれは気持ちを伝えただけだ。海斗を巡る関係はまだ始まったばかりと言える。
「何話してたんだ?」
「何でもないよ。さ、行こ」
海斗の手を取って強引に引っ張っていく。何を言われたのかわからない海斗は首をかしげていた。
「ああ、ちょっと君。いいですか?」
そこへ廊下を歩いていた若い医師が美波に声をかけた。二人は脚を止める。
「はい」
「確か、神崎豊秋さんのご家族ですよね?」
「そうですよ?」
「お父さんのことで少々お話が……」
その深刻そうな雰囲気に美波の表情が曇る。医師が海斗の方を見る。これ以上は家族以外には話せない内容と言うことだ。
「ごめんカイくん、先に行ってもらっていい。この先の病室だから」
「ああ。先に行ってるよ」
「それじゃ、こっちの部屋で」
美波と別れ、海斗は豊秋の病室へ向かう。ここは以前まどかがいた階だ。それほど重い症状ではない患者らがいる。だからあまり雰囲気も重くない。あちこちの部屋から家族との談笑が聞こえていた。
「おじさん、こんにちは」
そして、病室では豊秋はベッドで体を起こして本を読んでいた。見るからに血色もよく、大病を抱えているとは思えない。先ほどの医師は美波に何を伝えようとしていたのだろうか。
「やあ、海斗君。わざわざお見舞いに来てくれたのかい?」
「美波と一緒に来たんです……今、医者と話をしています。それで、ちょっとおじさんに相談したいことがあって」
美波がこの場にいないのはある意味で好都合と言える。悪いとは思ったが例のカウンセリングのことを豊秋にも伝えておかなければならないと海斗は思っていた。
「……そうか。美波がそんなことを」
「この後、美波はカウンセリングに行くつもりです」
「教えてくれてありがとう。あの子がそう選んだのなら、私は止める気はないよ」
「いいんですか?」
「正直に言えば、私も迷っているよ。美波が見たものがいったい何だったのか、妻が死んだ理由を知ることが本当にあの子のためになるのか……でも、美波がそれを望んでいる以上、その気持ちを尊重したいと思う」
「その結果……残酷な記憶を思い出したとしてもですか?」
「その時は私がしっかりと支えてあげようと思う。海斗君もそう思っているんじゃないのかい?」
海斗は驚く。その言葉は自分が言おうと思っていたことだ。いつも穏やかに笑っている豊秋だが、やはり美波の父親だと思った。
「あの子には寂しい思いをさせてしまって済まないと思っているんだ……私も生計を立てるために必死に仕事に打ち込んだ結果、出世し、経済的には安定したが、その代わりに一緒に過ごす時間を無くしてしまった。挙句の果てに無理がたたってこの様だ。それでも海斗君たちがあの子のそばにいてくれたお陰で助かっていたんだよ。美波に何かあっても、君たちが支えてくれるなら私も安心できる」
「……やめてください。なんだかこれでお別れみたいじゃないですか」
豊秋の言葉が遺言のように聞こえてしまう。やはり相当悪いのだろうか。もしかしたら海斗の前では元気に取り繕っているのかもしれない。
「……ん? ははは、いけないいけない!」
海斗が深刻な表情をしているのを見て、豊秋は思わず笑いだす。急に笑い出した姿を見て海斗は面食らっていた。
「真面目な話をしたら暗い雰囲気になってしまったようだね。私の悪い癖だ。よく妻にも言われたんだけどね」
「紗那さんが?」
「ああ。プロポーズの時なんて『別れ話を切り出されるかと思った』と指輪を出した後に言われてしまってね」
「真逆じゃないですか……」
「海斗君も気を付けるんだよ。プロポーズや告白の時は雰囲気を大事にしないと、あらぬ誤解を招いてしまうから」
昨日の美波と御琴の言葉を思い出す。自分ではそんなつもりがなくても、周りが違う受け取り方をしてしまうかもしれない。その結果が昨日のまどかが巻き込まれた事件だ。
「気をつけます。あれ、じゃあ豊秋さん、病気とかは……?」
「検査の結果、もう何も異状は無いそうだよ」
「……なんだ、びっくりした」
脱力して椅子に海斗は座り込んだ。豊秋は苦笑いを浮かべて謝る。
「誤解させてしまったみたいだね。すまなかった」
「いえ、こっちが勝手に勘違いしただけですし」
「……しかし、美波は遅いね。そんなに話が長引いてるんだろうか?」
「そうですね。そもそもいったい何を話して――」
海斗が廊下に目を向けると、そこからちょうど一人の医師が病室に入って来た。彼は豊秋のベッドまでまっすぐ来る。
「神崎さん、お加減いかがですか?」
「ええ。とてもいいです」
「そうですか。あと一日二日で退院できると思いますので、娘さんがいらしたらそうお伝えください」
「……え?」
海斗は思わず声をあげていた。彼は先ほど見た医師とまるで違う人物だ。
「あの、もしかして豊秋おじさんの……?」
「ええ、担当医ですが?」
「それじゃさっきの人は!?」
廊下に出て美波を捜す。すると、先程見た若い医師がナースステーションで看護師と話をしていた。すぐに海斗は駆け寄り、問い詰める。
「あの、美波はどうしたんですか?」
「え?」
「さっき、話があるって連れて行ったじゃないですか!」
「えっと……何のことかな。僕は今来たばかりなんだが?」
海斗がその医師の名札を見る。そこには臨床研修医と書いてある。豊秋の担当医師ならば不自然だ。
「……っ!?」
海斗は昨日のことを思い出した。あの妖は海斗らを前にこう言っていなかったか。
――僕は本当の姿が定まってない妖でね。こうやって人の姿を借りてあちこちで人をからかうのが大好きなのさ!
「まさか!」
「あ、君!」
海斗は豊秋の病室へ向かう。カバンの中に入れていたスマートフォンを出して美波に呼び掛ける。
「くそっ!」
何度コールしても美波は出ない。メッセージを送っても既読の文字が表示されない。
「海斗君?」
「すいません、急用ができました。これで失礼します!」
「待ちなさい、何か落としたよ!」
「え?」
豊秋の呼び止めに海斗は脚を止める。ベッドから降りてそれを拾い上げ、海斗に渡す。それは、ミサキからもらった白い勾玉だった。
「勾玉か、珍しい物を持っているね」
「ええ。最近ちょっとした縁で、ある人にもらいまして」
「ふむ……最近は勾玉をプレゼントするのが流行りなのかな?」
「え?」
「私も妻からお守りにもらったことがあるんだよ。ただ、なぜか四つも渡されたんだけどね」
「……っ!?」
ここまで来て、もう海斗には偶然とは思えなかった。伊薙武深、岐春、そしてミサキが作った勾玉はいずれも四つ。四つ作成される勾玉。それは――。
「ああ、いけない。急いでいるんだったね。行きなさい」
「は、はい。それじゃまた!」
姿を消した美波を捜しに海斗は病室を飛び出す。だが、その足取りはまるでつかめない。
それでも、海斗には必ず行かなければならない場所が一つだけ思い浮かんでいた。
「で、豊秋さんの退院っていつだ?」
「検査結果次第だけどねー。多分もうすぐじゃないかって思う」
「胃潰瘍だもんなあ……」
「悪いところが無ければいいんだけど」
暑い道を歩き、やっと病院に到着する。空調が効いている屋内に入ると海斗らもようやく一息つく。豊秋の病棟は三階だ。エレベーターを使って上がり、ナースステーションに顔を出して面会の旨を伝えに行く。
「こんにちはー」
「あら、神崎さん」
「お父さんのお見舞いに来ました」
「今の時間なら検査もないし、病室にいますよ」
「わかりました」
「……ところで、付き添いに来てるあっちの子は彼氏かしら?」
看護師に指摘され、一瞬で美波の顔が赤くなる。わかりやすいほどのリアクションだ。
「い、いえ。まだそう言うのじゃ……」
「あらあら。頑張ってね」
昨日告白はしたが、まだそれは気持ちを伝えただけだ。海斗を巡る関係はまだ始まったばかりと言える。
「何話してたんだ?」
「何でもないよ。さ、行こ」
海斗の手を取って強引に引っ張っていく。何を言われたのかわからない海斗は首をかしげていた。
「ああ、ちょっと君。いいですか?」
そこへ廊下を歩いていた若い医師が美波に声をかけた。二人は脚を止める。
「はい」
「確か、神崎豊秋さんのご家族ですよね?」
「そうですよ?」
「お父さんのことで少々お話が……」
その深刻そうな雰囲気に美波の表情が曇る。医師が海斗の方を見る。これ以上は家族以外には話せない内容と言うことだ。
「ごめんカイくん、先に行ってもらっていい。この先の病室だから」
「ああ。先に行ってるよ」
「それじゃ、こっちの部屋で」
美波と別れ、海斗は豊秋の病室へ向かう。ここは以前まどかがいた階だ。それほど重い症状ではない患者らがいる。だからあまり雰囲気も重くない。あちこちの部屋から家族との談笑が聞こえていた。
「おじさん、こんにちは」
そして、病室では豊秋はベッドで体を起こして本を読んでいた。見るからに血色もよく、大病を抱えているとは思えない。先ほどの医師は美波に何を伝えようとしていたのだろうか。
「やあ、海斗君。わざわざお見舞いに来てくれたのかい?」
「美波と一緒に来たんです……今、医者と話をしています。それで、ちょっとおじさんに相談したいことがあって」
美波がこの場にいないのはある意味で好都合と言える。悪いとは思ったが例のカウンセリングのことを豊秋にも伝えておかなければならないと海斗は思っていた。
「……そうか。美波がそんなことを」
「この後、美波はカウンセリングに行くつもりです」
「教えてくれてありがとう。あの子がそう選んだのなら、私は止める気はないよ」
「いいんですか?」
「正直に言えば、私も迷っているよ。美波が見たものがいったい何だったのか、妻が死んだ理由を知ることが本当にあの子のためになるのか……でも、美波がそれを望んでいる以上、その気持ちを尊重したいと思う」
「その結果……残酷な記憶を思い出したとしてもですか?」
「その時は私がしっかりと支えてあげようと思う。海斗君もそう思っているんじゃないのかい?」
海斗は驚く。その言葉は自分が言おうと思っていたことだ。いつも穏やかに笑っている豊秋だが、やはり美波の父親だと思った。
「あの子には寂しい思いをさせてしまって済まないと思っているんだ……私も生計を立てるために必死に仕事に打ち込んだ結果、出世し、経済的には安定したが、その代わりに一緒に過ごす時間を無くしてしまった。挙句の果てに無理がたたってこの様だ。それでも海斗君たちがあの子のそばにいてくれたお陰で助かっていたんだよ。美波に何かあっても、君たちが支えてくれるなら私も安心できる」
「……やめてください。なんだかこれでお別れみたいじゃないですか」
豊秋の言葉が遺言のように聞こえてしまう。やはり相当悪いのだろうか。もしかしたら海斗の前では元気に取り繕っているのかもしれない。
「……ん? ははは、いけないいけない!」
海斗が深刻な表情をしているのを見て、豊秋は思わず笑いだす。急に笑い出した姿を見て海斗は面食らっていた。
「真面目な話をしたら暗い雰囲気になってしまったようだね。私の悪い癖だ。よく妻にも言われたんだけどね」
「紗那さんが?」
「ああ。プロポーズの時なんて『別れ話を切り出されるかと思った』と指輪を出した後に言われてしまってね」
「真逆じゃないですか……」
「海斗君も気を付けるんだよ。プロポーズや告白の時は雰囲気を大事にしないと、あらぬ誤解を招いてしまうから」
昨日の美波と御琴の言葉を思い出す。自分ではそんなつもりがなくても、周りが違う受け取り方をしてしまうかもしれない。その結果が昨日のまどかが巻き込まれた事件だ。
「気をつけます。あれ、じゃあ豊秋さん、病気とかは……?」
「検査の結果、もう何も異状は無いそうだよ」
「……なんだ、びっくりした」
脱力して椅子に海斗は座り込んだ。豊秋は苦笑いを浮かべて謝る。
「誤解させてしまったみたいだね。すまなかった」
「いえ、こっちが勝手に勘違いしただけですし」
「……しかし、美波は遅いね。そんなに話が長引いてるんだろうか?」
「そうですね。そもそもいったい何を話して――」
海斗が廊下に目を向けると、そこからちょうど一人の医師が病室に入って来た。彼は豊秋のベッドまでまっすぐ来る。
「神崎さん、お加減いかがですか?」
「ええ。とてもいいです」
「そうですか。あと一日二日で退院できると思いますので、娘さんがいらしたらそうお伝えください」
「……え?」
海斗は思わず声をあげていた。彼は先ほど見た医師とまるで違う人物だ。
「あの、もしかして豊秋おじさんの……?」
「ええ、担当医ですが?」
「それじゃさっきの人は!?」
廊下に出て美波を捜す。すると、先程見た若い医師がナースステーションで看護師と話をしていた。すぐに海斗は駆け寄り、問い詰める。
「あの、美波はどうしたんですか?」
「え?」
「さっき、話があるって連れて行ったじゃないですか!」
「えっと……何のことかな。僕は今来たばかりなんだが?」
海斗がその医師の名札を見る。そこには臨床研修医と書いてある。豊秋の担当医師ならば不自然だ。
「……っ!?」
海斗は昨日のことを思い出した。あの妖は海斗らを前にこう言っていなかったか。
――僕は本当の姿が定まってない妖でね。こうやって人の姿を借りてあちこちで人をからかうのが大好きなのさ!
「まさか!」
「あ、君!」
海斗は豊秋の病室へ向かう。カバンの中に入れていたスマートフォンを出して美波に呼び掛ける。
「くそっ!」
何度コールしても美波は出ない。メッセージを送っても既読の文字が表示されない。
「海斗君?」
「すいません、急用ができました。これで失礼します!」
「待ちなさい、何か落としたよ!」
「え?」
豊秋の呼び止めに海斗は脚を止める。ベッドから降りてそれを拾い上げ、海斗に渡す。それは、ミサキからもらった白い勾玉だった。
「勾玉か、珍しい物を持っているね」
「ええ。最近ちょっとした縁で、ある人にもらいまして」
「ふむ……最近は勾玉をプレゼントするのが流行りなのかな?」
「え?」
「私も妻からお守りにもらったことがあるんだよ。ただ、なぜか四つも渡されたんだけどね」
「……っ!?」
ここまで来て、もう海斗には偶然とは思えなかった。伊薙武深、岐春、そしてミサキが作った勾玉はいずれも四つ。四つ作成される勾玉。それは――。
「ああ、いけない。急いでいるんだったね。行きなさい」
「は、はい。それじゃまた!」
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