わたしと貴方とあなた

hikaru0217

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わたしの貴方との記憶

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わたしの貴方との記憶を思い返してみようと思う。
覚えている事も少しずつ減ってきているけれど、それでもいいから思い返してみよう。

些細な事ひとつひとつを、


たとえば、一緒に行った商店街も
意外と色んなものがあってワクワクした気持ちも
ついつい高めのリュックを買ってしまったことも

たとえば、雨の日にコンビニに行くときにわたしだけ傘をさして頑なに傘を使わなかったことも
何を買ったか覚えてないけど帰りもずぶ濡れになってたことも

全部の場所に何も思わなくなる日は来ないと思っていたけれど、意外とそんな日はやって来るもので、

意外と全然ちがうタイプの人を好きになってたりする。

そんな人生をみんな過ごしていたりするんだろう。


そんな穏やかに過ぎていたあの、冬の日も、春が来て、夏が当たり前に来るように、貴方との季節も巡ると思っていた。

わたしの記憶の中の貴方は、いつも、冷たい。
冬の中。
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