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手紙が届いた
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「手紙が届いた。差出人の名前はない」で始まり「そのときの手紙はまだ大切にしまってある」で終わります。
[手紙が届いた。差出人の名前はない。]
差出人の名前はないが代わりに住所が変わっているため転送のハンコが押してある。
それを手にした私は思わず笑みが溢れる。
差出人の名前はないが、この便箋には見覚えがある。
これは小学生の頃の私からの手紙だ。
当時は二分の一成人式というものが流行っていて、先生が張り切って書かせていたのを覚えている。
きっと今この手紙がちゃんと届くということは、先生は今も元気なのだろう。
今の今まで手紙の存在すら忘れていたのに、手に取るとまだ開いてもないのに当時のことを思い出す。
後から友達同士で何かいた?と聞き合っていた。
ある人は堂々とまたある人は渋々、中には頬を赤らめている子もいた。
当の自分は?
と思い出を巡るが、周りの様子ばかりで自分については不思議と覚えていない。
開けようと手をかけた時に蝋封に目が止まる。
たしか、当時の担任が夏休みにヨーロッパに旅行に行ったらしく生徒へのお土産も兼ねてとの事だったが、今思えば一クラス分の蝋を海外から持って帰って、さらに職場に運ぶのは相当大変だっただろう。
私が通っていた小学校は大人となった今考えると先駆けとなる事をよくやる学校で、外国人の先生が定期的にきて交流したり。
そもそも校舎自体が将来的に介護施設にも対応できる様にとデザイナーが建築したものだったりと変わった学校だった。
当時担任は、昔の人が手紙の中身を見られない様に考えた物だと生徒たちに教えていた。
中身は担任も両親も見ない事を約束して、封筒と手紙を各自用意するか、先生の元から持っていって書いてくる様に、と。
蝋風もある程度時間かかるからか、書けた順に学校に持ってきて授業中に先生の机で押されていた。
最初の一通は当の先生で、授業中に皆んなの前で押される蝋封に説得力を感じたものだ。
かと言って、当時特に夢もなく何もなかったはずだから白紙と言うことはないにしても大した内容は書いてないだろう。
そんな風に考えながら1人部屋で封を開ける。
未来の自分へ
元気ですか?
書けって言われて書いてるけど今の私には何を書いたらいいのか迷っています。
周りの友達は好きな人と上手くいったかとか自分の夢は叶ったかとか結婚はしてるのかとか書いてるって言ってたけど、私にはよくわかりません。
そもそも、親戚の人とか親とかじぃじ、ばぁばも私は長生きしないって言われてるしそもそも生きてるかわからない人に返事も返って来ないのに。
書かないと怒られそうだし、少なくても少ないって言われそうだからとりあえず書きます。
まだ、私は好きな人とかわからないけど、
周りの子みたいに好きな人はできましたか?
将来の夢?とか目標?は出来ましたか?
今の私にはよく分からないことも多いけど頑張っていこうと思います。
未来の自分も頑張ってください。
手紙を読んだ私は思わず苦笑いが込み上げる。思ったよりも重い内容だ。
さすが私というか、可愛げのない手紙だった。
返信も来ないく結局は自分しか見ないからと、当時の不安、ストレスがかなり詰め込んだのだろう。
過去の自分は手紙に返信を書かれるが無いと思っている。
なら、届くことはなくてもせめて書くだけ、と便箋に手を伸ばす。
小学生の私へ
おかげさまで元気にしてるよ。
たしかに、いきなり将来に向けて手紙を書けといきなり言われても思い浮かばないのはわかる。
ちなみに今でも好きな人はできてません。
「あなたは長生きできない」って耳にタコができるくらいに言われてたね。
懐かしい。
今ではそんなに気にしてないよ。
いずれみんなたどる道だし誰しもが分からない道だもの、そんな事気にしてクヨクヨ生きるより毎日を自分のために楽しく生きる方が良いって思えるから。
それまでは辛いかもしれないけど耐えて。
あと、あんまりマイナスなこと言う人の近くにいたって楽しくないんだから嫌だなって思うのならそこから逃げていいんだよ。
あなたに一つアドバイスをするのであれば、早めに家を出る事を勧めるわ。
好きな人がこれからできるかどうかはもう半分以上諦めてしまっているけど、今は必ず男女が惹かれ合うわけじゃないって広まってきてるし、好きな人が出来ない人も他にいるって学校でも学ぶ様になったみたいだから、これからもっと生きやすくなると思う。
それに、小学生の私には想像できないと思うけど、好きになれないと言っているのにこれまでに何人も何度も告白されたのよ。
びっくりでしょ。
たとえ人を好きになれなくても、物事に執着が湧かなくても心を許せる友達も、告白してくれる人だっているんだから自信を持って。
これかも頑張るから、あなたも頑張ってね。
未来の私より。
過去のこととその後を知ってる今だからこそ言いたい事は多く思ったよりも長くなってしまった。
こんな事をしても、過去の自分には届かない事は分かっているけれどそのままそこに取り残しておくには可哀想で書かずにはいられなかった。
あの頃の自分は他の子に比べて他人の気持ちを汲むことが苦手だと言われよく「友達を大切にしなさい」って言われてた。
その数年後には今度は真逆で「自分を大切にしなさい」と言われ、今でも「優しい」だとか「思いやりがある」だとか言われる事が多い。
今振り返れば、多分そんなこともなく子供同士の言った言わなかったで揉めている時に大人が歪んで捉えたのを間に受けてしまったのだろう。
大体そうなる時には学校で学力の高い子の発言が強く、私はお世辞にも学力が高いと言えないほど低かったから。
どんなにいい先生だとしてもそこは仕方ないと大人になれば思うところだが、当時は影響力のある大人に否定されてしまって相当不信感を持っていた。
大人になった今、これから関わる子どもたちにはそう思われない様頑張らなければと過去の自分に誓い二通を引き出しにしまう。
雲一つない寒空の下、私は部屋で荷解きをしていた、つけっぱなしのテレビからはお天気予報がながれ、リポーターと天気予報氏のやりとりが聞こえる。
「暦では立春を迎えましたがしばらくはまだ冷え込むんですね」
そう語るリポーターに実はですねと気象予報士がフリップを取り出し、立春と漢字では春と書いていますが暖かいと言うのとはまた違うんですよ、と話を続ける。
「寒さが極まり春の気配が立ち始める日を立春としたそうで実際に暖かくなるにはもう少し時間がかかりそうです。」
はい、ありがとうございます。
という言葉とともに画面がスタジオに切り替わる。
「昔の人は立春という言葉に、もうこれ以上は冷え込む事はないあとは暖かくなるだけと、そんな願いを込めたのかもしれないですね。」
リポーターの笑顔とともに、今週は以上ですまた来週お会いしましょう。とCMに切り替わる。
「ふー、やっとりと段落。」
大きい荷物や目につく小物たちを段ボールから出し私は折り曲げた腰を伸ばしながらつぶやく。
また、私はこの新しい家からスタートを切る。
「そろそろ、一旦休憩にしよ。」
目線の先にはキッチンでお揃いのマグカップにコーヒーを入れるパートナー。
砂糖とミルク入れとくよ~という声にお礼とじゃあここまでと言いながら前の家から持ってきた机に以前と同じ様に物を収納していく。
キッチンへ行くともうすぐだから座っててと促される。
言われるがままテーブルで座ると、お待たせとマグカップを渡し正面に座るパートナー。
小学校の頃の私もそれに返事した私もきっと想像していなかっただろう未来。
この人とこの先を歩みたいと、一緒に住みたいとこんなにも思う相手に出会えるだなんて本当に思ってもいなかった。
「なんかついてる?」
「いや、今日もかっこいいなぁって」
っと笑顔で返す。
「まーたそんなこと言って」
と何でもない顔を繕っているが目線がテレビの方に目線を移しつつ照れてる時の癖が出ている。
私は声にこそ出した事はないがこういう所が可愛くてとても好きだ。
私は笑みをこぼしながらさっき片付けていた机を見る。
彼女たちも今の私を見たら今までのことは無駄じゃなかったと思ってくれるのだろうか。
引っ越した机の中に
[その時の手紙はまだ大切にしまってある。」
[手紙が届いた。差出人の名前はない。]
差出人の名前はないが代わりに住所が変わっているため転送のハンコが押してある。
それを手にした私は思わず笑みが溢れる。
差出人の名前はないが、この便箋には見覚えがある。
これは小学生の頃の私からの手紙だ。
当時は二分の一成人式というものが流行っていて、先生が張り切って書かせていたのを覚えている。
きっと今この手紙がちゃんと届くということは、先生は今も元気なのだろう。
今の今まで手紙の存在すら忘れていたのに、手に取るとまだ開いてもないのに当時のことを思い出す。
後から友達同士で何かいた?と聞き合っていた。
ある人は堂々とまたある人は渋々、中には頬を赤らめている子もいた。
当の自分は?
と思い出を巡るが、周りの様子ばかりで自分については不思議と覚えていない。
開けようと手をかけた時に蝋封に目が止まる。
たしか、当時の担任が夏休みにヨーロッパに旅行に行ったらしく生徒へのお土産も兼ねてとの事だったが、今思えば一クラス分の蝋を海外から持って帰って、さらに職場に運ぶのは相当大変だっただろう。
私が通っていた小学校は大人となった今考えると先駆けとなる事をよくやる学校で、外国人の先生が定期的にきて交流したり。
そもそも校舎自体が将来的に介護施設にも対応できる様にとデザイナーが建築したものだったりと変わった学校だった。
当時担任は、昔の人が手紙の中身を見られない様に考えた物だと生徒たちに教えていた。
中身は担任も両親も見ない事を約束して、封筒と手紙を各自用意するか、先生の元から持っていって書いてくる様に、と。
蝋風もある程度時間かかるからか、書けた順に学校に持ってきて授業中に先生の机で押されていた。
最初の一通は当の先生で、授業中に皆んなの前で押される蝋封に説得力を感じたものだ。
かと言って、当時特に夢もなく何もなかったはずだから白紙と言うことはないにしても大した内容は書いてないだろう。
そんな風に考えながら1人部屋で封を開ける。
未来の自分へ
元気ですか?
書けって言われて書いてるけど今の私には何を書いたらいいのか迷っています。
周りの友達は好きな人と上手くいったかとか自分の夢は叶ったかとか結婚はしてるのかとか書いてるって言ってたけど、私にはよくわかりません。
そもそも、親戚の人とか親とかじぃじ、ばぁばも私は長生きしないって言われてるしそもそも生きてるかわからない人に返事も返って来ないのに。
書かないと怒られそうだし、少なくても少ないって言われそうだからとりあえず書きます。
まだ、私は好きな人とかわからないけど、
周りの子みたいに好きな人はできましたか?
将来の夢?とか目標?は出来ましたか?
今の私にはよく分からないことも多いけど頑張っていこうと思います。
未来の自分も頑張ってください。
手紙を読んだ私は思わず苦笑いが込み上げる。思ったよりも重い内容だ。
さすが私というか、可愛げのない手紙だった。
返信も来ないく結局は自分しか見ないからと、当時の不安、ストレスがかなり詰め込んだのだろう。
過去の自分は手紙に返信を書かれるが無いと思っている。
なら、届くことはなくてもせめて書くだけ、と便箋に手を伸ばす。
小学生の私へ
おかげさまで元気にしてるよ。
たしかに、いきなり将来に向けて手紙を書けといきなり言われても思い浮かばないのはわかる。
ちなみに今でも好きな人はできてません。
「あなたは長生きできない」って耳にタコができるくらいに言われてたね。
懐かしい。
今ではそんなに気にしてないよ。
いずれみんなたどる道だし誰しもが分からない道だもの、そんな事気にしてクヨクヨ生きるより毎日を自分のために楽しく生きる方が良いって思えるから。
それまでは辛いかもしれないけど耐えて。
あと、あんまりマイナスなこと言う人の近くにいたって楽しくないんだから嫌だなって思うのならそこから逃げていいんだよ。
あなたに一つアドバイスをするのであれば、早めに家を出る事を勧めるわ。
好きな人がこれからできるかどうかはもう半分以上諦めてしまっているけど、今は必ず男女が惹かれ合うわけじゃないって広まってきてるし、好きな人が出来ない人も他にいるって学校でも学ぶ様になったみたいだから、これからもっと生きやすくなると思う。
それに、小学生の私には想像できないと思うけど、好きになれないと言っているのにこれまでに何人も何度も告白されたのよ。
びっくりでしょ。
たとえ人を好きになれなくても、物事に執着が湧かなくても心を許せる友達も、告白してくれる人だっているんだから自信を持って。
これかも頑張るから、あなたも頑張ってね。
未来の私より。
過去のこととその後を知ってる今だからこそ言いたい事は多く思ったよりも長くなってしまった。
こんな事をしても、過去の自分には届かない事は分かっているけれどそのままそこに取り残しておくには可哀想で書かずにはいられなかった。
あの頃の自分は他の子に比べて他人の気持ちを汲むことが苦手だと言われよく「友達を大切にしなさい」って言われてた。
その数年後には今度は真逆で「自分を大切にしなさい」と言われ、今でも「優しい」だとか「思いやりがある」だとか言われる事が多い。
今振り返れば、多分そんなこともなく子供同士の言った言わなかったで揉めている時に大人が歪んで捉えたのを間に受けてしまったのだろう。
大体そうなる時には学校で学力の高い子の発言が強く、私はお世辞にも学力が高いと言えないほど低かったから。
どんなにいい先生だとしてもそこは仕方ないと大人になれば思うところだが、当時は影響力のある大人に否定されてしまって相当不信感を持っていた。
大人になった今、これから関わる子どもたちにはそう思われない様頑張らなければと過去の自分に誓い二通を引き出しにしまう。
雲一つない寒空の下、私は部屋で荷解きをしていた、つけっぱなしのテレビからはお天気予報がながれ、リポーターと天気予報氏のやりとりが聞こえる。
「暦では立春を迎えましたがしばらくはまだ冷え込むんですね」
そう語るリポーターに実はですねと気象予報士がフリップを取り出し、立春と漢字では春と書いていますが暖かいと言うのとはまた違うんですよ、と話を続ける。
「寒さが極まり春の気配が立ち始める日を立春としたそうで実際に暖かくなるにはもう少し時間がかかりそうです。」
はい、ありがとうございます。
という言葉とともに画面がスタジオに切り替わる。
「昔の人は立春という言葉に、もうこれ以上は冷え込む事はないあとは暖かくなるだけと、そんな願いを込めたのかもしれないですね。」
リポーターの笑顔とともに、今週は以上ですまた来週お会いしましょう。とCMに切り替わる。
「ふー、やっとりと段落。」
大きい荷物や目につく小物たちを段ボールから出し私は折り曲げた腰を伸ばしながらつぶやく。
また、私はこの新しい家からスタートを切る。
「そろそろ、一旦休憩にしよ。」
目線の先にはキッチンでお揃いのマグカップにコーヒーを入れるパートナー。
砂糖とミルク入れとくよ~という声にお礼とじゃあここまでと言いながら前の家から持ってきた机に以前と同じ様に物を収納していく。
キッチンへ行くともうすぐだから座っててと促される。
言われるがままテーブルで座ると、お待たせとマグカップを渡し正面に座るパートナー。
小学校の頃の私もそれに返事した私もきっと想像していなかっただろう未来。
この人とこの先を歩みたいと、一緒に住みたいとこんなにも思う相手に出会えるだなんて本当に思ってもいなかった。
「なんかついてる?」
「いや、今日もかっこいいなぁって」
っと笑顔で返す。
「まーたそんなこと言って」
と何でもない顔を繕っているが目線がテレビの方に目線を移しつつ照れてる時の癖が出ている。
私は声にこそ出した事はないがこういう所が可愛くてとても好きだ。
私は笑みをこぼしながらさっき片付けていた机を見る。
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