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怒れる聖女(エキドナ視点)
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まったくもって、ふ・ざ・け・る・な! ですわ!
どうして、アナスタシアがこの国に来ているのですか!? 王室はわたくしを信頼していないのですか!?
今日の日まで、この国に貢献してきたこのわたくしを!
「こんな屈辱、生まれて初めてですわ!」
「そんなに不貞腐れてくれるなよ。ショックじゃあないか」
「勝手にショックでも、何でも受けたらよろしくてよ。アナスタシアさん、あなたが出る幕はありませんの。わたくしは一人でも――」
「グギャアアア!!」
「「――っ!?」」
さっき張ったばかりの結界が破れて、魔物がこちらに向かってきます。
そんなバカな。ここまで魔物の勢力が増しているなんて、信じられませんわ。
最近、なんでこんなに簡単に結界が破られますの?
「聖なる雷……!」
「グバッ!」
「何を呆けている? 反応が遅れているぞ」
アナスタシア! 余計なことを……!
あの程度の魔物、あなたが手を出さずとも容易に倒すことなど出来ますわ。
自慢げな表情がムカつきます。お姉様よりも嫌いになれそうです。
「魔物が増えている理由、それは去年の大地震によって海底にある瘴気孔という穴が広がった結果、世界中で瘴気が濃くなり魔物が生まれやすくなったという研究結果が先日発表されたが……」
「ふーん。そうなんですか。雑学の自慢ですか?」
魔物が増えている理由なんて知ったことではありませんの。
わたくしにとって大事なのは、わたくしのプライドだけですから。
この女は知識自慢でわたくしにマウントでも取ろうとしていますの?
「結界が脆くなったのは、それとは関係ない」
「な、なんですって!?」
「脆弱な結界になった理由は単純明快、君が弱くなったからさ」
「――っ!?」
い、今、この女は何と言いましたの?
言うに事欠いて、わたくしのことを弱いと言いませんでしたか?
「わ、わたくしが弱くなった、ですって? アーメルツをずっと一人で守ってきた、このわたくしが弱いですって!?」
「そのとおりだ。君は弱い。分かりやすく言おうか? “神託の杖”がない君は弱体化しているんだ。以前よりもずっと、ね」
「“神託の杖”……?」
この女はいきなり我が家の家宝である“神託の杖”について言及します。
確かにルシリアを嵌めるために“神託の杖”は壊しました。あんなの古くて重いだけで、持ち歩くのが大変でしたし、邪魔でしたので。
大体、あれに神の力が託されていて宿っているなんて迷信ですわ。わたくしは何の恩恵にも預かっていませんでしたし。
「君は愚かにも“神託の杖”の力も知らなかったんだね。あれは持っているだけで、神の力を吸収することが出来て、自らの力の成長を促す神具だったのに」
「はぁ?」
「手放したら、その恩恵で得た神の力を手放すも同然。確かに君自体の才能は凄いよ。でも、それ以上に君は“神託の杖”の力も得て成長し、力を高めていた。だから今の君は弱体化している。以前よりもずっと、ね」
こ、このわたくしの力が“神託の杖”のおかげで手に入った力だとでも言いたいということですか?
バカバカしい。そんな嘘でわたくしが騙せると思ったら大間違いですの。
「だから聞きたいんだけど、なんで君は家宝の“神託の杖”を壊してしまったんだい? 勿体ないとしか言えないんだが」
「……っ!? あ、アナスタシアさん、言葉を慎んでいただけます? 家宝を壊して追放されたのは姉のルシリアですわ」
「あれ? そうだったっけ? ごめん、ごめん」
こ、この女はわたくしに対して何たる侮辱を!
あの杖はお姉様が壊したという話になっているのです。
わたくしがそうだと言えば、そうなのに……!
「でもさぁ、もう言い逃れ出来なくなっているっぽいよ。ほら、見てご覧。迎えが来たよ」
「えっ?」
「聖女エキドナ様ですね? オーウェン殿下がお呼びです。“神託の杖”を破壊した容疑、そして聖女ルシリア様の冤罪を触れ回った容疑がかかっておりますゆえ」
「はぁぁぁぁぁぁぁ!?」
容疑ですって!?
オーウェン殿下が婚約者であるわたくしを容疑者扱いいたしましたの!?
杖を破壊して、そしてその罪をルシリアお姉様になすりつけたって。
一体、何の証拠があってそんなことを……!
「こ、このわたくしを! このエキドナ・フォン・ローエルシュタインを! オーウェン殿下は罪人扱いしているというのですか!?」
「いえ、正確には容疑者です。エキドナ様はこれから罪人になりませぬように、弁解する権利が与えられております!」
「そんなことはどうでも良いですわ!」
何たる屈辱! 何たる侮辱!
このわたくしを! 聖女として、アーメルツの英雄となった、このわたくしを!
まるで、罪人のように扱うなんて、許せませんわ!
「ボクも付き合うよ。これから、しばらく一人でこの国の聖女代理を務めなきゃならなくなるかもしれないからね」
「アナスタシアぁぁ! あなた!」
「おっと、暴力は止めておいた方が身の為じゃないかな? あと、一応ボクは先輩だ。呼び捨ては遠慮してもらおう」
「ちっ! オーウェン殿下のもとに案内してくださいまし! わたくしに無実の罪を着せようとは良い度胸です! 謝ってもらうだけじゃ、許せませんの!」
オーウェン殿下! あなたが変人ということは存じておりました。
ですが、婚約者であるこのわたくしを糾弾するなんて、屈辱を与えられるなんて考えられません。
大体、何の証拠があってわたくしを責め立てることができるのです? お姉様があの日、北の山で修行していたことは知っていますの。
誰もそれを証明なんて出来ないってことも!
だって、わたくしは見ていたのですから! お姉様が修行とかいう無駄な努力をしているところをじっくりと!
うふふふふふふ、弁解するのはあなたの方ですわ! オーウェン殿下……!
どうして、アナスタシアがこの国に来ているのですか!? 王室はわたくしを信頼していないのですか!?
今日の日まで、この国に貢献してきたこのわたくしを!
「こんな屈辱、生まれて初めてですわ!」
「そんなに不貞腐れてくれるなよ。ショックじゃあないか」
「勝手にショックでも、何でも受けたらよろしくてよ。アナスタシアさん、あなたが出る幕はありませんの。わたくしは一人でも――」
「グギャアアア!!」
「「――っ!?」」
さっき張ったばかりの結界が破れて、魔物がこちらに向かってきます。
そんなバカな。ここまで魔物の勢力が増しているなんて、信じられませんわ。
最近、なんでこんなに簡単に結界が破られますの?
「聖なる雷……!」
「グバッ!」
「何を呆けている? 反応が遅れているぞ」
アナスタシア! 余計なことを……!
あの程度の魔物、あなたが手を出さずとも容易に倒すことなど出来ますわ。
自慢げな表情がムカつきます。お姉様よりも嫌いになれそうです。
「魔物が増えている理由、それは去年の大地震によって海底にある瘴気孔という穴が広がった結果、世界中で瘴気が濃くなり魔物が生まれやすくなったという研究結果が先日発表されたが……」
「ふーん。そうなんですか。雑学の自慢ですか?」
魔物が増えている理由なんて知ったことではありませんの。
わたくしにとって大事なのは、わたくしのプライドだけですから。
この女は知識自慢でわたくしにマウントでも取ろうとしていますの?
「結界が脆くなったのは、それとは関係ない」
「な、なんですって!?」
「脆弱な結界になった理由は単純明快、君が弱くなったからさ」
「――っ!?」
い、今、この女は何と言いましたの?
言うに事欠いて、わたくしのことを弱いと言いませんでしたか?
「わ、わたくしが弱くなった、ですって? アーメルツをずっと一人で守ってきた、このわたくしが弱いですって!?」
「そのとおりだ。君は弱い。分かりやすく言おうか? “神託の杖”がない君は弱体化しているんだ。以前よりもずっと、ね」
「“神託の杖”……?」
この女はいきなり我が家の家宝である“神託の杖”について言及します。
確かにルシリアを嵌めるために“神託の杖”は壊しました。あんなの古くて重いだけで、持ち歩くのが大変でしたし、邪魔でしたので。
大体、あれに神の力が託されていて宿っているなんて迷信ですわ。わたくしは何の恩恵にも預かっていませんでしたし。
「君は愚かにも“神託の杖”の力も知らなかったんだね。あれは持っているだけで、神の力を吸収することが出来て、自らの力の成長を促す神具だったのに」
「はぁ?」
「手放したら、その恩恵で得た神の力を手放すも同然。確かに君自体の才能は凄いよ。でも、それ以上に君は“神託の杖”の力も得て成長し、力を高めていた。だから今の君は弱体化している。以前よりもずっと、ね」
こ、このわたくしの力が“神託の杖”のおかげで手に入った力だとでも言いたいということですか?
バカバカしい。そんな嘘でわたくしが騙せると思ったら大間違いですの。
「だから聞きたいんだけど、なんで君は家宝の“神託の杖”を壊してしまったんだい? 勿体ないとしか言えないんだが」
「……っ!? あ、アナスタシアさん、言葉を慎んでいただけます? 家宝を壊して追放されたのは姉のルシリアですわ」
「あれ? そうだったっけ? ごめん、ごめん」
こ、この女はわたくしに対して何たる侮辱を!
あの杖はお姉様が壊したという話になっているのです。
わたくしがそうだと言えば、そうなのに……!
「でもさぁ、もう言い逃れ出来なくなっているっぽいよ。ほら、見てご覧。迎えが来たよ」
「えっ?」
「聖女エキドナ様ですね? オーウェン殿下がお呼びです。“神託の杖”を破壊した容疑、そして聖女ルシリア様の冤罪を触れ回った容疑がかかっておりますゆえ」
「はぁぁぁぁぁぁぁ!?」
容疑ですって!?
オーウェン殿下が婚約者であるわたくしを容疑者扱いいたしましたの!?
杖を破壊して、そしてその罪をルシリアお姉様になすりつけたって。
一体、何の証拠があってそんなことを……!
「こ、このわたくしを! このエキドナ・フォン・ローエルシュタインを! オーウェン殿下は罪人扱いしているというのですか!?」
「いえ、正確には容疑者です。エキドナ様はこれから罪人になりませぬように、弁解する権利が与えられております!」
「そんなことはどうでも良いですわ!」
何たる屈辱! 何たる侮辱!
このわたくしを! 聖女として、アーメルツの英雄となった、このわたくしを!
まるで、罪人のように扱うなんて、許せませんわ!
「ボクも付き合うよ。これから、しばらく一人でこの国の聖女代理を務めなきゃならなくなるかもしれないからね」
「アナスタシアぁぁ! あなた!」
「おっと、暴力は止めておいた方が身の為じゃないかな? あと、一応ボクは先輩だ。呼び捨ては遠慮してもらおう」
「ちっ! オーウェン殿下のもとに案内してくださいまし! わたくしに無実の罪を着せようとは良い度胸です! 謝ってもらうだけじゃ、許せませんの!」
オーウェン殿下! あなたが変人ということは存じておりました。
ですが、婚約者であるこのわたくしを糾弾するなんて、屈辱を与えられるなんて考えられません。
大体、何の証拠があってわたくしを責め立てることができるのです? お姉様があの日、北の山で修行していたことは知っていますの。
誰もそれを証明なんて出来ないってことも!
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