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お茶会の後に昼食会とは腹がはちきれそうなのですがいかがなものでしょう
俺はクラエスにおしゃれにしてもらって、もふと一緒に聖華ちゃんが待つお茶会の会場の今日はバラ園まで送り届けられるのだった。
どこかバラ色に見える大理石のガゼボで既に待っていた聖華ちゃんは侍女の皆さんと既に楽しそうに待っていて
「少し遅れてしまって申し訳ない」
女の子が五分前だと言うのに先に来てるかなあと心の中で突っ込んでいれば
「大丈夫です!今日はとってもきれいにバラが咲いていたのでお庭を見にかなり早く来てしまいましただけですから!」
そう言ってお茶の準備がされていたテーブルを飾る背の低いガラスの花瓶には
「あまりにも綺麗でしたのでおもてなしするのにバラを少し頂いて飾らせていただきました」
そう言ったおもてなしに興味を持つとはやっぱり女の子だなぁと我が家の何かにつけて毒を盛るシェフのお土産を差し出す。勿論解毒済みだが毒さえ入って無ければ見た目もばえる美しいケーキを持たせてくれたのだ。
お菓子は塩分控えめの料理に対して甘味は砂糖爆弾と言う作り。
見た目には美味しそうなのにお味がお砂糖濃縮なんて味覚を狂わす危険な物体に
「何でこの世界見た目は超高級フレンチ並みの芸術性があるのに味だけが崩壊しているのよ!!!」
どうやら女子高生とは言えこの味には苦痛を覚えているようだった。
「まあ、中世だから塩は貴重だし砂糖も貴重。
塩は節制できるけど砂糖は富の象徴、無駄に使う贅沢こそ貴族の矜持!
虫歯になって死んでしまえ!」
「あ、甘いの苦手なのですね。察しです」
一応義理で小さく取り分けられたケーキを紅茶で流し込むように食べて、残りを聖華ちゃん付きの侍女さん達にプレゼントと言う事にしてもらった。
ほら、彼女簡単に城の外に行けない身分だからこう言った賄賂……ではなく友人すらいない環境に心付けすら入手困難な状況だからね。
知り合いの人からもらったお菓子のおすそ分けぐらいしか出来ないからこれぐらいで良ければ手伝うのは勿論俺にだって下心がある。
「所でこの一週間何か変わった事は?」
「はい。次の星の日から学校に通う事になりました。
殿下が取り計らってくださって友人作りの為にもこの世界を知る為にも必要だと言ってくれまして」
「確かにこの世界で生きて行く事を決めたのなら今友人関係は作らないとな」
聖女として街中で働くわけでもないので友人関係は今後どんどん絞られていくのだろうと思えば貴重な時間だとあの独りよがりな王子を褒め称えたいが……
「フレーデリク様とは呼ばないんだな?」
「プライベートではそう呼んでも構わないそうですが、今マナーを教えてもらってる先生が言う所ではこのお茶会もですが公式の場所ではちゃんと殿下と呼ぶようにって言う教えですから」
「あー、王家のお金でお茶会してるからね」
「はい。そう言う事なのでこれからの生活でミスが出ないように本日もしっかりと実践を交えて練習なのです。
ですが、学校で仲良くなった方をお招きして失敗するぐらいなら同郷の方とやってみてはいかがでしょうって、七瀬さんの事凄く軽く見ていてムカつきますよね!」
「まあ、聖女のおまけ程度にしか見られてないからな」
そして暗殺されようとしている事を彼女は知らなくても良い。今の所対処は出来ているし視界の片隅にはこの庭に仕込まれたトラップの位置は把握済みだ。おまけに危険人物の侍女もちゃんとマーカーされていて、今の所何も起こそうとしてないようなので静観しておく。
「おまけ何て酷い、私殿下にお願いして安全を確保をお願いしておきます!」
「気持ちだけ貰っておくよ」
そこでにっこり笑えば、彼女はしぶしぶと言う様に少し浮いた腰をちゃんと座らせてぬるくなった紅茶を飲んでおかわりを貰うのだった。
件のマーカーされている人が居れた紅茶には何やら変な物が混ざっているらしくバッドステータスではないがドクロマークが表記されるのを見て解毒を施しておく。
途端にそのドクロマークが消えて行くのをほっとしつつ眺める間に彼女は俺の心配なんて他所にお茶を飲む様子を見守りながら
「それよりもここがゲームの世界なら学校生活は慎重に行かないとね」
「はい。攻略者の方々は皆さん婚約者持ちなので、下手に刺激をすると皆さん政治的な理由がありますので国が崩壊してしまうのです」
「わー、世界を救う聖女様から傾国の悪女に大変身か」
「はい。そう言う理由もあってザマアされないようにノーマルエンドを目指しています!」
きりっとした顔をして
「婚約者の方々も一緒に平和的エンドを迎えて続編の舞台を楽しみたいのです!」
恐ろしい野望を吐いてくださいました。
つまりなんだ?
俺がエロ攻撃に抵抗できずに股を開いて来るもの拒まずのビッチ生活を待ちわびているというのか?
その為に友人に俺を襲わせると言うのか?
多分、ゲームの世界を体験しながら聖華ちゃん視点のゲームの展開を楽しみにしているだけなのだろうが……
そんな葛藤をしている間に見覚えのある人達がやって来た。
確かアレックスの部屋で入口の所に立っていた二人だと思うのだが……
「聖女様失礼します」
礼儀正しくざわつく侍女達を黙らせてテーブルの横に立つ。
因みに名前は知らなが国王の側近だとクラエスからきいてた。
「アトリ様お迎えに上がりました」
わずか数十分ほどのお茶会の終わりをこうやって迎える事になった。
どこかバラ色に見える大理石のガゼボで既に待っていた聖華ちゃんは侍女の皆さんと既に楽しそうに待っていて
「少し遅れてしまって申し訳ない」
女の子が五分前だと言うのに先に来てるかなあと心の中で突っ込んでいれば
「大丈夫です!今日はとってもきれいにバラが咲いていたのでお庭を見にかなり早く来てしまいましただけですから!」
そう言ってお茶の準備がされていたテーブルを飾る背の低いガラスの花瓶には
「あまりにも綺麗でしたのでおもてなしするのにバラを少し頂いて飾らせていただきました」
そう言ったおもてなしに興味を持つとはやっぱり女の子だなぁと我が家の何かにつけて毒を盛るシェフのお土産を差し出す。勿論解毒済みだが毒さえ入って無ければ見た目もばえる美しいケーキを持たせてくれたのだ。
お菓子は塩分控えめの料理に対して甘味は砂糖爆弾と言う作り。
見た目には美味しそうなのにお味がお砂糖濃縮なんて味覚を狂わす危険な物体に
「何でこの世界見た目は超高級フレンチ並みの芸術性があるのに味だけが崩壊しているのよ!!!」
どうやら女子高生とは言えこの味には苦痛を覚えているようだった。
「まあ、中世だから塩は貴重だし砂糖も貴重。
塩は節制できるけど砂糖は富の象徴、無駄に使う贅沢こそ貴族の矜持!
虫歯になって死んでしまえ!」
「あ、甘いの苦手なのですね。察しです」
一応義理で小さく取り分けられたケーキを紅茶で流し込むように食べて、残りを聖華ちゃん付きの侍女さん達にプレゼントと言う事にしてもらった。
ほら、彼女簡単に城の外に行けない身分だからこう言った賄賂……ではなく友人すらいない環境に心付けすら入手困難な状況だからね。
知り合いの人からもらったお菓子のおすそ分けぐらいしか出来ないからこれぐらいで良ければ手伝うのは勿論俺にだって下心がある。
「所でこの一週間何か変わった事は?」
「はい。次の星の日から学校に通う事になりました。
殿下が取り計らってくださって友人作りの為にもこの世界を知る為にも必要だと言ってくれまして」
「確かにこの世界で生きて行く事を決めたのなら今友人関係は作らないとな」
聖女として街中で働くわけでもないので友人関係は今後どんどん絞られていくのだろうと思えば貴重な時間だとあの独りよがりな王子を褒め称えたいが……
「フレーデリク様とは呼ばないんだな?」
「プライベートではそう呼んでも構わないそうですが、今マナーを教えてもらってる先生が言う所ではこのお茶会もですが公式の場所ではちゃんと殿下と呼ぶようにって言う教えですから」
「あー、王家のお金でお茶会してるからね」
「はい。そう言う事なのでこれからの生活でミスが出ないように本日もしっかりと実践を交えて練習なのです。
ですが、学校で仲良くなった方をお招きして失敗するぐらいなら同郷の方とやってみてはいかがでしょうって、七瀬さんの事凄く軽く見ていてムカつきますよね!」
「まあ、聖女のおまけ程度にしか見られてないからな」
そして暗殺されようとしている事を彼女は知らなくても良い。今の所対処は出来ているし視界の片隅にはこの庭に仕込まれたトラップの位置は把握済みだ。おまけに危険人物の侍女もちゃんとマーカーされていて、今の所何も起こそうとしてないようなので静観しておく。
「おまけ何て酷い、私殿下にお願いして安全を確保をお願いしておきます!」
「気持ちだけ貰っておくよ」
そこでにっこり笑えば、彼女はしぶしぶと言う様に少し浮いた腰をちゃんと座らせてぬるくなった紅茶を飲んでおかわりを貰うのだった。
件のマーカーされている人が居れた紅茶には何やら変な物が混ざっているらしくバッドステータスではないがドクロマークが表記されるのを見て解毒を施しておく。
途端にそのドクロマークが消えて行くのをほっとしつつ眺める間に彼女は俺の心配なんて他所にお茶を飲む様子を見守りながら
「それよりもここがゲームの世界なら学校生活は慎重に行かないとね」
「はい。攻略者の方々は皆さん婚約者持ちなので、下手に刺激をすると皆さん政治的な理由がありますので国が崩壊してしまうのです」
「わー、世界を救う聖女様から傾国の悪女に大変身か」
「はい。そう言う理由もあってザマアされないようにノーマルエンドを目指しています!」
きりっとした顔をして
「婚約者の方々も一緒に平和的エンドを迎えて続編の舞台を楽しみたいのです!」
恐ろしい野望を吐いてくださいました。
つまりなんだ?
俺がエロ攻撃に抵抗できずに股を開いて来るもの拒まずのビッチ生活を待ちわびているというのか?
その為に友人に俺を襲わせると言うのか?
多分、ゲームの世界を体験しながら聖華ちゃん視点のゲームの展開を楽しみにしているだけなのだろうが……
そんな葛藤をしている間に見覚えのある人達がやって来た。
確かアレックスの部屋で入口の所に立っていた二人だと思うのだが……
「聖女様失礼します」
礼儀正しくざわつく侍女達を黙らせてテーブルの横に立つ。
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「アトリ様お迎えに上がりました」
わずか数十分ほどのお茶会の終わりをこうやって迎える事になった。
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