14 / 90
事件です。子供が出来ました。
しおりを挟む
そこそこ長い時間を待たされた。現在進行形で待たされている。
昼食を食べてこちらに来たが窓の外はもう夕方だった。
放置され過ぎだろうとうっかりソファで昼寝までしてしまったがそれでも誰もこの部屋に来る事無く健やかな目覚めを覚えるのだった。
あまりに暇過ぎてスマホを取り出して謎の育ゲーを始めてしまう。
「ふーん。牧場で餌も作れるんだ」
お約束の牧草作り。チュートリアルに乗っ取ってさくさくっと牧草を育てて倉庫で保管。過剰分は売る事もでき、そのお金で牧場を広げる開拓も出来る一昔流行った極普通の育ゲーだった。
となると何か飼育したくなる。牧草育てても面白くもない。
牧場ではペット販売はしておらず、自力で何かを捕まえて来て下さいスタイルだったので……
ショップの禁断の奴隷商店を覗いてしまった。
確か……
「あった。テイム済み魔物」
既にテイムされた魔物で売買に当り主人が俺になると言う安心安全保障が売りだと言う。
生体販売はどうよと言うのは置いておいて
「覗くだけはタダだし」
ちらりと見てしまえばやはり簡単に買えるようなお安い値段ではないので見るだけにとどめておく。
考えたらペットショップの犬猫だってびっくりするようなお値段なのだ。
ましてや牙をむいてくる獣。ハンバーガーセットのお値段から想像するとやっぱり中々即決できない値段に眺めるだけにとどめておけば
『光竜の幼体』
ドラゴンとはまたレアな。それともこちらではポピュラーなのかは判らない。
状態を見れば親から離されて衰弱と書いてあるせいかお値段も八割引きと言う……
ほぼあってない値段だった。
思わず他のも見てしまえばこの光竜だけが弱っていて……
思わず換金できる物をと鞄を漁ろうにも換金所での査定ではどれもこれも届かず。
ならば……
随分長い事放置されているのだ。
こっそり部屋を抜け出て寝室を通り過ぎて俺の部屋だと言う部屋に潜り込む。マップを起動して赤いバツ印を避けながらスマホのカメラを部屋中にかざせばあるわあるわ高額商品。
壁の絵画や飾り用の壺。サイドボードのランプと言った物まで大半がびっくりするようなお値段のオンパレード。
俺の今までの生活レベルじゃお目にかからない金額ばかりの物に溢れていて胃が痛くなってきた……
とは言えだ。
「俺の部屋だと言うのなら失敬します!」
ぽちっとよくわからない趣味の上半身一枚の布を纏っただけの女の人の置物を換金。そしてそのお金でもって光竜をポチッ!
この短時間でステータスが衰弱から瀕死になっていて俺のベットの上に横たわっていた。
「きゅ、きゅ……」
生まれて目の開いたくらいの子猫サイズの光竜は弱弱しい輝きのない黄金の瞳と真っ白な毛に包まれて、首にテイムの証と言う首輪が付いていた。ちなみに俺がふれたら首輪が光に溶けてなくなってしまった。大丈夫かいと思うも抵抗できる力はないようで今のところ問題はないだろう。体の所々に鱗があり、動けば剥がれその下から真っ白の綿毛が現れる所からこれは成長段階の途中かと思いながらスマホを起動。
「光竜の育て方ってどうなってるの?!」
スマホに向かって叫べば直ぐに目の前に育成方法がずらりと提示された。
その中から今必要な部分を読み取り
「ええと、幼体期は親元の側で過ごします。寒さに弱く、餌は一日三回たっぷりとミルクを飲ませてください。歯が生えたら固形物を柔らかくしたものからだんだん固い物を食べさせるようにしましょう。光竜は成長するに当たり光をエネルギーに変換して生きて行きます。明るい場所で育てるのがお勧めです」
へー、お前意外とエコだな。お財布的にもだ。
とりあえずショップでドラゴン用のミルクを買って寒くないように俺も布団をかぶって温めてやる。
因みにこのベットにもトラップが張ってあり、砕けたガラスが散らばっていて、危ないので落とさないようにシーツで丸めてゴミ箱の中に突っ込んでおいた。
瀕死なのであまりミルクの飲みは良くないようだが、俺の体温で温まるにつれてミルクを飲みだし、瀕死から衰弱にステータスが変わって行く。
「まあ、これでしばらく様子見だな」
とりあえずおなかもいっぱいになったようで今度は寝ようとしだしたので光竜を抱えて元の部屋へと戻ろうとすれば
カチャリ……
同時に開いた扉にはクラエスが立っていて嬉しそうな顔から俺の腕の中で眠る光竜にぎょっとしていた。
「アトリ随分と待たせてしまってすまない。だがそのドラゴンは……」
せっかくの美形なのに可哀想なくらい顔を引き攣らせていて俺は視線を彷徨わせながら
「ええと、弱ってる所を保護しまして……
ええと、もふって言います。俺達の家族ですねー」
めっちゃバレバレの嘘と今思いついて付けた俺の絶対的センスのない名前をもう一度光竜に向かって
「もふは良い子に出来るもんなー」
喉をさすりながらもふはお前の名前だぞー、もふ可愛いなーとまさに子猫を愛でる様に撫でてやれば
きゅるるる!
少しだけ力強い声。そして鎌首を俺へと摺り寄せる様にして甘える仕種の可愛らしさ。
「ちょ!マジ可愛いんだけど!」
三十手前にして幼獣を前に悶えるおっさん。いやお兄さんと呼べ。
気持ちわるーって言わないでくれと願いながら
「もふ~、こっちのイケメンの人もお前の家族だぞー。クラエスパパさんって呼んであげると良いぞー。俺達の娘?息子?だねー」
となると俺がママさんか?いや、ここはダブルパパさんで行こうと思う。
「アトリ……」
パパさんと呼ばれて嬉しいのか少し顔が赤いものの真剣な目で俺を見て
「ドラゴンは最重要保護魔獣だ。
済まないがどういういきさつで保護したか事情聴取をしても良いだろうか」
討伐対象ではなく保護魔獣とはびっくりだ。
俺の前で無駄にキラキラ成分を弾き飛ばしていたが、さすがにここでは騎士団団長さんの顔をして真剣な目を俺に向けていた。
まさかスマホで買いました何て馬鹿正直に言えないので
「ええと、気分転換に窓を開けていたら飛び込んできました」
一番ないパターン。一番無理な理由。
当然のように嘘な事は見抜かれておでこに手を当ててクラエスは唸りながら
「その光竜、先日保護区で誘拐された個体だと思う」
「えー、そう言うの判るんだ」
「ああ、光竜の新個体は記録では200年ぶりの誕生だ。まさかアトリが……」
「俺こっちに来てから城で監禁されてました。その後はクラエスに保護されてましたー」
判りきった事を確認するなと言うが
「それよりももふが弱ってて温めないといけないんだ。親元に戻せばいいのか?餌とかどうなってる?」
ぱっつんのおなかを見てクラエスも餌は必要かという目を向けて来るが
「城にドラゴンの世話係が居る。任せておけば大丈夫だろう」
「つまりわからないと」
そっぽを向いてしまった。意外とかわいいところあるな団長さんとにこにこしていれば
「それより随分と待たせてしまって済まない。
もふの事は後でゆっくり聞かせてもらうから今は食事をしよう。そして先程の事を報告をさせてもらいたい」
「そう言う事なら了解です。
あ、こいつ何か寒いみたいだから一緒に連れて行っても?」
良いかなと思うも難しい顔をされてしまった。
あまり爬虫類臭さはないけどやっぱり怖がられるのかなと小首かしげながらあざとく見上げてみれば
「か、家族なら一緒に居ないとな」
ちょろすぎるクラエスにありがとうと言えばさっと手を差し伸べて来て、もふを抱っこしてないもう片方の手をその手に重ねるのだった。
昼食を食べてこちらに来たが窓の外はもう夕方だった。
放置され過ぎだろうとうっかりソファで昼寝までしてしまったがそれでも誰もこの部屋に来る事無く健やかな目覚めを覚えるのだった。
あまりに暇過ぎてスマホを取り出して謎の育ゲーを始めてしまう。
「ふーん。牧場で餌も作れるんだ」
お約束の牧草作り。チュートリアルに乗っ取ってさくさくっと牧草を育てて倉庫で保管。過剰分は売る事もでき、そのお金で牧場を広げる開拓も出来る一昔流行った極普通の育ゲーだった。
となると何か飼育したくなる。牧草育てても面白くもない。
牧場ではペット販売はしておらず、自力で何かを捕まえて来て下さいスタイルだったので……
ショップの禁断の奴隷商店を覗いてしまった。
確か……
「あった。テイム済み魔物」
既にテイムされた魔物で売買に当り主人が俺になると言う安心安全保障が売りだと言う。
生体販売はどうよと言うのは置いておいて
「覗くだけはタダだし」
ちらりと見てしまえばやはり簡単に買えるようなお安い値段ではないので見るだけにとどめておく。
考えたらペットショップの犬猫だってびっくりするようなお値段なのだ。
ましてや牙をむいてくる獣。ハンバーガーセットのお値段から想像するとやっぱり中々即決できない値段に眺めるだけにとどめておけば
『光竜の幼体』
ドラゴンとはまたレアな。それともこちらではポピュラーなのかは判らない。
状態を見れば親から離されて衰弱と書いてあるせいかお値段も八割引きと言う……
ほぼあってない値段だった。
思わず他のも見てしまえばこの光竜だけが弱っていて……
思わず換金できる物をと鞄を漁ろうにも換金所での査定ではどれもこれも届かず。
ならば……
随分長い事放置されているのだ。
こっそり部屋を抜け出て寝室を通り過ぎて俺の部屋だと言う部屋に潜り込む。マップを起動して赤いバツ印を避けながらスマホのカメラを部屋中にかざせばあるわあるわ高額商品。
壁の絵画や飾り用の壺。サイドボードのランプと言った物まで大半がびっくりするようなお値段のオンパレード。
俺の今までの生活レベルじゃお目にかからない金額ばかりの物に溢れていて胃が痛くなってきた……
とは言えだ。
「俺の部屋だと言うのなら失敬します!」
ぽちっとよくわからない趣味の上半身一枚の布を纏っただけの女の人の置物を換金。そしてそのお金でもって光竜をポチッ!
この短時間でステータスが衰弱から瀕死になっていて俺のベットの上に横たわっていた。
「きゅ、きゅ……」
生まれて目の開いたくらいの子猫サイズの光竜は弱弱しい輝きのない黄金の瞳と真っ白な毛に包まれて、首にテイムの証と言う首輪が付いていた。ちなみに俺がふれたら首輪が光に溶けてなくなってしまった。大丈夫かいと思うも抵抗できる力はないようで今のところ問題はないだろう。体の所々に鱗があり、動けば剥がれその下から真っ白の綿毛が現れる所からこれは成長段階の途中かと思いながらスマホを起動。
「光竜の育て方ってどうなってるの?!」
スマホに向かって叫べば直ぐに目の前に育成方法がずらりと提示された。
その中から今必要な部分を読み取り
「ええと、幼体期は親元の側で過ごします。寒さに弱く、餌は一日三回たっぷりとミルクを飲ませてください。歯が生えたら固形物を柔らかくしたものからだんだん固い物を食べさせるようにしましょう。光竜は成長するに当たり光をエネルギーに変換して生きて行きます。明るい場所で育てるのがお勧めです」
へー、お前意外とエコだな。お財布的にもだ。
とりあえずショップでドラゴン用のミルクを買って寒くないように俺も布団をかぶって温めてやる。
因みにこのベットにもトラップが張ってあり、砕けたガラスが散らばっていて、危ないので落とさないようにシーツで丸めてゴミ箱の中に突っ込んでおいた。
瀕死なのであまりミルクの飲みは良くないようだが、俺の体温で温まるにつれてミルクを飲みだし、瀕死から衰弱にステータスが変わって行く。
「まあ、これでしばらく様子見だな」
とりあえずおなかもいっぱいになったようで今度は寝ようとしだしたので光竜を抱えて元の部屋へと戻ろうとすれば
カチャリ……
同時に開いた扉にはクラエスが立っていて嬉しそうな顔から俺の腕の中で眠る光竜にぎょっとしていた。
「アトリ随分と待たせてしまってすまない。だがそのドラゴンは……」
せっかくの美形なのに可哀想なくらい顔を引き攣らせていて俺は視線を彷徨わせながら
「ええと、弱ってる所を保護しまして……
ええと、もふって言います。俺達の家族ですねー」
めっちゃバレバレの嘘と今思いついて付けた俺の絶対的センスのない名前をもう一度光竜に向かって
「もふは良い子に出来るもんなー」
喉をさすりながらもふはお前の名前だぞー、もふ可愛いなーとまさに子猫を愛でる様に撫でてやれば
きゅるるる!
少しだけ力強い声。そして鎌首を俺へと摺り寄せる様にして甘える仕種の可愛らしさ。
「ちょ!マジ可愛いんだけど!」
三十手前にして幼獣を前に悶えるおっさん。いやお兄さんと呼べ。
気持ちわるーって言わないでくれと願いながら
「もふ~、こっちのイケメンの人もお前の家族だぞー。クラエスパパさんって呼んであげると良いぞー。俺達の娘?息子?だねー」
となると俺がママさんか?いや、ここはダブルパパさんで行こうと思う。
「アトリ……」
パパさんと呼ばれて嬉しいのか少し顔が赤いものの真剣な目で俺を見て
「ドラゴンは最重要保護魔獣だ。
済まないがどういういきさつで保護したか事情聴取をしても良いだろうか」
討伐対象ではなく保護魔獣とはびっくりだ。
俺の前で無駄にキラキラ成分を弾き飛ばしていたが、さすがにここでは騎士団団長さんの顔をして真剣な目を俺に向けていた。
まさかスマホで買いました何て馬鹿正直に言えないので
「ええと、気分転換に窓を開けていたら飛び込んできました」
一番ないパターン。一番無理な理由。
当然のように嘘な事は見抜かれておでこに手を当ててクラエスは唸りながら
「その光竜、先日保護区で誘拐された個体だと思う」
「えー、そう言うの判るんだ」
「ああ、光竜の新個体は記録では200年ぶりの誕生だ。まさかアトリが……」
「俺こっちに来てから城で監禁されてました。その後はクラエスに保護されてましたー」
判りきった事を確認するなと言うが
「それよりももふが弱ってて温めないといけないんだ。親元に戻せばいいのか?餌とかどうなってる?」
ぱっつんのおなかを見てクラエスも餌は必要かという目を向けて来るが
「城にドラゴンの世話係が居る。任せておけば大丈夫だろう」
「つまりわからないと」
そっぽを向いてしまった。意外とかわいいところあるな団長さんとにこにこしていれば
「それより随分と待たせてしまって済まない。
もふの事は後でゆっくり聞かせてもらうから今は食事をしよう。そして先程の事を報告をさせてもらいたい」
「そう言う事なら了解です。
あ、こいつ何か寒いみたいだから一緒に連れて行っても?」
良いかなと思うも難しい顔をされてしまった。
あまり爬虫類臭さはないけどやっぱり怖がられるのかなと小首かしげながらあざとく見上げてみれば
「か、家族なら一緒に居ないとな」
ちょろすぎるクラエスにありがとうと言えばさっと手を差し伸べて来て、もふを抱っこしてないもう片方の手をその手に重ねるのだった。
60
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
【完結】国に売られた僕は変態皇帝に育てられ寵妃になった
cyan
BL
陛下が町娘に手を出して生まれたのが僕。後宮で虐げられて生活していた僕は、とうとう他国に売られることになった。
一途なシオンと、皇帝のお話。
※どんどん変態度が増すので苦手な方はお気を付けください。
【完結】愛されたかった僕の人生
Kanade
BL
✯オメガバース
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
お見合いから一年半の交際を経て、結婚(番婚)をして3年。
今日も《夫》は帰らない。
《夫》には僕以外の『番』がいる。
ねぇ、どうしてなの?
一目惚れだって言ったじゃない。
愛してるって言ってくれたじゃないか。
ねぇ、僕はもう要らないの…?
独りで過ごす『発情期』は辛いよ…。
性悪なお嬢様に命令されて泣く泣く恋敵を殺りにいったらヤられました
まりも13
BL
フワフワとした酩酊状態が薄れ、僕は気がつくとパンパンパン、ズチュッと卑猥な音をたてて激しく誰かと交わっていた。
性悪なお嬢様の命令で恋敵を泣く泣く殺りに行ったら逆にヤラれちゃった、ちょっとアホな子の話です。
(ムーンライトノベルにも掲載しています)
鎖に繋がれた騎士は、敵国で皇帝の愛に囚われる
結衣可
BL
戦場で捕らえられた若き騎士エリアスは、牢に繋がれながらも誇りを折らず、帝国の皇帝オルフェンの瞳を惹きつける。
冷酷と畏怖で人を遠ざけてきた皇帝は、彼を望み、夜ごと逢瀬を重ねていく。
憎しみと抗いのはずが、いつしか芽生える心の揺らぎ。
誇り高き騎士が囚われたのは、冷徹な皇帝の愛。
鎖に繋がれた誇りと、独占欲に満ちた溺愛の行方は――。
美貌の騎士候補生は、愛する人を快楽漬けにして飼い慣らす〜僕から逃げないで愛させて〜
飛鷹
BL
騎士養成学校に在席しているパスティには秘密がある。
でも、それを誰かに言うつもりはなく、目的を達成したら静かに自国に戻るつもりだった。
しかし美貌の騎士候補生に捕まり、快楽漬けにされ、甘く喘がされてしまう。
秘密を抱えたまま、パスティは幸せになれるのか。
美貌の騎士候補生のカーディアスは何を考えてパスティに付きまとうのか……。
秘密を抱えた二人が幸せになるまでのお話。
異世界転移して美形になったら危険な男とハジメテしちゃいました
ノルジャン
BL
俺はおっさん神に異世界に転移させてもらった。異世界で「イケメンでモテて勝ち組の人生」が送りたい!という願いを叶えてもらったはずなのだけれど……。これってちゃんと叶えて貰えてるのか?美形になったけど男にしかモテないし、勝ち組人生って結局どんなん?めちゃくちゃ危険な香りのする男にバーでナンパされて、ついていっちゃってころっと惚れちゃう俺の話。危険な男×美形(元平凡)※ムーンライトノベルズにも掲載
悪役令息物語~呪われた悪役令息は、追放先でスパダリたちに愛欲を注がれる~
トモモト ヨシユキ
BL
魔法を使い魔力が少なくなると発情しちゃう呪いをかけられた僕は、聖者を誘惑した罪で婚約破棄されたうえ辺境へ追放される。
しかし、もと婚約者である王女の企みによって山賊に襲われる。
貞操の危機を救ってくれたのは、若き辺境伯だった。
虚弱体質の呪われた深窓の令息をめぐり対立する聖者と辺境伯。
そこに呪いをかけた邪神も加わり恋の鞘当てが繰り広げられる?
エブリスタにも掲載しています。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる