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一章 終わりのゲーマー生活 始まりの異世界ロード
異世界の召喚獣
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「 貴様、よくも俺の仲間を殺しやがって!!
手前ぇは、俺が殺してやる」
「 まぁまぁ落ち着いて下さい。まずは私の説明を聞いて下さい」
「うるせぇ!! 貴様の話など聞くか!!」
「はぁ……、盗賊の頭なら話を聞いてくれると思いましたけど、やっぱり盗賊は盗賊でしたか。
それじゃ失礼ですけど、奴隷を返して貰いますね」
「ふさげるな!! 奴隷は俺様の物だ。
貴様達に渡すか!!」
「渡すかって言われても、奴隷はもともと私たちの物ですので」
「そんなもん知るか!!
奴隷は今俺様の物だから貴様に渡すか」
「全く盗賊は、これだから困りますね。
どうしましょうかね、このまま奴隷を返して貰わないと、私が怒られますからね」
どうやって盗賊から奴隷を返して貰えるか考え込む。
悩んだ結果、思いついた考えがあり、盗賊の頭に告げる。
「それならこうしましょう。
私に勝てたら奴隷の件は無しで良いでしょう。
そして私が勝ったら、奴隷は返して貰います。 いかがでしょうか?」
「ふん、良いだろう!! その話受けようじゃないか。
そしてもう一つ、俺様が勝ったら、手前ぇの部下も殺していいんだろうな。
それなら、交渉成立にしてやる」
「いいでしょ! 貴方が勝ったら、私の部下を焼くなり殺したりしてもいいでしょ! ここで戦ったら、奴隷達に傷付くので外で戦いましょう」
二人とも交渉成立をして、馬車から降り外に出ることに。
馬車を降りた瞬間、複数の人が馬車の周りを囲んでいる。
敵の部下は後で殺せばいいと思い、そのまま歩き出し馬車からかなり離れた場所で二人とも止まり、決戦が始まる。
「この辺でいいでしょ!! それでは、戦いましょうかね」
「初めっから、そのつもりだ!!
来い、俺様の召喚獣≪ゴーレム≫ッ!!」
盗賊の頭領は、ズボンのポケットから透明なクリスタルを取り出し、地面に思いきり叩きつける。
投げたクリスタルは、地面に叩きつけた瞬間クリスタルからもの凄い突風が現れる。
突風の中から黒い影が現れた時、物凄い突風が一瞬のように消え去った。
現れた黒い影の正体はーー岩石に包まれてる≪ゴーレム≫だった。
「ほう、召喚獣を召喚するとは貴方召喚士ですね」
≪召喚獣≫
召喚獣とは、召喚士によって呼び出された精霊やモンスターなどの事を『召喚士』と言う。
召喚士のレベルで、モンスターを呼べる数やモンスターの強さが召喚できる。
≪召喚士≫
召喚士とは、召喚獣を召喚し使役する事。
「ふはははは! どうだ、レベル30の召喚獣だぞ。
貴様の生意気なその態度、このゴーレムが黙らしてやる」
盗賊の頭領が、敵の頭領に向かって告げる。
それを聞いた敵の頭領は、自信満々な表情で喋り出す。
「なるほど、レベル30のゴーレムですか。
レベル30のゴーレムでは、まだまだ私には勝てませんね」
「貴様、ふさげやがって!! レベル30の召喚獣はこの街で一番最強の召喚獣だぞ。
何がまだ私には勝てませんだ!
貴様こそ、武器一つ持ってないまま挑むつもりか!
とんだバカやろうだな、グハハハハ!!」
無装備で、召喚獣を挑むと思うと笑いが出る。
盗賊の頭領に告げられた言葉で、イリアムは口元をニヤッ、と笑う。
「無装備? 何を言っているんだ?
確かに無装備のまま挑んだら私だって確実に死にます。
だけど、それは無装備のままの場合でしょう。
私も貴方と同じ召喚士なので、どちらの召喚獣が強いか勝負しましょう!!」
そう言うと、胸ポケットからクリスタルを取り出し地面に叩きつけた。
先ほどと同じ、クリスタルから物凄い突風が現れ召喚獣が現れる。
イリアムが召喚した召喚獣はーー炎に包まれた≪サラマンダー≫だった。
≪サラマンダー≫
全身炎に包まれてるモンスター。
トカゲのような生き物で、かなり似ている。
ゲームの場合、炎属性の召喚獣でレベル60と攻略本で書かれている。
しかし、それはゲームの場合。
異世界の召喚獣はゲームのレベルと違く、低く設定になったり高く設定となっている。
得意技は、口元から吐き出す≪ファイヤー・ブレス≫の範囲攻撃。
草原には、お互いの召喚獣を召喚士し、召喚獣同士睨みつけ吠える。
「貴方のゴーレムはレベル30と言っていましたね。
私のサラマンダーは、その倍レベル55です。
どうしますか? 私の方がレベル高いですけど戦いますか盗賊の頭領さん」
優しい言葉で、盗賊の頭領に告げる。
「はっ、何を言っているんだ?
確かにレベルはそっちの方が高いけど必ずそっちが勝てるとは、戦わないとわからないだろ!」
「そうですね、貴方の言う通りレベルが高くても必ず勝てるとは戦わないと分からないですしね。
では、戦う事でいいですよね!」
「初めっから戦うつもりだ!
行けゴーレム、奴の召喚獣を殺せ!!」
盗賊の頭領の言葉に反応して、ゴーレムが吠える。
「グォオオォォーー!!」
大音量の叫びだった。
同時に、その場から離れ敵のサラマンダーに向かって走り出す。
近くまで行くと、拳を強く握りサラマンダーの鱗に殴りだす。
しかし、サラマンダーは傷一つ付かない。
真正面に殴ったはずが、まるで無傷のような表情。
その様子を見た盗賊の頭領は、また再びゴーレムに告げる。
「チッ、ゴーレム! まだだ、奴が死ぬまで殴りだせ!!」
今度は、一発だけではなく両手の拳を握り込み交互に殴り、物凄い速さで殴る。
何発も殴ったら、サラマンダーだってダメージは与えられると思った。
その様子を見たイリアムは、まるで余裕満々な浮かべの表情でサラマンダーに一度も指示を出していない。
これがレベルの差って言うのか。
しかし、先ほどと同じ全くダメージが効かない。
「なっ、何故だ、何故ダメージが効かない!?
ありえないこんな事は絶対にありえないんだ」
悔しそうな表情を浮かび、悔しそうな声を出す。
イリアムにとって、サラマンダーはダメージが効かないと初めから分かったつもりだった。
だから、指示を出さなかったのか。
レベル30程度の召喚獣が、初めから勝てる確率などなかった。
「もう、そろそろいいでしょう。
では、こちらから反撃としましょうか」
人差し指を指し、反撃の言葉を言う。
「サラマンダー、ゴーレムと奴を殺しなさい!!」
「なっ…、ゴーレム今すぐそいつから離れて俺様を守れ!!」
主人の言葉を受け、その場から離れ主人を守る体勢をする。
イリアムの言葉を受けたサラマンダーは、得意技≪ファイヤー・ブレス≫を口から吐き出される。
吐き出した≪ファイヤー・ブレス≫は、ゴーレムの正面からまともに浴びてしまう。
≪ファイヤー・ブレス≫の温度で、ゴーレムに包まれている岩石が溶け、そのまま背後に隠れている主人の方まで炎が届いてしまい、苦しそうな表情が顔に出る。
「あっ……熱い熱い熱い熱い…き、貴様ごときに負けるとは…あっ…あぁぁぁ」
盗賊の頭領と召喚獣のゴーレムは、サラマンダーの≪ファイヤー・ブレス≫を正面から浴びてしまい、二人とも黒こげの塵になって絶滅した。
決着が付いたので、その場から離れ馬車の方に向かい奴隷を取りに行き仲間達と会う。
イリアムは、仲間達に指示を出す。
「では皆さん、馬車の中から奴隷達を外に連れ出して下さい」
指示を受けた仲間達は、直ぐにその場から動き馬車の中に駆け寄る。
次々と奴隷は、馬車から車外に引き出される。
全員奴隷を引き出した後、イリアムは仲間達に何かを渡した後、奴隷の方に近づき首元に先ほど貰った物を取り付ける。
取り付けられた物が分からず、奴隷の人達が「何これ?」「ちょっと、これ何よ!今すぐ取り外して頂戴」と慌てた表情で次々と喋り出す。
イリアムは、奴隷に付けられている物の説明を始める。
「皆さんに取り付けた物は、≪奴隷の首輪≫です。
貴方達が逃げられないように付けています。
もし、逃げた場合は首元に取り付けている≪奴隷の首輪≫が、貴方達の首を絞めますのでご注意を!」
聞かされた奴隷は、恐怖を感じた表情で先ほどの慌てた表情が無くなる。
すると、部下の一人が可愛らしい奴隷を見て近づく。
「おぉぉ、なんて可愛いらしい女性なんだ!
はぁ…はぁ…欲しい、欲しいこの可愛い女性欲しい」
この女性が欲しくて、頭領の方に振り向く。
「イリアムさん、この奴隷私に譲ってくれませんか?」
「うん? そうですね、その奴隷見せて貰います」
イリアムはその女性を鑑定する。
「この奴隷、20越えしてますからいいですよ」
「本当ですか! 有難いお言葉です!」
奴隷の女性を貰い、いやらしい顔で奴隷を見つめ、服を無理やり脱がし下着姿にされた。
「キャアアァァァ!!」
服を無理やり脱がされ、大きな悲鳴を発する。
「見た目も可愛いけど、下着姿も可愛いじゃねぇか。
それじゃ、いただきます!!」
「ひっ!!」
襲われると思い、短い悲鳴を発する。
同時に、襲われると思うと下着姿にされている奴隷の女性の股座から黄色い染みが広がり、足を伝わって地面を湿らせる。
「おぉ、こいつ小便漏らしてるぞ?!」
襲い掛かってる部下が声を上げると、他の部下が一斉にこっちを見て走ってくる。
何人も部下が集まり、その中の一人が「こいつ、小便漏らしてるなら下着を脱がそうぜ!
このままじゃこの奴隷可愛そうじゃん」そう言った言葉で、他の部下が湿ってる股座を下劣な視線で見つめる。
「いやぁぁぁ!! 離して、離して下さい!!」
必死に拘束から逃れようと、足や手をバタバタとする。
しかし、手足を男性に掴まれ逃れないまま。
奴隷を貰った部下の人が、下着姿を脱がそうとする。
その時、奴隷の誰かが襲いかかってる人達に向かって声を上げる。
「貴方たち、その女性から離れなさい!」
突然声を上げた奴隷は、身長が低い女の子で赤い瞳。
そして、肩ぐらいの長さの茶髪で、頭に猫耳を付いている。
それで、上下全部茶色の奴隷専用の服装を着ている。
可愛らしい整った顔をしてるーーそう、見た目はロリっ子である。
歳は見た目で、12~13歳ぐらいしか見えない。
小柄で細身なその少女は、奴隷を無理やり下着姿を脱がそうとしたので、声を上げてしまった。
奴隷を囲んでいる部下達は、その少女を見て声を上げる。
「手前ぇみたいなロリっ子に興味はねぇんだよ!
ロリっ子は、そのまま大人しく座っときな。
今から始まる事は、まだまだ早すぎるだよロリっ子ちゃん、ハハハハッ!」
「ロリっ子って、言うな!!」
何回もロリロリって言われて、怒った表情を出す。
「さぁて、下着を脱ぎましょうね!!」
そう言って、拘束している奴隷の下着に手を掛けた後、無理やり引き千切る。
下着は破れ、奴隷の全身裸になり周りの人に晒される。
その奴隷の姿を見た奴隷の一人は、欲望が溜まり乱暴に揉みだす。
「いやぁぁぁぁ! 離してぇっ!!」
必死に止めて欲しく、叫び出す。
しかし、叫んでも部下は手を止めなかった。
「それじゃ、今よりもっと気持ちよくなりましょうか!!」
一人の男は、激しい息を吐きながら自分のズボンを脱ぎ始める。
その様子を見た部下達は、「おい、後から俺にもやらせろよ!」「俺も、俺も」っと奴隷を拘束している部下の人達の声が上げる。
そして、ズボンを脱いだ男は奴隷の上に乗り、奴隷の股の間にある小さな入り口の奥に、自分の下に付いているのを、入れようとしている所だった。
その時ーー、入れようとした男が突然その場から倒れ、そして奴隷を拘束している部下達も倒れ始める。
部下が倒れてる様子を見たイリアムは、近くに魔術師が居ると思い周りを見渡す。
見渡すと、ほんの数メートル先に人影を様子を見つけ喋りかける。
「おや、貴方は誰なんですか? 」
その言葉を聞き、返した。
「我が名は「ユウマ」。君たちは奴隷商人だな!」
草原に立っている人影の正体は、異世界から来た魔王「ユウマ」だった。
手前ぇは、俺が殺してやる」
「 まぁまぁ落ち着いて下さい。まずは私の説明を聞いて下さい」
「うるせぇ!! 貴様の話など聞くか!!」
「はぁ……、盗賊の頭なら話を聞いてくれると思いましたけど、やっぱり盗賊は盗賊でしたか。
それじゃ失礼ですけど、奴隷を返して貰いますね」
「ふさげるな!! 奴隷は俺様の物だ。
貴様達に渡すか!!」
「渡すかって言われても、奴隷はもともと私たちの物ですので」
「そんなもん知るか!!
奴隷は今俺様の物だから貴様に渡すか」
「全く盗賊は、これだから困りますね。
どうしましょうかね、このまま奴隷を返して貰わないと、私が怒られますからね」
どうやって盗賊から奴隷を返して貰えるか考え込む。
悩んだ結果、思いついた考えがあり、盗賊の頭に告げる。
「それならこうしましょう。
私に勝てたら奴隷の件は無しで良いでしょう。
そして私が勝ったら、奴隷は返して貰います。 いかがでしょうか?」
「ふん、良いだろう!! その話受けようじゃないか。
そしてもう一つ、俺様が勝ったら、手前ぇの部下も殺していいんだろうな。
それなら、交渉成立にしてやる」
「いいでしょ! 貴方が勝ったら、私の部下を焼くなり殺したりしてもいいでしょ! ここで戦ったら、奴隷達に傷付くので外で戦いましょう」
二人とも交渉成立をして、馬車から降り外に出ることに。
馬車を降りた瞬間、複数の人が馬車の周りを囲んでいる。
敵の部下は後で殺せばいいと思い、そのまま歩き出し馬車からかなり離れた場所で二人とも止まり、決戦が始まる。
「この辺でいいでしょ!! それでは、戦いましょうかね」
「初めっから、そのつもりだ!!
来い、俺様の召喚獣≪ゴーレム≫ッ!!」
盗賊の頭領は、ズボンのポケットから透明なクリスタルを取り出し、地面に思いきり叩きつける。
投げたクリスタルは、地面に叩きつけた瞬間クリスタルからもの凄い突風が現れる。
突風の中から黒い影が現れた時、物凄い突風が一瞬のように消え去った。
現れた黒い影の正体はーー岩石に包まれてる≪ゴーレム≫だった。
「ほう、召喚獣を召喚するとは貴方召喚士ですね」
≪召喚獣≫
召喚獣とは、召喚士によって呼び出された精霊やモンスターなどの事を『召喚士』と言う。
召喚士のレベルで、モンスターを呼べる数やモンスターの強さが召喚できる。
≪召喚士≫
召喚士とは、召喚獣を召喚し使役する事。
「ふはははは! どうだ、レベル30の召喚獣だぞ。
貴様の生意気なその態度、このゴーレムが黙らしてやる」
盗賊の頭領が、敵の頭領に向かって告げる。
それを聞いた敵の頭領は、自信満々な表情で喋り出す。
「なるほど、レベル30のゴーレムですか。
レベル30のゴーレムでは、まだまだ私には勝てませんね」
「貴様、ふさげやがって!! レベル30の召喚獣はこの街で一番最強の召喚獣だぞ。
何がまだ私には勝てませんだ!
貴様こそ、武器一つ持ってないまま挑むつもりか!
とんだバカやろうだな、グハハハハ!!」
無装備で、召喚獣を挑むと思うと笑いが出る。
盗賊の頭領に告げられた言葉で、イリアムは口元をニヤッ、と笑う。
「無装備? 何を言っているんだ?
確かに無装備のまま挑んだら私だって確実に死にます。
だけど、それは無装備のままの場合でしょう。
私も貴方と同じ召喚士なので、どちらの召喚獣が強いか勝負しましょう!!」
そう言うと、胸ポケットからクリスタルを取り出し地面に叩きつけた。
先ほどと同じ、クリスタルから物凄い突風が現れ召喚獣が現れる。
イリアムが召喚した召喚獣はーー炎に包まれた≪サラマンダー≫だった。
≪サラマンダー≫
全身炎に包まれてるモンスター。
トカゲのような生き物で、かなり似ている。
ゲームの場合、炎属性の召喚獣でレベル60と攻略本で書かれている。
しかし、それはゲームの場合。
異世界の召喚獣はゲームのレベルと違く、低く設定になったり高く設定となっている。
得意技は、口元から吐き出す≪ファイヤー・ブレス≫の範囲攻撃。
草原には、お互いの召喚獣を召喚士し、召喚獣同士睨みつけ吠える。
「貴方のゴーレムはレベル30と言っていましたね。
私のサラマンダーは、その倍レベル55です。
どうしますか? 私の方がレベル高いですけど戦いますか盗賊の頭領さん」
優しい言葉で、盗賊の頭領に告げる。
「はっ、何を言っているんだ?
確かにレベルはそっちの方が高いけど必ずそっちが勝てるとは、戦わないとわからないだろ!」
「そうですね、貴方の言う通りレベルが高くても必ず勝てるとは戦わないと分からないですしね。
では、戦う事でいいですよね!」
「初めっから戦うつもりだ!
行けゴーレム、奴の召喚獣を殺せ!!」
盗賊の頭領の言葉に反応して、ゴーレムが吠える。
「グォオオォォーー!!」
大音量の叫びだった。
同時に、その場から離れ敵のサラマンダーに向かって走り出す。
近くまで行くと、拳を強く握りサラマンダーの鱗に殴りだす。
しかし、サラマンダーは傷一つ付かない。
真正面に殴ったはずが、まるで無傷のような表情。
その様子を見た盗賊の頭領は、また再びゴーレムに告げる。
「チッ、ゴーレム! まだだ、奴が死ぬまで殴りだせ!!」
今度は、一発だけではなく両手の拳を握り込み交互に殴り、物凄い速さで殴る。
何発も殴ったら、サラマンダーだってダメージは与えられると思った。
その様子を見たイリアムは、まるで余裕満々な浮かべの表情でサラマンダーに一度も指示を出していない。
これがレベルの差って言うのか。
しかし、先ほどと同じ全くダメージが効かない。
「なっ、何故だ、何故ダメージが効かない!?
ありえないこんな事は絶対にありえないんだ」
悔しそうな表情を浮かび、悔しそうな声を出す。
イリアムにとって、サラマンダーはダメージが効かないと初めから分かったつもりだった。
だから、指示を出さなかったのか。
レベル30程度の召喚獣が、初めから勝てる確率などなかった。
「もう、そろそろいいでしょう。
では、こちらから反撃としましょうか」
人差し指を指し、反撃の言葉を言う。
「サラマンダー、ゴーレムと奴を殺しなさい!!」
「なっ…、ゴーレム今すぐそいつから離れて俺様を守れ!!」
主人の言葉を受け、その場から離れ主人を守る体勢をする。
イリアムの言葉を受けたサラマンダーは、得意技≪ファイヤー・ブレス≫を口から吐き出される。
吐き出した≪ファイヤー・ブレス≫は、ゴーレムの正面からまともに浴びてしまう。
≪ファイヤー・ブレス≫の温度で、ゴーレムに包まれている岩石が溶け、そのまま背後に隠れている主人の方まで炎が届いてしまい、苦しそうな表情が顔に出る。
「あっ……熱い熱い熱い熱い…き、貴様ごときに負けるとは…あっ…あぁぁぁ」
盗賊の頭領と召喚獣のゴーレムは、サラマンダーの≪ファイヤー・ブレス≫を正面から浴びてしまい、二人とも黒こげの塵になって絶滅した。
決着が付いたので、その場から離れ馬車の方に向かい奴隷を取りに行き仲間達と会う。
イリアムは、仲間達に指示を出す。
「では皆さん、馬車の中から奴隷達を外に連れ出して下さい」
指示を受けた仲間達は、直ぐにその場から動き馬車の中に駆け寄る。
次々と奴隷は、馬車から車外に引き出される。
全員奴隷を引き出した後、イリアムは仲間達に何かを渡した後、奴隷の方に近づき首元に先ほど貰った物を取り付ける。
取り付けられた物が分からず、奴隷の人達が「何これ?」「ちょっと、これ何よ!今すぐ取り外して頂戴」と慌てた表情で次々と喋り出す。
イリアムは、奴隷に付けられている物の説明を始める。
「皆さんに取り付けた物は、≪奴隷の首輪≫です。
貴方達が逃げられないように付けています。
もし、逃げた場合は首元に取り付けている≪奴隷の首輪≫が、貴方達の首を絞めますのでご注意を!」
聞かされた奴隷は、恐怖を感じた表情で先ほどの慌てた表情が無くなる。
すると、部下の一人が可愛らしい奴隷を見て近づく。
「おぉぉ、なんて可愛いらしい女性なんだ!
はぁ…はぁ…欲しい、欲しいこの可愛い女性欲しい」
この女性が欲しくて、頭領の方に振り向く。
「イリアムさん、この奴隷私に譲ってくれませんか?」
「うん? そうですね、その奴隷見せて貰います」
イリアムはその女性を鑑定する。
「この奴隷、20越えしてますからいいですよ」
「本当ですか! 有難いお言葉です!」
奴隷の女性を貰い、いやらしい顔で奴隷を見つめ、服を無理やり脱がし下着姿にされた。
「キャアアァァァ!!」
服を無理やり脱がされ、大きな悲鳴を発する。
「見た目も可愛いけど、下着姿も可愛いじゃねぇか。
それじゃ、いただきます!!」
「ひっ!!」
襲われると思い、短い悲鳴を発する。
同時に、襲われると思うと下着姿にされている奴隷の女性の股座から黄色い染みが広がり、足を伝わって地面を湿らせる。
「おぉ、こいつ小便漏らしてるぞ?!」
襲い掛かってる部下が声を上げると、他の部下が一斉にこっちを見て走ってくる。
何人も部下が集まり、その中の一人が「こいつ、小便漏らしてるなら下着を脱がそうぜ!
このままじゃこの奴隷可愛そうじゃん」そう言った言葉で、他の部下が湿ってる股座を下劣な視線で見つめる。
「いやぁぁぁ!! 離して、離して下さい!!」
必死に拘束から逃れようと、足や手をバタバタとする。
しかし、手足を男性に掴まれ逃れないまま。
奴隷を貰った部下の人が、下着姿を脱がそうとする。
その時、奴隷の誰かが襲いかかってる人達に向かって声を上げる。
「貴方たち、その女性から離れなさい!」
突然声を上げた奴隷は、身長が低い女の子で赤い瞳。
そして、肩ぐらいの長さの茶髪で、頭に猫耳を付いている。
それで、上下全部茶色の奴隷専用の服装を着ている。
可愛らしい整った顔をしてるーーそう、見た目はロリっ子である。
歳は見た目で、12~13歳ぐらいしか見えない。
小柄で細身なその少女は、奴隷を無理やり下着姿を脱がそうとしたので、声を上げてしまった。
奴隷を囲んでいる部下達は、その少女を見て声を上げる。
「手前ぇみたいなロリっ子に興味はねぇんだよ!
ロリっ子は、そのまま大人しく座っときな。
今から始まる事は、まだまだ早すぎるだよロリっ子ちゃん、ハハハハッ!」
「ロリっ子って、言うな!!」
何回もロリロリって言われて、怒った表情を出す。
「さぁて、下着を脱ぎましょうね!!」
そう言って、拘束している奴隷の下着に手を掛けた後、無理やり引き千切る。
下着は破れ、奴隷の全身裸になり周りの人に晒される。
その奴隷の姿を見た奴隷の一人は、欲望が溜まり乱暴に揉みだす。
「いやぁぁぁぁ! 離してぇっ!!」
必死に止めて欲しく、叫び出す。
しかし、叫んでも部下は手を止めなかった。
「それじゃ、今よりもっと気持ちよくなりましょうか!!」
一人の男は、激しい息を吐きながら自分のズボンを脱ぎ始める。
その様子を見た部下達は、「おい、後から俺にもやらせろよ!」「俺も、俺も」っと奴隷を拘束している部下の人達の声が上げる。
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見渡すと、ほんの数メートル先に人影を様子を見つけ喋りかける。
「おや、貴方は誰なんですか? 」
その言葉を聞き、返した。
「我が名は「ユウマ」。君たちは奴隷商人だな!」
草原に立っている人影の正体は、異世界から来た魔王「ユウマ」だった。
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その日も体の調子が良くなり、親友と久しぶりの学校に行きHRが終わり先生が出ていったとき、クラスが眩しい光に包まれた。
そして僕は一人、違う場所に飛ばされいた。
異世界に転生した俺は英雄の身体強化魔法を使って無双する。~無詠唱の身体強化魔法と無詠唱のマジックドレインは異世界最強~
北条氏成
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そんなある日、トラックに轢かれて死んだ英二は異世界へと転生させられる。
グランベルン王国のエイデル公爵の長男として生まれた英二はリオン・エイデルとして生きる事に・・・
しかし、リオンは貴族でありながらまさかの魔力が200しかなかった。貴族であれば魔力が1000はあるのが普通の世界でリオンは初期魔法すら使えないレベル。だが、リオンには神話で邪悪なドラゴンを倒した魔剣士リュウジと同じ身体強化魔法を持っていたのだ。
これは魔法が殆ど使えない代わりに、最強の英雄の魔法である身体強化魔法を使いながら無双する物語りである。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
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しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
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更新が楽しみです!
コメントありがとうございます!
更新遅れてすいませんでした。
最近忙しくて更新が遅れました。
早めに更新するよう書きますので、お待ち下さい。
面白そうなので頑張って下さい
お返事ありがとうございます。
たくさんの読者の為に頑張って頂きたいです。