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第2章 少年期 邂逅編
第三十六話「人の命」
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どこだここは。
俺は何をしていたんだったか。
ナルシスを追っている途中、ランスロットと別れて……。
……あぁ、そうか。
ナルシスに見つかってしまったのか。
俺達に気づいていたんだろう。
目の前から姿を消したと思えば、まさか後ろに回り込まれていたとは。
「っ……! クソ、繋がれてんのかよ……」
ここは、牢獄のような場所だ。
周りが冷たい岩の壁でできているところを見るに、地下だろう。
森の中に地下牢があるのか。
ということは、
「――」
やはりか。
ここには、何人もの少女が捕らえられている。
何人かで一つの部屋っぽいな。
俺の部屋にも三人、少女がいるし。
うわぁ……。
これからどうしよう。
かなりまずいことになったな。
一刻も早く脱出しないと、皆に心配をかけてしまう。
生きて帰るとエリーゼに約束したし、何とかしてここを出なければ。
でも、どうやって?
手は鎖で繋がれているから、どうすることもできないぞ。
俺の力じゃ、鎖を断ち切ることは不可能だし。
「目が覚めたか、ガキ」
「おはようございます」
「あぁ、おはよう……じゃねえよ。
自分の立場分かってんのか?」
ノリツッコミあざす。
お前のこと嫌いじゃないぜ。
と言いたいところだが、明らかにやばい奴だろこいつ。
きっとナルシスのグルだな。
「僕はこれからどうなるんですか?」
「知らん。お前はナルシスさんが処分する。
他のガキは、奴隷市に出される」
奴隷市……。
ナルシスの言っていたことは本当だったんだな。
俺は奴隷市には出されないのか、良かった。
良くはないか。
俺だけ殺される可能性があるのか。
え、やだな。
「ナルシスさんが戻ってくるまで大人しくしてろよ」
「分かりました」
「……ちっ気持ち悪いガキだな」
心外だな。
まあ中身はアラサーだし無理もないか。
男の足音が、コツコツと響く。
遠くなっていく足音に耳を澄ませながら、少女三人組の方を見る。
「っ……!」
「大丈夫です、僕は敵じゃありません。
僕も捕まった身なので」
俺が少女たちの方に体を向けると、三人は抱き合うようにして顔を背けた。
少女の目の下には隈ができている。
相当困憊しているんだろう。
「大丈夫ですか?」
「……」
よく見ると、全員服を着ていない。
も、もしかして俺もフルチンなのか。
あ、よかった。
一応服は全部着てた。
そして、全員猿轡をつけられている。
まずはその猿轡を取ってあげたいけど、俺も俺で手枷が鎖で繋がれているからな……。
どうにかして手だけでも自由になれれば、色々行動の幅が広がるんだが。
まずはこの手枷をどうにかしなければならんな。
魔術で何とかならないかな。
あ、何とかなったわ。
魔力を込めた瞬間、パリンと音を立てて手枷が割れた。
馬鹿、そんな音出したら気づかれちまうだろ。
と思ったが、どうやら誰にも気づかれていないらしい。
見張りは他にもいるとは思うが、夜も遅いし寝ているのだろう。
この手枷にしても、見張りにしても、詰めが甘いな。
「ぷはっ……」
少女たちの猿轡を取り、口を解放する。
手枷もついでに外しておこう。
これで心持ちはだいぶ変わるはずだ。
「これで大丈夫です」
「あ……ありがとう」
「なるべく喋らないほうがいいでしょう。
地面に文字を書いて会話しましょう」
地面は土だ。
地下なのにおかしな話だが。
『あなたはどうして捕まったの?』
『あなた達を助けに来ている途中で
見つかってしまいました』
これだけの会話をするのに三分。
喋れないとこんなに不便なのか。
無理に言葉を発して気づかれるよりは幾分マシだ。
『ごめんね
私たちのせいで』
『悪いのはあいつらなので
謝らないでください』
この子達は何も悪くない。
悪いのはナルシス達だ。
『あなた達の他にも
捕まっている人はいますか?』
少女たちはうなずいた。
この地下牢にいる少女たちの命運が、俺に握られているというわけだ。
今、身体が自由なのは恐らく俺だけだろう。
他の少女たちは拘束されているだろうし、俺がやるしかない。
思わぬところで絶好のチャンスが巡ってきた。
言うなれば、ツーアウト満塁、代打俺ってとこか。
『何をするつもりなの?』
『ここにいる全員を助けます』
俺は少女たちに向けて、親指を立てる。
少女たちは困惑したような顔をした。
あれ、ここは「かっこいい!好き!」ってなるところじゃないのか。
まあ、普通に見たら俺はただのガキだしな。
なんにせよ、やるしかない。
「僕に、任せてください」
俺は地面の土を少し集めて、魔術を使う。
土塊は、一瞬で鍵の形に変形した。
「!?」
この程度なら、詠唱はいらない。
俺が創り出した鍵は、ちょうど鍵穴に差さった。
できるだけ音が鳴らないように、ゆっくりと鍵を回す。
少しだけカシャンと音は鳴ったものの、鉄扉を開けることに成功。
よし、ひとまず俺は脱出できた。
「すぐに出すので、待っていてくださいね」
三人を連れ出すと、少女たちの虚ろな目に、僅かに光が灯ったような気がする。
ただの土塊は、マスターキーに昇格した。
「……っ」
可哀想に。
俺の姿を見て、ブルブルと震えている。
これ、全員全裸で猿轡を付けられているのか。
奴隷市に出す準備は万全ってわけだ。
この子たちが市に出される前でよかった。
マスターキーで鍵を開け、中に入る。
「!」
「僕は敵じゃありませんよ。
あなた達を助けに来ました」
少女たちの手枷と猿轡を解き、牢屋の外に連れ出す。
あとどのくらいの少女が残っているのだろうか。
全員をバレずに助け出すのは、かなり難易度が高いな。
もう六人の少女を助け出したから、やるなら全員助けるしかない。
中途半端に助けるのは、絶対にダメだ。
途方もない数かもしれないが、今できるのは俺だけだ。
よし、この調子で他の少女たちも助け出そう。
「――おい、何やってる?」
「――!」
背後から聞こえたのは、さっきの男の声。
まずい、見つかった。
男は一人ではない。
さっきの男に加えて、もう一人大きな男がいる。
「お前、覚悟はできてるんだろうなァ?」
「……」
震えが止まらない。
やばい、何とかしないとこの子たちがどうなるか分からない。
男1は懐からナイフを取り出し、俺に向ける。
男2は腕を組んだまま気味の悪い笑みを浮かべている。
「ナルシスさんが来るまでは何もしないつもりだったが……。
手枷を解いて他のガキを逃がそうとするとはな」
「……魔術で簡単に解けるつくりにしたのが悪いんですよ」
「生意気なこと言ってんじゃねェ!」
男1に顔を蹴られた。
子供に手をあげたら、ランスロットが黙っていないぞ。
とか、冗談を言っている場合ではない。
「あがっ……!」
今度は、男2が俺の隣にいる少女を殴り飛ばした。
こいつら、許せねえ。
もう、やるしかない。
――殺るしか、ない。
「『火弾』!」
男1の鳩尾辺りに手を当て、俺は叫ぶように詠唱した。
男1は後ろに吹っ飛び、岩の壁に頭を強打した。
手に握っていたナイフが、衝撃で手から離れる。
「『氷破』!」
動揺している男2に、俺は追い打ちをかけた。
俺の放った魔術は、男2の体を吹き飛ばした。
そして、壁に突き刺さった。
「まっ……待て!」
震える右手を左手で押さえながら、男1に手を向ける。
「……『岩弾』」
――俺は初めて、人を殺した。
「うっ……ぶえぇぇぇ!」
男の喉から流れ出る血。
地面に広がっていく、赤い水たまり。
むわっと香ってくる、生臭い血の匂い。
俺は思わず、吐瀉物をぶちまけてしまった。
怖い。
臭い。
やってしまった。
いくら命の危険があったとはいえ、俺はこの手で人間を殺めてしまった。
手の震えが、足の震えが、止まらない。
魔物を初めて倒した時は、こんな気持ちにはならなかったのに。
「だ、大丈夫?」
「はぁ……! はぁ……!」
息が、できない。
あれ、呼吸ってどうやってするんだっけ。
前にも後ろにも、足が動かない。
この子たちの他にも、大勢捕らえられている子たちがいる。
助けなきゃ。
俺が、やらなければ。
「……大丈夫、です。
他の子達も、助けましょう」
動かなくなった男から目を背けて、地下の奥深くへ進んだ。
俺は何をしていたんだったか。
ナルシスを追っている途中、ランスロットと別れて……。
……あぁ、そうか。
ナルシスに見つかってしまったのか。
俺達に気づいていたんだろう。
目の前から姿を消したと思えば、まさか後ろに回り込まれていたとは。
「っ……! クソ、繋がれてんのかよ……」
ここは、牢獄のような場所だ。
周りが冷たい岩の壁でできているところを見るに、地下だろう。
森の中に地下牢があるのか。
ということは、
「――」
やはりか。
ここには、何人もの少女が捕らえられている。
何人かで一つの部屋っぽいな。
俺の部屋にも三人、少女がいるし。
うわぁ……。
これからどうしよう。
かなりまずいことになったな。
一刻も早く脱出しないと、皆に心配をかけてしまう。
生きて帰るとエリーゼに約束したし、何とかしてここを出なければ。
でも、どうやって?
手は鎖で繋がれているから、どうすることもできないぞ。
俺の力じゃ、鎖を断ち切ることは不可能だし。
「目が覚めたか、ガキ」
「おはようございます」
「あぁ、おはよう……じゃねえよ。
自分の立場分かってんのか?」
ノリツッコミあざす。
お前のこと嫌いじゃないぜ。
と言いたいところだが、明らかにやばい奴だろこいつ。
きっとナルシスのグルだな。
「僕はこれからどうなるんですか?」
「知らん。お前はナルシスさんが処分する。
他のガキは、奴隷市に出される」
奴隷市……。
ナルシスの言っていたことは本当だったんだな。
俺は奴隷市には出されないのか、良かった。
良くはないか。
俺だけ殺される可能性があるのか。
え、やだな。
「ナルシスさんが戻ってくるまで大人しくしてろよ」
「分かりました」
「……ちっ気持ち悪いガキだな」
心外だな。
まあ中身はアラサーだし無理もないか。
男の足音が、コツコツと響く。
遠くなっていく足音に耳を澄ませながら、少女三人組の方を見る。
「っ……!」
「大丈夫です、僕は敵じゃありません。
僕も捕まった身なので」
俺が少女たちの方に体を向けると、三人は抱き合うようにして顔を背けた。
少女の目の下には隈ができている。
相当困憊しているんだろう。
「大丈夫ですか?」
「……」
よく見ると、全員服を着ていない。
も、もしかして俺もフルチンなのか。
あ、よかった。
一応服は全部着てた。
そして、全員猿轡をつけられている。
まずはその猿轡を取ってあげたいけど、俺も俺で手枷が鎖で繋がれているからな……。
どうにかして手だけでも自由になれれば、色々行動の幅が広がるんだが。
まずはこの手枷をどうにかしなければならんな。
魔術で何とかならないかな。
あ、何とかなったわ。
魔力を込めた瞬間、パリンと音を立てて手枷が割れた。
馬鹿、そんな音出したら気づかれちまうだろ。
と思ったが、どうやら誰にも気づかれていないらしい。
見張りは他にもいるとは思うが、夜も遅いし寝ているのだろう。
この手枷にしても、見張りにしても、詰めが甘いな。
「ぷはっ……」
少女たちの猿轡を取り、口を解放する。
手枷もついでに外しておこう。
これで心持ちはだいぶ変わるはずだ。
「これで大丈夫です」
「あ……ありがとう」
「なるべく喋らないほうがいいでしょう。
地面に文字を書いて会話しましょう」
地面は土だ。
地下なのにおかしな話だが。
『あなたはどうして捕まったの?』
『あなた達を助けに来ている途中で
見つかってしまいました』
これだけの会話をするのに三分。
喋れないとこんなに不便なのか。
無理に言葉を発して気づかれるよりは幾分マシだ。
『ごめんね
私たちのせいで』
『悪いのはあいつらなので
謝らないでください』
この子達は何も悪くない。
悪いのはナルシス達だ。
『あなた達の他にも
捕まっている人はいますか?』
少女たちはうなずいた。
この地下牢にいる少女たちの命運が、俺に握られているというわけだ。
今、身体が自由なのは恐らく俺だけだろう。
他の少女たちは拘束されているだろうし、俺がやるしかない。
思わぬところで絶好のチャンスが巡ってきた。
言うなれば、ツーアウト満塁、代打俺ってとこか。
『何をするつもりなの?』
『ここにいる全員を助けます』
俺は少女たちに向けて、親指を立てる。
少女たちは困惑したような顔をした。
あれ、ここは「かっこいい!好き!」ってなるところじゃないのか。
まあ、普通に見たら俺はただのガキだしな。
なんにせよ、やるしかない。
「僕に、任せてください」
俺は地面の土を少し集めて、魔術を使う。
土塊は、一瞬で鍵の形に変形した。
「!?」
この程度なら、詠唱はいらない。
俺が創り出した鍵は、ちょうど鍵穴に差さった。
できるだけ音が鳴らないように、ゆっくりと鍵を回す。
少しだけカシャンと音は鳴ったものの、鉄扉を開けることに成功。
よし、ひとまず俺は脱出できた。
「すぐに出すので、待っていてくださいね」
三人を連れ出すと、少女たちの虚ろな目に、僅かに光が灯ったような気がする。
ただの土塊は、マスターキーに昇格した。
「……っ」
可哀想に。
俺の姿を見て、ブルブルと震えている。
これ、全員全裸で猿轡を付けられているのか。
奴隷市に出す準備は万全ってわけだ。
この子たちが市に出される前でよかった。
マスターキーで鍵を開け、中に入る。
「!」
「僕は敵じゃありませんよ。
あなた達を助けに来ました」
少女たちの手枷と猿轡を解き、牢屋の外に連れ出す。
あとどのくらいの少女が残っているのだろうか。
全員をバレずに助け出すのは、かなり難易度が高いな。
もう六人の少女を助け出したから、やるなら全員助けるしかない。
中途半端に助けるのは、絶対にダメだ。
途方もない数かもしれないが、今できるのは俺だけだ。
よし、この調子で他の少女たちも助け出そう。
「――おい、何やってる?」
「――!」
背後から聞こえたのは、さっきの男の声。
まずい、見つかった。
男は一人ではない。
さっきの男に加えて、もう一人大きな男がいる。
「お前、覚悟はできてるんだろうなァ?」
「……」
震えが止まらない。
やばい、何とかしないとこの子たちがどうなるか分からない。
男1は懐からナイフを取り出し、俺に向ける。
男2は腕を組んだまま気味の悪い笑みを浮かべている。
「ナルシスさんが来るまでは何もしないつもりだったが……。
手枷を解いて他のガキを逃がそうとするとはな」
「……魔術で簡単に解けるつくりにしたのが悪いんですよ」
「生意気なこと言ってんじゃねェ!」
男1に顔を蹴られた。
子供に手をあげたら、ランスロットが黙っていないぞ。
とか、冗談を言っている場合ではない。
「あがっ……!」
今度は、男2が俺の隣にいる少女を殴り飛ばした。
こいつら、許せねえ。
もう、やるしかない。
――殺るしか、ない。
「『火弾』!」
男1の鳩尾辺りに手を当て、俺は叫ぶように詠唱した。
男1は後ろに吹っ飛び、岩の壁に頭を強打した。
手に握っていたナイフが、衝撃で手から離れる。
「『氷破』!」
動揺している男2に、俺は追い打ちをかけた。
俺の放った魔術は、男2の体を吹き飛ばした。
そして、壁に突き刺さった。
「まっ……待て!」
震える右手を左手で押さえながら、男1に手を向ける。
「……『岩弾』」
――俺は初めて、人を殺した。
「うっ……ぶえぇぇぇ!」
男の喉から流れ出る血。
地面に広がっていく、赤い水たまり。
むわっと香ってくる、生臭い血の匂い。
俺は思わず、吐瀉物をぶちまけてしまった。
怖い。
臭い。
やってしまった。
いくら命の危険があったとはいえ、俺はこの手で人間を殺めてしまった。
手の震えが、足の震えが、止まらない。
魔物を初めて倒した時は、こんな気持ちにはならなかったのに。
「だ、大丈夫?」
「はぁ……! はぁ……!」
息が、できない。
あれ、呼吸ってどうやってするんだっけ。
前にも後ろにも、足が動かない。
この子たちの他にも、大勢捕らえられている子たちがいる。
助けなきゃ。
俺が、やらなければ。
「……大丈夫、です。
他の子達も、助けましょう」
動かなくなった男から目を背けて、地下の奥深くへ進んだ。
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