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7.性悪皇子(2)
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数刻後、図書館と広い廊下の掃除を終えた。床拭きはもちろんの事、棚周りの埃や窓の手垢など、一つ残らずピカピカにしないとメイド長に怒られてしまうので念入りに行った。
自分は掃除が好きだ。掃除でストレスを発散してしまえるほど好きなので、この仕事は天職だと思っている。いい仕事見つけたなあって天の恵みのように感謝したい。oh!神よ、我に幸福を感謝いたしますアーメン。
次の担当区域へ向かおうとすると、廊下でさっきの皇太子と鉢合わせした。げっ、またこいつか。
みんながやれ美形だハンサムだと騒ぎ立てているが、自分としてはどこがいいんだと思う。初対面でブス呼ばわりする男だぞ。ろくな奴ではないだろうと思う。まあ私は初恋の人以外は全く興味がないので、使用人の一人として当たり障りなく頭を垂れる。ぺこりとな。――ん?
頭を下げた際に何かが床に落ちているのに気づいた。皇太子の通り道だろうからあの人が落とした物だろうか。それに近づくと、ボロボロな人形が転がっていた。
へたくそ……と、なんとなく拾い上げる。狸だか猫だかわからないけど、こういうのを持ち歩いているなんて意外に可愛らしい皇太子なのかも。だって、この人形は明らかに子供が作ったようなものだし……なんて思っていたら、この人形には見覚えがあった。自分が昔作ったのと似ているような……
「触るな!ブスが!」
突然そばに来ていた皇太子サマにそれをひったくるように奪い取られた。それと同時にあまりに鋭い視線で睨まれたので、私はびっくりして固まってしまった。
「あ、あの……すんません」
居心地が悪くなって謝罪以外に何かを言おうとしたけど、皇太子サマの視線に気圧されて言葉が出てこない。目力がすごいのなんの。皇太子サマは無言でこちらをしばらく睨みつけると、舌打ちして踵を返してさっさと行ってしまった。私は硬直したまま、その後ろ姿を黙って見ていたのだった。
すごい形相で睨まれてしまった。しかもまたブス呼ばわりか。皇族なくせして口悪すぎだろ。まるで女という存在を忌み嫌っている感じがする。
よほど大事なものだったのだろう。そりゃあ勝手に大事なモノを触ったのはよくなかったけど、別に取って盗もうとしたわけじゃないし、すぐに届けようとしたんだいっ。
声だけ掛ければよかったかなと反省。でも二度もブスと暴言を吐かれた事は別だ。あの性悪皇子腹立つ。突然下痢とかになったり、足の小指を角にぶつけて悶絶する天罰が下ればいいのに。
*
「もうすぐダンスパーティーがあるんだって」
休憩中、一緒な職場で働く最近仲良くなったアンが、昼食を食べながら掲示板を眺めている。
「ダンスパーティー?」
アンと一緒に掲示板に目を向けると、二週間後にこの皇宮で夜会なる催しものがあるらしい。それも仮面舞踏会というもので、仮面をつけて素性がわからない相手とダンスを楽しむイベントだという。
へぇ、そんなハイカラな催しものが都会にはあるのかぁ。田舎で山育ちな私には全く知らないもので、都会というのはなんでも最先端だ。
そもそもダンスって盆踊りとどう違うんだろう。私のいたオリーブ村にはオリーブ音頭というものがあって、夏になるとみんなしてキャンプファイヤーの前で踊るんだけど、ダンスってようわからん。難しそう。どうすんだ。
「今回の舞踏会は私達みたいな平民も参加していいんだって。仮面をつけてだけど」
素性のわからない相手と食事とダンスを楽しんで、閉会と同時に仮面をとって素性を知れるという出会いを求める若い男女には人気なんだとか。
「もしかしたら素敵な男性はもちろん、貴族の方とだって踊ってお知り合いになれるかもしれないチャンスだよね。私達みたいな女は少しでもいい所に嫁がないといけないもの。楽しみっ」
「あー……でも、私……」
興味がないと言った方がいいだろうか。興味もなけりゃあ女っ気もない私だ。いつも周りの女の子達からは浮いた存在で、オリーブ村からも女扱いなんてされたことがない。そんな自分がいきなり女の子らしい事をして、誰が見始めてくれるというのだろう。恥をかくだけじゃないだろうか。
ノア君なら……私の事を見始めてくれるかもしれないけれど……。
「もーカーリィってば。せっかく女として生まれたのに、かっこいいハンサムなお方に憧れるって衝動はないのかな?」
「私にはどうしても過去の初恋の人にしか興味がもてないんだ。アンにも以前話した事があると思うけど」
ノア君以外は本当に興味がないし、女としてドキドキもときめきもない。このまま一生、ノア君以外の相手を好きになる事なんてのも恐らくないだろう。先の事なんてわからないし、好きにならない確証なんてないのに、そう思えてならないのだ。
それくらいあの人だけを一筋に想って来た。あの人以外と結婚だなんて想像がつかない。
「でもね、カーリィには悪いけど初恋って実らないものだよ。18歳になったんだから、そろそろ嫁入り前の女として新たな出会いを探しに行かないと。世間でいう行き遅れになっちゃうんだよ。いいところの相手にお嫁に行かなきゃいけない。世の中なんてそううまい話なんてないから……」
「たしかに、そうなんだけど……諦めきれなくて」
頃合いを見計らって身を固めて、オジーをそろそろ安心させたい気持ちはある。はやく孫を見せたい気持ちだってもちろん。だけど……やっぱり、あの人じゃないと嫌だなって。
「そもそも私、舞踏会なんて参加できないよ。着ていくドレスがまずないし」
万年貧乏暮らしで山育ち。女の子らしい格好をしたことがない私に、そんな華やかで綺麗なものがあるはずがない。スカートすらほとんど穿いた事がないのにドレスなんて夢のまた夢。
「あー……そうだった。ドレスっていう問題があったんだったね。私もドレス持ってるかなぁ。知り合いの貸衣装屋さんで安いの借りようかなぁ」
自分は掃除が好きだ。掃除でストレスを発散してしまえるほど好きなので、この仕事は天職だと思っている。いい仕事見つけたなあって天の恵みのように感謝したい。oh!神よ、我に幸福を感謝いたしますアーメン。
次の担当区域へ向かおうとすると、廊下でさっきの皇太子と鉢合わせした。げっ、またこいつか。
みんながやれ美形だハンサムだと騒ぎ立てているが、自分としてはどこがいいんだと思う。初対面でブス呼ばわりする男だぞ。ろくな奴ではないだろうと思う。まあ私は初恋の人以外は全く興味がないので、使用人の一人として当たり障りなく頭を垂れる。ぺこりとな。――ん?
頭を下げた際に何かが床に落ちているのに気づいた。皇太子の通り道だろうからあの人が落とした物だろうか。それに近づくと、ボロボロな人形が転がっていた。
へたくそ……と、なんとなく拾い上げる。狸だか猫だかわからないけど、こういうのを持ち歩いているなんて意外に可愛らしい皇太子なのかも。だって、この人形は明らかに子供が作ったようなものだし……なんて思っていたら、この人形には見覚えがあった。自分が昔作ったのと似ているような……
「触るな!ブスが!」
突然そばに来ていた皇太子サマにそれをひったくるように奪い取られた。それと同時にあまりに鋭い視線で睨まれたので、私はびっくりして固まってしまった。
「あ、あの……すんません」
居心地が悪くなって謝罪以外に何かを言おうとしたけど、皇太子サマの視線に気圧されて言葉が出てこない。目力がすごいのなんの。皇太子サマは無言でこちらをしばらく睨みつけると、舌打ちして踵を返してさっさと行ってしまった。私は硬直したまま、その後ろ姿を黙って見ていたのだった。
すごい形相で睨まれてしまった。しかもまたブス呼ばわりか。皇族なくせして口悪すぎだろ。まるで女という存在を忌み嫌っている感じがする。
よほど大事なものだったのだろう。そりゃあ勝手に大事なモノを触ったのはよくなかったけど、別に取って盗もうとしたわけじゃないし、すぐに届けようとしたんだいっ。
声だけ掛ければよかったかなと反省。でも二度もブスと暴言を吐かれた事は別だ。あの性悪皇子腹立つ。突然下痢とかになったり、足の小指を角にぶつけて悶絶する天罰が下ればいいのに。
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「もうすぐダンスパーティーがあるんだって」
休憩中、一緒な職場で働く最近仲良くなったアンが、昼食を食べながら掲示板を眺めている。
「ダンスパーティー?」
アンと一緒に掲示板に目を向けると、二週間後にこの皇宮で夜会なる催しものがあるらしい。それも仮面舞踏会というもので、仮面をつけて素性がわからない相手とダンスを楽しむイベントだという。
へぇ、そんなハイカラな催しものが都会にはあるのかぁ。田舎で山育ちな私には全く知らないもので、都会というのはなんでも最先端だ。
そもそもダンスって盆踊りとどう違うんだろう。私のいたオリーブ村にはオリーブ音頭というものがあって、夏になるとみんなしてキャンプファイヤーの前で踊るんだけど、ダンスってようわからん。難しそう。どうすんだ。
「今回の舞踏会は私達みたいな平民も参加していいんだって。仮面をつけてだけど」
素性のわからない相手と食事とダンスを楽しんで、閉会と同時に仮面をとって素性を知れるという出会いを求める若い男女には人気なんだとか。
「もしかしたら素敵な男性はもちろん、貴族の方とだって踊ってお知り合いになれるかもしれないチャンスだよね。私達みたいな女は少しでもいい所に嫁がないといけないもの。楽しみっ」
「あー……でも、私……」
興味がないと言った方がいいだろうか。興味もなけりゃあ女っ気もない私だ。いつも周りの女の子達からは浮いた存在で、オリーブ村からも女扱いなんてされたことがない。そんな自分がいきなり女の子らしい事をして、誰が見始めてくれるというのだろう。恥をかくだけじゃないだろうか。
ノア君なら……私の事を見始めてくれるかもしれないけれど……。
「もーカーリィってば。せっかく女として生まれたのに、かっこいいハンサムなお方に憧れるって衝動はないのかな?」
「私にはどうしても過去の初恋の人にしか興味がもてないんだ。アンにも以前話した事があると思うけど」
ノア君以外は本当に興味がないし、女としてドキドキもときめきもない。このまま一生、ノア君以外の相手を好きになる事なんてのも恐らくないだろう。先の事なんてわからないし、好きにならない確証なんてないのに、そう思えてならないのだ。
それくらいあの人だけを一筋に想って来た。あの人以外と結婚だなんて想像がつかない。
「でもね、カーリィには悪いけど初恋って実らないものだよ。18歳になったんだから、そろそろ嫁入り前の女として新たな出会いを探しに行かないと。世間でいう行き遅れになっちゃうんだよ。いいところの相手にお嫁に行かなきゃいけない。世の中なんてそううまい話なんてないから……」
「たしかに、そうなんだけど……諦めきれなくて」
頃合いを見計らって身を固めて、オジーをそろそろ安心させたい気持ちはある。はやく孫を見せたい気持ちだってもちろん。だけど……やっぱり、あの人じゃないと嫌だなって。
「そもそも私、舞踏会なんて参加できないよ。着ていくドレスがまずないし」
万年貧乏暮らしで山育ち。女の子らしい格好をしたことがない私に、そんな華やかで綺麗なものがあるはずがない。スカートすらほとんど穿いた事がないのにドレスなんて夢のまた夢。
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