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堕天の宣告
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「好きだ!付き合ってくれ!」
ここは、天界の中でも数多の神や天使が住む大都市エレン。
大小様々な神殿が立ち並び、その一つ一つに役割がある。
一番大きな神殿は最高神の居住兼政治の中心兼学校になっている。文字通り天界の中心だ。結界もそれはそれは分厚く強固な物が張られているのだとか。
何の為の結界かは追々話そう。
そんな大きな神殿の中庭で神殿中に響き渡る大きな声で、俺は一世一代の告白をしていた。
相手は最高神の娘が一人、イザナミだ。
俺の声が大きすぎて告白の間、イザナミの服や髪がビリビリと痺れている。
艷やかな濡れた黒髪に緑がかった黒い瞳。その美しさは俺が持つ言葉じゃとても表しきれない。
「あの、イザナギ。何度も、その、ごめんなさい」
がばりと下げられた頭からふわりと良い香りがした。
そして俺は、またイザナミにふられたのだった。
「なんでだイザナミ!俺の、俺のどこがダメなんだ!」
俺はイザナミの華奢な肩を掴んだ。俺の腕や指のでかさ太さが際立つ。
もちろん掴む力は入れ過ぎない。
「違うの。イザナギがダメとかじゃなくて」
イザナミは大きな目に涙を浮かべ首を振った。
この学園で恒例となった修羅場に、いつもの面々が茶々を入れに来た。
「ぃ~い加減、イザナミにふられるの何回目だイザナギ?」
「イザナミにふられるのは、900と90と9回目だなイザナギよ」
「うるさいぞロキ、アルテミス!!」
陽の光に煌めく青髪で片目を隠した優男ロキと、燃え盛る焔のような赤髪を凛々しく束ねた女性アルテミスの二人もまた、俺の幼馴染だった。
イザナミ、ロキ、アルテミスの3人は由緒ある神々の一員で、一介の天使である俺とはその出生は雲泥の差だ。
「とにかく!!どうしてダメなのか教えてくれ!!イザナミ!!」
「それは」
ゴォオオオッ!
イザナミが口を開いた瞬間、それはそれは強い突風が、俺目掛けて吹いた。
「イザナギ!」
「ぐぉ!!」
筋肉自慢の体が軽々飛ばされ、神殿の屋根に叩きつけられた。
「いてて…。今の神風は」
打った頭をさすりながらイザナミを見下ろす。
幸いというか予想通りというか、イザナミやアルテミス、ロキにはその風は掠りもしなかったらしい。
心配そうにこちらを見るイザナミの横には巨大な老父の影があった。
(くそ。全然気が付かなかったぜ)
「今の攻撃はもちろん私だ」
イザナミの父、ゼウスだ。
というかそもそも俺にダメージを与えられるような者は、天界にはこのゼウス以外居ない。
声をはらずとも伝えたい相手に聞こえるという忌々しい声で、ゼウスは嫌味を放ってきた。
「あんなチョビーっとな風でそこまで飛ばされたのか。こんな貧弱な小僧に大事な娘はやれんな」
「ふっざけんなジジイ!!イザナミに当たったらどうすんだ!!」
「私がそんな失敗をするわけないだろう。お前と違って空気を読んだ上で力加減ができるのだ」
「っち。あー、いて。頭打ったぜ」
いつもなら一瞬の痛みが今回はまだ痛む。
俺は頭を押さえながら屋根から飛び降りた。
着地のダメージでガクッと中庭の芝生に膝をつく。
おかしい。いつもなら体を何度打ち付けられてもこんなに不調にはならない。
「ハッハー!今回も派手にやられたな~」
ロキが頭をつつこうと伸ばしてくる手を払いのける。
「ばっか!触んじゃねえよ!」
「珍しい~ぃ。まだ痛いのか。というか普通は“あー、いて”じゃ済まないけどな」
俺の頑丈さを知っているロキは驚いていた。
「ほー。頭大丈夫か?」
アルテミスも言葉は心配しているが顔がニヤついている。
それに頭を指差す手をクルクルと回している。
わかる。わかるぞ。
これは“益々バカになったな”の大丈夫か?だ。
「その聞き方やめろ」
俺はイザナミの元へ歩いていった。
「イザナギ!大丈夫?」
イザナミは、ゼウスが止める間もなく俺の元へ駆け寄って来てくれた。
黒い髪が靡き、心配そうな表情は庇護欲を掻き立てられ、とても愛おしい。
イザナミは魔法で氷を出し、それをポケットから出した綺麗なハンカチで包んで渡してくれた。
「イザナギ、これを頭に当てておいて」
俺は照れつつその白魚のような手を掴んで包みを受け取った。
「イザナミ、ありがとう」
瞬間、今度は雷が頭に落ちてくる。
その雷は器用にハンカチを避け、俺の頭にだけ確実にダメージを入れた。
「いってー!」
「やめて、お父様!!」
イザナミは2発目の雷を準備するゼウスにしがみついた。
そしてゼウスは俺に聞こえないような小さな声でイザナミに耳打ちした。
「しかしイザナミ。この阿呆はお前の気持ちも知らず、また告白なんぞしてきたんだぞ」
「いいのお父様。私は覚悟の上なの。時間もまだあるのでしょうお父様?」
「…残念だがイザナミ」
「そんな!!」
俺に対するのとは打って変わって申し訳なさそうなゼウスに、イザナミは酷くショックを受けているようだ。
とても気になr。
「話が気になってるんだろ~」
「いいや!気にならない!」
ロキの言葉を強く否定した。
「はぁ?だって顔に書いてあrか」
「気にならない!」
そうだ。悔しいがゼウスがイザナミを、理由もなく悲しませるとは思わない。
何を話しているのかわからないが、必要な話であればイザナミは言ってくれるはず。
目の前でわざわざ小声で話しているのに、いちいち聞いてくる男なんてイザナミもきっと嫌だろう。
「信頼こそが愛だ!」
「何を言ってるんだ、この男は」
俺が心の底から否定すれば、心を読む事が出来るアルテミスが俺の葛藤を読み怪訝な顔をした。
俗に言うドン引きだ。
だが、俺はそんな事意に介さない。
「イザナギって、逆に嫉妬とかしなさそうだよな~」
ロキが呆れる。
「嫉妬など、信頼関係が築けていない証拠だ」
俺は両腕を組んでイザナミを見つめた。
暗い表情のイザナミはようやくこちらを見た。
「内緒話をしてしまってごめんなさい、イザナギ、ロキ」
「気にしなくていい」
「イザナギは気にはなってるみたいだけどな~」
「気にならない!」
ロキがからかってくるのをまた否定した。
ゼウスが俺とイザナミの間に立ちふさがった。
俺は憤る。
「おい、イザナミが見えないだろ」
「本当に礼儀も何もかもがなっていないな…」
ため息をつくゼウス。
「さっきイザナミと話していたのはお前の事だ、イザナギ」
ゼウスはいつもと違う、そう至高神の顔をしていた。
俺はそのオーラに、ただ息を呑んだ。
それは宣告であり命令であり、そして俺達の運命だった。
「明日からイザナギには人間として生きてもらう」
そしてそれは、俺に複雑な感情をもたらした。
ここは、天界の中でも数多の神や天使が住む大都市エレン。
大小様々な神殿が立ち並び、その一つ一つに役割がある。
一番大きな神殿は最高神の居住兼政治の中心兼学校になっている。文字通り天界の中心だ。結界もそれはそれは分厚く強固な物が張られているのだとか。
何の為の結界かは追々話そう。
そんな大きな神殿の中庭で神殿中に響き渡る大きな声で、俺は一世一代の告白をしていた。
相手は最高神の娘が一人、イザナミだ。
俺の声が大きすぎて告白の間、イザナミの服や髪がビリビリと痺れている。
艷やかな濡れた黒髪に緑がかった黒い瞳。その美しさは俺が持つ言葉じゃとても表しきれない。
「あの、イザナギ。何度も、その、ごめんなさい」
がばりと下げられた頭からふわりと良い香りがした。
そして俺は、またイザナミにふられたのだった。
「なんでだイザナミ!俺の、俺のどこがダメなんだ!」
俺はイザナミの華奢な肩を掴んだ。俺の腕や指のでかさ太さが際立つ。
もちろん掴む力は入れ過ぎない。
「違うの。イザナギがダメとかじゃなくて」
イザナミは大きな目に涙を浮かべ首を振った。
この学園で恒例となった修羅場に、いつもの面々が茶々を入れに来た。
「ぃ~い加減、イザナミにふられるの何回目だイザナギ?」
「イザナミにふられるのは、900と90と9回目だなイザナギよ」
「うるさいぞロキ、アルテミス!!」
陽の光に煌めく青髪で片目を隠した優男ロキと、燃え盛る焔のような赤髪を凛々しく束ねた女性アルテミスの二人もまた、俺の幼馴染だった。
イザナミ、ロキ、アルテミスの3人は由緒ある神々の一員で、一介の天使である俺とはその出生は雲泥の差だ。
「とにかく!!どうしてダメなのか教えてくれ!!イザナミ!!」
「それは」
ゴォオオオッ!
イザナミが口を開いた瞬間、それはそれは強い突風が、俺目掛けて吹いた。
「イザナギ!」
「ぐぉ!!」
筋肉自慢の体が軽々飛ばされ、神殿の屋根に叩きつけられた。
「いてて…。今の神風は」
打った頭をさすりながらイザナミを見下ろす。
幸いというか予想通りというか、イザナミやアルテミス、ロキにはその風は掠りもしなかったらしい。
心配そうにこちらを見るイザナミの横には巨大な老父の影があった。
(くそ。全然気が付かなかったぜ)
「今の攻撃はもちろん私だ」
イザナミの父、ゼウスだ。
というかそもそも俺にダメージを与えられるような者は、天界にはこのゼウス以外居ない。
声をはらずとも伝えたい相手に聞こえるという忌々しい声で、ゼウスは嫌味を放ってきた。
「あんなチョビーっとな風でそこまで飛ばされたのか。こんな貧弱な小僧に大事な娘はやれんな」
「ふっざけんなジジイ!!イザナミに当たったらどうすんだ!!」
「私がそんな失敗をするわけないだろう。お前と違って空気を読んだ上で力加減ができるのだ」
「っち。あー、いて。頭打ったぜ」
いつもなら一瞬の痛みが今回はまだ痛む。
俺は頭を押さえながら屋根から飛び降りた。
着地のダメージでガクッと中庭の芝生に膝をつく。
おかしい。いつもなら体を何度打ち付けられてもこんなに不調にはならない。
「ハッハー!今回も派手にやられたな~」
ロキが頭をつつこうと伸ばしてくる手を払いのける。
「ばっか!触んじゃねえよ!」
「珍しい~ぃ。まだ痛いのか。というか普通は“あー、いて”じゃ済まないけどな」
俺の頑丈さを知っているロキは驚いていた。
「ほー。頭大丈夫か?」
アルテミスも言葉は心配しているが顔がニヤついている。
それに頭を指差す手をクルクルと回している。
わかる。わかるぞ。
これは“益々バカになったな”の大丈夫か?だ。
「その聞き方やめろ」
俺はイザナミの元へ歩いていった。
「イザナギ!大丈夫?」
イザナミは、ゼウスが止める間もなく俺の元へ駆け寄って来てくれた。
黒い髪が靡き、心配そうな表情は庇護欲を掻き立てられ、とても愛おしい。
イザナミは魔法で氷を出し、それをポケットから出した綺麗なハンカチで包んで渡してくれた。
「イザナギ、これを頭に当てておいて」
俺は照れつつその白魚のような手を掴んで包みを受け取った。
「イザナミ、ありがとう」
瞬間、今度は雷が頭に落ちてくる。
その雷は器用にハンカチを避け、俺の頭にだけ確実にダメージを入れた。
「いってー!」
「やめて、お父様!!」
イザナミは2発目の雷を準備するゼウスにしがみついた。
そしてゼウスは俺に聞こえないような小さな声でイザナミに耳打ちした。
「しかしイザナミ。この阿呆はお前の気持ちも知らず、また告白なんぞしてきたんだぞ」
「いいのお父様。私は覚悟の上なの。時間もまだあるのでしょうお父様?」
「…残念だがイザナミ」
「そんな!!」
俺に対するのとは打って変わって申し訳なさそうなゼウスに、イザナミは酷くショックを受けているようだ。
とても気になr。
「話が気になってるんだろ~」
「いいや!気にならない!」
ロキの言葉を強く否定した。
「はぁ?だって顔に書いてあrか」
「気にならない!」
そうだ。悔しいがゼウスがイザナミを、理由もなく悲しませるとは思わない。
何を話しているのかわからないが、必要な話であればイザナミは言ってくれるはず。
目の前でわざわざ小声で話しているのに、いちいち聞いてくる男なんてイザナミもきっと嫌だろう。
「信頼こそが愛だ!」
「何を言ってるんだ、この男は」
俺が心の底から否定すれば、心を読む事が出来るアルテミスが俺の葛藤を読み怪訝な顔をした。
俗に言うドン引きだ。
だが、俺はそんな事意に介さない。
「イザナギって、逆に嫉妬とかしなさそうだよな~」
ロキが呆れる。
「嫉妬など、信頼関係が築けていない証拠だ」
俺は両腕を組んでイザナミを見つめた。
暗い表情のイザナミはようやくこちらを見た。
「内緒話をしてしまってごめんなさい、イザナギ、ロキ」
「気にしなくていい」
「イザナギは気にはなってるみたいだけどな~」
「気にならない!」
ロキがからかってくるのをまた否定した。
ゼウスが俺とイザナミの間に立ちふさがった。
俺は憤る。
「おい、イザナミが見えないだろ」
「本当に礼儀も何もかもがなっていないな…」
ため息をつくゼウス。
「さっきイザナミと話していたのはお前の事だ、イザナギ」
ゼウスはいつもと違う、そう至高神の顔をしていた。
俺はそのオーラに、ただ息を呑んだ。
それは宣告であり命令であり、そして俺達の運命だった。
「明日からイザナギには人間として生きてもらう」
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