15 / 27
努力の開花
「ドラゴンの群れが結界を破った!?」
「は、早く退治してくれよ。冒険者さんたち!」
「む、無茶だ! 俺たちが何とかできる規模じゃない!」
ここは王宮から北に馬車で一時間ほどの郊外の町。
この町の近くの山はドラゴンの群生地らしく、聖女が結界を張っていたが、それが壊れてしまいそうとの知らせを受けて私とフレメアさんは急いでここまでやって来た。
王都の守護が宮廷付特務隊の仕事だから……。
「暗殺者の公爵令息よりはやりやすい……」
「グオオオッ! グアッ!」
フレメアさんは宙を舞いながら槍を振り落としドラゴンの首を落とす。
この前と全然違うわね。フレメアさんは大陸一の槍の達人って言われているから、こんなの当たり前なんだろうけど。
「四氷燕ッ!」
「「ゴアアッ! ガフッ……!?」」
魔力を集束して、一点集中で貫通力を高めた氷の燕を四つの魔法陣から四体のドラゴンめがけて放った。
どんな生き物も心臓部を穿てば生命力を失う。私の燕は、一体ずつ確実にドラゴンたちの命を紡いだ。
「すげぇ、あの亜麻色の髪をした女。ドラゴンを一瞬で四体も」
「あんな小さい氷の燕で倒せるんだ。ドラゴンって」
「バカな、初級魔法だぞ。それであんなに大型の魔物を仕留めた、だと!?」
私の魔力じゃ大規模な魔法は使えない。だからこそ、小さな魔力を一点集中させて威力を上げる技術を極めた。
見た目は小さくとも貫通力を高めた魔法は多重魔法と併用すれば、大規模な魔法の威力にも劣らない。
「八燕氷ッ!」
「こ、今度は八個同時にだと!?」
「こんな魔術師見たことない!」
「宮廷ギルドはまた凄い人材を見つけてきたな……!」
ただの魔物退治なら、聖女として認められるために何度も訓練したからそんなに苦労しなかったわね。
山の結界はこの国の聖女が既に張り直したと連絡が入ってきたし。私たちの仕事はもう終わりみたい。
幸い怪我人も出なかったから、仕事としては完遂出来たと思うわ。
◆
「いやー、お手柄、お手柄。ルシリアさんは非常~に、優秀、有能ですねぇ。あれから一ヶ月。すべての仕事を完璧にこなしている。さすがはアークハルト殿下のお墨付きだ」
「そ、そんなことありません。魔物退治に関しては訓練していましたから。浮気調査と違って」
「あっはっはっは、そうですねぇ。浮気調査の訓練をされている方はスパイか何かになっているでしょうから」
仕事を終えて、ロイドさんに報告を済ませると彼はまた上機嫌そうな顔をした。
今回の仕事のように単純な魔物を倒す仕事はやりやすいわ。
今って魔物の数が増えているから結界が破られることが多発しているみたいね。
エルガイアには聖女が三人もいて、特務隊とか王都を守る組織もあるから、早々困った事態にはならないだろう……。
でも、アーメルツはエキドナ一人だし、大丈夫なのか心配だわ。
まぁ、あの子は簡単に参るような人間ではないとは思うけど……。
「ロイドさん、お疲れっす。アークハルト殿下が新人ちゃんに用事があるって来られたみたいっすよ」
「ヴォルニットさん、護衛の任務、お疲れ様です。アークハルト殿下がルシリアさんに、ですか。分かりました」
特務隊で最の背が高い、筋骨隆々の男。ヴォルニット・フォン・アルニスは国一番の剛力が認められて、宮廷ギルドに入った剣士です。男爵家の三男なので、貴族でもあります。
彼は主に王族たちの護衛の任務にあたっています。大柄な彼はその威圧感で他の人を寄せ付けない感じではあるんですけど、話してみれば気さくで感じの良い人でした。
それにしても、アークハルト殿下が私に用事?
一体、どのような用事でしょう?
「ロイドさん、あのう」
「ルシリアさん、今日の仕事はここまでで大丈夫ですよ。完璧な報告書でした。あとは、フレメアさんから聞けば事足りますので、殿下のところに行って差し上げてください」
私の顔を一瞥すると、ロイドさんは書類に集中しながら、今日の仕事はもう終わりで良いと言われました。
もう、この国に来てから一ヶ月経つけど、アークハルト殿下とは何度か会っている。
世間話的なことしかしていないけど……。
でも、今日みたいに直接執務室に来るのは珍しいわ……。やっぱり何かあったとしか思えない……。
「やぁ、ルシリア。聞いたよ、また手柄を立てたらしいじゃないか」
「与えられた責務を果たしただけです。そんな大層なことではありません」
「いやいや、ドラゴンを二十体、それを十分足らずで屠ったらしいじゃないか。そんな芸当、多分だけどアナスタシアでも無理じゃないかな」
エルガイア王国が誇る通称“最強の聖女”アナスタシア。
十四歳で聖女になってからというもの、他を寄せ付けない圧倒的な魔力とその高い技術でこの国の守護者として貢献し続けていた。
アークハルト殿下、その名を出して私を褒めるなんてやり過ぎよ。
エキドナよりも強い力を持つ彼女に私が及ぶべくもないんだから。
「アナスタシア様に失礼ですよ。私などを彼女と比較されるなんて」
「そうかな? ここ最近の君の活躍を聞くとそうでもないような気がするけど」
「評価して頂いて、ありがとうございます。これから、もっと宮廷に貢献出来るように頑張ります」
でも、アークハルト殿下が私を褒めてくれるのは素直に嬉しかった。
殿下と話していると心が安らぐ。和やかな気分になって、もっと努力しようって気分になれるわ。
「そのアナスタシアだけど、今、アーメルツに行ってもらっているんだ」
「えっ? ええっ!?」
な、何を言っているの?
アナスタシア様が何でエルガイアからアーメルツに行く必要があるっていうのよ。だって、この国の英雄よ、英雄。
三人もいるとはいえ、聖女という貴重な人材を追放でもなく放出するなんて。
「人材不足以上に、去年からこの国は資源不足でね。人口が急増したのもあるんだけど。そしたら、彼女、立候補したよ。聖女の仕事が回らなくて困っているアーメルツの救援に行くことを。オーウェンがそれと引き換えに多額の支援を提案してくれてね」
「せ、聖女の仕事が回らなくなっている?」
「エキドナ一人じゃ、増え続ける魔物の対処に手に余っているんだよ。だから君を聖女にしたのに、ローエルシュタイン家が追放するから……」
そ、そんな経緯があったんだ。司教様は何も仰らなかったから、知らなかった。
それでも、“最強の聖女”をエキドナの助っ人に送るなんて。
それはあまりにも過剰な援護じゃないかしら……。
オーウェン殿下も婚約者であるエキドナのプライドを傷つけるようなこと、よく許可したわね。
「オーウェンはエキドナのことを疑っているんだ」
「疑っている?」
「つまり、君が“神託の杖”を壊したと、エキドナがでっち上げたと、疑っているのさ」
「ええーっ!?」
あのエキドナをオーウェン殿下が疑っているって、本当に? だって、自分の婚約者なのよ。
エキドナを糺弾すれば、どうなるのか分かって……。いや、だからこそ。
「ま、まさか。真相を暴かれるとエキドナが――」
「そう、オーウェンなら間もなく真実に辿り着くだろう。あの男はそういう男だし……。故にエキドナ・フォン・ローエルシュタインは聖女の地位を失う」
何ということだろう。
まさか、オーウェン殿下がエキドナのことを疑って真実を暴こうとしているなんて。
「で、ここからが本題なんだけど」
「えっと、本題? 今の話ではなくてですか?」
あれ? それを言いにここに来たわけじゃないの?
アークハルト殿下の本題って一体……。
「は、早く退治してくれよ。冒険者さんたち!」
「む、無茶だ! 俺たちが何とかできる規模じゃない!」
ここは王宮から北に馬車で一時間ほどの郊外の町。
この町の近くの山はドラゴンの群生地らしく、聖女が結界を張っていたが、それが壊れてしまいそうとの知らせを受けて私とフレメアさんは急いでここまでやって来た。
王都の守護が宮廷付特務隊の仕事だから……。
「暗殺者の公爵令息よりはやりやすい……」
「グオオオッ! グアッ!」
フレメアさんは宙を舞いながら槍を振り落としドラゴンの首を落とす。
この前と全然違うわね。フレメアさんは大陸一の槍の達人って言われているから、こんなの当たり前なんだろうけど。
「四氷燕ッ!」
「「ゴアアッ! ガフッ……!?」」
魔力を集束して、一点集中で貫通力を高めた氷の燕を四つの魔法陣から四体のドラゴンめがけて放った。
どんな生き物も心臓部を穿てば生命力を失う。私の燕は、一体ずつ確実にドラゴンたちの命を紡いだ。
「すげぇ、あの亜麻色の髪をした女。ドラゴンを一瞬で四体も」
「あんな小さい氷の燕で倒せるんだ。ドラゴンって」
「バカな、初級魔法だぞ。それであんなに大型の魔物を仕留めた、だと!?」
私の魔力じゃ大規模な魔法は使えない。だからこそ、小さな魔力を一点集中させて威力を上げる技術を極めた。
見た目は小さくとも貫通力を高めた魔法は多重魔法と併用すれば、大規模な魔法の威力にも劣らない。
「八燕氷ッ!」
「こ、今度は八個同時にだと!?」
「こんな魔術師見たことない!」
「宮廷ギルドはまた凄い人材を見つけてきたな……!」
ただの魔物退治なら、聖女として認められるために何度も訓練したからそんなに苦労しなかったわね。
山の結界はこの国の聖女が既に張り直したと連絡が入ってきたし。私たちの仕事はもう終わりみたい。
幸い怪我人も出なかったから、仕事としては完遂出来たと思うわ。
◆
「いやー、お手柄、お手柄。ルシリアさんは非常~に、優秀、有能ですねぇ。あれから一ヶ月。すべての仕事を完璧にこなしている。さすがはアークハルト殿下のお墨付きだ」
「そ、そんなことありません。魔物退治に関しては訓練していましたから。浮気調査と違って」
「あっはっはっは、そうですねぇ。浮気調査の訓練をされている方はスパイか何かになっているでしょうから」
仕事を終えて、ロイドさんに報告を済ませると彼はまた上機嫌そうな顔をした。
今回の仕事のように単純な魔物を倒す仕事はやりやすいわ。
今って魔物の数が増えているから結界が破られることが多発しているみたいね。
エルガイアには聖女が三人もいて、特務隊とか王都を守る組織もあるから、早々困った事態にはならないだろう……。
でも、アーメルツはエキドナ一人だし、大丈夫なのか心配だわ。
まぁ、あの子は簡単に参るような人間ではないとは思うけど……。
「ロイドさん、お疲れっす。アークハルト殿下が新人ちゃんに用事があるって来られたみたいっすよ」
「ヴォルニットさん、護衛の任務、お疲れ様です。アークハルト殿下がルシリアさんに、ですか。分かりました」
特務隊で最の背が高い、筋骨隆々の男。ヴォルニット・フォン・アルニスは国一番の剛力が認められて、宮廷ギルドに入った剣士です。男爵家の三男なので、貴族でもあります。
彼は主に王族たちの護衛の任務にあたっています。大柄な彼はその威圧感で他の人を寄せ付けない感じではあるんですけど、話してみれば気さくで感じの良い人でした。
それにしても、アークハルト殿下が私に用事?
一体、どのような用事でしょう?
「ロイドさん、あのう」
「ルシリアさん、今日の仕事はここまでで大丈夫ですよ。完璧な報告書でした。あとは、フレメアさんから聞けば事足りますので、殿下のところに行って差し上げてください」
私の顔を一瞥すると、ロイドさんは書類に集中しながら、今日の仕事はもう終わりで良いと言われました。
もう、この国に来てから一ヶ月経つけど、アークハルト殿下とは何度か会っている。
世間話的なことしかしていないけど……。
でも、今日みたいに直接執務室に来るのは珍しいわ……。やっぱり何かあったとしか思えない……。
「やぁ、ルシリア。聞いたよ、また手柄を立てたらしいじゃないか」
「与えられた責務を果たしただけです。そんな大層なことではありません」
「いやいや、ドラゴンを二十体、それを十分足らずで屠ったらしいじゃないか。そんな芸当、多分だけどアナスタシアでも無理じゃないかな」
エルガイア王国が誇る通称“最強の聖女”アナスタシア。
十四歳で聖女になってからというもの、他を寄せ付けない圧倒的な魔力とその高い技術でこの国の守護者として貢献し続けていた。
アークハルト殿下、その名を出して私を褒めるなんてやり過ぎよ。
エキドナよりも強い力を持つ彼女に私が及ぶべくもないんだから。
「アナスタシア様に失礼ですよ。私などを彼女と比較されるなんて」
「そうかな? ここ最近の君の活躍を聞くとそうでもないような気がするけど」
「評価して頂いて、ありがとうございます。これから、もっと宮廷に貢献出来るように頑張ります」
でも、アークハルト殿下が私を褒めてくれるのは素直に嬉しかった。
殿下と話していると心が安らぐ。和やかな気分になって、もっと努力しようって気分になれるわ。
「そのアナスタシアだけど、今、アーメルツに行ってもらっているんだ」
「えっ? ええっ!?」
な、何を言っているの?
アナスタシア様が何でエルガイアからアーメルツに行く必要があるっていうのよ。だって、この国の英雄よ、英雄。
三人もいるとはいえ、聖女という貴重な人材を追放でもなく放出するなんて。
「人材不足以上に、去年からこの国は資源不足でね。人口が急増したのもあるんだけど。そしたら、彼女、立候補したよ。聖女の仕事が回らなくて困っているアーメルツの救援に行くことを。オーウェンがそれと引き換えに多額の支援を提案してくれてね」
「せ、聖女の仕事が回らなくなっている?」
「エキドナ一人じゃ、増え続ける魔物の対処に手に余っているんだよ。だから君を聖女にしたのに、ローエルシュタイン家が追放するから……」
そ、そんな経緯があったんだ。司教様は何も仰らなかったから、知らなかった。
それでも、“最強の聖女”をエキドナの助っ人に送るなんて。
それはあまりにも過剰な援護じゃないかしら……。
オーウェン殿下も婚約者であるエキドナのプライドを傷つけるようなこと、よく許可したわね。
「オーウェンはエキドナのことを疑っているんだ」
「疑っている?」
「つまり、君が“神託の杖”を壊したと、エキドナがでっち上げたと、疑っているのさ」
「ええーっ!?」
あのエキドナをオーウェン殿下が疑っているって、本当に? だって、自分の婚約者なのよ。
エキドナを糺弾すれば、どうなるのか分かって……。いや、だからこそ。
「ま、まさか。真相を暴かれるとエキドナが――」
「そう、オーウェンなら間もなく真実に辿り着くだろう。あの男はそういう男だし……。故にエキドナ・フォン・ローエルシュタインは聖女の地位を失う」
何ということだろう。
まさか、オーウェン殿下がエキドナのことを疑って真実を暴こうとしているなんて。
「で、ここからが本題なんだけど」
「えっと、本題? 今の話ではなくてですか?」
あれ? それを言いにここに来たわけじゃないの?
アークハルト殿下の本題って一体……。
あなたにおすすめの小説
姉の陰謀で国を追放された第二王女は、隣国を発展させる聖女となる【完結】
小平ニコ
ファンタジー
幼少期から魔法の才能に溢れ、百年に一度の天才と呼ばれたリーリエル。だが、その才能を妬んだ姉により、無実の罪を着せられ、隣国へと追放されてしまう。
しかしリーリエルはくじけなかった。持ち前の根性と、常識を遥かに超えた魔法能力で、まともな建物すら存在しなかった隣国を、たちまちのうちに強国へと成長させる。
そして、リーリエルは戻って来た。
政治の実権を握り、やりたい放題の振る舞いで国を乱す姉を打ち倒すために……
悪役令嬢に仕立て上げたいなら、ご注意を。
潮海璃月
ファンタジー
幼くして辺境伯の地位を継いだレナータは、女性であるがゆえに舐められがちであった。そんな折、社交場で伯爵令嬢にいわれのない罪を着せられてしまう。そんな彼女に隣国皇子カールハインツが手を差し伸べた──かと思いきや、ほとんど初対面で婚姻を申し込み、暇さえあれば口説き、しかもやたらレナータのことを知っている。怪しいほど親切なカールハインツと共に、レナータは事態の収拾方法を模索し、やがて伯爵一家への復讐を決意する。
召喚失敗!?いや、私聖女みたいなんですけど・・・まぁいっか。
SaToo
ファンタジー
聖女を召喚しておいてお前は聖女じゃないって、それはなくない?
その魔道具、私の力量りきれてないよ?まぁ聖女じゃないっていうならそれでもいいけど。
ってなんで地下牢に閉じ込められてるんだろ…。
せっかく異世界に来たんだから、世界中を旅したいよ。
こんなところさっさと抜け出して、旅に出ますか。
【完結】聖女を害した公爵令嬢の私は国外追放をされ宿屋で住み込み女中をしております。え、偽聖女だった? ごめんなさい知りません。
藍生蕗
恋愛
かれこれ五年ほど前、公爵令嬢だった私───オリランダは、王太子の婚約者と実家の娘の立場の両方を聖女であるメイルティン様に奪われた事を許せずに、彼女を害してしまいました。しかしそれが王太子と実家から不興を買い、私は国外追放をされてしまいます。
そうして私は自らの罪と向き合い、平民となり宿屋で住み込み女中として過ごしていたのですが……
偽聖女だった? 更にどうして偽聖女の償いを今更私がしなければならないのでしょうか? とりあえず今幸せなので帰って下さい。
※ 設定は甘めです
※ 他のサイトにも投稿しています
ボロボロになるまで働いたのに見た目が不快だと追放された聖女は隣国の皇子に溺愛される。……ちょっと待って、皇子が三つ子だなんて聞いてません!
沙寺絃
恋愛
ルイン王国の神殿で働く聖女アリーシャは、早朝から深夜まで一人で激務をこなしていた。
それなのに聖女の力を理解しない王太子コリンから理不尽に追放を言い渡されてしまう。
失意のアリーシャを迎えに来たのは、隣国アストラ帝国からの使者だった。
アリーシャはポーション作りの才能を買われ、アストラ帝国に招かれて病に臥せった皇帝を助ける。
帝国の皇子は感謝して、アリーシャに深い愛情と敬意を示すようになる。
そして帝国の皇子は十年前にアリーシャと出会った事のある初恋の男の子だった。
再会に胸を弾ませるアリーシャ。しかし、衝撃の事実が発覚する。
なんと、皇子は三つ子だった!
アリーシャの幼馴染の男の子も、三人の皇子が入れ替わって接していたと判明。
しかも病から復活した皇帝は、アリーシャを皇子の妃に迎えると言い出す。アリーシャと結婚した皇子に、次の皇帝の座を譲ると宣言した。
アリーシャは個性的な三つ子の皇子に愛されながら、誰と結婚するか決める事になってしまう。
一方、アリーシャを追放したルイン王国では暗雲が立ち込め始めていた……。
報われなくても平気ですので、私のことは秘密にしていただけますか?
小桜
恋愛
レフィナード城の片隅で治癒師として働く男爵令嬢のペルラ・アマーブレは、騎士隊長のルイス・クラベルへ密かに思いを寄せていた。
しかし、ルイスは命の恩人である美しい女性に心惹かれ、恋人同士となってしまう。
突然の失恋に、落ち込むペルラ。
そんなある日、謎の騎士アルビレオ・ロメロがペルラの前に現れた。
「俺は、放っておけないから来たのです」
初対面であるはずのアルビレオだが、なぜか彼はペルラこそがルイスの恩人だと確信していて――
ペルラには報われてほしいと願う一途なアルビレオと、絶対に真実は隠し通したいペルラの物語です。
【完結】婚約破棄はいいのですが、平凡(?)な私を巻き込まないでください!
白キツネ
恋愛
実力主義であるクリスティア王国で、学園の卒業パーティーに中、突然第一王子である、アレン・クリスティアから婚約破棄を言い渡される。
婚約者ではないのに、です。
それに、いじめた記憶も一切ありません。
私にはちゃんと婚約者がいるんです。巻き込まないでください。
第一王子に何故か振られた女が、本来の婚約者と幸せになるお話。
カクヨムにも掲載しております。
【完結】聖女召喚に巻き込まれたバリキャリですが、追い出されそうになったのでお金と魔獣をもらって出て行きます!
チャらら森山
恋愛
二十七歳バリバリキャリアウーマンの鎌本博美(かまもとひろみ)が、交差点で後ろから背中を押された。死んだと思った博美だが、突如、異世界へ召喚される。召喚された博美が発した言葉を誤解したハロルド王子の前に、もうひとりの女性が現れた。博美の方が、聖女召喚に巻き込まれた一般人だと決めつけ、追い出されそうになる。しかし、バリキャリの博美は、そのまま追い出されることを拒否し、彼らに慰謝料を要求する。
お金を受け取るまで、博美は屋敷で暮らすことになり、数々の騒動に巻き込まれながら地下で暮らす魔獣と交流を深めていく。