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第四話(ローザ視点)
最近、私の敬愛するイリアお姉様が楽しいそうです。
笑顔をみせることが増えました。
私と話すとき不機嫌になることもなくなりました。
何故なのかは明白――イリアお姉様に新しい婚約者が出来たからです。
前の婚約者のガーランドと別れて間もなく、彼女はこの国の第二王子であるダミアン殿下に見初められました。
ガーランドはお姉様が好きになるだけあって、とても良い人でしたが、ダミアン殿下はそれを遥かに上回るほど素晴らしい人間のようです。
お姉様はお優しい方――今までも私に色んなモノを分け与えて下さいました。
何でもできるイリアお姉様は私の欲しいものをいつも容易く手に入れることが出来て、それを私にくれるので、私はお姉様が大好きなのです。
ただ、ガーランドについてももう少しで頂けそうでしたが、何故か彼の方が私とお姉様を選べないと男らしくない選択をしたので、断念せざる得ませんでした。
――だからこそ、ダミアン殿下は頂きたい。
お姉様曰く、頭が良くて、気遣いの人で、次期国王になれる器――彼と結婚すればゆくゆくは王妃になれるとのことです。
素敵じゃあありませんか。
王妃と呼ばれるような立場になれた自分を想像するとそれだけでワクワクします。
そんなことを考えていると、ある日チャンスがやってきました。
「今度の会食のときにローザのことも紹介しましょう。実は一人だと会話にも困ってしまっていたのです」
なんと、イリアお姉様が私をダミアン殿下に会わせてくれると仰ってくれたのです。
まさか、こんなにも早く殿下に会える日が巡ってくるとは……私はついついお姉様に抱きついてしまいました。
そして、さらにチャンスは続きます。
「ごめんなさい。ちょっと体調を崩してしまって……。せっかくの会食をキャンセルしてはダミアン殿下に申し訳が立ちません。ローザ、私の代わりに出席してもらえませんか……?」
なんと、いきなりダミアン殿下と二人きりで対面することになりました。
お姉様が体調を崩されてしまったのですが、それじゃあ仕方ありませんよね。
私はとびっきりのオシャレをして、ダミアン殿下との会食に向かいました。
彼にお姉様よりも私が好きだと思ってもらえる様に頑張って、将来の王妃の座も頂いちゃいましょう。
「なんだ。生意気クソ女の妹の、頭の中スイーツ女か。姉が病気だから代わりに来ただと? はっ! あの女、僕のことをナメやがって!」
ダミアン殿下はお姉様が来なくて不機嫌でした。
余程、イリアお姉様が好きなのですね。何だか、燃えてきます。私の方が好きだと言わせたくなってくるというか……。
「今日はぁ、ダミアン殿下と仲良くなりたいです。よろしくお願いします」
「知性の欠片も感じない喋り方だな。親の躾が余程悪かったと見える」
「えへへ、そんな意地悪言わないで下さぁい」
えっと、私ってそんなに躾が悪いような喋り方なのでしょうか。
まぁいいです。とにかく、ダミアン殿下のご機嫌取りが先決ですから。
いざとなったら、既成事実を作ってでもモノにしてやります。私の幸せのために――。
笑顔をみせることが増えました。
私と話すとき不機嫌になることもなくなりました。
何故なのかは明白――イリアお姉様に新しい婚約者が出来たからです。
前の婚約者のガーランドと別れて間もなく、彼女はこの国の第二王子であるダミアン殿下に見初められました。
ガーランドはお姉様が好きになるだけあって、とても良い人でしたが、ダミアン殿下はそれを遥かに上回るほど素晴らしい人間のようです。
お姉様はお優しい方――今までも私に色んなモノを分け与えて下さいました。
何でもできるイリアお姉様は私の欲しいものをいつも容易く手に入れることが出来て、それを私にくれるので、私はお姉様が大好きなのです。
ただ、ガーランドについてももう少しで頂けそうでしたが、何故か彼の方が私とお姉様を選べないと男らしくない選択をしたので、断念せざる得ませんでした。
――だからこそ、ダミアン殿下は頂きたい。
お姉様曰く、頭が良くて、気遣いの人で、次期国王になれる器――彼と結婚すればゆくゆくは王妃になれるとのことです。
素敵じゃあありませんか。
王妃と呼ばれるような立場になれた自分を想像するとそれだけでワクワクします。
そんなことを考えていると、ある日チャンスがやってきました。
「今度の会食のときにローザのことも紹介しましょう。実は一人だと会話にも困ってしまっていたのです」
なんと、イリアお姉様が私をダミアン殿下に会わせてくれると仰ってくれたのです。
まさか、こんなにも早く殿下に会える日が巡ってくるとは……私はついついお姉様に抱きついてしまいました。
そして、さらにチャンスは続きます。
「ごめんなさい。ちょっと体調を崩してしまって……。せっかくの会食をキャンセルしてはダミアン殿下に申し訳が立ちません。ローザ、私の代わりに出席してもらえませんか……?」
なんと、いきなりダミアン殿下と二人きりで対面することになりました。
お姉様が体調を崩されてしまったのですが、それじゃあ仕方ありませんよね。
私はとびっきりのオシャレをして、ダミアン殿下との会食に向かいました。
彼にお姉様よりも私が好きだと思ってもらえる様に頑張って、将来の王妃の座も頂いちゃいましょう。
「なんだ。生意気クソ女の妹の、頭の中スイーツ女か。姉が病気だから代わりに来ただと? はっ! あの女、僕のことをナメやがって!」
ダミアン殿下はお姉様が来なくて不機嫌でした。
余程、イリアお姉様が好きなのですね。何だか、燃えてきます。私の方が好きだと言わせたくなってくるというか……。
「今日はぁ、ダミアン殿下と仲良くなりたいです。よろしくお願いします」
「知性の欠片も感じない喋り方だな。親の躾が余程悪かったと見える」
「えへへ、そんな意地悪言わないで下さぁい」
えっと、私ってそんなに躾が悪いような喋り方なのでしょうか。
まぁいいです。とにかく、ダミアン殿下のご機嫌取りが先決ですから。
いざとなったら、既成事実を作ってでもモノにしてやります。私の幸せのために――。
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