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不可避の茶会と逃げれない昼食会
夕方になってクラエスともふが仕事から帰ってきた。
仕事が終わったら軽くシャワーを浴びてご飯になるのがこの家のルーティンで、俺は二人が戻って来るのを待って夕食を一緒に取る事にしていた。
ほら、朝食は別々だからね、一日一度は一緒に食事をとる様にしているのは一人の食事の味気なさを俺だって知っているからだ。
それに可愛らしい事にもふもクラエスと一緒に城に行く事を仕事に行くと思っている所にある。今日もドヤ顔で戻ってきて、城から支給されている竜種用のミルクを俺達の夕食の時間の時に一緒に家族の如く侍女に飲まして貰うのだった。
もふはこのグランデル家でのマスコットになっている。
皆さん構いたくって仕方がないらしいが、もふはちゃんとトイレも覚えたし石鹸は使わないけどお風呂も自分で入れる。
水遊びの感覚のようだけど。
水分を拭うのは手伝ってもらっているが、それがまた侍女達の間で奪い合いのご褒美ミッションなので日にち別の担当を決めている。
この世界では俺達で言う所の月曜日、火曜日と言った曜日別を日曜日に当たる休日の太陽の日から始まって星の日、火の日、水の日、木の日、土の日、花の日と七つの属性からなる日を四回繰り返して一つの月極めをしていると言う。と言うか花が属性って、七つの属性が意味不明なんだけどと思っていればクラエス曰く、件の花の日はこの七日の名前を決めた時の王がなくなった王妃を忘れるなと言う様に花を捧げると言う意味でつけたとか。死ぬまで王妃の墓標に花を捧げた事から後に愛しい人に花を贈る日何て風習が残る事になったそうだ。告白するもよし、何か始めるのもよし、そう言った験を担ぐにはちょうどいいといった日となって馴染んでいる。
一年も一日も大体前の世界と同じような時間の流れなのでごれもゲームの強制力と言うか前の世界の知識が流れ込んでいるかなんてつっこんだ考えはしないけど、そう言う意味では生活しやすくて大変ありがたい。
今日は花の日の前日となる日でいつものように夕食を取っていれば
「明日、聖女様のお茶会の呼ばれているとか?」
「はい。前回お会いした時にまだ向こうの世界が懐かしいのでその思い出を語り合いたいと寂しがっておられたようで」
「そうか、馴染んでおられるとは聞いていたが、やはり無理をしておられたか」
「まだ十六の子供です。
保護されるべき親から切り離したのですから、気丈に振舞われてても馴染むには時間が必要でしょう」
俺だってまだ一週間も経ってないこの生活にここで生き抜くしかない状況なので必死で慣れようとがんばっているのだ。
十六歳の女の子が不安がないわけないだろうと声を大にして言いたいが、それでも心の支えと言う様にゲームの世界キャッハー☆なんて感じ満載で楽しもうとしているのを見ると微笑ましく眺めるのが大人の対応だと思う。
だけどクラエスはどこか不満げな顔をしているので
「何?俺が若い女の子と一緒にお茶をするのが不満なの?」
まさかそんな事で拗ねてるとはと言うか、いつも澄ませた貴族の顔をするクラエスにそんな一面があったのかと驚きがあった物の
「いや、今日陛下に呼び出されて聖女様とお茶会を開くと言うのならその後昼食を一緒に取ろうと誘われたのだ。
生憎俺は仕事で城を出ないといけないから同席できないと断ったのだが、それなら家の中だけでは楽しくもないだろうからとアトリだけでも来るように言われてな」
「王様と一緒に食事が出来ないのは残念だね。何だったら断っても良いんだよ」
出世や貴族同士の派閥の立場がアップできないのは悔しかろう。
俺としては何か仕組まれた感じしかなく、是非とも一緒に居てくれと願ってしまうのは、この間会った時のセクハラ三昧どころかクラエスに言えないような展開だった為に是非とも回避したい所だが
「なに、夕方には城に戻ってこないといけないし、もふを一緒に連れて帰らなくてはいけないからな。少しの間城で待たせる事になるが構わないだろうか?」
図書館で待っていてもらっても構わないが退屈させるようで申し訳ないと下げられた頭にこれがクラエスの杞憂かと心の中で滂沱の涙を流し、回避できないこの展開こそご都合主義の強制力かとこの世界に巻きこんだ聖華ちゃんを恨まずにはいられなかった。
そんなわけでお茶会の当日になった。
仕事が終わったら軽くシャワーを浴びてご飯になるのがこの家のルーティンで、俺は二人が戻って来るのを待って夕食を一緒に取る事にしていた。
ほら、朝食は別々だからね、一日一度は一緒に食事をとる様にしているのは一人の食事の味気なさを俺だって知っているからだ。
それに可愛らしい事にもふもクラエスと一緒に城に行く事を仕事に行くと思っている所にある。今日もドヤ顔で戻ってきて、城から支給されている竜種用のミルクを俺達の夕食の時間の時に一緒に家族の如く侍女に飲まして貰うのだった。
もふはこのグランデル家でのマスコットになっている。
皆さん構いたくって仕方がないらしいが、もふはちゃんとトイレも覚えたし石鹸は使わないけどお風呂も自分で入れる。
水遊びの感覚のようだけど。
水分を拭うのは手伝ってもらっているが、それがまた侍女達の間で奪い合いのご褒美ミッションなので日にち別の担当を決めている。
この世界では俺達で言う所の月曜日、火曜日と言った曜日別を日曜日に当たる休日の太陽の日から始まって星の日、火の日、水の日、木の日、土の日、花の日と七つの属性からなる日を四回繰り返して一つの月極めをしていると言う。と言うか花が属性って、七つの属性が意味不明なんだけどと思っていればクラエス曰く、件の花の日はこの七日の名前を決めた時の王がなくなった王妃を忘れるなと言う様に花を捧げると言う意味でつけたとか。死ぬまで王妃の墓標に花を捧げた事から後に愛しい人に花を贈る日何て風習が残る事になったそうだ。告白するもよし、何か始めるのもよし、そう言った験を担ぐにはちょうどいいといった日となって馴染んでいる。
一年も一日も大体前の世界と同じような時間の流れなのでごれもゲームの強制力と言うか前の世界の知識が流れ込んでいるかなんてつっこんだ考えはしないけど、そう言う意味では生活しやすくて大変ありがたい。
今日は花の日の前日となる日でいつものように夕食を取っていれば
「明日、聖女様のお茶会の呼ばれているとか?」
「はい。前回お会いした時にまだ向こうの世界が懐かしいのでその思い出を語り合いたいと寂しがっておられたようで」
「そうか、馴染んでおられるとは聞いていたが、やはり無理をしておられたか」
「まだ十六の子供です。
保護されるべき親から切り離したのですから、気丈に振舞われてても馴染むには時間が必要でしょう」
俺だってまだ一週間も経ってないこの生活にここで生き抜くしかない状況なので必死で慣れようとがんばっているのだ。
十六歳の女の子が不安がないわけないだろうと声を大にして言いたいが、それでも心の支えと言う様にゲームの世界キャッハー☆なんて感じ満載で楽しもうとしているのを見ると微笑ましく眺めるのが大人の対応だと思う。
だけどクラエスはどこか不満げな顔をしているので
「何?俺が若い女の子と一緒にお茶をするのが不満なの?」
まさかそんな事で拗ねてるとはと言うか、いつも澄ませた貴族の顔をするクラエスにそんな一面があったのかと驚きがあった物の
「いや、今日陛下に呼び出されて聖女様とお茶会を開くと言うのならその後昼食を一緒に取ろうと誘われたのだ。
生憎俺は仕事で城を出ないといけないから同席できないと断ったのだが、それなら家の中だけでは楽しくもないだろうからとアトリだけでも来るように言われてな」
「王様と一緒に食事が出来ないのは残念だね。何だったら断っても良いんだよ」
出世や貴族同士の派閥の立場がアップできないのは悔しかろう。
俺としては何か仕組まれた感じしかなく、是非とも一緒に居てくれと願ってしまうのは、この間会った時のセクハラ三昧どころかクラエスに言えないような展開だった為に是非とも回避したい所だが
「なに、夕方には城に戻ってこないといけないし、もふを一緒に連れて帰らなくてはいけないからな。少しの間城で待たせる事になるが構わないだろうか?」
図書館で待っていてもらっても構わないが退屈させるようで申し訳ないと下げられた頭にこれがクラエスの杞憂かと心の中で滂沱の涙を流し、回避できないこの展開こそご都合主義の強制力かとこの世界に巻きこんだ聖華ちゃんを恨まずにはいられなかった。
そんなわけでお茶会の当日になった。
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